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クラスニッチの手術が失敗に終わった。昨年11月、虫垂炎の手術を受けた際に腎臓疾患が見つかったクラスニッチ。虫垂炎は完治し、母親の腎臓を移植することで腎不全の危険も回避しようとしたが、拒絶反応が起こってしまい手術は失敗となってしまった。担当医によると拒絶反応の原因は調査中とのことで、解明するには6週間かかるとのこと。今回の移植手術が成功していれば復帰まで6週間と言われていただけに、真相解明後の再手術となれば、今シーズンでの復帰は絶望的である。所属クラブのブレーメンも、クラスニッチの代役といえるローセンべりをアヤックスから獲得しつつも、今シーズン限りで契約の切れるクラスニッチに対し契約延長のオファーを提示し、復帰に全力を注げる環境を作っている。またシャーフ監督も「再び元気になることが何よりも大切であり、十分に時間をかけて治療してほしい」とコメントし、クラブ全体でクラスニッチを応援しているようだ。手術失敗のニュースがクラブからリリースされたのは一昨日の29日だったが、この日はクラスニッチの27回目の誕生日だった。クラスニッチ本人は手術失敗ということで精神的に相当なダメージを受けていたようだが、同様に国内でもダイスラーの引退の直後とあって、相次ぐ有名選手の悲劇に大きなショックを受けている。幸い当人の精神・肉体的ダメージも回復しているらしく、2回目の移植手術も、噂では兄弟の腎臓を使って行われるそうだ。2回目の手術の成功を願い、28回目の誕生日は(おそらく移籍するだろう)クローゼを差し置いて、クラブのゴールゲッターとして活躍しているクラスニッチを映像で、記事で見たいものだ。ほな、また。
2007.01.31
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先日リヨンのオラス会長が、同クラブの株式を公開したことを発表した。リヨンの親会社であるOLグループの株が公開されたが、一時期日本でも話題になった敵対的買収を避けるため、全体の31%しか公開しないということらしい。フランスのクラブが株式を公開するのは初めてのことであり、これにより約132億円の資金を調達し、選手獲得や6万人収容の新スタジアム、それに併設するホテルやショッピングセンターの開発を計画しているとのこと。これまでフランスでは株式公開は禁止されていた。しかし現在ではスタジアムを保有するクラブに限って株式公開が認められている。それの第1号が今回のリヨンになったわけだが、個人的には短期・中期的には成功するだろうと考えている。まずオラス会長のもと、クラブの方針を強化・一貫し強化に努めてきた。そしてルグエン招聘が見事に当たり黄金時代の礎を築くことができた。それは国内に留まらず、チャンピオンズリーグでも3年連続ベスト8という成績で、もはやヨーロッパの強豪の1員となっている。一般企業の業績が良ければ株価が上がりその企業が潤うように、クラブの成績が上がれば株価が上がりクラブの財政が良くなる。そうすれば大物選手の獲得が期待できクラブの強化につながる。また壁であるチャンピオンズリーグベスト8を越える成績も期待できる。さらに新スタジアム(と複合施設)の開発でファンがスタジアムにより足を運ぶことで、ファンが金を落としていき、さらに収入が増える。次に敵対的買収を防いでいること。ユナイテッドのようにアメリカの実業家に株式を買い増され、ファンは何も出来ないまま気がつけばクラブが人の手に渡っているという心配もない。ファンとしては例えOLグループであろうとクラブをここまで強くさせた功労を忘れてはいないし、忘れるはずがない。それが海のものとも山のものとも分からない人間にクラブを買収されるようなことがあれば、反感が生まれるのは確実であり、忠誠心が薄らぐことは間違いない。せっかくスタジアムの収容人員を増やしても客が入らなければ新しく作った意味がない。今回リヨンは公開を31%に抑えることで、そのような買収騒動やファンの反感をなくすことに成功している。クラブとしても敵対的買収を行われたら株価が下がるのは必至であり、クラブ側としても間違った選択ではない。これらのことから短期・中期的には成功すると考えるが、長期的な視野に立つと成功するか失敗するかは分からない。なぜなら強くなるためにプレーするのは選手であり、首脳陣でもファンでもなく、また大物選手を数多く連れてきたところで必ず強くなるとは限らないからだ。それは幾つもの歴史が証明しており、同様にリーグが大きければ大きいほど勝ち続けることが難しい。リヨンは現在5連覇中だが、それを上回るのはラトビア・リーグのスコント・リガと東欧のどこかくらいだ。クライフのバルセロナ、60年代のインテル、ミケルスのアヤックスでも5連覇はなく、50年代のレアルがようやく肩を並べるくらいの成績ではなかったか。それほど勝ち続けることは難しく、リヨンも例外ではない。いつか落ちる日が、弱くなる日がくるかもしれない。何がきっかけで落ちるかも分からず、強化のつもりが弱体の原因になるとも限らない。フランス初の株式公開ということで、前例がないだけに今後を予測するのはむずかしい。しかし現在のリヨンの国内外での活躍、特に国内での圧倒的強さを見ると、上にも書いたように中期的までは成功すると思う。ただ、強すぎると強すぎるで株価が落ち着いてしまう危険も考えられる。今のところは国外でも結果を出してるからいいものの、そこで結果が出なくなったときに一部の投資者は「内弁慶だ」と株を売りに出すことも考えられる。そうならないためにも国内のライバルクラブの踏ん張りを期待し上位が終盤まで混戦状態にある。そうすればもっと国内も盛り上がるし、リヨンとしては、その混戦の中から最後に優勝を掴むのが、ある意味理想のシナリオではないだろうか。ほな、また。
2007.01.29
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親会社「パルマラット」の経営破たんにより競売にかけられていたパルマの買収先が決定した。買収したのは、鋼鉄会社を経営するトンマーゾ・ギラルディ氏。買収金額は約47億円で、31歳とセリエ史上最年少のオーナーがここに誕生した。乳製品を主に扱っていたパルマラット社に不正経理疑惑が起きたのは2003年のこと。その年のクリスマスイブ、裁判所に破産申請をしたことで同社が所有していたサッカークラブのパルマも競売にかけられることになった。競り落としたギラルディ氏はミラノ近くのブレシアに住み、鋼鉄会社の社長。大のスポーツ好きであり、4部リーグのカルベネドロのほか、バレーボールクラブも所有している。実は昨年夏にも買収を試みようとしていたが、例のセリエ・スキャンダルの影響もあって断念していた。ようやく親会社も決まり、現在18位という降格圏からの巻き返しを図ろうとするパルマであるが、果たしてそう上手く物事は進むのだろうか。親会社が決まった、つまりはスポンサーが決まったということで金銭的心配は少なくなることだろう。しかし決してなくなったわけではない。ここ最近の買収騒動を見るとチェルシーのアブラモビッチだったりマグヌソン氏のウェストハムなど、買収=実業家の大補強というイメージがつきまとっているが、ギラルディ氏も例に漏れずかといえばそうでもない。まずは社長を務める鋼鉄会社。社長とはいうものの自分で興した会社ではなく父親から譲りうけたファミリー企業であること。自分で興した会社であれば自分なりの成功のノウハウのようなものはあるはずである。もちろん父親もいくら子供とはいえ、経営の才能がなければ1つの会社を任せることはしないはず。それに英才とはいわないまでも教育は受けているだろう。しかし言わば親の威光で社長になっている人物に全員才能があるかといえばそうでもない。次にクラブ強化に直接関係する金銭的バックアップ。ギラルディ氏は即戦力補強のために既に金銭を用意したといわれているが、その額が約8億円。選手の程度の差こそあれ、8億円でどれほどの量・質の選手が獲得できるのか。しかも移籍市場が開いているのは残り3日である。これだけの短い時間で選手をピックアップし適正を見極め、クラブ及び選手と交渉して契約をまとめなければならない。決して不可能な時間ではないが、条件に当てはまる選手は限られており、たとえ獲得できたとしてもお茶を濁すことにしかならないのではないか。最後にギラルディ氏の思い入れの強さである。ファンにとってはこれが1番大事な気もするが、氏は買収直後にこうコメントしている。「とても感動している。 スポーツ的な役割でパルマにやってきたし、成功するつもりでいる。 スポーツ面のプロジェクトを実現するために、 慎重に将来の財政計画を立てていくつもりだ。」これを読む限りは間違った方向にはいかないように思える。ただ氏のいう成功が、果たしてパルマでなければならなかったのか。パルマだからこそ買収したのだろうか。逆に言えば、パルマでなくても良かったのではないだろうか。バレーボールクラブは所有した、4部のクラブも自分の手元に入った、じゃあ次は・・と考えたときにたまたまパルマが競売にかけられていただけのような気がして仕方がない。本当にパルマでなければならなかったのなら夏の時点で、スキャンダルの影響があろうともクラブ救済のために動いていたのではないだろうか。今更つべこべ言ったところで新オーナーは決まった。新オーナーの下、“鉄”の魂で最後の1秒まで力を振り“絞って”、降格圏から抜け出すことができるだろうか。恰幅のいいオーナーの体形と合わせて、パルマには注目である。ほな、また。
2007.01.28
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最近のサッカー界において、1つのクラブで現役を全うする選手は皆無に近い。ほとんどの選手がいくつかの移籍を繰り返し、時に潔く、時に苦しみながら現役を引退する。しかし同国内の移籍はまだしも、他国への移籍はその国の言葉や気候、文化や風習などに慣れる事から始めなければならず、多くの選手が自分の能力を発揮するまでに時間をかけている。シュツットガルトのトマソンがビジャレアルへ今シーズン一杯のローンで移籍することになった。シーズン終了後には契約買取オプションも含まれているとのこと。ビジャレアルは昨シーズン、チャンピオンズリーグでベスト4進出を果たし、今シーズンもソシエダからトルコ代表ニハトやアーセナルからピレスを獲得するなど積極的な補強をしたが、両者がそろって靱帯を断裂するなど故障に泣かされ、現在はリーグ11位と中位に苦しんでいる。補強組の故障はもちろん、リケルメに関する問題もあり昨シーズンまでのような攻撃力が影を潜めていることが、現在の順位によく現われており、それを打開するためにトマソンを獲得したといえる。オランダのへーレンフェーンでキャリアをスタートさせたトマソンはその後イングランドのニューカッスルを経てオランダのフェイエノールトへ移籍。小野伸二とチームメイトになりUEFA杯優勝に大きく貢献する。2002年ワールドカップでは得点ランク4位となる4ゴールへ決め、その活躍を引っさげてイタリアのミランへ移籍。途中出場が多かったものの、出場すれば必ず結果を出していた。2005年更なる出場機会を求めてシュツットガルトへ移籍したが、その後就任したトラパットーニ監督との確執が起こり、ミラン時代に比べ更に出場機会は減ってしまった。そして今回ビジャレアルへローンで移籍することになったのだが、経歴を見てみるとオランダ、イングランド、イタリア、ドイツ、今回のスペインと5大リーグ全てでプレーしている(する)ことになる。オランダを4大リーグでプレーした経験を持つ選手は過去4人いるらしいが、5大リーグとなると史上初の選手ではないだろうか。NBAではこのように多くのクラブを渡り歩く選手をジャーニーマン(journey man)と呼ぶが、トマソンも間違いなくジャーニーマンである。とはいえ誰でもがジャーニーマンになれるとは限らない。サッカーの能力が高いのはもちろんのことであり、どの監督に限らず好かれるだけのプレースタイルでなければならない。監督によっての好き嫌いがあれば移籍先も自然と絞られるからだ。そしてプレースタイルと重なるが、戦術へのフィット力が高いこと、言い換えれば技術の引き出しが多いこと。また異国へ移籍するのだから先にも書いたように言葉や気候など、サッカー以外の一般生活への適応力も高くなければならない。移籍するということはクラブが放出を許可したということだから、ひねくれた言い方をすれば使い捨てタイプの選手と言えなくもない。しかしキャリアを見ても分かるように、ほとんどのクラブでかなりの実績を残しており、さらに出場機会を求める選手側のの気持ちをクラブ側が汲み取り、出来ることなら放出したくはないが快く送り出そうと思わせるものをトマソンは持っているのだと思う。トマソン獲得を機に上位進出を図るビジャレアルだが、くれぐれも彼には怪我をさせないようにしてもらいたい。ほな、また。
2007.01.26
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チェルシーのジョン・テリーがクラブとの契約を更新するようだ。クラブで数少ない生え抜き選手であり、ディフェンスの柱、そしてキャプテンでもあるテリーは現在2008年までの契約を結んでいるがそれを延長し、週給も約3500万円とクラブ最高額に並ぶことになった。テリーの契約更新についてモウリーニョはこう言っている。「テリーは新しい契約書にほぼサインしている状態だ。 数日中には決定するだろう。 彼は残りのキャリアで他の監督の下でプレーすることは難しい。 なぜなら、私の哲学を彼は完全に理解しているからだ。 彼の仕事に対して、私は一切不安がないんだ。」コメントからも分かるように、モウリーニョはテリーを最大限信頼しており、今回の契約延長も素直に喜んでいる。確かにテリーが腰の手術を受けるために戦列を離れた後のチェルシーは失点が増え、勝ちきれない試合が続いている。また勝って当たり前のクラブを率いていることで非難が多いモウリーニョも下部組織出身の選手の重要性を理解しており、これらのことからテリーに対するモウリーニョの信頼に嘘はない。しかし、「彼は残りのキャリアで他の監督の下でプレーすることは難しい。なぜなら、私の哲学を彼は完全に理解しているからだ。」