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初冠雪となり、頂きにうっすらと白いものが・・・
文学散歩日和となった昨日は、かねてから希望していた彼の地、「富士には月見草がよく似合う」の名文を生んだ 天下茶屋 を訪ねる。
これは、お手伝いさせて頂いている三鷹でのガイドボランテイアの研修に参加の為であるが、その御厚意に甘させて頂く。

太宰は昭和13年の9月13日から11月15日までの3ヶ月間を、この 天下茶屋 で過ごし執筆をした。
この 天下茶屋 での逗留が、のちの太宰の生活と作品に大きな変化をもたらすことになり、これ以後の、太宰の作風が以前とは大きく変わり、かなり明るく安定したものになった、と言われている。太宰は、昭和13年9月13日からその5日後の18日に、美知子夫人とお見合いをした。
作品「富嶽百景」で
ここからみた富士は、むかしから富士三景の一つにかぞえられているそうであるが、私は、あまり好かなかった。まるで、風呂屋のペンキ画だ。芝居の書割だ。どうにも注文どおり景色で、私は恥ずかしくてならなかった。
三七七八メートルの富士の山と、立派に相対峙し、みじんもゆるがず、なんと言うのか、金剛力草とでも言いたいくらい、けなげにすっくと立っていたあの月見草は、良かった。
富士には、月見草がよく似合う。
とある。太宰が言ったように、富士はあまりにも完璧すぎるのかも知れないが、気持ちが良いので満足でした。ほうとう食べて美味しかったですし笑
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