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今晩が中秋の名月で15夜、明日が満月だそう。さて、先週から急に気温が下がって、びっくり。一時は最低気温が10度あるか、最高気温が20度あるかでしかも北風が冷たくて、本当に寒い思いをした。なんでも異常気象でシベリアからの寒気が降りてきているのだそう。10月こんなに寒かったっけという感じなの。今週は少しずつ暖かくなるらしいけれども、朝晩が10度ちょっとだとやはり寒い。日中はお天気が良ければ25度に近くなるかもという感じらしい。これからこちらにいらっしゃる方は少し暖かい物をお持ち下さい。私は大分衣替えをして、帽子、手袋、ブーツなど使えるようにしてある。追伸>最近、変なロシア語らしいコメントが入っていたのでコメントをブログ関係者でない方からはできないようにしてみた。まだ、入るようならば、コメント全面的にストップしてしまうかもしれない。残念だけれども気味が悪いし。
2025.10.06
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秋分を越えるとようやく涼しくなってきて、夏物を片さねばという感じになってきている。イタリアでは新学期も始まり、夏のヴァカンスから人々が街に帰って来ている。予定していた白内障手術をした。一月前に病院から来てくださいと言われても私の場合、仕事上都合をつけるのが大変なので、前もって予定を眼科の先生に入れて貰った。そのため公立病院ではなくて私立のクリニック。お金はかかるが、眼については非常に怖いので、春に手術が要ると分かってからいろいろ調べてみて、この先生であれば、という眼科で手術を受けた。同じ先生でトレッキング仲間が2年前に受けていて、安心かなと思ったのもある。この先生は、イタリアでもまだライセンスを持つ専門科が少ないフェムトレイシックも、従来の手術もなさる方。初夏に先生の勤める公立病院とクリニックで精密検査を受けて、レンズ注文。私は単眼レンズと先生がおっしゃり、近くにピントを合わせたいか、遠くに合わせたいか考えてください、とのことで、遠くはメガネをかけることにした。8月はほとんどストップしてしまうので、手術に必要になる血液検査や心電図なども7月中に行った。手術前は眼を朝晩特別の物でキレイにしたり、抗生物質の点眼液などで準備。手術前日は珍しい雷雨になったせいもあり、ほとんど眠れないくらいのドキドキさ。最初の手術は白内障が特にひどい右眼。麻酔は点眼だけだが、痛みは眼によるらしい。私は手術中、外から眼の圧力を感じた。で、1週間後、左眼。こちらの眼は手術後、かなり痛みを感じたが、後は順調。チェックは手術後の翌日と1週間後。そのあと一月後。昨日先生に検査して貰い、順調な回復を確認してもらった。手術後の点眼液も私は3種類だが、それも段々に少なくなるのでそれを確認。先生とはいつもメッセージで何かあればやりとりしている。ガタガタうるさいやつと思われているかもしれない。昨日運転のためのレンズを注文した。しばらくは慣れるまで時間がかかると思うが、転んだりしないように気をつけたい、と思っている。仕事も明日から復帰。
2025.09.26
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ジプシーとイタリアのプロのスリは昔から有名だ。私も昔やられたことがある。ジプシーは最近服装が良くなったので見分けがちょっと難しいが、女性が働いていて、ひとつは若い女の子たちのグループ。もうひとつは中年の女性たちのグループ。最近お客さんがやられたのは、後者で、物乞いをしているようにみせかけながら、鍵のついていたお客さんのかばんからお財布を盗んだ。鍵をどうやってあけるのか、知らないが、本当にすごわざ。お客さんの財布にはクレジットカードと現金だけ入っていたのが、不幸中の幸い。これでパスポートを盗られていたら、移動にも帰国にも困るところだった。プロのスリは、観光客のふりか、普通のサラリーマンとか、ローカルのヒトみたいに見えて、私たちのことをじっとどこかから見ている。ふっとしたスキをねらっている。怪しい人が来たらすぐに逃げる、また混んでいる場所は極力避ける。大事なものはお腹に入れたり、最小限のものをもって歩き、かばんは自分がいつもチェックできる場所にかかえる。今年は聖年になるので、スリたちも活躍のようだ。
2025.08.16
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8月15日をイタリア語ではフェラゴストという。聖母マリアの昇天の祝日になるのだが、実は古代ローマのアウグストス帝がもともと凱旋記念に8月一杯をお休み期間としたのがはじまりらしい。今では15日だけ。彼のお誕生日が8月だったからこの月はそういう名前になっているはず。さて、昨日午後のヴァチカン美術館でグループを連れていたときに、美術館も今日から3連休になるためか、職員が優しく、皆ブオン フェラゴストと声をかけてくれた。最後の職員は、毎日こんなところにいないで、海に行ったらと言ってくれたのが、非常に可笑しかった。私は海に近い所にいるので、行こうと思えば実は毎日でも行けるのだが、忙しいのと、お盆の時期は海も一杯になるのでよほど朝早くでも行かないと、ということで今月はちょっと無理。みなさまもどうぞ良いお盆をお過ごしください。
2025.08.16
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7月末にようやく試験が終わった娘がトリノに行きたいというので、8月の仕事の合間を利用して行って来た。8月上旬はもうすっかりヴァカンスのシーズンで交通機関の遅延がかなり心配だったが、今回は奇跡的にも問題なくスムーズに行った。しかも、ちょうど涼しい時期に当たって、なんと朝早くは少し寒いくらいの気温でびっくり。そんな時もあるのね。宿は節約ムードで、またちょっと試して見たかったB&Bチェーンのホテルで、少しだけ郊外のを使って見たら、思ったよりもちゃんとしてるし、市バスを使えば旧市街まで5駅くらい、15分と悪くなくて。私は騒音やうるさいと眠れないので、予め高層階や中庭か裏通りに面したお部屋を通常お願いするが、それもしっかり聞いてもらえて、2泊目はスペインのグループが入って来た時に廊下で怒鳴っている人がいたので、フロントにお願いして注意してもらって静かになり、ホッとした。で、何を娘は見たかったかというと、映画博物館。小さなときの思い出があってまた再訪したかったらしい。だが、今回は上の展望台からの山々の眺めは相変わらずだったものの、大きくなって来てみると、感動はかなり違っていたようだった。個人的には一度行ってみたかった郊外のヴェナリア宮に今回行けたし、旧市街のど真ん中にある王宮横のマダマ館が中世美術館のようになっていたのがすごい発見だったのでとても満足。8月はとっても忙しいので、これから怪我をしないようにまた体調を崩さないようにしながら頑張るつもり。今週末からまた暑さがもどる予報。皆さまもくれぐれもご自愛のほど。
2025.08.07
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7月1週目はひどく暑い週になったが、2週目は割に過ごしやすく、ほうと思っていたらまた暑さが戻り、今週は夏一番の暑さになるとか。私は9月の白内障手術に向けて検査をしている他、スコダのデイスプレイが故障したため中古のデイスプレイをゲットして車の修理屋にセットしてもらったものの、スコダに持って行かないとダメということで、もう面倒だからセットしたデイスプレイを外して以前のを取り付けて、中古のデイスプレイはまた売ってもらい、来年車を替えることにした。クルマって本当に面倒。ちょっと年期が経つといろんな所が壊れたりして。やはり次回はトヨタかしら。さて、息子と息子の彼女がしばらく家周りの仕事手伝いに来てくれていた。彼女とちょこっと話をした。彼女の姉妹とお母さんが春パリに行ったのだが、ルーブル美術館もオルセイ美術館も予約をいれていなくて、その場でなんとかできるかと思ったら出来なくてという。コロナ開けてからどこも爆発してるから、以前出来たことでも予約いれないとできなくなっているのは確か。私はどうしてもという場所は大体予約を入れる。だって、行ってダメだと残念でしょう。ということで、忙しい夏に向けて体力作り*単なるストレッチとウオーキングだが*と美味しい物を食べてスタミナつけているところ。みなさまもくれぐれもお大事に。
2025.07.21