とはどうだろうか。自分の哲学を完全に理解しているから信頼しているのは分かる。しかしだからといって他の監督の下でプレーして失敗するとは限らない。テリーほどの選手であればどこの国の、どんな監督の下でプレーしようと必ず成功するはずである。ダークホースにもなっていなかったポルトをチャンピオンズリーグ制覇に導いたモウリーニョである。単純にこれが分からないはずがない。ならなぜこのようなことを言ったのか。おそらくモウリーニョ自身の進退問題と関連しているのではないか。昨シーズンまで2連覇を達成しているチェルシーの現在のポジションは2位である。まだまだ楽観しているようなコメントも出しているモウリーニョであるが、テリーの抜けた場合のディフェンスの層の薄さは気にしていることだろう。ギャラスを放出してまで獲得したコールは未だフィットしているとはいえず、ボラルースには期待を裏切られ、ポルト時代からの盟友フェレイラにはイージーミスが目立つようになっている。先週のリバプール戦もエッシェンがセンターバックに入るスクランブルだった。そこでこの冬の移籍市場でディフェンスの獲得を試みているモウリーニョであるが、クラブ(アブラモビッチ)は下部組織の選手を育てる意味で、これまでの方針を変え、あまり補強に金を使わないようにしているようだ。またアブラモビッチの独断で連れてきたといわれるシェフチェンコの期待外れと起用法を巡って対立し、気の早い話では今シーズン限りという噂も飛び交っている。そこでモウリーニョは先手を打って「自分をクビにするならテリーを連れて行くぞ」的な脅しをかけたのではないだろうか。もちろん仮にモウリーニョがチェルシーをクビになっても、来シーズンにどこかの監督を務める保証はないし、チェルシーも絶対に放出はしないだろう。またテリー自身も子供のから育ったチェルシーへの愛を裏切ることは曲がりなりにもできないだろうと思う。しかしここで黙っているよりは噛み付くことで補強をスムースに進めることが出来るかもしれないし、チャンピオンズリーグ制覇というクラブの目標に1歩近づくかもしれない。ひいては自身の今後の去就を左右するかもしれないのである。テリーはモウリーニョを尊敬できる監督として信頼していることだろう。そしてモウリーニョもまた、テリーのことを守備の大黒柱として不安なく信頼している。ただしテリーにとってのモウリーニョはそれ以上でもそれ以下でもないのに対し、モウリーニョにとってのテリーは信頼以上の何かを寄せていることだろう。ほな、また。
2007.01.25
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ここ数ヶ月はあまり聞かなくなったが、それ以前は黒人選手に対する観客の差別的チャントが後を絶たなかった。FIFAやUEFAは当然それらを黙認することはなく、そのような行為が行われたクラブに対しては罰金やホームスタジアムの使用禁止などの措置をとってきた。日本は黄色人種のためこのような話は聞かれないが、欧米では様々な人種が入り乱れているために人種差別の話題は常に問題となっている。サッカー界も同様で上記下通りである。そしてそれは選手に限らず、監督人事においても差別的起用が行われているらしい。元イングランド代表でありユナイテッドなどでもプレーしたポール・インスは、現在マクルスフィールドというクラブで選手兼任監督を務めている。インス曰く「黒人の監督が誕生しないのは世代の問題が大きいのかもしれない。 ほとんどのクラブの会長が65~75歳くらいだから。 マクルスフィールドの会長はイラク出身なんだ。 そして私はクラブに必要とされていると思っているし、 クラブ側もそう思っているはずだ。 私は黒人監督として成功を収めたい。」とイングランドサッカー界にも人種差別の影が残っていることを示唆している。世の中には様々な種類の差別があるが、人種差別は日本人にとってはあまり馴染みのない差別である。世代の問題もあるだろうが、そういう点から個人的にはなぜ人種差別が行われるのか理解できない部分がある。もちろん人種差別を否定する気はないし、現実に差別が残っていることも理解している。ただあえて言うと、何故人種差別がなくならないかの理由の1つに黒人側にも原因があるのではないかと思う。確かに人種差別の発祥は100%白人が悪かったはずである。ただ皮膚の色が違うというだけで隔離されたり虐待を受けたりしてきた。しかしその後のキング牧師の登場などで黒人が立ち上がり、人種差別の実態を世界に知らせることでいくらかは解消されてきたと思う。当時に比べ現在どれくらいの割合で差別が減ったかは分からないが、間違いなく黒人にとっては住みやすくなっているはずである。それでも、例えば白人が黒人に暴力を振るえば意図の有無に関わらず「人種差別だ」と非難が起こり、同じ状況でも皮膚の色が反対になれば数あるニュースの1つとしてしか取り上げられない。KKKを模した集団が現われればトップニュースで扱われるが、その逆の・・例えすら出てこない。つまり黒人は人種差別について意識しすぎではないのだろうか。メディアもそうだが過剰に反応することで、あたかも日常的に行われている錯覚に陥りやすい状況が生まれ、あれやこれやが全て人種差別に結びつくようになっていくのではないだろうか。話は逸れるが、昨年後半のいじめ問題もいじめる側が悪いのはもちろん、いじめられる側にも問題があると思う。立ち向かう態度や受け流す余裕があれば自然と減るだろうし、それらを自分で逃げずに考えることで発想力も向上する。それをいじめ=いじめる側が絶対悪と決め付けるから風潮がそうなってしまい、結局がんじがらめの規制で住みにくくなり、それらによって溜め込まれた不満分子が爆発してしまった人間による更なる犯罪が引き起こされていると思う。それでいて、いざ周囲で事が起きれば自分は関係ないという態度で別件で処理しようとする。戻って人種差別だが、結局反応が過剰すぎて問題の本質から外れてしまっているように感じる。確かに海外の有名監督を見ると黒人監督というのは少ない、というか欧州ではすぐには思いつかない。ただそれは白人と黒人の割合的な問題かもしれないし、つい最近まで白人主導だったことを考えると時期が早いだけだからとも思う。それを「人種差別があるから監督になれない」と過剰に、そして短絡的に結びつけられたら、もし差別がなくてもあるように感じてしまい、世間に対してサッカーの印象も悪くなる。果たして監督人事においても人種差別がはびこっているのか、ぼくは分からない。ただ、もし差別があるのなら絶対悪は存在せず、する側はもちろん、される側には多少の悪は存在すると思う。最後に話は関係ないが、ぼくの文章も書き進めるうちに問題の本質からよく外れてしまう。この点も何とかならないものだろうか。ほな、また。
2007.01.24
