2025年に入っても、日銀の利上げはなかなか実行されず、円安トレンドは継続しています。一方で、トルコはインフレ抑制のために高金利を維持しており、円とトルコリラの金利差は依然として非常に大きい状況です。
この状況下で、多くのトルコリラ投資家が期待しているのが、毎日受け取れる スワップポイント です。
スワップポイントとは、2つの通貨間の金利差によって発生する利益(または支払い)のことです。高金利通貨であるトルコリラを買い、低金利通貨である円を売るポジションを持つことで、毎日スワップポイントを受け取ることができます。
トルコリラ/円の取引では、為替差損がスワップポイントで相殺されるという状況が、今年も期待できる可能性があります。
ここ数ヶ月のトルコリラ/円の推移を見てみましょう。2025年に入ってからも、緩やかな下落トレンドが続いています。
例えば、今年5月には 1トルコリラ=3円台半ば で推移していましたが、その後も円高トルコリラ安の圧力は継続し、足元では 3円台中盤 まで下落しています。
一方で、この期間のスワップポイントは1万通貨あたり1日10円〜15円程度と非常に高水準を維持しています。もし5月にトルコリラを保有していれば、この為替差損の一部をスワップポイントで補うことができた計算になります。
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トルコリラの今後の動向を予想する上で、以下の3つのポイントが重要になります。
トルコのインフレ動向と金融政策: トルコ政府はインフレ抑制を最優先課題としており、今後も高金利政策を維持する可能性があります。しかし、インフレが鈍化すれば、利下げに転じる可能性もゼロではありません。
トルコ経済のファンダメンタルズ: 経常収支の赤字や政治情勢など、トルコ経済の根本的な問題は解決していません。これがリラ安の構造的な要因となっています。
日本の金融政策: 日銀が利上げに踏み切れば、円とトルコリラの金利差は縮まり、スワップポイントの魅力は薄れます。また、円高トルコリラ安の圧力が強まる可能性もあります。
これらの要因を総合的に考えると、2025年末にかけても、トルコリラの対円での下落トレンドは継続する可能性が高いと予想されます。一方で、高水準のスワップポイントが、下落幅を一部相殺する構図は続くかもしれません。
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