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今年は雨の多い冬から春で、5月も割に過ごしやすかった。ところが、6月に入ってから急に暑くなり、今週は猛暑になっている。今朝の気温が23度、最高気温38度。朝一番はまだ過ごしやすいのだが、朝9時には30度になっていて、正午あたり35度だった。午後は大変。午前中も日陰を探して歩く。日影がない場合には日傘をさして歩く。水分補給と無理をしない。この気温では立っているのも大変だ。今朝のグループではお客さんの一人が歩きながら滑って転んだが、大事には幸いならずに済んだ。自分のことも含めて気を付けなければと思っている。長期予報では、今年は湿度のある暑さが2,3か月続くということだから、少し覚悟。
2025.06.29
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法王フランシスがなくなって、ブログを最後に書いてちょうど一月。パーフェクトな感動もののお葬式からコンクラーベとあっという間の5月だった。プライヴェートでは、コレステロール値が高いのでその検査や、眼科検診など、また仕事もわりに忙しくなってきたところ。コレステロール値は前から高いのは高いのだが、善玉も多いということでまだお薬は飲んでいず、昨年からオメガ3を飲み続けていたら、大分数値が改善し、とりあえず秋まで様子をみてまた再検査の予定。眼科検診では、右目の白内障が進んで、手術を秋にかんがえているところ。ちょっと怖いんだけど、いろいろ様子を聞いて、昨年手術をした友人が使った眼科の検診を今週に予定している。手術はまだまだと思っていたけれど、あっという間にすることになる日がくるなんて、と月日の経つのが本当に早い。追伸:今週からローマは気温がどっと上がるらしいので、いらっしゃる方は夏の準備かな。といっても今年はまだお天気が不安定だったりするので雨あるいは気温が急に下がったときの準備も必要。
2025.05.27
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何を隠そう、私は靴フェチ。昔から靴にはとっても興味があり、好きな方。亡くなった法王の棺は彼のリクエストで簡単なモノであることは知られているが、お靴に注目するとびっくり。長年、法王フランシスが使っていらした、古靴を棺のなかで履いていらっしゃるのを見た。世界のカトリックの長が、履き古しの靴で棺に入るとは。法王のシンプルさに感動する。ニュウスに依れば、法王が履いていらしてポーランド靴は、実は故郷アルゼンチンの靴やさんで、特別注文で作ってもらっている、オルトペデコ靴になるそう。彼の遺言により、棺もお墓もシンプルになるそうだが、実は、遺言では墓も、じかの地面に埋めてくださいとあったことは書いておこう。
2025.04.26
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報道されているように、昨日朝早くに法王が他界された。実は入院されていたときにも何度か危ない時があったそうだが、退院されても、まったくお元気そうではなかったので、大丈夫なんだか、と内心みんな思っていたと思う。大事な行事になるイースターを乗り越えて、月曜のパスクエッタ、小さなイースターに向うに行かれてしまった。2013年に法王になられてから、スペイン語なまりのイタリア語が非常にかわいらしく、シンパテイアの面では私にとっては一番の法王だったと言える。実は法王になってすぐに出た彼の笑顔の50セントコインを大事に保管しているくらい。明日から3日間サンピエトロ寺院内で棺に入っ法王の遺体を崇めることができるようになり、土曜日はお葬式。法王の墓は、もう準備されていて、*入院中にそういう話があったのは、本当だった*死期が近いと感じていらしたようだった、サンピエトロ寺院のグロッタという歴代の法王の墓があるところではなく、遺書にあるように法王が最も大事にしていらした、サンタマリアマッジョーレ寺院のパオリナ礼拝堂近くにシンプルなお墓が準備されているようだ。しばらくしたら、私もお墓参りに行こう。サンタマリアマッジョーレ寺院は、ローマの4大教会のひとつで、ここにも聖なる扉があるが、バロック時代の二人の法王が作らせた美しいクーポラをもつふたつの礼拝堂と、大祭壇の後ろにあるモザイクがとっても素敵なところ。名前の通り、聖母マリアに捧げられた世界でもっとも大きな教会。大祭壇の下に降りると、そこには有名な金のゆりかごがある。中にはイエスの生まれたゆりかごの破片が聖遺物として入っている。
2025.04.22
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すごっく騒がれるとあまりみたくないきもちになったりする。こう、静かにブームになったりする映画を観たい、と思う。という訳で、先日はフランスのオゾン監督の映画、イタリアでのタイトルは「sotto le foglie」葉っぱの下に。原題は「quand vient lautomne」つまり、秋が来るとき。で、ストーリーは簡単に言うと、田舎に暮らす年取った女性のところにあるとき孫と娘がやってくるのだが、娘と この女性はうまく行っていない。森にきのこを取りに行って娘に食べさせたら、食中毒になったことから、また以前からのわだかまりがあって、娘は母親に殺されそうになったと思っている。というところから始まって、人間の深いところにさぐりを入れて人物を描くという、なかなかぐさっとする映画だった。だからイタリア語のタイトルも間違っていないかな、と思う。ストーリーをばらしてしまうと面白くないので、是非チャンスがあったら見てみてというのが私の感想。
2025.04.17
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ストレッチングをしながらリハビリを続けている。階段から落ちてからこれで約3週間、腰の具合も大分よくなり、先日は近くの森で仲間たちとノルデイックの練習。あっという間に森の新緑がきれいになり、私の好きなジネストラ、エニシダが黄色の花を咲かせていた。ローマはもちろん観光客で観光スポットは混み合っているが、3月のハナズオウが終わりかけになって、その代わりに藤が満開。気温は最低気温が10度くらい、雨の時にはもう少し高いかも、最高気温は20度から23度。今日は残念ながら小雨の曇り日。風があると花粉症がひどくなるので、注意。来週はイースターの週になる。お天気予報はあまり良くないが、果たしてどうなるか。
2025.04.13
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先日インプラント作成のためのレントゲンを歯医者でとってもらい、歯茎は大丈夫ということで、今日は先生が歯茎にメスを入れたら、なんと大丈夫だったはずの歯茎の中が柔らかく、前に入れたインプラントの歯根部が動くじゃないかと。こういうことも10%の確率であるそうだが、インプラント歯根部回りがしっかりしないと、上に歯を乗っけても駄目だから、待ちましょうということで、入れたインプラントの歯根部を先生が取り、周りをきれいにおそうじして、傷口を縫って今日はおしまい。まだ縫った頭の傷もあるし、なんだか最近は縫ってもらうという事件が多いなと、ぶつぶつ。明日頭の傷は抜糸、歯ぐきの方は来週抜糸。インプラントって結構大変。お金も時間もかかるのね。歯医者さんの近所の桜の花がちらほらと道に舞ってきれいだった。春到来。しかし、今日は結構涼しかった。
2025.04.01
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今年の冬は温暖だったと思うので、寒さが戻るだろうと感じていた。毎年とっくりのセーターを洗うとまた寒くなったりしたから、今年は待っていようと思っていた。やはり一時の暖かさが嘘のように寒くなり、今朝はまたとっくりのセーター。気温はそう低いということもないのだが、やはりお日様が出ないと暖かくならない。昨日は降ったり止んだりのお天気の中、ドイツからのファミリーと一日過ごした。お子さんが途中コロッセオのマークが入っているカッパ*ポンチョ*をゲットしたりした。私は何年か前にゲットした裏のあるレインジャケットがとっても重宝している。先日朝の仕事前に階段から落ちて頭と腰を打ってしまった。そのまま仕事に出かけて帰りがけ、救急病院で検診してもらい、包帯を巻いて帰宅。幸い、問題はなかったが、腰が痛くしばらくはちょっと大変だった。ちょうどこれで10日経過して、腰はストレッチをしながらまた軟膏を塗りながら仕事もしているところ。朝のバタバタしている時間に猫のご飯を考えたりするのも良くなかったし、大きなブーツを履いていたから小さな階段を滑ってしまったということもあったと思う。今は良く反省し、仕事の朝は15分早く起きるようにしている。そういえば、今晩は夏時間になる。春は悩ましい。
