Zero Areas

Zero Areas

2012.01.17
XML
カテゴリ: 取り敢えずの記
大学時代の畏友が一人、近在してて「パブだけど落語があるのでどうか?」との御誘い。

参上すると、友人の義兄がSaxプレイヤーでそこそこの活動をされてる方なのだけど、落語とのコラボとのこと。
それを聞いて、ちょっとイヤな予感が走る・・・(爆)。

よく和魂洋才というけれど、大抵の場合は、ただ目新しさを求めてるだけにしか感じないことがホトンドだからだ。
ところが今回は・・・事前打ち合わせもほとんど無い中でのチャレンジだったという。



一頻りの噺が終わって私達の席にも来て下さり、その辺りを含めてアレコレと座談会のようになってからが又、非常に面白かった。
春風亭笑好さん が来て下さったのだけれど、 真打を控えてるとは言え二つ目なので 大変だとか(もっとも真打でも大変らしいが)。
古典落語も非常に丁寧に、大切にしつつも時代に応じていこうという滲み出るものには感銘を受けた。


「皆、同じようなことを感じてるもんなんだな」とも。
作り込む時間がなくブッツケに近いこともあって混乱してる所から調っていくところが良かったよねー、などと、考えてみれば専門家を前に皆で言いたい放題ですな(苦笑)。

ただ実際、そう感じたのだから仕方ない。
作り込んで仕上げたコラボといいうのは、結局、「どっちか一方に絞ってくれた方がいいと想うんですが?」ということが多い。
和と洋とで元から合うわけがないのであって、それを客の反応もダイレクトに感じながら調えていくから良かったんだろう。

音楽、特にジャズなんかでは即興演奏が一つの見物だけど、ある程度のコード進行(アウト・ライン)を決めても、どうしてもズレが出る。
そのズレが合っていく様が、また快感なんだと想う。
これ又、ライブならではの醍醐味だろう。



本来は、どんな分野でも同じなんだと想う。
和魂洋才どころか洋魂和才、更に越えて洋魂洋才か?とも多く感じる昨今、和魂洋才を面白かったり興味深く感じることなんて、本当に難しくなってきているんじゃないだろうか?
少なくとも元々の素養も無い私なんかはそうだ(苦笑)。


しかし、だからこそ取り戻したい、とも想うのかな。
時代が違うんだから外見が変わっても、それは流石に時代の流れ、仕方ないことだろう。

でも中身は・・・不可能とばかり嘆いて終わるには早過ぎると想うのだ。
そんなことを想わされたコラボだった。



♪さぁ走り抜けよう この歌を胸に抱きしめ 今


戦う君よ THE BACK HORN

歌詞







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.01.17 21:44:42
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

Profile

0mak0

0mak0

Comments

まっく  @ Re[1]:昨日が春分の日だったのですねw(02/05) 【亞】2さん >まっくさん、ご無沙汰して…
【亞】2 @ Re:昨日が春分の日だったのですねw(02/05) まっくさん、ご無沙汰してます。 亞です。…
まっく  @ Re[1]:立体八卦(02/25) 【亞】2さん、こんにちは。 >千変万化…

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: