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2009.02.08
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冬の移籍市場がクローズされた。最後は駆け込み的に幾つもの移籍が成立し大物選手も数多く動くなど、世界に暗い影を落とす金融危機も無縁のような錯覚に陥ってしまいそうであった。だがリーグ別にその影響は如実に表れている。イタリアメディアの試算によれば、今冬のセリエAにおける移籍に際して支払われた移籍金は前年比約43%減の約33億円であるという。スペインではレアルがフンテラールとディアッラの2人に対して約52億円を支出したが、これはバルセロナの独走と怪我人の多さなどチーム事情によるところも大きい。レアル以外で言えばベティスがRオリベイラを復帰させたが、残りのクラブはほとんどが懐具合も考慮して現状維持を選んでいる。翻ってプレミアリーグは移籍が活発であった。プレミア全体で支払われた移籍金は約212億円であり、昨年と比較しても約13億円増という数字になっている。ここまで膨れ上がった理由の1つは間違いなくシティの存在が大きく影響している。ブリッジ、ベラミー、デヨング、ギブンと各国代表クラスの選手を次々に獲得し、シティが湯水のように支払った移籍金は述べ約66億円。この数字はプレミアリーグ史上最高額であり、スペイン全体の数字をも上回っているという。バックにオイルマネーが付いているとはいえ、世相を逆行するような市場での動きは当然多くの反発を招き、デヨングに関しては半年待てば6分の1の移籍金で獲得できたことから皮肉を言われたりもしている。そのシティに肉薄する動きを見せたのがトットナムである。デフォー、キーンというかつての2トップだけでなくシンボンダやパラシオス、クディチーニとプレミア経験者や元古巣の選手を獲得し、現状を打破すべく即効性を持たせた補強戦略で約60億円を投資した。だが両クラブ以外の移籍を見ると同じプレミア間の移籍がほとんどであり、またそのほとんどがローン移籍であることから、完全移籍させるだけの経済的余裕がないことが窺える。だが一方でシティやトットナムから出る移籍金が海外に出回らず国内で流通していることに関しては「金は天下の回りもの」ではないがポジティブに捉えても良い部分ではないだろうか。ところで、プレミア間移籍がこれだけ活発な原因として経済的側面だけが大きく影響しているわけではない。もちろん先に述べた金融危機やポンドの対ユーロ下落による選手輸入のデメリットも影響はしているが、未曾有の大混戦となっている残留争いもこの事に関して決して無関係ではない。現在最下位のWBAの勝点は22であるが、9位フルアムの勝点が29と下位12クラブが勝点差7の間でひしめいているわけだ。さらに細かく言えば14位トットナムが勝点24、そして12位ボルトンが勝点27と、試合数にばらつきがあるとはいえ1試合の勝敗で順位が大きく入れ替わる可能性がかなり高くなっているのである。そうなると首脳陣は他と差別化を図るべく、また弱点を埋めるべく補強を考えるというもの。しかしクラブの金庫に余裕は少ない。ならば最低限のノルマである残留という結果に向けて今シーズンまでのローンで選手を獲得することが唯一の手段となってくる。そして選手を獲得しても時間をかけてチームに馴染ませるという悠長なことは言ってられない順位表であるがゆえ、海外クラブより少しでもその水を知っているプレミア所属選手がターゲットになってくる。これは直接のライバルから選手を引き抜く意味でもあり、今冬は特に活発な動きが見られた。シーズン終了まで残り3ヶ月強。夏にこの冬を後悔しなければならないのはどのクラブなのであろうか。ほな、また。
2009.02.07
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1月25日、ホッフェンハイムが新スタジアムとなるライン・ネッカー・アレーナのお披露目を行った。1年5ヶ月を経て完成したスタジアムの落成式にはオーナーのディトマール・ホップをはじめ多数の支援者が集まった。その中でホップはこう挨拶した。「今日はクラブの歴史上で偉大な1日になった。 この素晴らしいスタジアムを誇りに思い、完成をとても嬉しく思っている。 私の夢はクラブの奇跡がこのスタジアムでも続いてくれることだ。 そして今後も長い間、このスタジアムでブンデスリーガの試合を見れると願っている」少年時代にホッフェンハイムでのプレー経験もあるホップは、32歳のときに興したソフトウェア会社が当たり億万長者になった。その後企業の一線から退いた際に「地元に恩返しがしたい」と病院や学校に援助をするようになり、ホッフェンハイムへの支援もその1つだった。だが最初はボール代だけだったのが、徐々にサッカークラブの経営にのめりこんでいき、ついにはクラブを買い取り、ブンデスリーガへの挑戦を目指すことになった。会社を興し成功させた実績は、サッカークラブでも同じであった。優秀なスタッフを揃えると同時に若手育成のための下部組織の強化も怠らず、クラブの顔ともいうべき監督には“教授”のニックネームで通るラングニックを招聘するなど、明確なビジョンと長期的なスパンでのクラブ強化は次第に実を結んでいった。