2025.03.29
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明日からしばらく雨予報が出ているが、どんなものか。ローマは気候に恵まれたところで、雨といってもずっと降っているということはあまりない。先週はお天気がとても良く、朝晩は涼しいけれど日中は20度近くになって、玉ねぎの皮をむくように何枚か下に着ているものを脱がないと暑いくらいだった。フィレンツエは年に一度は仕事かプライヴェートかで行く。昔昔住んでいた時期もあるので、第二の私の街という気がしないこともない。念願のヴァザーリの廊下の修復が終わり、再オープン。予約をウフィッツイ美術館のサイトから入れて行って来た。ヴァザーリの廊下は20分おきにツアーがウフィッツイ美術館内の1階から出ている。待ち合わせはD19の部屋。ウフィッツイ美術館入場は廊下予約の2時間前になる。ウフィッツイ美術館は来るたびに修復が続いていて、まだ今も一部続いているが、大部分終わったのか。大分絵の配置が変わり、特に1階では絵を探すのに苦労したが、見ることのできる作品が増えたような気がする。ヴァザーリの廊下は本当はヴェッキオ宮殿からピッテイ宮殿まで続くものだが、私たちはウフィッツイ美術館からヴェッキオ橋の上を抜けて、ボボリ庭園まで抜けていく。楽しいのは、橋の上から金銀細工のショップを覗いたり、アルノ川を見たりすることができること。またメデイチ家が礼拝に廊下から参加した、サンタ フェリチタ教会の内部を廊下から見たり。3月始め、ウフィッツイ美術館は特に遠足や修学旅行の生徒で賑わっていた。ローマと同じ。でも夏はもっとだと思う。フィレンツエもローマ同様に一番寒いときはオフシーズンで人が減るので、混雑を避けたい方は1月のエピファニー後から2月始めをお奨めしたい。
2025.03.11
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本当は始まる一月まえくらいからお薬は飲み始めると良いらしいのだが、毎年、症状が始まってからようやくお薬を飲み始める。今年もついに季節が始まり、お天気予報に依れば、今は樹木による花粉で、レベルは中くらいだそう。私は何年も前からXYZALというお薬のジェネリックを使っているが、ひどいので朝一錠飲んで、夜また一錠。それに鼻スプレイ。それから花粉症のシーズンが私はとっても長いので、体を強くするために、マンガンと銅の液体を毎朝口に入れてしばらく。ということで、花粉症に悩む方、これからイタリアにいらっしゃる方はお薬をお忘れなく。追伸:今日のお天気は晴れ。気温は最低6度、最高17度。
2025.02.23
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雪国の母や妹夫婦が雪だという週に、私がいる場所では、朝寒かったものの、日中はお日様がでて暖かくなり、16度の気温。最近お天気が不安定なので、お日様がありがたい。申し訳ないような、しかし、夏の気温が懸念されるような感じ。2月に入ってローマの観光スポットは学生の遠足や修学旅行で非常に賑わって来た。昨日はコロッセオ前にフランス人の学生たちがすごかった。ということで、こちらにいらっしゃる方は前もってのご準備を。さまざまな有名スポットで入場したい場合には予約を入れていらっしゃることをお奨めしたい。トレビの泉は昨年クリスマス前に終わった修復後、泉に降りて行く場合には列に並ぶようになっている。時間や曜日によっては降りて行けないし、人がすごく多い場所なのであまり個人的にはお奨めしない。今のところは入場料なし。スペイン階段前の噴水、破船の噴水は修復に入ったため、お水なし。
2025.02.06
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この時期、1月20日から2週間は大寒と呼ぶらしい。しばらくこちらも比較的暖かな気温が続いていたが、そろそろ寒くなるのだろうか。最近雨が多く、またお天気予報がよく外れる。ノルデイックの先生が、今朝は雨なしというので森に出かけたら小雨がひどくなって、昔カナダで買ったウインドウジャケットみたいなのを持っていて良かったと、急いで着たり。冬はお天気も悪いし、出かけ不精になるけれど勇気をだして小雨でも出かけたり、多少運動をしたり人に会ったりしてなるべく活動的にしていたいと思う。一方では昨年の反省をしたり、税理士にもうじき提出するものを揃えたり、また情報更新や自分の勉強もぼちぼちしたり。春に特別リクエストが入っているのが、ローマのエトルリア博物館見学で、ここはものすごい量がある博物館だし、仕事で行くことがあまりないため、今少し勉強中。どのような話をしたら面白いか、何を見せたらいいのか、など自分が楽しみながら仕事ができればな、と思う。インフルエンザや風邪、またコロナが流行中。どうか、ご自愛のほど。
2025.01.28
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いよいよ2025年に突入。昨年12月24日に幕開けして、今年の12月14日に閉幕するまで、ローマは聖年ということになる。というのは、ローマには、ヴァチカン市国があるのでヴァチカンの行事をローマがお手伝いということになるわけ。聖年はもともと1300年に当時のボニファティウス8世が設けたもので、巡礼の方たちを迎え、ローマの4大教会に設けられている聖なる扉をくぐると罪が許されるというものだが、聖なる扉は聖年にしか開けられていない。今は小さな聖年は25年ごと、大きな聖年は昔通りに100年ごとにあるのだが、そのほかにも法王が聖年を設けることができる。今年は巡礼の方だけで、ローマに50万人の予約がすでに入っているらしい。それプラス、観光客。3月の観光シーズンまではまだ穏やかな雰囲気だが、日によってはかなり混雑しているヴァチカン市国。今年ぜひともという方は、良く調べていらっしゃることをお勧めしたい。何はともあれ、良い年になりますように。追伸>今年のお正月は30年ぶりに日本の母と妹夫妻のもとで、今回は娘を連れて過ごしたが、まだ時差ボケが治りきらないままにぼつぼつ仕事をしたり、友人に会ったり、ジャムを作ったりしている。
2025.01.12
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いよいよ師走の雰囲気が高まってきている中、待望のアルモドバルの映画、「ザ ルーム ネクストドア」を観て来たのでその簡単な感想。今年のヴェネツイア映画祭でレオーネ ドロ(金のライオン)賞は映画祭トップ賞らしい。を受賞したのだった。ヴェネツイア映画祭は毎年カンヌ映画祭とともに非常に話題になるのだが、今年映画祭に来ていたアルドモドバルがキレイなスモークサーモンのスーツを着ていて彼の白髪にマッチしていたし、彼の映画の感覚にも合っているなと思ったのを覚えている。さて、映画の原作は、アメリカの作家シーグリッド ヌネス作で、同じタイトルで邦訳されているようだ。彼女はドイツ人の母、父がパナマからの中国系移民で、NY生まれだとか。安楽死という難しいテーマをもとに二人の女性がどのように立ち向かったのか、というざっくり言ってしまうと、という話。最初、映画を観るまでこの二人の女性はカップルなのかと勘違いしていたが、過去にたぶんそういう仲の時代を持ったことのある、さまざまな意味で共感しあえる二人なのだ、と思う。アルモドバルの昔の映画ではちょっと特徴のある女性が多く使われていたが、今回は世界的にも認められている実力派の二人の女優、テイルダ スウイントン(彼女はナルニアの映画の中で雪の女王役をやっていて、ぴったりといつも思うのだが、近年ヴェス アンダーソンの映画に良く出演していた。)が安楽死を選ぶ、過去に戦争のレポーターをしていた女性役。テイルダに頼まれて安楽死する時に傍にいて欲しいという願いを聞き届けてあげるのが、ジュリアン ムア。彼女は売れっ子作家で、今つきあっている男性がジョンタトウーロ。(彼がどこかの映画でジゴロ役をやっていた記憶があるが、あれはウデイ アレン作だったか。彼もハンサムではないかもしれないけれど、味がある俳優)テイルダがしばらく会っていなかったジュリアンに過去の思いで話をしたり、またひどく疎遠な娘のことを語ったりする。何故安楽死するときに友人に傍にいてほしいか、というとレポータをしていた時代にも戦争で死ぬのは怖くなかった、傍に友人がいたからということで、他の友人たちに頼んでみたが、安楽死はまだ違法だからということで断られたのが、作家の勇気ある女性、ジュリアンがオッケーを出すのだった。撮影はNYとマドリッドで行われたらしいが、なんといってもとても素敵なカラフルなインテリアがアルモドバルらしい。話をあまりばらしてしまうと、日本公開は1月末とのことだから申し訳ないので、あまり言わないことにするが、最後にテイルダが亡くなってしまったあとに、疎遠だった娘がやってくる。これもテイルダがやっているのだが、私はこれを生命の木と呼びたい。私たちがいなくなってもどこかに私たちが残したものが受け継がれて行くのではないだろうか。お奨めの映画。