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今シーズン開幕前のスキャンダルによって降格を余儀なくされたユベントス。しかしながら1シーズンでの復帰へ向けて順調に白星を重ねている。降格によって多数の主力選手を放出したもののブッフォンやネドベド、デルピエロといった選手は残留し、他の選手もセリエAで十分通用する、あるいは長年Aで活躍していた選手ばかりなのだから、現在の成績はことさら驚くものでもない。そして今後に何かしらの事態が起きない限りは、希望通り1シーズンで昇格できるだろう。しかし問題はその後である。仮にAに昇格したとして、試合内容に注目が集まるのは間違いない。フロントの手助けがあったとはいえ、これまで数多くのタイトルを手にしてきたクラブである。中位や下位に低迷することは絶対に許されない。昇格1年目からスクデッドを照準に戦わなければならない。加えてブッフォンの移籍騒動も問題になっている。今シーズンは残留したブッフォンだが、来シーズン以降の去就については今のところ曖昧な態度をとっている。その理由の1つに来シーズンへ向けてのクラブの戦力補強を見定めている点がある。ブッフォンも「ユベントス」というクラブをよく知っており、昇格がゴールではないと考えている。そして昇格1年目でのタイトル奪還が絶対とも考えている。それらを達成できるだけの戦力をフロントがクラブに連れてこれるかどうかを見極めてから、残留か移籍かの結論を出そうとしている。ということで移籍市場が開いている現在、ユベントスに関する噂が後を絶たない。既に来シーズンからだがアヤックスからグリゲラを、バイエルンからサリハミジッチを獲得している。噂ではレアルのエメルソン、バルセロナのサビオラ、リバプールのジェラード、ウェストハムのマスチェラーノなども獲得候補に挙がっている。どれも信憑性に関して言えば薄いように思うが(特にジェラード)、サビオラはモナコ時代に現在ユベントスの監督であるデシャンの元でプレーしているし、カペッロと共にレアルへ渡ったエメルソンも昨シーズンまではユベントスの選手であり、いくらカペッロの秘蔵っ子とはいえ世代交代を推し進めるレアルで出場機会が減少しないとも言い切れない。または見限られることはないとも言い切れない。現にパヌッチも昔はカペッロの傍にいつもいたものだが、現在は違う。つまりはエメルソンとサビオラに関していえば、最初から噂で終わらせることもできないように思う。加入選手がいれば出て行く選手もいるわけで、トレゼゲやカモラネージはチャンピオンズリーグ出場を目当てに他クラブへ移籍する可能性が高い。またネドベドも選手生活を続けるか、あるいは引退するかで揺れている。ユベントスの未来は現有戦力をどれだけ残しながら、有能選手を適材適所に獲得することで、どれだけの戦力アップが出来るかにかかっている。そのレベルはセリエAで無難に1シーズンを過ごすというレベルではなく、スクデッド争いという高いレベルで求められる。その鍵を握るのは選手を連れてくるフロントなのはもちろん、絶対的守護神であるブッフォンである。ほな、また。
2007.01.22
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レアルではベッカムやロナウド、カッサーノが監督から戦力外を受けているが、ビジャレアルでも戦力外を受けているチームの中心選手がいる。リケルメである。昨シーズンはリケルメのもとチャンピオンズリーグでも準決勝に進出したが、今シーズンは突然の代表引退やペジェグリーニ監督との確執などで出番が減り、ここ5試合はベンチにさえ入れない状態が続いている。監督との確執は公然であり監督自身が、「リケルメの復帰は彼次第」とリケルメが変わらない限りは、今後も戦力外とすることを断言している。またクラブも監督との契約を2008年まで延長し、リケルメが信頼を寄せていたメディカルスタッフを解雇するなど、リケルメではなく監督の肩を持っている。そうなればリケルメの移籍は間違いないのだが、そう簡単にもいかないのではないだろうか。それはリケルメが輝いたシーズンの、そのクラブの状況を見れば一目瞭然である。これまでのクラブはアルゼンチンのボカ、スペインのバルセロナ、そして現在のビジャレアルだが、成功を収めたのはボカと昨シーズンまでのビジャレアル、失敗はバルセロナと分けることが出来る。ボカとビジャレアルでの成功に共通するのは、チームの攻撃の中心はリケルメであり、リケルメには攻撃における全ての自由が与えられていることだ。つまり攻撃の権限は全てリケルメにある一方で守備については強制されていない。この点はバルセロナにおけるロナウジーニョと似ているが、リケルメが完全なパサーなのに対し、ロナウジーニョはシュート力があり流れのなかでもゴールを決めることができる、また周囲の選手の決定力の差も2人の違うところである。リケルメはパサーなので周囲が応えてくれないことには自身が評価されることはない。そして苦境に陥った際に独力で現状を打破できる別の能力も持っていない。つまりクラブや監督にとってリケルメを獲得するということは、現在のチーム構成を壊しリケルメ中心のチームを作り上げる、言い換えればリケルメと心中する覚悟が必要なのである。攻撃のタクトに関しては一流であるが、守備についての信頼が全くおけないリケルメを欲しがるクラブが果たしてあるのだろうか。もしあるとしてもヨーロッパではビッグクラブではなく中規模のクラブや、降格争いを演じ起爆剤が必要なクラブに限られるだろう。そうなったらなったでリケルメのプライドが中小クラブでのプレーを許すのかは疑問である。一部ではボカへの復帰説も流れているリケルメ。また一説には、昨シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝のアーセナル戦ロスタイムのPK失敗がペジェグリーニの信頼を損ねたとも言われている(決めていればビジャレアルが勝っていた)。たかが1本のPKではあるが、逃がした魚は大きいようだ。ほな、また。
2007.01.21
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我がユナイテッドは、ニューカッスルへローン移籍していたジュゼッペ・ロッシを、今シーズン終了までのローンでパルマへ移籍させることを発表した。ロッシはU-21イタリア代表であり将来を渇望されている。2004年にパルマからユナイテッドへ移籍を果たしたものの、ニステルローイという大きな壁の前に出場機会は限られていた。それでもファーガソン監督はロッシの才能を高く評価しており、キーンの後継者として育てようと趣旨のコメントもしていたことがある。またニューカッスルへのローン移籍も、より多くの出場機会を得ることで経験を積ませ、いずれはユナイテッドでそれらを生かしてほしいと願っていたし、元々昨年12月までの契約であり、ファーガソンとしては今年1月からユナイテッドに復帰させようと考えていた。ならばなぜ再びローンで移籍させようと考えたのか。ユナイテッドは中国代表FWドン・ファンジョと2010年までの契約延長に合意したと発表した。2004年中国の大連実徳からユナイテッドへ移籍を果たしたドンだったが、移籍に必要な労働許可証(EU圏外の選手がプレミアへ移籍する場合、各国代表の75%以上の試合に出場していなければならない)が取得できず、これまではベルギーのアントワープへ貸し出されていた。ところが昨年12月に労働許可証が発行され、晴れて正式にユナイテッドと契約を結ぶ運びとなった。