日日映画是好日

SOUSUKEHAN

小学校2年の時に「007ロシアより愛をこめて」を映画館に連れて行ってもらって観て以来の洋画ファン。TVの地上波、BSで日々放映されてる映画。ありがたいことに無料で視聴できる。それらの１作品１作品をここに記録しておく。あくまでも個人の保存用記録である。https://twitter.com/sousukehan

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髪結いの亭主

カテゴリ：シネマ

◆髪結いの亭主◆
2024年1月20日　BS松竹東急にて放映

フランス映画のラブストーリー。

12歳のアントワーヌは両親と兄の4人暮らし。髪が伸びてなくても理髪店に通った。男専用の理髪店を営むシェーファー夫人の店～アントワーヌは彼女の強い体臭と時おり頬に触れる豊満なバストが好きだった。父親に将来はシェーファー夫人と結婚したいと言ったら平手打ちされた。しかしある日シェーファー夫人は鎮痛剤の飲み過ぎで半ば自殺のような形で亡くなった。

中年に差し掛かったアントワーヌはある男専用の理髪店の前を通りかかると、中には女性が一人で切り盛りしていて～アントワーヌは入っていくと彼女に予約が入ってるから30分後に来てと言われ～その間、アントワーヌは表の家の陰から中を見ていると誰も店には来なかった。30分後に再び店に行ってシャンプーと整髪してもらって～

アントワーヌは突然、彼女に「結婚してください」と言った。彼女は無反応だった。そしてアントワーヌは金を支払って店を出た。

3週間後、アントワーヌはまた彼女の店に行った。帰り際に彼女から結婚を承諾しますと言われた。彼女の名はマチルド～以前に勤めていたこの理髪店のオーナーが引退するので店を引き継いでと言われ、譲ってもらったのだ。

アントワーヌとマチルドの結婚式は店で行った。アントワーヌはアラブ音楽に合わせて踊るのが好きで、この日もマチルドと踊った。

店はそれなりに繁盛して、マチルドが切り盛りし、アントワーヌはソファに座ってるだけ～たまに客の相手をしたり、嫌がる子をなだめたり～二人はほとんど外出することもなく～この店に居るだけで幸せだった。

結婚して初めてちょっとした口喧嘩した夜も、酒を飲もうとしたが酒がない。仕方なくオーデコロンとアルコールを混ぜたり、シェービングローションを混ぜたり～それでカクテルを作って飲んで、アラブ音楽に合わせて踊った。

マチルドはアントワーヌに「愛してる振りだけは絶対にしないで」と言われていた。しかしある日、客足が途絶えて、外は夕立、マチルドは裸足のまま買い物してくると言って出て行った。アントワーヌは後を追わなかったが、マチルドは濁流の川へ飛び込んで自殺した。遺書には「あなたが死んだり、私に飽きる前に死ぬわ～」などなどが書かれていて～マチルドは幸せの絶頂にあるうちに自死しようと決めていたのだ。

マチルドはもういない店、アントワーヌが店のソファに座ってると、髪と髭が伸びたアラブ系の客が入って来て、アントワーヌは頭を洗い、客が椅子に座ると、アラブ系の音楽をかけて踊り出した。客は自分たちの音楽なので踊り方を指南して、アントワーヌが上手く踊るので褒めたり～踊り終わって、もうすぐ家内が帰って来るから待ってて言った････

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