2024.12.13
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11月かと思っていたらあっという間に12月突入。師走は毎年クリスマスのお買いモノの人がすごいので実はあまり好きではない。今年はもう11月末からたとえばバチカン近くの私お気に入りのショッピングストリート、コラ デ リエンツオはばたばたしていた。今年はいつもの後宮食料品やさんのカストローニと冬シーツを買いに出かけ、後は娘と彼女の冬セーターを屋台でゲットした。さて、あんなに忙しかった仕事も冬のオフシーズンはかなり減るので、ここぞとばかりに友人に会ったり、講座を受けたり、展覧会に行ったりする。今年は、やってみたかったノルディックウォーキングを近くの森で始めてみたが、思ったよりも結構難しい。こんなに難しいならやめようかとも思ったが、ここであきらめるのはもったいない、何故ならストックをゲットしてしまったから、やるものはやってみよう。教えてくれる先生Lは、なんとローマ旧市街でもともと彫刻家また金銀細工の職人さんの家族で、日本人の彫刻家のお友達が奈良にいるらしい。彼女の森にあるワークショップには、日本の能面があったりして。寒くなると、また日没が早くなると少し元気がなくなる私だが、なんとか冬の時期を乗り切りたい。
2024.12.04
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今年も10月最後の土曜日から日曜日にかけて冬時間になり、日本との時差はまた8時間。毎回、時計の針を一時間動かすたびに少し時差ボケというかそういったずれが自分の中にできて、慣れるまでに一週間かかる。ようやく慣れてきて、あっという間にもう11月半ば。最低気温も大分低くなり、冬物もそろそろかなと思えば、日によってはまだ日中は暖かく、山間では雪が降った場所もあるらしいのに、と思う。10月から11月にかけて、亡くなった人が多く、ちょっとびっくりしていた。私と同じ歳くらいの歯医者さんが急死。ツアコン時代の同期の女性がひとり。フレスコ画の先生をしている友人の娘さん。釈迦楽さんのお母様。人の命はあまりにも短く、あっけない。特に今の時期はなんだか寂しい。今のうちにできることをしておかなければ、と思ったりするこの頃。インフルエンザや風邪がひどく流行っている。どうぞお大事に。
2024.11.19
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秋だから晴れの日と曇り、雨が交代に来る。ちょうど私たちが出かけた日は前日雷雨だったが、朝はすっきり晴れ上がって素敵な秋晴れ。ボルセナの街には寄ったこともあったし、湖は例えばトスカーナ南部に行くときにいつも通りがかりに見ていた。が、今回は春から秋にかけてだけ運航の島めぐりに挑戦してみた。といってもお天気が悪いと当日運行されないこともあるため、朝電話してくださいと言われていた。最悪運行されない場合には街廻りをしようと話していたが、大丈夫運行しますとのことだった。イタリアで5番目に大きな湖には有名なボルセナの街の他にも、マルタやカポデイモンテがある。島めぐりの船はカポデイモンテ出発。島はふたつあって、ビゼンテイーナとマルタナ島。ビゼンテイーナ島は近年プライヴェートツアーを行っているので、次回はそちらにも参加してみたいと思う。お天気の良い日は空と湖の色がとっても美しく、島も湖に映って絵のよう。ツアーは約1時間で簡単な説明がイタリア語である。ツアーを終えてからカポデイモンテの小さな船博物館に寄り、(週末の午前中のみ開館)ここで発見された古い古い船を見たり、説明を聞いたり。この辺は歴史が古いところで、エトルスク人たちが住んでいたことは分かっているが、実はもっと古そう。旧市街の高台を歩き、お昼ごはん。午後はボルセナの街へ。高台にあるお城が現在考古学博物館になっていて、なかなかの見ごたえあり。しかし、目が悪くてまた照明が暗くてよく読めないのが残念。あとでネットで調べよう。ボルセナの街はもともと今のオルヴィエートにいたボルシーニ族が追い出されて住み着いたところと言われている。ボルシーニ族は、エトルリア人の一民族らしい。旧市街は非常に綺麗になっていて、ボルシーニ人の誇りがまだうかがえる。ボヘミア出身の司祭がミサの間にイエスの奇跡に疑いを持ったためにワインが血になって祭壇を汚した奇跡の証が残る、有名な聖クリステイーナ教会は日曜日午後で閉まっていたため、見られず残念。しかし、ボルセナの街を含めて湖は非常に美しく、観光客がみんなローマに行ってしまうのがよく分からないくらい。
2024.10.25
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秋もいよいよ深まりつつ、お天気も不安定なこの頃。水曜日はローマのテイブルテイーナ駅とテルミニ駅区間の工事に問題があったらしく、イタリア中の新幹線や電車がキャンセルになったりものすごい遅延で本当にびっくり。仕事がない日でよかったと思いきや、昨日は朝は問題なかったのに、帰りの電車が3時間遅れで、やれやれ。理由は海岸沿いに竜巻があり、パラグライダーが電線にひっかかったとか。ということで、夏の疲れやストレス解消と久しぶりに近所にある野外の温泉に出かけてみた。ここはローカルな昔からの湯治場で、問題はお湯の温度が割に高く、通常のイタリア人には熱過ぎ。日本人の私にはちょうどいいくらいだが、お湯の温度は野外だからその日によってもかなり変わる。今朝は、小雨がぱらつく中だったが、港もみえるし、遠くにはアルジェンタリオも見えて悪くない日。お湯の温度は、先日は47度だったらしいが、今日は少しぬるめかな、という感じ。何故なら昨晩雨が降ったかららしい。お湯につかりながら、(もちろん混浴だから、水着)ローカルな人たちの話を聞くのが楽しい。あるおばさんは心臓検査の話、また別のおじさんは、畑をしているひとなので、もうじきワインのブドウの収穫、あと20日したら今度はオリーブオイルのオリーブの収穫、と楽しそう。個人的には温泉はまだちょっと早かったかなとも思ったが、また行こうと実は思っているところ。
2024.10.04
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暑かった夏が今年はあっけなく終わり、まだ日中の日差しの中に夏が多少感じられる時間があったとしても、もうそれは真夏のものではない。毎年特に季節の変わり目はさまざまだけれども、今年は秋到来が早目かなと思う。9月はじめの30度35度はもうなく、日中の気温は25度くらい。お天気が良いと午後気温が上がることはあっても、朝晩は今日本に比べるとかなり低めで、最低気温は15度くらい。昨年は10月始めにまだ麻のものを着ていた記憶があるけれど、*こちらの人はひとそれぞれに勝手な格好をしているからあまり季節外れでも恥ずかしくはない*今年はあっという間に涼しくなってきているから、もう今週末時間のあるときに衣替えを計画している。またお天気が不安定なため、急にお天気が変わって雨になることもあるから、要注意。私は朝着込んで出て、暖かくなったら少しずつジャケットをとったりして過ごしている。携帯の傘は常時持ち歩き。ヨーロッパ中部に洪水をもたらした悪天候はイタリア中部地方でも被害をもたらし、ボローニャからアドリア海寄りも洪水。電車も不通だったようだ。
2024.09.21
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今年の夏は本当に蒸し暑かった。気温自体は昨年よりもたぶん少し低めだったかもだが、蒸し暑さで辟易。倒れないようにと仕事をしていたが、お盆の週は胃腸の痛みからひどい頭痛と、ちょっと大変だった。やはり暑さと疲れが来ているのかもしれない。或は熱中症にかかっていたのか。とりあえず、食べるものに気を付けて、水分をなるべく摂るようにしながら、お盆の週を乗り越えた。週末から気温が下がるとか、雷雨とか言っている割に曇っているだけで、雨はまだ。少なくとも蒸し暑さが去ってくれるとありがたい。夏休みに入っているレストラン、ショップが多い。この暑さではと休みに入る所もあるようだ。タクシーも数が少なくなっているのか、時間帯によってはなかなか捕まりにくい場合がある。移動には時間の余裕をもって、また是非行きたいようなレストランがある場合には予約をお奨めしたい。
