隊長さんの山ある記

隊長さんの山ある記

Oct 31, 2025
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カテゴリ: サラちゃん日記
先月の18日に倒れて以来、動物病院の処方で注射、服薬でなんとかガンバッてきたサラ。息苦しくなると娘の提案でレンタルの酸素ハウスで一時的に多少呼吸は楽になるものがせめてもの慰めか。





その間、サラの異常事態を知って、遠く九州から娘の家族の人たちが大勢、横浜から東京からもマゴが駆けつけてくれた。サラも大勢の見舞客で面食らっているようだけどなんだかうれしそう~。





最近はやや持ち直し、まだ充分歩けるし、食事も摂れているのに、今日も、気丈な妻(ボクは医師の説明が怖くて行けない)が予約した病院へ連れて行って、レントゲンを撮ったところだいぶ状態は悪く、いつパタンと倒れてもおかしくないほど悪いとの診断結果だった。こんなに元気なのに!予期していたとはいえショックである!~犬の寿命は人の数倍早い。サラは人間に例えれば10才とはいえまだ56才に相当する年齢だ。まだまだ生きられるのに、、、サラはいつもボクらの生活の中心にいた。どこへ行くにも一緒だった。






いつも妖精のようなサラだった。サラは、人の心の奥をみすかす術をこころえている。ボクの涙をみて余計に悲しむから。妻は、サラの前では泣かないで明るくふるまってという。しかし、少しでも長く生きてという願いとは別に重む治療費にも妻は頭を悩ましているはずである。

ここしばらく朝晩の散歩はダッコしていつもの定位置まで連れていく。異例の猛暑だった夏が過ぎ、いつしか時は秋を告げていた。東風が吹き始め、好きなキンモクセイの香りが今年はつらすぎる!獣医さんはサラの好きなもの(リンゴ)を食べさせてあげてという。豆腐も大好きだ!



年内生きられるかかどうか~なんとも愛おしい!
さらに頬ずりするとまだ、ほっこりと暖かい体温が頬を伝ってまた涙を誘う~今回のことがただの夢で逢ってほしいとなんど思ったことか。ペットを飼った人なら誰しもが避けて通れないこととはいえまことに酷である。サラと過ごした10年と2ケ月があまりにも幸せだっただけに居なくなる悲しみ寂しさはとてつももなく大きい。サラとはずいぶんたくさんの山へ登った。多くの公園へも行った。妻は、サラといつも人に話しかけるようにしている。もしもいなくなったら話し相手がいなくなってどんなに寂しいだろうなあとも思う。



こうした事態になって、ボクも落ち込んでばかりはいられないと、夏の間中、体調不良もあって控えていた山歩きを再開すべく9月中旬から自宅から近隣の里山を歩きだした。もっと精神的に強くありたいと公園ヨガの合間に賎機山や谷津山を毎日歩いている。ザックの重量を8KGにし、今月は、46万歩歩いた。雨の中でも傘をさしてひたすら歩いた。修行だと思って、、。しかし。これは自慢しているわけじゃない。80才にもなって愛犬一匹の死に際してオロオロしているわが身が情けなく叱咤激励しているつもりである。ボクに、宗教や神社への信仰心はもともとないが人間なんて弱いもので苦しい時の神頼みとばかりにいちるの望みをも託しているのだ。





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Last updated  Nov 4, 2025 11:32:34 AM
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