Road to an Agriconsul

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2007年07月20日
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カテゴリ: 農業一般


 つくづく人間というのは「獲らぬ狸の皮算用」の生き物だと思いますが、その時わたしが描いていた頭の中のイメージは、洗剤の忌避効果で「カルガドール(ハキリアリ)」がまったくババコによるつかないババコ園の様子でした。

 歩いていくと、いつものようにだんだんと小高い丘の上に立てられたババコ栽培用のビニールハウスが目に入りはじめます。そして次には緑色のババコの葉が目に入っていくハズが・・・・、「あれっ?」、なぜかその朝は目に入ってきません。
 目に入ってくるのは、何だか茶色い棒のようなものばかり・・・。

 そしてババコ園に到着したわたしが目の前にしたものは・・・(ガーン)。

 結論から言うと、選択用洗剤「デハ」の「カルガドール」に対する忌避効果は、話に聞いていたとおり確かにあったのです。
 しかしそれはわたしが想像したこととはまったく違う形で現れたのでした。

 つまりババコを洗剤で洗い流したことが原因で、ババコの葉のほとんどが枯れ、地面へ落ちてしまっていたのでした。

 畑のなかにあれほどいた「カルガドール」の姿もその朝はまったく見当たりません。そりゃそうです、彼らも食料の生産原料となる葉がない場所には、寄り付くことはありません。
 再度書きますが、洗剤には彼らを寄せ付けない効果はあったのです。そう抜群な効果が。しかしそれは同時にその植物も枯らしてしまうという究極の犠牲を伴っていたわけです・・・。

 今あれから10年ぐらいがたちますが、あのときの朝の光景は今でも鮮明に覚えています。
 そして、わたしはカルガドールとの一連の戦いを通して、「自然の営みを人間の力でコントロールしようなんていう考えは、農業においては根本的に通用しない。」ということを知り、「その地域・風土にあった農業形勢や発展がある。」のだろう、ということを学びました。


 3年ぐらい前になりますが、広尾にある老舗のスーパーマーケット「明治屋」へ寄ったら、フルーツコーナーに「ババコ」が置かれていることに気がつきました。「こうやって売られているということは、この果物を買う人もいるのだな~。」と思い、そばに寄り、その「ババコ」を見つめていると、わたしの心の中で「甘酸っぱい気持ち」がジンワリと広がっていくのを感じました。
 その時はその「ババコ」を買うことはできませんでしたが、いつか「ババコ」を買い、「ババコミルクセーキ」などをつくれる時がやってくるのだと思います。

                  終わり





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最終更新日  2007年07月20日 07時51分58秒
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