2024.08.18
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さてさて、暑さが続いています。月曜日ローマは39度、昨日は38度、多少今週は気温が減少傾向らしいけれども、大体お盆くらいまでは35度くらいが続く予報らしく。朝の涼しい時間で25度くらいだから、こちらにいらっしゃる方には日傘、お帽子など、のご準備をお忘れなく。また、夏は毎年のように地下鉄の工事があるため、このような状況になっているのでご注意ください。8月10日から25日までA線テルミニ駅バッテイステイーニ駅間閉鎖代替バス運行予定スペイン駅7月15日から10月3日まで閉鎖オッタヴィアーノ駅7月22日から9月9日まで閉鎖
2024.08.01
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憧れの大理石のすり鉢をついにゲット。いつもお買い物に寄るコラ デイ リエンツオ通りのカストローニでも石や木のすり鉢が売られていたし、カンポ デイ フィオリの朝市でもオリーブの木の物は見たのだが、洗いやすいかもという理由で、オステイエンセ駅裏のEATALYにて大理石の物をゲットしてみた。先日さっそくジェノヴァ風ペストを作ってみたのだが、結論としては、もう一回り大きいものだとたぶんすりこぎをもっと回しやすいと思った。が、大理石だから、大きいともっと重いし、お値段ももっとするから、とりあえずはこれで良しとしよう。で、どうやって使うのかとユーチューブでチェック。材料。バジリコの葉たくさん。 あら塩少し。 にんにくかけら。 パルメザンチーズ。 松の実。(入手しにくい場合にはクルミやアーモンドでも) バージンオリーブオイル。まずバジリコの葉を洗う。水気を摂り、なるべくタオルなどで乾かす。すり鉢にニンニクを細く切ったものを入れる。ニンニクは中の芯はとる。そこにあらしおを入れて、すって行く。バジリコの葉を少しずつ入れて行く。そこに少しずつ松の実を入れて行く。またバジリコを入れて、すりながら松の実を加えて擂る。かなり力が要るが、すり鉢の下にふきんを置くと、擂り易い。最後にパルメザンチーズを加えて、またすりこむ。出来上がりにオリーブオイルをかけて出来上がり。評判は上々だったので、またやってみようと思っているところ。
2024.07.28
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昨晩ついにパリオリンピック始まりましたね。暑い南国で汗をかいている私には、寒空の雨降るパリはなんだか、うらやましいような感も。しかし、今回のセーヌ河を使っての選手入場はなんだかパッとしなくて、選手たちの姿もあまり見えないし、ロマンチックなセーヌ河がかわいそうという気が。そうそう、後から聞くと、イタリア選手たちの衣装はあの、90歳になるジョルジョ アルマーニ作。雨でも大丈夫なようにちゃんとフードまでついているそう。ベストショットを後からみると、聖火を灯した気球が上がっていくのはなかなか良かった。以前フランス大使館がローマのファルネーゼ宮殿傍のテベレ川でやはり気球を使って川向こうのヴィッラファルネジーナを結ぶ架空の橋を浮かせた風景をふと思い出した。しばらくは、オリンピックのニュースが楽しみ。追伸:今の時期ローマはとっても暑いので、パリの風景や水泳を見て少し涼みたい。
2024.07.28
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梅雨のじめじめした暑さも大変かと思うが、昨日のローマは最高気温が日陰で38度になった。さすがに日向にはいられないので、なるべく日蔭を探して歩く。しかも仕事帰りの電車は一時間遅れ。気分が悪くなった乗客がいたらしい。救急車待ち。帰宅してぐったりだったが、シャワーを浴びて少し元気になる。これで少しは涼しくなるのかと思いきや、なんとまた来週はまだまだ暑いらしく。ピッコ最高に暑いのが来週水曜日木曜日くらいになるらしく、日陰で39度が予想だとか。今年は小さなアイスクーラーを準備したので、ひどい日には持って出ようかと考えている所。みなさまもどうかお大事に。
2024.07.12
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ローマあるいはローマ周辺の教会を回ると、こんな床模様にめぐり合うことがよくある。中世にローマの職人さんの名前からコスマと呼ばれている模様だが、実は床だけでなく、例えばキオストロなどにも使われた、もともとはビザンチンあるいはアラブからくる幾何学模様を言う。(アラブでは例えばグラナダのアルハンブラの装飾にも見るように、実際の像を作ることができないため幾何学で表現すると聞いている)コスマは、実際には大理石職人のヤコポ デイ ロレンツオの息子だったらしい。私が特に好きなのは、サンジョバンニ ラテラノ寺院のキオストロだ。使われている大変美しい色大理石は、実は皇帝の宮殿などに使われていた貴重なものがはがされて再利用ということになる話は一応書いておこう。また、皇帝たちは地中海沿岸に自分たちの素敵な石が採れる石切り場をもっていたことも。中で一番高価なものは、濃い赤色の斑岩、エジプトで採れたもので、非常に硬い石であるらしい。あまりにも硬いために彫り方がわからなくなっていた時代もあったとか。次に高価なものが、パボナゼット。紫のまだら模様のが特徴。トルコの内陸部で採れたために非常に運搬にお金がかかったそう。私は床フェチだからよく床ばかり見ているが、ローマの教会床巡りというのも楽しいかもしれない。
2024.06.27
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先週は湿度が75%に気温36度というすごい日もあったのだが、週末から月曜日にかけては雷雨もあったりしてかなり過ごしやすいお天気。ある朝はあまりの寒さに海辺を歩けないくらい。今朝は海も滅茶クチャきれいで、ちょうどよい気温というのはこういう感じか、という過ごしやすさ。気温は26度、湿度は45%だった。これからは夏らしい気温になるとまた暑いなあ。日本もそろそろ梅雨入り。お体にお気を付けて。
2024.06.26
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季節の変わり目、皆様お元気でしょうか。今年の5月、ローマはかなりお天気が不安定で、どちらかというと涼しめだったかも、と言える。で、好天気になったかと先週は34度になっていたのがまた変わって、今週は雨が降ったり晴れたりという変わりやすいお天気になっている。昨日は最高気温28度くらい。朝はかなり過ごしやすかった。午後気温が上がって湿度があったのでちょっと暑かったがまだまだ。真夏はこんなものではないから。昨日は歯医者さんのグループとご一緒だったが、お客様の中で脚が痛くなって。。という方がいらした。旧市街は歩くので、また石畳がぼこぼこしているからなるべく底のある、履きやすいスニーカーがお奨めだが、特に夏場は汗などで出てしまうから水分補給とカリウム、マグネシウムなどを摂る必要がある。今週末からはまた暑さが戻るそう。元気に夏を迎えたい。
2024.06.12
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目を閉じて今でも最初に思い出すのが優しい丘陵の風景。360度の丘陵を見ながら街を降りて行く。心がおだやかになる風景。街は特徴ある赤い凝灰岩で出来ていて、旧市街は歩くだけでも楽しいのだが、あえて是非とも見たいのが、考古学博物館:今のヴォルテッラの街よりずっとずっと大きかったエトルリア時代の街。4倍とか。そのエトルスク人たちの棺の数が半端でなく、600以上らしい。ピナコテカ(絵画館):近年修復が終わった、ロッソ フィオレンテイーノによる、キリスト降架が印象的。ローマのスペイン階段上にあるトリニタ デイ モンテイ教会には、ダニエレ デッラ ヴォルテッラのやはりキリスト降架があるが、こちらの迫力には負けるか。ローマ劇場:ローマにはギリシャ劇場跡が残っているが、(マルケルス劇場)内部は今激変しているのでこういった劇場は非常に参考になる。シェーナと呼ばれる舞台背景が木や石で作られていたのをここでしっかり(ここは石)見ることができ、また内部には入れるので楽しい。古代エトルリアの街に住む私には以前から憧れの街だったので、今回とっても満足。行くのが不便だが、機会があったらお奨めしたい。
2024.06.02
