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2021.07.14
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テーマ: 読書(8450)
カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



主婦業9割削減宣言 (単行本) [ 唐仁原 けいこ ]

本の目次・あらすじ


0 序章 育児、仕事、家事、全部真面目にやるのは無理がある
1章 「名もなき家事」が主婦の時間を奪っている
2章 主婦業削減の最大の難関!毎食の食事問題
3章 働く主婦にとって最新家電は投資のしどころ
4章 家族はチーム!家族のモチベーションが鍵を握る!
5章 私以外にもいた削減主婦たち
6章 世界の主婦事情から考える日本の主婦の基準

感想


2021年読書:136冊目
おすすめ度:★★★


「9割削減」というタイトルがセンセーショナルなんだけど、中身はそんなにラディカルではなかった。
よくある、「日本と海外の比較」「家電の導入」「意識改革」などを挙げている。
コレ系の本ではよく見かける項目が多く、特筆すべきことはなかった。

それでまあ、自分のことについて考えた。
私は今年度から、なし崩し的に時短勤務ではなくなった。
仕事も毎日忙しい。残業もしている。
けれど、「家事と育児」と「仕事」の両立では、まったく悩んでない、なう。

我が家には食洗器もロボット掃除機も乾燥機もない。
祖父母の援助もない。基本は夫婦二人でやっている。
でも別に、しんどくない。
(年度当初は「帰りたいのに帰れない」がしんどかったんだけど、そのリミッターを外したらびっくりするくらい精神的にも仕事的にも楽になったんで、もういっそ、「時短勤務をやめる」という選択肢もアリだと思う)



まず子供と遊ぶのが好きじゃない。たぶん根本的に子育てに向いてない。
子供は愛しい。けれどそれと、「一緒に遊びたい」は別だ。
そもそも、自分が子供の頃に親と遊んだ記憶がない。
一人遊びか、兄弟、近所の子どもと遊んでいて、大人と遊んでもらったなんてことはなかった。

今のこの瞬間、「一緒にいる」ことは大事にしたい。

けれどそれを特段、重要視しているわけでもない。

私の人生はこれまでにも存在したし、これからも続いていく。
そこに小さな同居人が増え、家族になり、また別れていく。
彼らは彼らの人生を行く。
私は私の人生を歩むように。

だから、「子どもに100%注力できないから辛い」みたいな辛さが、私には理解できない。

子どもからしたら、物足りないのかもしれない。
私は、「いっしょにあそぼう」と誘われて「いえ、けっこうです」とお断りする系マミーだから。
でも、「子どもと一緒に遊ぶの辛い、楽しくない」って思いながら相手をする方がよっぽどイヤじゃない?
自分にとっても、相手にとっても。
それならお互い、好きなことをしているほうが良くない?

将来、「もっと子供が小さいうちに遊んでやればよかった」とか悔やむんだろうか。
でも、そのとき自分がどれほど我慢していたか、も思い出さないといけなくなる。
人間は都合のよいことだけを悔やんで、美化する。

…何が言いたいのかよく分からなくなってきたけれど。
「主婦業9割削減」したそれを、子育てに全振りしなくたっていいんじゃない?という話。

で、主婦業9割削減するなら、家事を分けたほうがいいよね。
我が家はわりかし家事分担が進んできましたが、「それぞれの得意分野を分担する」がお互い幸せだなと思います。
そして、究極は「やらない」が一番家事分担を推し進めました。

以前、「保育園に持って行くオムツに名前をスタンプする」をずっと自分だけがやっていることがストレスだったんですよ。
で、やめてみた。
夫に「名前書いたオムツないんだけど」と言われたら、「あー、ないね」で以上終了。
やらない。
そしたら夫が自分でオムツのストックを作ってくれるようになりました。
デフォルトが「名前書いたオムツ」だったのをやめてみるだけ。
やらないこと、を増やし続けていったら、自分が楽になりました。

妊娠しているとき、比較社会学の本をよく読んでいました。
自分が当たり前だと思って受け入れていること、それによって悩んでいること。
それって、実は当たり前じゃないんだよな、と気付ける。
今・ここ・日本。それだけの価値観。

罪悪感を覚える必要はない。
君はよくやっているよ。




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最終更新日  2021.07.14 05:16:43
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