アントワープ在籍の2年間で61試合に出場し35ゴールという記録を残し、ドンは自らの能力を、そしてユナイテッドにふさわしい選手であることを証明してみせた。現在のユナイテッドのFWにはサハ、ルーニー、ラーション、スールシャール、スミスの5人がいる。ラーションは今のところ3月中旬までのローンということなので、シーズン終盤は実質4人体制で乗り越えなければならないだろう。しかしスミスの調子がまだいまいち上がってこないことや、一時も息を抜けない終盤戦へ向けて選手層が厚いに越したことはない。そういう意味でもロッシはユナイテッドにとって重要な選手であり、ニューカッスルとの契約が切れた後はユナイテッドへ残留させることを考えていたはずである。しかしドンの労働許可証が下りたことで話は変わった。ドン(21歳)もロッシ(19歳)もユナイテッドにとっては必要な選手であり、選手層だけを考えれば2人とも残留させることだって出来るはずだ。しかしそうなるとFWがラーションを含めると7人もいることになってしまう。これではどうしても2人の若手にチャンスが巡ってくるはずもなく、今まで外で積んできた経験を生かす場所を失うことになってしまう。かといって2人ともまた外に出せば、ユナイテッドの魂を肌で感じる経験を奪う結果にもなってしまう。つまり、ここでどちらか1人に絞らなければならないのだが、いくらローンで他クラブに所属しているとはいえ保有権はユナイテッドにある。ということは権利上はユナイテッドの選手であり、所属先でのプレー内容は確実にチェックされファーガソンの目に、そして耳に入っているはずである。単純に所属先で残した記録だけを見てもドンが2年間で61試合35ゴールなのに対し、ロッシが11試合(先発3試合)でノーゴールとなればどちらが残留できるかは言うまでもない。それもこれも今シーズンのユナイテッドのためだ。ロッシにはパルマでさらに経験を積んでもらい、来シーズン以降の将来のユナイテッドのために今を犠牲にしてほしい。そしてドンには今シーズンのユナイテッドのために(もちろん彼にも来シーズン以降のためにも)アントワープ時代に見せた同様のプレーをしてほしい。ユナイテッドの今シーズンの目標は、2年連続でチェルシーに奪われたプレミアの覇権を奪還するとともに、獲得の可能性が残っているプレミア以外のタイトル、FAカップとチャンピオンズリーグのタイトルも奪うこと、つまりは1999年以来の“トレブル”である。ほな、また。
2007.01.18
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ダイスラー衝撃の引退から1夜明けても、ショックがまだ取れない。サッカー界でも、時間が経つに連れて関係者の残念がるコメントが相次いで公になっている。「最後の最後までこれが単なる悪夢であることを願い続けていた。 チームも大きなショックを受けている。 われわれはダイスラーに現役を続行させるべく 戦って来た。 これまでドイツが生み出したベストプレーヤーの1人なのだから。 ダイスラーが最終的な決断を下すまで、あらゆる手を尽くしてみたが、 そうした戦いも意味を持たないという結論に至った。 敗北を喫したということだ。彼の決断を受け入れなければならない。」 (へーネス・バイエルンマネージャー)「ドイツのサッカーにとっては非常に残念なことだ。 けがの間もダイスラーと私とのコンタクトが途切れることはなかった。 そのことは、今回の引退があっても変わらないだろう。」 (レーブ・ドイツ代表監督)「ダイスラーの類まれな才能については疑問の余地がない。 この決定が一時的なものであると思いたい。 いずれにせよ、代表チームは彼を引き続き歓迎する。 言うまでもなく、願わくは選手としてだが。」 (ビアホフ・ドイツ代表アシスタント)さて、ダイスラー同様、今シーズンを最後にバイエルンを離れる選手がもう1人いる。サリハミジッチである。サリハミジッチは先頃、4年契約でユベントスと合意した。なおバイエルンとは今シーズンで契約が切れるため移籍金は発生しない。両サイドバックに中盤の両ワイド、さらにはセカンドトップ的な動きもできる超がつくほどのユーティリティプレーヤーのサリハミジッチ。バイエルンに在籍した(今シーズンを含めて)9年間で数々のタイトルをクラブにもたらしたが、次のステップへ進むために今回の移籍を決断したようだ。昨シーズンはバラックとゼ・ロベルト、今シーズンはダイスラーにシーズンが終わればサリハミジッチがいなくなることになる。主力級が2年で4人も抜けることはバイエルンにとってかなり痛いのは間違いない。しかも全員が中盤をメインとする選手である。いくらシュバインシュタイガーやオットルといった若手が育ってきているとはいえ、これほど急激に選手の離脱があれば状態がよくならないのも当然である。では選手を獲得すればいいではないか、と思うかもしれないが、それができないのがバイエルンである。赤字無し、健全経営が基本のバイエルンだけに金銭面では多少の無理さえもできない、しないのである。しかも2年間で離脱した4選手のうち、ダイスラーは引退のためにもちろんのこと、残りの3選手も契約切れ後の移籍のため移籍金は発生していない。つまり全4選手とも見返りなく放出していることになる。一昨シーズンに行われたスタジアムの拡張工事で入場料収入は上昇しているとはいえ、これでは財布の紐が固くなっても仕方のないことである。それでも戦力の低下を補うためには補強を行う必要がある。現在のところ決まっている新加入選手は来シーズンからのシュラウドラッフだけであり、今冬からの加入選手はいない。噂に上がっているのはハーグリーブスを絡ませたものであり、1つは我がユナイテッド、もう1つはチェルシーである。ユナイテッドはこの夏にも獲得を試みようとしていたが、ビジャレアルのセナとハーグリーブスを天秤にかけていたことがバイエルンの逆鱗に触れ失敗している。しかしユナイテッドは現在もターゲットとしており、一部には40億とも50億とも言われる移籍金を準備しているらしい。もしこの金額で移籍が成立すれば金庫の金が増え、その分夏の補強に大判振る舞いができる。しかし更なる戦力ダウンとなり、今シーズンのタイトルに大きな影響を及ぼすといえる。一方で現実味は乏しいが、ハーグリーブスとチェルシーのロッペンとの間でトレードの話が持ち上がっている。しかしこれはへーネスが否定している。「まったくのでたらめだ。 ロッペンはクローゼのように市場に出ている選手ではないし、 彼の代理人ともチェルシーとも連絡をとっていない。 バイエルンは毎年1人の大物を獲得しているが、どうなるかはこれからわかることだ。 ただ、外国のスターを連れてくるのは難しい。 ブンデスリーガの魅力、ドイツ税率の高さ、 そしてバイエルンにふさわしい選手を獲得するには多額の移籍金を必要とするなど、 問題は多い。」クローゼもターゲットの1人に挙げられているが、ドイツ国内の移籍をクローゼが望まない限りは動くつもりはないようで、またリケルメ獲得の噂も一部には挙がっている。問題は山積みのようだ。ほな、また。
2007.01.17
