Serene state of mind

Serene state of mind

2009.07.04
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カテゴリ: ライブレポ
今日 (7/4) 千秋楽にいらっしゃる方はまだ見ないでください。メモが追いつかなかった部分および敬称略

(2009年7月2日 at兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール)
【前半】
Life With You
"こんばんは・・・すごい、360度―照れるなぁ・・・上からだと全部見れちゃいますから"
ピアノの蓋も取って"丸見え、丸裸" しかも マイクを使わず、生音の良さが全て味わえる"贅沢なひと時"
今日 (7/2) と、明後日 (7/4) が千秋楽。 先月は1本もライブがなかったので"久しぶり"
ホール+ピアノの響きが素晴らしいので"ピアノの色んな表情を楽しみたい"
Life With You 」は1stアルバムの曲。"ずっと置いている間に熟成・・・発酵"
時間とともに自分も変わるので、曲も変化する。 特に即興演奏では。

今回ピアノソロアルバムを作るにあたり、テーマはありつつ自由に弾くというやり方だが、楽譜を作ってちゃんと弾くのもやりたくなった―が、"やってみると難しい"
どっちを向いて喋るか迷うSALT
" もう1曲、わりかし自由に弾いた曲 ―シンプルが故に心に響く" 「 Don't Know Why
→(メヌエットのメロディーを弾き)"これいきます"「 2つのメヌエット
→"バッハのメヌエット"―とCDに書いたが、" 調べたらバッハじゃないことが判明してしまいました "

モーツァルトの曲にはケッヘルという番号がついていたが、バッハの場合は・・・整理が追いつかない位たくさん曲を書いたのかも
"次は正真正銘バッハ―ピアノをやっている人は嫌な思い出もあるかも"
メロディーに対してハーモニーがあってリズム、というのが現在では一般的だが、バッハ以前はメロディーが一声(元々歌だった)にもう一声増えて音楽ができていた。
一番分かりやすい2声のインベンション  「 インベンションより 第1番
Three Views Of A Secret
ジャコ・パストリアス の曲―良い意味でぶっとんだベーシストであり作曲家であり、しかし若くして天国へ行ってしまった
―といえば―" マイケル―びっくりしましたよ "
しかし・・・"踊れない―ムーンウォーク?・・・3年はかかるかな"
あの人の人生を考えたとき、スーパースターで音楽も素晴らしかった―が、"幸せだったのだろうか?"
でも、彼の残した音楽という遺産は受け取りたい。
プライベートでは" 長男が生まれた "―それが大変、"寝られやしない"
色々考えることが多い6月だったが、ピアノを弾き音楽を作っていくことの意味も考えるように。
"だからって次の曲にいくわけじゃない―そのへん竹善は上手い"
1部休憩前に"楽しい曲で終わろうよ" 「 ミスター・マドンナ

【後半】
走り出てくるSALT
"1ヶ月ぶりの人前の演奏で気持ちいいので・・・即興演奏したいと思います" (即興演奏)
" このホールとピアノの響きが美しすぎるので、ガチャガチャ弾くのではなく(ゆったりと)こんな感じになってしまいました "
ピアノソロアルバムではいくつかカバーもやっているが、師匠であり兄貴であり―今日から3日間ビルボードでライブ―ビッグバンド「 No Name Horses 」を率いている―
"この人―すごいなぁ"5つ上のお兄ちゃんで―5つしか違わないと知ったときショックだった―比較するものじゃないけど
その 小曽根真 の「 Walk Alone

"満を持してってのも変だけど・・・組曲を演奏したいと思います"
―の前に、言いにくいアルバムタイトル「 solo piano=solo salt 」を、ラジオDJに一息で言ってくださいと意地悪を言っていた話
→早口言葉の練習"ソロピアノもソロソルトも五連符"→" えもいえない一体感が生まれるでしょ? "
"クラシックのコンサートじゃないので別にシーンとしなくてもいいです"でも" ピアノの色んな音の表情を出したくて作った "
1.「 純白の野心 」―白鍵しか使っていない
2.「 森に棲む妖精たちのラベル貼り 」―自称前世パリジャンで、ラヴェルが好き→モーリス・ラヴェル→森に棲む・・・
3.「 かそけきものたちの声
4.「 慈愛 」―工場長から従業員へ?逆?
5.「 うつつと夢 」―うつつとは現実のこと。現実→夢→現実という構成
6.「 ニンフの囁き 」―これは短い。
7.「 彩られる明日へ 」―1曲目と同じモチーフで始まり、ラストで黒鍵が出てくる。
工場長の小さな憂鬱

【アンコール】
今日は1ヶ月ぶりのライブで不安もあった―ピアノの前に座ったら大丈夫だけど
自分とピアノ、音楽、お客さんとの関係について、ちょっと疑ってしまう気持ちも芽生えてしまうが、(今日はそれらへの信頼を)確かめることができた。
ソロコンサートはごまかしが利かないが・・ ・ピアノと向き合い、自分を信じることで伝わると信じたい

SALT&SUGAR の話。
佐藤竹善 のユニバーサルからは―13年の間に色んな企画にSALT&SUGAR名義で参加したりして録りためたもの+新録
目玉は2人で作った曲、しかも今回はお互いに詞を先に書いて相手が曲を書く
" 竹善の音楽にないものが出た―自分も "
SALTのビクターからは Saltish Night 12回の音源からのライブCD
―が同時リリース、秋からツアーも。
→"とても嬉しいです"
アルバムのラストを飾る曲。 音楽やピアノへの感謝を表した Preciousness

白ホタルブクロ2009


この会場でのSALTさんのソロコンサートはこれで3度目、今回は幸運にも、すり鉢のもう少し底に近い席でした。
私にとって2006年秋に初めて行ったSALTさんのソロコンサートは、このときから音楽に対する感じ方が変わりだした―という意味では大事なコンサートで、今日と同じ会場でした。
" お客さんの「気」に突き動かされて弾いている "というお話を初めて聞いたのが引き金で、いい音楽にいいエネルギーを感じられる"高感度アンテナ"が働きだしました。 (2008.4.11参照)
そして今回はSALTさんにとって、1ヶ月のブランクの後のライブ―大切な場だったはず。
それが同じ会場なのは、私には嬉しいです。
フェスティバルホールと比べたら小さくてステージが近くなるので分かりにくいですが、このホールにも実は音楽の神様がいたりして―という気がするのは私だけではない―と思うのですが。
そしてこの場をお借りして―SALTさんのご長男のご誕生、改めておめでとうございます。
ますます、笑顔の溢れるSALTさんとご家族のご幸運をお祈りいたします。





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最終更新日  2009.07.04 19:18:01
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