結果、20年前には8部リーグに所属していたホッフェンハイムは今シーズン、見事にブンデスリーガ昇格を果たすことに成功した。ホッフェンハイムの基本戦術はゾーンプレスによる全員守備、そしてボールを奪った後の素早いカウンターである。だがこのカウンターのスピードが半端ではない。バイエルンさえも手を焼くスピードは、ラングニックの教えを選手全員が共通認識し、お互いがお互いを知り尽くしているからこそ噛み合っているものだと言えるだろう。1試合平均2,47得点はもちろんながら、下位との対決を8勝1分で終えたこと、つまり取りこぼしなく勝つべきチームに確実に勝ったことが、前半戦を首位で折り返した最大の要因ではないだろうか。皮肉屋は「強豪チームの不甲斐無さに助けられた」「(得点源の)イビセビッチの離脱(今シーズン絶望)で成績も下がるだろう」と出る杭を打とうとするが、例えそれが正しい意見でも個人的には異を唱えたい。ウィンターブレイクが明けた最初の試合。新スタジアムにコトブスを迎えた一戦は、イビセビッチの代役を期待しローンで獲得したサノゴの得点もあり、2対0で勝利を収めた。シーズンは後半戦が始まったばかりだが、カウンターのスピードのごとく勢いを持続したまま最後まで走りきるホッフェンハイムを見てみたいのはぼくだけではないはずだ。ホッフェンハイムの奇跡が続くことを願ってやまない。ほな、また。
2009.02.03
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フンテラール、ディアッラと今冬の移籍市場で獲得したレアル・マドリー。残された補強箇所は右サイドだけだったが、その結果は意外な選手だったと言えるだろう。移籍期限間際で獲得したフォベールは現在25歳。2007年夏にフランスのオゼールからウェストハムに移籍したものの、シーズン前の練習試合でアキレス腱を断裂するなどプレミアにおいて目立った成績は残せなかった。しかしフランス代表ドメネク監督は、代表初招集時に彼に背番号10を与えるなど才能を高く評価していた。そしてレアルのラモス監督も表現は悪いながらも「(右サイドバックもウィンガーもこなせる)使い勝手の良い選手」と大きな期待を寄せている。フォベールの獲得を意外と感じたのは、当初から噂に挙がっていたのが彼ではなかったからだ。もちろんフォベールという名前自体にも疑問を持ったものの、メディアの間ではウィガンのエクアドル代表バレンシアが最有力という声が大きかった。どうやらラモスの第一候補は噂どおりバレンシアだったらしい。しかし移籍金の面で約14億円を上限とするレアルと約21億円を希望したウィガンとの間で折り合いが付かず、結果交渉は決裂。そして約2億3千万円の半年ローン(買取オプションはプラス約7億円)という安価で獲得できることでフォベールにターゲットを変更したというのが真相のようだ。ただバレンシア本人はレアル移籍を希望するコメントを残していただけに、もしかしたらフォベールとの交渉の噂が耳に入っていたのかもしれない。そしてその交渉の詳細やレアルの現状を考慮して、ここはウィガンに留まるほうがベターだと考えたのかもしれない。では交渉の詳細やレアルの現状とは一体何なのか。まずはフォベールが半年契約だということ。その後の買取オプションはあるものの、フォベールの結果如何では、自身をより高く再評価してもらえる可能性があるということだ。これはウィガン、バレンシア共に同じことが言え、また結果を残しづらい冬に移籍するよりも、キャンプからチームに合流できる夏の移籍のほうが両者得策であると考えても不思議ではない。それよりもレアルが今夏に会長選挙を控えることのほうが、すぐの移籍を躊躇させた大きな理由ではないだろうか。以前にも述べたが、レアルの会長はソシオの投票によって決められる。会長選に立候補した人物の公約がソシオの会長を選ぶ上での判断基準になるのだが、別の言い方をすればその当選した会長によってチーム作りが大きく変わってくるのである。そう考えるとフォベールの活躍に関わらず、バレンシアにとっては自分の置けるポジションがない場合も出てくるのである。例えば噂どおりペレスがCロナウド獲得を公約に掲げ当選し、実際に連れてきたとしよう。間違いなく右サイドのファーストチョイスはロナウドになるのではないだろうか。そしてフォベールもラモスの信任を得た場合、バレンシアのポジションはもはや存在しない。また獲得を熱望していたラモス自身がすでにレアルからいなくなっている場合も考えられる。そうなると新監督によってはポジションこそあれど出場機会を得られない可能性だって考えられる。可能性はゼロではない。ただ現状、あまりにも先行きが不透明すぎる。ならば「もし」を使うことで「あの時移籍を決めていれば」と過去を後悔するようなことになったとしても、「タイミングじゃなかった。仕方がない」とサッパリ諦められるぐらいの心情が、バレンシアの今の本心なのではないだろうか。ほな、また。
2009.02.03
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