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昔流行ったヴァンパイヤの物語、映画「トワイライト」の中でヴァンパイヤの一族、ヴォルトウリ族の本部があったのが、このヴォルテッラの地下。だから街に入る前にとってもとっても素敵な丘陵を通っていくのだけれども、街のシンボルとして今使われているのがこの話にでてくるマンホール。旧市街の中心広場近くにはこのマンホール、トンビーノがあるので見逃せない。しかし、私がヴォルテッラに行きたかったのはトワイライトの舞台になったからでは実はなくて、古代エトルリアのとっても大きな街だったために彼らの足跡が多少なりとも見られるのでは、と思ったから。通常海から少し離れた丘に街を作っていったエトルリア人たちが、何故ここまで内陸に街を作ったのか。(実際には、古代エトルリア人といっても街ごとに異なる民族であったので、必ずしも海の近くに街があった訳ではない)ヴォルテッラには今でも郊外の地下に有名なアラバスターという石が採れるところがある。私は今までアラバスターというのは、光を通すことができる大理石の一種だと思っていた。ここに来るとアラバスターと簡単に言っても様々な種類があるということが判明。実際には、日本語では雪花石コウと呼ばれているもので、硫酸カルシウム石膏で出来た石。塩の一種とも言えるらしい。沢山の種類がある中で、特に普及している4種類が、スカリオーネ:透明感ある白が特徴で、ときどきグレー色の筋模様がある。アガタ:琥珀色だが、様々な色合いがある。バルデイリオ:色合いはグレーから茶色で、筋模様がよく入る。白大理石:光沢のある白が特徴。もともとはエトルリア人たちが骨ツボや棺などの彫刻に使っていた素材になる。私は古い教会の窓のガラスの代わりにこのアラバスターが使われていたのを見て来た。その場合にはアガタの、特徴ある琥珀色が印象的だった。今でもこのヴォルテッラの地下ではアラバスターが掘り出されいていて、街の中には沢山の工房、またショップがある。またエトルリア時代からの伝統なのか、金銀細工のお店も非常に多かった。以前の新聞記事を思い出したが、エトルリア人の街として有名なこのヴォルテッラに住む人たちのDNAを調べ、古代エトルリア人たちが言われていたように東洋から入ってきた民族ではなくて、実はアウトクトネつまり土着であったということが分かっている。ハイシーズンに入って街の中はドイツ人からフランス人が非常に多かったが、良いなと思うのは、観光客の他にも実際にまだまだ旧市街の中で暮らしているローカルな人がいて、ラビリント通りなんかを抜けて行くと洗濯物が干されていたりまた中心広場の裏にあった小さな小さな食料品屋さんに入ると地元人が朝のお買い物をしていたり。次回のブログでは私が気に入ったスポットを紹介したい。
2024.05.22
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5月もあっという間に半ばに入り、いよいよ夏の日差しになって来た。しばらく不安定なお天気で、雨が降ったり寒かったりまた暑さが戻ったりと言う感じだったのが、ようやく落ち着いてきたかなと思う。今年のGWはかなり大型だったので、しばらく仕事がかなり忙しかった。自分へのご褒美をときどき作ることにしていて、今回は随分前から行きたいと思っていたトスカーナのヴォルテッラまで足を伸ばしてみた。クルマで行ってもかなり運転しないとダメだし、電車でもピサ手前のチェチナからバスになる。まあいろいろ方法はあると思うけれど、いつもながら自分にとって一番簡単な方法がイイと思う。バスの時刻をチェックして今回も冒険。問題だったのは、電車の線が一部不通になっていたため、その区間は代替バスが運行。電車、代替バス、電車、ということでチェチナまで行くのだが、一体この代替バスって信頼できるのか、次の電車との乗り継ぎはうまく行くのか。結果は、大丈夫だった。代替バスの運転手も優秀だったし、いつもながらになんとかなるもの。チェチナからヴォルテッラまでの路線バスは本数が少ないからそれも心配だったけれど、チェチナの旧市街を少し歩いたり、ヨーロッパのいろんな場所からの観光客と話をしたりしてバスまでの時間を過ごし、パンクチュアルなバスにしっかり乗れた。ヴォルテッラについてはまた次回のブログで。
2024.05.14
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今年もスペイン階段にツツジの鉢植えがセットされ、昨日のローマのお誕生日にはアヴェンテイーノの丘にあるバラ園もオープンしたはず。先週はお天気が良かったために花粉症が爆発していたが、今週の不思議な天候に今は治まっているような感じ。気温がぐっと下がって、最低気温が10度以下、最高気温が20度にならない。*先週は最高気温が30度近くだった*ということで、今週中にイタリアにいらっしゃる方は要注意。しかし、また今週末から気温は上がるような予報は出ている。
2024.04.22
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毎年冬物を仕舞始めると寒さが戻る。今年も例年同様だった。仕舞かけた冬物は半分そのままにして、お天気もまだいまひとつだから様子をみよう。さて、かなり忙しめの3月だったが、合間にしばらく会えなかった友人と展覧会に行くことができたり、おしゃべりしたりできて良かった。展覧会のひとつは、終了直前の、ヘルムート ニュウトン展。アラ パチスでやっていたので、しばらく寄らなかったアウグストス帝霊廟跡の工事をちらりと見たりした。ブルガリがスポンサーで、2026年オープンらしい。ヘルムート ニュウトンは、アメリカ人かと思っていたらドイツ生まれのユダヤ人だった。幼い頃に大変な思いをしたようで、実はセルフ メイド マンだったのね。一緒に行った友人は中国語を話すイタリア人のM。ローマの高級ブテイックにお勤めしながら、ヨガの先生を目指し、さまざまなホビーがあって、非常にエネルギッシュ。もうひとつ、とっても良かった展覧会は、メルラーナ館でやっているアントニオ ドンギ展。彼は、スクオラ ロマーナになる1900年代初めの画家で、ちょっとバルトウスを彷彿させる画風だが、風景画はもっと静かな感じで、今回感動ものだった。一緒に行ったのは、もと高校の先生のBだが、彼女の勉強ぶり、また博識にはいつも感心する。今回もヴィンスコンテイの映画からマリオ プラツの本などいろいろ教えてもらった。昨日お昼ご飯を一緒にしたのは、先日ケンブリッジから帰ってきた研究家のL。なんとローマ旧市街のど真ん中に住んでいる。何を研究しているかというと、国際関係。今回はお互い図書館から抜けて、ユダヤ人街での軽いランチ。ユダヤ風のアーテイチョークにフォカッチャ、デザート。こうして私の3月は終わりそうだ。お天気が不順だったせいか、風邪も花粉症も大変だったが、今回復中。季節の変わり目、皆様もお大事に。そうそう、日曜日は復活祭です。ブオナ パスクワ。
2024.03.30
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3月に入ってしばらく寒さがもどり、雨が多かったがこのところ朝晩はまだ寒いものの、日中はジャケットなしでもいいかもというくらいの気温になってきた。どっと遠足や修学旅行の学生が増え、にぎわりかえっているローマの街。少し久しぶりにトレヴィの泉にあるいつもバルで、バリスタのDに会うと、ひどく元気がない。花粉症が爆発してよく眠れなかったらしい。爆発のときには、本当につらい。私もよく分かる。今年は2月の少し暖かかったときに、私はいち早く花粉症が始まって、まだピークではないが、(雨が降ってくれたので)このところ風が強い日があったので街は大変だと思う、いろんな物が飛んでいて。今年はベルギーの会社、PURESSENTIALに注文をしてハーブの鼻スプレイやローラーを準備した。ローラーは鼻の周りにくるっとすると、息がしやすくなるというもの。風が強いときには、マスクをして歩くことにしようと思ったりしている毎日。花粉症の方、お大事に。
2024.03.18
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強風がしばらく続き、花粉症が酷くなっている。幸い、マスクやマフラーで多少は防げるが、抗ヒスタミンを飲んでいてもくしゃみ、目がうるうるの状態。先日はグループのお客様で、イタリアでやはり花粉症がひどくなり、お薬やさんに寄って処方箋の要らないものを出してもらった。通常花粉症に悩む方は、イタリアでも花粉症がかなりあるので、お薬はお持ちになった方がベター。今年は暖かな冬がしばらく続いていたが、案の定、冬に少し逆もどり。お天気予報をみると、北イタリアでは雪が降ったところがあり、アルプスの山は真っ白。スキーに行きたくなる。ということで、お店ではもう春物夏物が並び始めたが、まだしばらくは冬物が必要。かわいそうに、春の準備をしていた植物もびっくりしていることだろう。お隣のミモザはかなり葉っぱになってしまったし、フォロロマーノの桜もすっかり葉桜。インフルエンザだったローマ法王もまだ風邪気味のようだ。皆さんもどうぞお大事に。