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驚いた。ダイスラーが現役を引退した。今シーズン限りではなく。ボルシアMGで頭角を現したダイスラーはヘルタ・ベルリンへ移籍。順調なキャリアアップを積み重ねドイツ代表の未来のスターともてはやされた。その後ドイツ人にとってのエリートコースであるバイエルンへの移籍を果たし、これからドイツを背負う、世界へ羽ばたこうとしていたときだった。うつ病、慢性的な膝の負傷で5度もメスをいれるなどバイエルン加入後は実力を遺憾なく発揮させることはできなかった。また大舞台にも縁がなく、なぜか大会前に怪我を起こしてしまい檜舞台に立つことさえ出来なかった。4シーズン半過ごしたバイエルンでは、リーグ戦わずか62試合の出場に止まり、チャンピオンズリーグでも21試合の出場でキャリアを終えることになったダイスラー。「過去数ヶ月は非常に困難なときだった。 今回の決断を下すまでに時間をかけたが、 もう楽しんでサッカーをすることができない。」運命で終わらせるにはあまりにも悲劇的で苦悩に満ちた現役生活を送ったダイスラー。惜別の言葉さえ見つからない。ほな、また。
2007.01.16
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イタリアの優勝で幕を閉じた2006年のワールドカップ。120分戦い終えて決着付かずPK戦までもつれ込んだが、今後はこういったシーンが見られないかもしれない。FIFA会長ブラッターがインタビューに答え、ワールドカップ決勝の再試合制を提案した。「チームプレーを本質とするサッカーが、 1人の主役の一蹴り、つまりPKで決着することは、正しいとは思えない。 90分間と延長戦を戦っても勝者が決まらない場合、 一旦試合を中断し、2日間待って再試合を行う方が良いだろう。 だが、これは決勝の場合だけだ。」一瞬で勝敗が決するPKはキッカーに極度のプレッシャーを与え、敗者を決定付けたキッカーには生涯拭い去れない重荷を背負わなければならない。また見ている側にとっても心臓麻痺で死者が出るほどの興奮状態を引き起こす。これが優勝を決める決勝のPKなら、刹那の歓喜と絶望は目に見えて混乱状態に陥ること間違いない。ブラッターはこれを決勝に限り廃止し、再試合を行うのはどうかと言っているのだが、個人的には反対の立場を取りたい。やはりあのPK戦独特の雰囲気は、プレーしている選手には悪いが、見ている側としてはコンペティションが上がれば上がるほど興奮の度合いを増すし、ドラマ性も増えてくる。また再試合を行うということは余計に1試合多く戦うことになり、より選手の疲労が増す。ただでさえ1ヶ月で7試合もこなしているのに決勝再試合となれば、選手のコンディションが万全になるとは到底思えず、決勝という夢の舞台で平凡な試合しか出来ないのが目に見えている。そもそもブラッターの言うように「サッカーがチームプレーを本質とするもの」なら、なぜ決勝だけなのか。トーナメント1回戦だろうが準々決勝だろうがサッカーはチームスポーツであり、決勝を再試合にするならこの段階でも再試合にするべきだと思う。特にノックアウト方式のPK戦はブラッターの言う「1人の主役の一蹴り」で試合が終わってしまう公算が大きい。それを決勝だけ変更してそれ以外は現状維持というのは少し違うように思う。もちろん次のワールドカップからすぐに採用されることはないだろう。カードの取り扱いやスタジアムの確保やチケットの販売など諸々の課題を解決しないといけないからだ。あまりにも唐突な今回の提案なので、どうも政治的匂いがして仕方がない。本当にサッカー界の現状を考えて提案しているのか、それとも他の別なところに視線が向いているのか、いずれにせよ結果的にサッカー界の発展に繋がればそれはそれでいいのだけれど。ほな、また。
2007.01.15
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昨シーズンあたりから急速に世代交代を進めているアーセナル。ベルカンプやピレスが昨シーズン限りでクラブを去り、この1月でリュングベリとローレンも移籍するのではないかと言われている。チェルシーにアブラモビッチがやってくる前、プレミアは我がユナイテッドとアーセナルの独壇場だった。現在とメンバー構成が違うとはいえスタイルに大きな変化はなく、細かくパスをつないで相手ディフェンスを切り崩すサッカーを展開していた。しかし当時と現在とで決定的に違う点がある。それは老獪さと重みである。それこそ経験からくるであろう落ち着きであったり、相対する際のいやらしいプレーだったり、現在のような速さだけではない上乗せのプレーが当時は随所に見られていた。タイミング良く上がり正確なクロスを入れるローレン、ワンパターンになりがちなテンポのなかで1人違うテンポ・味を出していたリュングベリなどがその筆頭だった。アーセナルには、30歳を越えた選手とは1年契約、という基本原則がある。アンリは20代ということで長期契約だったが、ベルカンプもピレスも特別扱いなく1年契約の提示だった。選手としては1年でも長くプレーしたい気持ちがある。また、どれだけクラブに評価をされているのかも気になるところ。どれだけ監督や関係者に言葉で評価されても契約内容が悪ければ、自分は評価されていないと思うだろう。そしていくら交渉しても内容が変わらないのであれば、より自分を評価してくれるクラブへ移籍するしかない。確かにローレンが怪我で長期欠場している間にジュルーやエブエといった選手が起用され著しい成長を見せている。またフレブやロシツキーの加入と怪我の多さも重なってリュングベリの出場機会を極端に減っている。そのために結果としてクラブの若返りは進み、攻撃時のスピードは質を落とさずして上げることが出来ている。しかしアーセナルのサッカーに適応しそうな選手を獲得し続けたことで似たような選手が揃ってしまい、攻撃が行き詰ったときに変化をつけることができる選手、それこそリュングベリのような選手がいなくなってしまった。そこにアーセナルが首位戦線に絡めない原因があるのではないだろうか。ほな、また。
2007.01.13
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前々から噂されていた通り、ベッカムがアメリカのロサンゼルス・ギャラクシーに移籍することが決まった。契約は8月からの5年契約で、一説には肖像権等諸々含めて300億円という史上最高の契約額となっている。これに関してベッカムはファンやクラブへの感謝の意と共に、金銭的なものではなく家族と話し合った結果の移籍だったこと、そしてアメリカサッカー界の発展への寄与のためだとコメントした。ものは言いようなので何とでも言えるのだが、おそらくは金銭的魅力と妻ビクトリアの希望が主な移籍理由だろう。選手としてだけで年俸60億円、さらにビクトリアのハリウッド進出に最適なロサンゼルスのクラブであり、名声的にこれほどベッカム夫婦にピッタリな場所はない。しかしベッカム個人で考えた場合、やはり常にプレーできる環境かどうかが移籍の最大条件だと思う。カペッロが就任してからというもの極端に出場機会が減っている一方で、自身は体力の限界を感じておらず十分戦えると考えている。