【優月よしえの癒し空間】心に響く話し方セミナ ーin大阪

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2009.05.16
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カテゴリ: がんと共に

「余命1ヶ月の花嫁」 が今公開中ですね。
  みなさんはもうご覧になりました?


  本も出版されましたし、TBSのドキュメンタリーでもやってましたが…
  本屋さんで2~3ページめくっただけで
  私は本を閉じてしまいました。
  もちろんドキュメンタリーも観てません。

  つらい闘病生活があまりにリアル過ぎて

  ましてその方が今も生きているならともかく…




  がん患者が自身の闘病生活を綴った本を出版するのって
  よくある話しです。本を読んだ読者からは
  そこから命の大切さを学び、感動した…
  と言った感想が寄せられるわけです。



  しかし「余命1ヶ月の花嫁」も大きな反響を呼んでいる一方で
  同じ乳がん患者の間から
  大ブーイングが起こっているのも事実なんです

  なぜなのか??
  主人公のちえさんは精一杯生きて燃え尽きたのですから


  でもなぜかしっくり来ないのです。
  それはお涙頂戴の商業主義的なものをそこに感じるからでしょうか?

  ちえさんの言葉に
  「明日が来るのは奇跡」…という言葉があります

  私自身、この言葉にはとても共感しますし

  よくわかります。

  私は本を全部読んだわけではありませんから
  そんなえらそうな事は言えないのですが
  でも物語全体から受けるイメージは
  ただ悲しいお話…にしか感じられないのです。



  最初、ドキュメンタリーは
  余命を告げられてからのたった2日間だけの取材で
  構成されていたようですが
  その後、家族や友人達のインタビューを補足して
  出来上がったと聞いています。

  そこになにかしっくり来ない原因があるような気がします。
  同じ病で闘病している患者の間では
  美化し過ぎている…とか
  あまりに悲しい話しで凹んでしまった…
  と評判はよくありません


  特に余命1ヶ月…というところにみなさん引き付けられてるみたいですが
  患者にとっては、他人事ではないので
  この余命という言葉に敏感に反応してしまうんですよねf(^^;)


  どうせなら同じ闘病生活を送る患者さんに勇気を与える
  そんなお話しであってほしいです(^o^)丿

  でもそれでは利益を生まないのでしょうか??…


  ただ、ドキュメンタリーを観て
  命の大切さを再認識し、検診に出かけた…
  というような女性もいると聞いていますので
  それはそれで社会的貢献を果たしているのでしょうか??


  確かに“がん”の死亡率は高く怖い病気ですが
  不治の病ではありません。

  乳がんの場合、早期発見できれば
  5年生存率はぐっと上がり
  0期ならほぼ100% 1期でも95%です。

  そういう意味で検診の重要性が語られるわけで
  その辺のインフォメーションが抜けているような気がします。
  このお話しは病気の怖さだけをかなり強調してるような気がします。

  そして“がん”は怖い病気
  そんなレッテルを貼ってしまってるようです。

  一口に乳がんと言ってもいろんな種類があり
  進行性の強いものからのんびり型までいろいろ


  肺転移しながら10年以上
  今も元気にしておられる女性を私は知っています。


  でもそういうお話は映画にはなりにくいのかな?…






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Last updated  2009.05.17 13:21:12
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