2024.02.28
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関東は雪が降ったそうだけれど、こちらは相変わらずの温暖気候で、反対に水不足が懸念される。朝晩は冷えるが、日中の気温が昨日午後で16度くらい。お客様とフォロロマーノを歩いていて先日から少し芥子の花が咲いていることに気が付いていた。昨日、そういえば、と八重桜の木を見ると、なんともう花が咲き始めていた。やはり暖かいので、季節をお花も間違えているようだ。そういえば、花粉症がぼつぼつ始まったようだから、花粉症もちの方はお薬をお忘れなく。こういう年は突然復活祭くらいに雪がふったり、寒さがもどったりするのが怖い。今年の復活祭は3月の最後の日曜日で、ちょうど夏時間に変わる日にぶちあたる。だから今の時期はちょうどカーニバルにあたり、来週の曜日でおしまいになる。石畳に散らばる色とりどりの紙ふぶきを見ながら、またお菓子屋さんに並ぶカーニヴァルのお菓子を見ながら、今年もまたカーニバルになったと、つくずく。
2024.02.07
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新年明けてから気になっていた映画を観に行っている。さて、今回は昨年カンヌ映画祭で話題になっていた(なぜかというと、日本の役所さんが男優賞を取ったヴェンダースの映画だから)パーフェクト デイズ。日本ブームなので、映画館では宮崎駿の邦題「君たちはどう生きるか」がこちらでは「少年とサギ」というタイトルになっていて、トップらしい。また、イザベル ユッペール主役の映画、「日本への旅」という映画も出ている。さて、本題のヴェンダースの映画。あらすじはご存知のように毎日渋谷の公衆トイレを掃除する男性の暮らし。といったもの。この男性をなんと役所さんがやっている。ヴェンダースといえば、昔彼の「パリ、テキサス」という映画を観た。ライ クーダーのギターがとっても風景に合って素敵だったのを思い出した。この風景は実はヴェンダースが好きなアメリカの画家、エドワードホッパーに非常に影響を受けているそう。今回、この新作を観ながら、ふと風景やシーンにマッチするとてもグッドな音楽と、ヴェンダースならではの画像にうっとり。懐かしい浅草の地下鉄の中にある居酒屋。いつも通りながらこんな所で食べたり飲んだりするんだ、と思っていたスポット。亀戸神宮近所にあるボロアパートにある主人公の部屋は外側からは想像できないくらいにミニマムだが、結構お洒落。彼の趣味。本を読むこと、音楽を聴くこと、写真を撮ること、小さな植物を育てること。なりげない日常に小さな喜びを見つける、彼の生活。映画を観ながら、おそらく何か暗い過去を忘れるためにわざとトイレ掃除をして体を使っているのかも、という感じはした。渋谷の公衆トイレは、主人公の清掃服にあるように、東京公衆トイレプロジェクトで作られた、有名建築家の作品だとか。これって、東京オリンピックに向けて準備していた一環かな、とも思った。最後に主人公が読んでいた本に、フォークナーの「野生の棕櫚」と、幸田文の「木」があった。また私も沢山の本を読みたいな、と思ったりした。お奨めの映画のひとつ。
2024.01.22
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クリスマスからコロナに罹ってしばらく会えなかった友人に少し久しぶりに遇った。そういえば、今の時期はコロナやインフルエンザがひどく流行っている。この友人は、とっても軽いコロナで、熱は一日、咳もちょっとだけ、すぐに良くなったが陰性にはやはり1週間くらい、かかったようだった。イタリアでは、コロナでもマスクFFP2をしていれば、よほどひどくない限りは出かけられる。が、容態がひどい場合には自宅療養などが勧められている。この友人がコロナから完治してからトレッキングのグループとウンブリアで年末年始を過ごした。サンジェミニという良いお水の産地の近くだったそう。そこでトレッキング中、あるロミ-タ(隠遁地)を訪ねたそうだ。ウンブリアは、アッシジの聖フランチェスコが生まれた州で、フランチェスコは、地方のさまざまな教会を直して回っていた。そういった聖フランチェスコゆかりの土地で、その後長い間放棄されたいた場所を或るお坊さんが25年かけて少しずつ手を入れて行った場所を友人たちは訪ねた。そのお坊さんが2年前に亡くなって、今は若いお坊さんが世話をしている。そこで心温まる歓迎を受け、お話を聞き、美味しいお昼ご飯をいただいたのだとか。良い話だなあ、と感心し、またメニュウを聞いたので、次回私もやってみよう、と思っている所。イタリアはカトリックの国なので、宗教にとても結びつきが強い。私の友人の弟も、以前は銀行勤めだったが、突然お坊さんになった人がいる。修道院の厳しい生活は私には無理だけれど、そういった心ざしを持つ人にとても興味がある。また機会があったらお話を聞いてみたい。
2024.01.10
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北陸地方にはまだ余震が続いていて、本当に油断できない様子。早く落ち着いてくれることを祈っています。さて、昨日仕事で歩きながら、ローマ旧市街にあったクリスマスツリーやプレセピオ*イエスキリストの生誕の場面を再現する場面*などが片されていた。そうそう、カトリックの国では三賢王の礼拝の祝日になるエピファニーの1月6日が終わると片付け始める所が多いのが、習慣。ベッドの横に靴下を子供たちが5日の夜に下げて、良い子は贈り物のお菓子、悪い子は石炭をもらうのだが、それは箒に乗った魔女が持ってくる。そういえば、今年のエピファニーには、クリスマス市が戻ったナボナ広場に魔女がやって来たのだった。クリスマスの飾りは昔から好きだけれども、ケジメをつけようと我が家の飾りも片付け始めた。今年は新年明けから震災や事故、また戦争は続いているし、落ち着かないけれども、周りに感謝を忘れず、前向きに頑張ってみようと、思っている。またどうぞよろしくお願い申し上げます。
2024.01.10
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田舎暮らしのため大晦日の夜中は少し高台にある家から見る花火がとても綺麗だった。毎年のように発泡ワインを開けてパネットーネをいただいて新年を迎えた。元旦の朝には母や大学の友人からいち早く地震や津波警報の知らせで大驚きした。大きな地震だったので、イタリアでもテレヴィなどでニュウスが流れ、友人たちから日本の家族の安否を聞いてくれる、ありがたいメッセージが入っていた。2日の初仕事の際にもいつも行くバルなどで日本の様子を聞かれたが、テクノロジーの日本の建物は耐震が多いからあまり被害が出ないのではという意見が多いようだった。ところが、羽田の事故にもビックリしたが、後になって建物の下敷きになって亡くなったり行方不明が多かったりしたことが判明し、心を痛める毎日。雪国の母や妹の所は問題なかったが、義弟の母上の古い家の蔵の壁が落ちたり、また地震があまりにも多いためコワくてガスが使えないとかで、困っているようだった。義弟が差し入れを届けに行っているようだ。余震はまだ続いているようだから、安心はできない。しかし、寒い雪国で避難生活は大変だと思う。一刻も早い復旧を祈りたい。追伸>2024年からバチカン美術館入場のシステムが変わった。ヴァウチャーの種類にも依るが、名前がヴァウチャーに入っている場合には、パスポート原本が必要になるので注意。なお、昨年末からコロッセオチケットも名前入りになった。こちらの方は、パスポートのコピーでも大丈夫のようだ。
2024.01.06
