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2013年05月12日
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レオス・カラックス13年振りの映画。
>カラックスの分身ともいえるドニ・ラヴァンが
変装してリッチな銀行家や物乞いの女性、ごく平凡な父親から殺人者まで
11人それぞれの人生をリアルに演じる主人公の長い一日を映し出す。

結構難解だというコメントが多くて、
わからないなりに楽しもうと思ってたけど、よかったです。
何よりドニ・ラヴァンが素晴らしい。
「ポンヌフの恋人」でも朴訥で不器用な大道芸人の役がぴったりだったけど

路上のアコーディオン弾きに、その片鱗があります。
まさに怪演で、常人にはできない役ばかり
○○○をBGMに、花を食べて墓を荒らす狂人とかね。
食べてる花はナスタチウム、とかそんな細かいとこも見たりして。

エンドロールで女性の写真が出てくるのが謎でしたが
パンフを買ったら、2011年に亡くなったパートナーで
彼女が眠っている墓地でも撮影したのだとわかりました。
あんまり書くとネタバレになってしまいますが
カラックス自身の人生と相当に被っている印象も。
映画自体にか、久々に会うカラックスに感動したのか
涙してる人も結構いました。


人は常に演じていて、それはHOMEでさえも。
ホーリーモーターズというタイトルに惹かれたけど
アポ(指令)を出すのが聖なる存在≒機械ということなのか。
映画≒機械ということなのか。
モーターは撮影開始時の掛け声でもあるそうですが。

映画の原点をオマージュしたイメージもあります。
人生のこと、映画のこと、自身のこと
意味が何重にも絡んでいる感じで、簡単には語れないです。
私にとっては何より、アコーディオンを弾くシーンにやられました。
あそこだけ10分くらい続いてもいいなあ。
ケラさんがパンフに「演じる」ことについて文章を書いていて、
シェークスピアでは台詞は内面を表すものだったけど
おそらくチェーホフ辺りから、心情と台詞は一致しなくなったと。
「5月のミル」のミシェル・ピコリが出てたのも嬉しかった。

観終わった後は、すっきりはしないけど、嫌な感じでもない。
解けない謎は残るけれど、それは元々自分の中にあったものと対面させられてるだけ。
思い出せそうで思い出せない何か。
深いです。私の脳味噌ではこれ以上深く潜れない。
カラックス自身そのままにした謎が沢山あるような映画なので
もう一回観たいかな。













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最終更新日  2013年05月13日 21時07分11秒
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