Zero Areas

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2006.02.26
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カテゴリ: ヨタ話
父の郷里、鹿児島は立身出世の国であるが、私が小さい頃から言われていたのは、
「偉くならなくてもいいから、人に恥ずかしくない人になれ」
というようなものだった。
例によって寡黙な性質の父から教えてもらったというか、厳命は左程は多くなく、あとは、
「嘘をつくな」とか「人を傷つけるな」とか、誠にありがちなことだけだったんですね。

で、困ったのが会社に入ってからです。
上司でよくして下さる方からは、
「お前は早く上がっていかなくてはいけないのだから」
と、厳しい修行生活が(笑)。

よびりんさんの今日の日記
私の場合は、出身大学のことなどからも、上司になった方々は意外とプレッシャーがあったらしいんですね。
「育てられなかったら、お前のせい」みたいな(^^;
大袈裟だなぁ・・・と想ってましたが、まんざら、言葉だけでもなかったらしく(苦笑)。

ただ、何度か触れたことがありますが、
私の場合は物心つく頃には「(製造)現場」に連れて行かれてたんですね。
不思議なことに、年長の方が相手でも、「現場の方」とのお付き合いで困った経験は少ないのですが、
その辺りは一種の嗅覚めいたもので分かるみたいです。
ホワイト・カラー・タイプの方とは難しい関係になったこともありますから(爆)。

現場の人の多くは「出世」を考えてません。
その日暮らしの人、職人気質の人・・・少し挙げただけでも感覚が違うんですね。
その辺りの機微というか感覚が分からないと、現場の方々は一気にソッポ向かれてしまいます(^^;


これも紹介させて頂いたことがあるとは想うのですが、現場の方から、
「お前が上に行けば(会社も 爆)少しは変わるかと想って楽しみにしてたのに、一言も相談もしやがらねぇで!!」
と言われたのには驚きました。

「踊る大走査線」みたいなエピソードですが、そういうことって、実際にあるんですね。

でも、根底は「良いナニカを作る」ために一生懸命になることではないかな、と。


人には、向き、不向きもありますから、自分に向かない職や立場を(不自然に)目指したり依怙地になるよりも、
与えられた持ち場、持ち場を果たして行くことで、十分過ぎる程、立派なんだと想います。





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Last updated  2006.02.26 11:10:41
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まっく  @ Re[1]:昨日が春分の日だったのですねw(02/05) 【亞】2さん >まっくさん、ご無沙汰して…
【亞】2 @ Re:昨日が春分の日だったのですねw(02/05) まっくさん、ご無沙汰してます。 亞です。…
まっく  @ Re[1]:立体八卦(02/25) 【亞】2さん、こんにちは。 >千変万化…

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