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今年は長かったコロナがようやく落ち着いて、波はあったものの、忙しかった時は本当に忙しく働いた、と思う。その一方、ここ何年かの間に他界した人や、母を含めて元気だった人の状態に変化が起きたりしたことから人の生について少し考えることがあり、元気でいられる時間は思ったよりも短く、だから動けるうちになるべく動いてみようという思いが非常に強まった。自分の中で何かが弾けたのかも知れないし、子供たちが大きくなって自分が動くことが可能になって来た、ということもあるかも知れない。とにかく、近場から中距離という感じでちょこちょこ小旅行が出来た一年だった。冬から春にかけては近場のトレッキングから近所の中世の街ヴィテルボを何度か訪れた。春先にはミラノのボッシュ展覧会からフェッラーラでやっていたとっても素敵なフェッラーラのルネッサンスという展覧会を観に出かけた。女性の日には、日帰りでフィレンツエまで。イタロのタダチケットがあったのでお金のかからない旅ができた。またリクエストが多いワイナリーやチーズ工場の開拓を近場でした。素敵なスポットを発見。夏は、久しぶりにトリエステからアクレイアなどに。アクレイアは須賀さんも書いている。床モザイクの教会があり、古代ローマ時代は非常に重要な場所だったために遺跡が残る。考古学博物館が良かった。またシエナの大聖堂の床模様(年に2回だけ見ることが出来る)を観に出かけた。シエナも本当に久しぶりだったが、気になっていたヤコポデラ クエルチャの彫刻を観にサンジミアーノにも行けた。しかし、夏場は本当にどこも人が多くてびっくり。できたらシーズンオフがお奨め。秋には大学入学のお祝いで娘とウンブリアのフォリーニョからスペッロというとっても可愛い街に。また12月のふたりのお誕生日祝いではルッカに行って来た。仕事では遠出は少なかったが、オルヴィエートやアッシジに足を伸ばした。私の中では旅は人生において非常に大事な部分を占めている。旅の中で会う人たち、また風景やアート作品に大きなエネルギーを貰っている、と感じる。来年は自分の体調調整をしながら、バリバリの一歩手前で働き、(もうそんなに若くないんだから)たくさんの良い本を読み、素敵な映画を観たり、気の合う友人に遇ったりしたい。今年も私のつたないブログを読んでくださり、ありがとうございました。少しずつまた旅のお話や出会ったユニークな人たちのこと、楽しい本や映画のお話ができたらとは、思っている。
2023.12.24
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今年のカンヌ映画祭で話題になっていて、一体いつ公開されるのか、と個人的に待っていた映画、「ラ キメラ」をついに観ることができた。この映画は、若手女性映画監督アリチェ ロルワケル作、脚本も彼女、の作品で、今年のカンヌ映画祭ではパルマ ドロ賞候補になっていた。お話は、ざっと言ってしまえば、若い英国人男性が主人公で、彼のもと恋人の思い出から彼が関わるトンバロリつまり墓荒らしグループの冒険とでも言うべきもの。年代は、1980年代になるそうで、だから今の墓荒らしのように技術的にはまだ道具もプリミティブな時代。私が興味を惹かれたのは、映画の舞台になった場所が、古代エトルリア文化の栄えたスポットであるため。ちょうどローマ北からトスカーナ南部には、今でもエトルリア地方と言われる地域があり、実際に山歩きをしていると沢山のお墓に出会う。撮影場所は、トスカーナ南部のモンテアミア-タ辺りから、モンタルチーノ、ラツィオではタルクイニア、ブレラ、チビタヴェッキアなどとなっていた。お話は非常にミステリーで、最後この英国人が深い墓に落ちてしまうところで終わり、そこでもと恋人に会う夢を見る。ひょっとしたらもう以前いた世界には戻れないのかも知れない。もと恋人の着ている手編みニットからほどける赤い毛糸を頼りに彼は恋人にまた遇えるかもとひそかに思うのだが。赤い毛糸からすぐに連想するのは、ギリシャ神話に出てくる、クレタ島のアリアンナ。ミノタウルスを殺すために来たテセウスが迷路に迷わないように糸を渡す。監督に依れば、糸は物理的に繋がっていることを意味している。私が住む所は、このエトルリア文化が非常に栄えた場所で、息子が地元の高校に行っていた時には同級生の家族に代々の墓荒らしが何人かいた記憶がある。勿論、公に墓荒らしとなっている訳では勿論なく、表上は市役所に勤めていたり、映画のようにバルをやっていたりする。映画のタイトルになるキメラは、一度アレッツオだか、コルト-ナの考古学博物館でエトルリア時代のブロンズ彫刻を見たが、通常はフィレンツェの考古学博物館蔵になる。架空の動物で、ギリシャ神話に出てくる。ライオンの頭と山羊の胴体、蛇或いは竜のしっぽを持つ。また、怪物の総称にも空想、妄想を表すことばにもなるらしい。これも、監督に依れば、キメラが暗示しているのは、捕えようとしても捉えられないこと、ものだとか。映画の英国人の若者は、荒らされていない墓を見分ける能力があるらしく、その墓に当たると気を失ったりする。というのは、もう2千年以上経っているために墓は墓と見分けがつかない場合がよくあるため。この映画が日本で上映されることを祈りながら、少なくともキメラの素晴らしい彫刻を観に、またミステリーなエトルリアにいらしてください。この女性監督は今まで聞いたことはあったが、作品を観たことがなく非常に興味深い作品を作っていると、感じた。これからの作品に期待できそう。
2023.12.20
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毎年のことだが、クリスマスのお買い物で街はすごい混雑になり、クルマの運転も通常よりもさらにアグレッシブになる。買い物を思い出し、ヴァチカン近くのコラ デイ リエンツオ通りに出かけた。平日にも関わらず、高級食料品店のカストローニ本店はたくさんの人が買い物をしていて、おう、と改めてビックリ。私はいつもの乾燥ポルチーニと味の素の餃子だけ。近所の薬屋さんには、毎年手作りのクリスマスツリーがかかり、この季節だけにおかれるプレゼント用のグッズが増えてひどく楽しい。思わずバルセロナからクリスマスに帰宅する息子カップルにツリーの形をした箱に入ったハーブテイーをゲット。また、昨日はオステイエンセ駅裏のEATALYに寄り、クリスマス用お菓子などを買ってみた。可愛い箱に入ったシチリアのクッキーセット。美味しいかな。というわけで、今月はお誕生日のケーキやらチョコやら、お菓子やらとお腹の調子がおかしいけれど、お買い物の楽しみを少しだけ味わうこの頃。
2023.12.19
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母の誕生日が11月なのと、ちょうどオフシーズンに入ってくるため、昨年同様に11月半ば一時帰国をした。昨年はローマ羽田のイタリア航空直行便が始まって間もなかったのとまだコロナが日本では明けていなかったために、乗客は本当に少なくてびっくりだった。今年は行きは超満席、帰りは約95%の満席率。しかし、昔と異なるのは、乗客の60%は外国人観光客。行きに隣にいたスペインからの小グループは、今回日本は2回目。しかも、入国時に便利な免税のQRコードをしっかりダウンロードしてきていて、手伝ってくれと言われていたので、荷物を待ちながら一緒に機械に読み取らせてあげた。また、今回行くのは京都から金沢、東京だが、京都に荷物を送るので、良い宅配を紹介してくれと言われて、最近は皆慣れていると感心。昨年同様に北国の母の様子を見たり、私の白内障検査をしたりしてあっという間に時間が過ぎた。会うことが出来た友人もわずかだったので、会えなかった友人たちには申し訳なかったし、残念だったが、元気でいればまた遇えるんだからと思う。今朝は少し久しぶりに朝のツアーをしたが、大分ローマも閑散期に入ったかというくらいに混み方が違っていた。またクリスマスの飾り付けが賑やかになっていた。そうそう、ナボナ広場には久しぶりにクリスマス市。風邪は今回ひどく長引いて、まだ声がすこしカスレているが、しっかり治さなくてはと心を改めているところ。季節の変わり目、皆様もお気を付けて。
2023.11.30
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ブログ仲間であり、(私は偉そうに言えた立場ではないけれども)また大学のゼミ仲間の釈迦楽先生からコメントにあったようにイタリアの気候が急変して、気温がかなり下がった。また集中豪雨があって、特にトスカーナ地方では洪水、浸水の場所があったようだ。そのために亡くなった人がまた出た。(またというのは、前回も、エミリアロマーニャでの集中豪雨で、亡くなった人が出ているから)昨日いた美容院では経営者がもっているトスカーナのお店は街浸水のために、市のおふれがでて、何日かお店を開けられなかったとか。街に水が入って街の人たちが動けなくなっていたようだ。先週から実は娘からたぶん風邪をもらって、しかも強風の中を大勢のグループの質問に答えるということをやっていたので、風邪がひどくなり、まだガラガラ声状態が続いている。気分的にはもうかなり元気だが、咳が出るのと、後は鼻水。暖かいスープを作って、ハーブテイーを飲み、頑張りたい。皆さまもどうかお気を付けて。秋は油断できないかも。
2023.11.05
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