また残り数試合になった代表100キャップを達成するには現状では無理であり、常にプレーし続けることでマクラーレンにアピールする必要がある。そのためにはレアルを去り、新しいクラブを探さなければならなかった。そして“家族と話し合った結果”、常にプレー可能でハリウッドにも近いロサンゼルスが、ヨーロッパを含む様々なオファーの中から選ばれたわけだ。ただそうなると移籍の時期が引っかかる。ベッカムの契約は今年の6月で終わる。クラブとしては放出するなら、移籍金が手に入る今月中の移籍を成立させたかった。しかし今シーズン一杯はクラブに留まるのだから、49億円で獲得したベッカムを何の見返りもなく放出することになる。カペッロの言うとおりにベッカムの放出がクラブの決定事項だったとしたら、今後のチーム作りという点ではプラスかもしれないが、クラブの戦略としてはマイナスである。またベッカムにとってもプレーできる環境を求めてといいながら、最低8月までは出場機会の保証はない。6月まではレアルに留まるわけだし、怪我人続出などのスクランブルにでもならない限り、今まで少なかったベッカムの出場機会が今後6ヶ月で劇的に増えるとも思えない。監督がカペッロなら尚更のことである。そう考えると、今回の移籍で一番得をしたのはレアルでもギャラクシーでもベッカムでもなく、もちろんビクトリアではある。元スパイスガールズのポッシュ・スパイスとして活躍したビクトリア。スパイスガールズの最大のヒット曲「wannabe」、日本語に直すと「志望する、希望する」である。ほな、また。
2007.01.12
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スコットランドで、俊輔が所属するセルティックと人気を二分するレンジャース。そのレンジャースの監督を務めていたルグエンが退団した。直接の原因は選手やファンからの信頼を失ったこと。これを受けてクラブと監督が話し合い、双方合意の元、契約を解除することになった。フランスのリヨンでは国内リーグ3連覇に、2年連続チャンピオンズリーグ準々決勝進出という成果を残したルグエンがスコットランドにやってきたのは、今年7月。昨シーズンは大差でセルティックに優勝を奪われ、巻き返しを図る大役を任されたわけだが、今シーズンは昨シーズン以上の差を現在までつけられている。このような成績ではファンが納得しないのは言うまでもない。それどころか選手さえも監督の手腕に疑問を持ち始めた。そしてそれを公の場でコメントしたのが、チームの柱であり主将であるファーガソンだった。監督として、チームの和を乱す、言い換えれば自分を批判する選手を放っておくことは出来ず、ルグエンはファーガソンから主将の座と、もちろんスタメンの座を剥奪した。これに敏感に反応したのがレンジャース・サポーターであった。騒動が起こってから初めての試合で、サポーターはルグエンにブーイングを、そしてファーガソンには声援のチャントを送り続けた。騒動を鎮静化したいクラブは単純で、しかし困難な2者択一を迫られた。監督を取るか、選手を取るか、である。クラブが出した結論は、選手だった。クラブにとって強くなるためには良い監督と良い選手が必要である。そのためにレンジャースはルグエンを監督として招聘したのだろうし、間違ってはいなかったと思う。しかしいくら強くなったとしても、それにサポーターがついてこなければ、サポーターに満足のいく内容や結果が伴わなければ成功とはいえない。ましてやスコットランドで1,2を争うビッグクラブで歴史も古い。ゆえにサポーターの数も半端ではない。そして、特に今シーズンはライバルのセルティックがチャンピオンズリーグでグループリーグを突破している。その鬱憤が溜まったサポーターが、今回の騒動で自分達の思い、現在のような状況に陥ってしまったのは誰なのかをクラブ、監督、選手に伝えたのである。2者択一の問題に答えを出したのはクラブではなく、サポーターである。ほな、また。
2007.01.10
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冬の移籍市場が現在開いているが、ここ最近は世界規模での移籍が特に増えている。今までは自国のクラブ同士、広がってもヨーロッパ圏内だったのがアジアからヨーロッパへ、日本から世界へと広がりはとどまるところを知らない。最近ではフィーゴがサウジアラビアのクラブと契約するだのしないだのという話があったし、コスタリカ代表のワンチョべが今シーズンから東京でプレーする。これだけ市場が世界規模になると問題になるのが、移籍におけるルールである。これまでは自国あるいは地域での移籍しかなかったために、それぞれ独自のルールさえ作っておけば問題はなかった。しかし現状ではそのルールは時代遅れである。例えば国によって市場が開いている期間が違う、それ以前にシーズンの時期が違うために、シーズン途中で中心選手を放出したくないクラブが強硬に移籍を拒否したり、あるいはシーズンの関係で1年以上休みなくプレーし続ける選手が出たり、平気で契約交渉をすっぽかし自由に移籍先を決めることが出来たり。ドイツ・ブンデスリーガのシャルケに今冬加入することになったブラジル人グスタボは契約が成立しているにも関わらず、クラブ加入を拒否している。法的には契約が成立しているのだから悪いのはグスタボである。しかし例えばグスタボがサッカー界の右も左も分からない10代で、悪徳代理人に騙されていたらどうする?加害者のグスタボは被害者でもある。逆に力の強い(であろう)シャルケがグスタボを騙していたらどうする?話は逸れた感じになったが、要は世界統一のルールを作る必要がある。シーズンに関しては北半球と南半球で気候の差があるので一緒にするわけにはいかない。ただ世界で2つ、多くて3つのシーズンを採用する、そして市場の解禁も統一することで問題は少なくなるのではないか。そして市場が解禁している間は世界中のサッカーをオフにすることで選手は休息でき、コンディションの回復に努めることもできる。また新加入選手はチームに馴染みやすくもなる。書いているうちに意味が分からなくなってきたが、要するにそれぞれ独自のシステムがある現状よりも、FIFA主導で世界共通のピッチ外でのルールを作るべきだと思う。もちろん細かい問題は無数に出てくるだろう。また特にビッグクラブからの反発もあるだろう。しかし大きくなりすぎたサッカー界、このままではいつか崩壊するだろう。ほな、また。
2007.01.07
