^-^◆ 居酒屋の 粋なおばちゃん( ̄ー ̄)
<Revival>
先日、JR電車内で以前勤めていた会社の後輩に
バッタリ出会いました。
「ブログ見てますよ。(^-^)そろそろ『居酒屋のおばちゃん』を
もう一度、アップして下さいよ。(*^_^*)」
「ああ、あれか。あの時一緒に飲んだだよな……(^。^)
以前アップした時のURLをラインで送るよ」
「いやいや、面倒です。Revivalでアップして下さいよ。
……あのおばちゃん、元気にしていますかね。(^o^)」
「……うん……もう90才近いだろうな……」
「じゃー、お願いしておきますよ――」
そういって、列車を降りて行ってしまいました。(-_-)
……ということで、この懐かしい話のリバイバルアップと、
なりました。
◆
大通りを曲がって少し入った所のごくありふれた居酒屋……。
会社帰りに仲間5人でちょっと立ち寄った。
「いらっしゃーい。何名様ですかぁ……? (^。^)」
「5人だょーーーーーーん!」
「はい! 上に上がって下さーい。はーい、上、5名様ね!」
履物を脱いで次々と板張りに上がる。
……黒光りの板です。
滑って転んで、
「いてててててててっ! (>_<)」
相変わらずバカが一人居る……。 (^-^)
「いらっしゃいませー、どうぞ、こちらへー。5名様ですね。
どうぞーーー (^。^)」
年の頃なら、60代中盤の威勢の良いオバサンの出迎えです。
「はーい、おしぼりどうぞ。どうぞ、どうぞ。
はい! 飲み物何にしましょう?」
「まず、ビールねっ。」
「ハイッ!ビール。キリン?朝日?……どちら?」
「サッポロ……無いの?」
「あぁ、有りますよ。ハイッ、サッポロ、何本?」
「なんだ、あるんじゃない。ちゃんと言ってよ……」
「すんませーん。ハイ…何本?」
「そうねぇ取り敢えず、2~30本持って来て。
……ははははっ……(^-^)」
「うぃっ…?……2~30本!!えぇ、えぇ、わかりましたっ。
ちょっと待って下さいね。」
ニコッと笑って、オバサンは奥に消えた。
「おい。相変わらず冗談きついなぁ。オバサン、
びっくりしてたぜ……」
「でも、勘の良いオバサンやなぁ……」
「ところで、クイズ。さて、2本来るでしょうか?
3本来るでしょうか?」
「待て待て、それは俺に答えさせろ。答は、3本。
…………だろう?」
「ご名答!」
「ちょっと待ってよ。2本かも知れんじゃないか」
「いやいや、こいつは、人の心理のことを言ってるんやから、
……なぁ、そうやろう?」
「その通り……カミさんに小使い、2~3千円くれって
言ってみろよ。大抵の場合出て来るのは、2千円。
……そんなもんよ……」
「なるほど、出したいか出したくないかということか……」
「あぁ………そういうこと……か……?
……へえー……俺、今分かった」
「相変わらず鈍いなぁ…お前。
それにしても、オバサン遅いなぁ……」
「ウッショ、ウッショ、ウッショ………………」
「何?……あの声」
「ウッショ、ヨイショッと!!!
ふぅぅぅー。お待ちどう~。
ハイ、まず20本。あぁー、重かったぁぁぁ……」
「……!」
「…………!」
「………………」
「……………………」
「…………………………(゜-゜)」
「やるねー………………オバサン(ー_ー)!!」
オバサンはそれには応えずケースの中から、3本、指に挟んで
取り出してテーブルの上に置くと、俺の顔をキッと睨みつけて、
それから、ニター~と笑って、残りのビールを、
又、ヨイショ、ヨイショと奥に持っていった。
全員…………無言。
完全に一本取られた……。
その夜の宴席が盛り上がったのは言うまでもない。
……帰りに、おばさんにチップを渡したが、居酒屋では、
初めての事である。
何度、思い出しても可笑しさがこみ上げてくる、ひと夜の、
素敵なオバサンのオハナシでした……。
大人のユーモアって……いいもんですねぇ……。(^。^)
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