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今シーズンからJ1に昇格する横浜FC(以下FC)だが、戦力補強に関しては進んでいないようである。昨シーズン、開幕1試合で前監督の解任の後を継いだ高木琢也監督の下、見事にJ1昇格を果たしたが、やはりJ1とJ2では違う。何が違うかと問われてもほぼ全てにおいてで違いがあり、選手の質などの細かく、言葉にしづらい事なのだが、何にせよ違うのである。そこでクラブはJ1で戦えるだけの戦力を整えなければならない。10人が退団したことによる選手層の薄さの解消や、すぐにJ1でプレーできる即戦力の補強がクラブには求められている。にも関わらず補強が進んでいない。原因は金である。要するに金がないのだ。99年の天皇杯決勝を最後に消滅した横浜フリューゲルスを受け継ぐ形で創立されたFC。当然ながら大口スポンサーも少なく、自前の専用練習場もない。クラブの強化部が語っているように「移籍金がなく、年俸も2千万まで」となれば獲得できる選手も限られ、他クラブとの競合になれば勝ち目はない。セレクションも行ったらしいが選手獲得は見送ったようだが、それもそのはず、そういう場所に即戦力が残っていることが稀なのだから。お金がないとなれば当然、現所属選手の年俸もそれほど上がらない。昨シーズン、選手達は年俸の少なさに不満を訴えていたが、クラブの経済事情も知っており、またJ2ということもあってそれを抑えていた。J1へ昇格して初めて胸を張って話そうと。しかしJ2優勝が決まり祝勝会の会場へ向かうバスの中で出た飯がコンビニのおにぎりだけだったそうだ。2年連続9位に終わった横浜Fマリノス(以下FM)。今シーズンから早野監督が就任したわけだが、ファンは新監督にブーイングを浴びせている。それもそのはずであり、一昨シーズンに柏をJ2へ降格させた監督であり、テレビ解説でのさむいダジャレやスローガンの「スクランブルアタック」が非難の的になっている。また早野監督を招聘したクラブ社長も「これで結果が出せるか分からない」とコメントしており、これが更なるサポーターのブーイングを煽っている。そもそも不甲斐無いシーズンを過ごしたことで、ある種の危機感がクラブやファンにあるはずだ。火に油ではないが、そこに輪をかけてスローガンが「スクランブル(緊急事態」とは監督もクラブもファンの心理を理解しているのだろうか。しかもトップが自信を持って結果が出せると言えないならサポーターが怒るのも無理はない。また早野監督が就任会見で「クビになっても、そのとき若手の芽が出ていればいい」とクビ覚悟のコメントを出しているが、このコメントと社長のコメントを比較して、クラブの方向性が定まっていないように思う。現実的にいえば結果が全ての世界であり敗者は去らなければならない。しかし目先の勝利だけを追い求めると未来が見えなくなる。目先の結果も出て若手も順調に育つのが理想だが、そうはうまくいかない。どちらかに片寄れとは言わない。せめてクラブとしてのビジョンがはっきりしないと結果も出ないし若手も育たない。どちらの横浜もたそがれてる余裕は全くないようだ。ほな、また。
2007.01.05
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あけましておめでとうございます。今年もサッカーについて色々と書いていきたいと思います。多少コアになったり、長文になる場合もありますが、よろしくお願いします。さて今年1発目の話題はシュラウドラッフの移籍である。冬の移籍市場も開き、戦力補強を考えるクラブや、余剰人員を整理しようとするクラブが、1ヶ月という短い期間を利用して、いかに戦力アップを成し遂げられるか動き出している。バイエルンが早速動き、同じブンデスリーガのアーヘンに所属するFWシュラウドラッフと来シーズンからの3年契約で獲得した。移籍金は1億6千万円。昨年後半は代表にも召集され、ドイツ杯ではバイエルンを敗退に導いた殊勲者として注目されていた。クラブはFWの一角に食い込むほどの活躍と、未だ埋められずにいるバラックの後継者として期待を寄せているらしい。それにしても、やはりバイエルンというクラブはドイツ人にとって魅力があるのだろう。ダイスラーやシュバインシュタイガーは元から在籍していたが、昨シーズンまでの中心であったバラックやポドルスキーは移籍組であり、ドイツ人でなくともルシオやイスマエルなども他のブンデスリーガのクラブから移籍した選手である。どうも1つのクラブが独占しようとする光景が某球団と重なって、ぼくはバイエルンがイマイチ好きにはなれない。だからこのニュースを知ったときも「お前もか」と感じたことは否定できない。しかしシュラウドラッフのコメントをよく読んでみると、コメントに嘘偽りがなければ、この選手(あるいは代理人)はなかなかの策士なのではないかと思う。「自分にとってはサッカー面での将来性が重要だった。ブレーメンであろうとドルトムントであろうと、競争があるのはどこでも同じだ。前進できるという確信がなかったら、バイエルン移籍という一歩は踏み出さなかった。バイエルンに決めたのは、自分に合っていると感じたからだ。バイエルンなら背番号10のポジションでプレーできると思ったことも一因だ。ブレーメンでは、そのポジションでジエゴがプレーしていて非常にうまくいっている。それだけでなく、クローゼの去就についてもまだ明らかになっていない。また、ブレーメンにはハントとジダンという自分によく似たタイプのプレーヤーが2人いる。」まず最初に金ではなく将来を考えた移籍だとアピールすることで、ファンに致し方ない移籍だと思わせている。さらに競争はどこでもあると先に言っておく事で、競争に打ち勝とうとする強さと、ファンの心理に必然ではなく偶然を装うような印象を刷り込んでいる。しかし本心はブレーメンには似たタイプの選手が多く競争が激しいことや、前半戦MVPのヂエゴがいることで試合に出るチャンスが少なくなりそうということである。もちろんどんなスポーツ選手でも試合に出たいと考える。出場機会が少なくなれば出番を求めて移籍を考えるだろうから、シュラウドラッフの本心は当然といえば当然である。しかしそれをそのままコメントしてしまえば、悪い印象を周囲に与えることになり、イメージダウンにつながる。そこで先に体裁良いコメントを出すことで、年齢が若いことも相成って、出来るだけイメージを保ったまま移籍を合意させようとした。シュラウドラッフは何て汚い男なんだ、と思うかもしれない。しかしよく考えると、先に否定した「将来を考えて」発言は本心かもしれない。先にも書いたように、バイエルンにはドイツ代表の常連や各国の代表クラスが揃っている。ブレーメンよりも競争が少ないかもしれないが、競争に負けたところで、よく言われる代表クラスの練習を肌で毎日感じることで必ず何かが学べるだろうし、自分にとってマイナスになることは決してない。またチャンピオンズリーグの出場権もバイエルンを選んだ理由の1つだろう。今シーズンのチャンピオンズリーグの予選を突破したドイツ勢は、ブレーメンの不運はあったものの、バイエルンのみ。また世界中で名前が広く知られているのもブレーメンではなくバイエルンである。ということはバイエルンに移籍したほうがチャンピオンズリーグで出場できるチャンスがあり、1回戦の相手であるレアル戦で活躍しようものなら、バイエルン同様にシュラウドラッフの名も世界中に知れ渡ることになる。そうなれば海外のビッグクラブへの移籍や代表の常連に名を連ねることも不可能ではない。もしこれらの考えが理由なら、今回の移籍はやはり必然である。そして能力はもちろんのこと、本人も代理人もかなりの策士である。策士が策に溺れるか、それは現時点では分からない。ほな、また。
2007.01.04
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