私の根幹を支えて頂いた11人の恩人 0
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 相談相手への反応 …… アレコレ <Revival> ……とあるおでん屋のカウンターで、後輩と二人っきりの時、彼が……私に打ち明けた。後輩:うちのマネージャーは、僕の事を買ってないみたいで、 僕に厳しい事ばっかり言うんですよ……。 A.そんな事はないよ。君の思い過ごしだよ。 B.ふーん、どんな時にそれを感じるんだい? C.上司の悪口は止めた方がいいな。気持ちはわかるけど。 D.結構君も苦労しているんだなぁ。まあ、頑張れよ。 E.君にも悪いところがあるんじゃないか? F.自己の信念でやるべきだよ。気にしない、気にしない。 G.逆に買ってるからこそ、君を鍛えているんじゃないか? H.それは困っているだろう。もっと詳しく話してごらん。 <さてさて、小生は開口一番どう言ったと思われますかな?> < 野生の麦 >人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2024/03/07
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 若手を本気で育てる「俺は社の重要な事項に若い奴を抜擢するようにしている」「それって、社運を左右するようなことか?」「ふふふっ……(^-^)それも有りだ。 将来を担う若い奴にチャンスを与えるんだ……」「あ~~あ……馬鹿馬鹿しい。 会社の重要な事項を任せるのは、若い奴ではない。 分かる奴だ。年齢は関係ない!!」「……そうやっていたら、 いつまでも若手が育たないじゃないか……?」 「バカめ、育たないのは育てていないからだろうが……」「だから、本番で育てるために重要な事項を任せるのだ!!」「あ~~あ……愚か者のセンチメンタリズムには、 到底ついていけないな。 それは何もしない事に等しい。仕事そのものに教育を任せて サボっているに等しい……。そんなことが分からんか?」「じゃーどうしろって言うんだ? <`ヘ´>」「分かる奴にまず任せて、 見習いとして有望な若手を付けるのが良い」 「それで、自主性が育つか……?……若手に」「ふふふっ、育たなければそこまでの奴だったってことよ。 何事も、 して見せて 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は育たじ………………だ。 山本五十六元帥が90年程前に言われておる」「うーーーーん、どうも……違う気がするが……」「ふふふっ……『気』などと言って遊んでろ!! こっちは、毎日が真剣勝負なんだ」「……………(-_-)」 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/08/24
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 新入社員を育てる<3> ※ 随分、久しぶりです。 【前回】新入社員を育てる<2>「いやなら……辞める……か。 ビズリーチ!!って訳か。 (-_-) まっ、転職サイトも充実しているからな……。 昔は、転職だって、難しかった……ホントに」「確かにそうですね……。 ……そういう意味では時代は変わりましたね。 『納得しないと動かない』に関しましては、この位にして、 次の『"2つの感"を求める』に話を進めますが……、 良いですかねぇ……」 「ビール缶の『缶』じゃなくて感覚の『感』なんだな……(^-^)」「そうです……感性です。 先輩!!Z世代って分かりますか?」「『Z』??戦後世代とか、団塊の世代とか言っていたが、 とうとう、アルファベットの最後まで行きついたのか?」「ふふふふっ……。(^。^) 今、先輩が言われたように、 同じ日本人であっても、生まれた時代とその環境、 社会を覆う空気感などによる影響から、 世代間で異なる特徴が見られるわけです。 「団塊の世代」「団塊ジュニア」「バブル世代」など、 世代を区別する呼び方が定着しているのはそのためです」「うん、そうだな。さまざまな世代が悲喜交々の時代を 形作ってきた……」 「いまからお話しするのは、1980年代後半から2000年代までに 生まれた世代で『Z世代』と呼ばれているものとは何か、 その特徴や消費傾向などに迫ります」「Z世代ってのは、すでにインターネットが普及していた時代に 生まれた連中だな?」「はい、デジタルネイティブと呼ばれる世代を指します」「デジタルネイティブ?また横文字か?仕方ないなぁ。(^_^;)」「Z世代と言われる最近の若者たちの中には、 『貢献感』と『成長実感』を欲する人が増えているようです」「なになに、貢献感?どういう事かな?」「貢献感はですね、自分の行動が誰かの役に立ち、 その結果、『ありがとう』『助かりました』 『あなたのおかげです』といった、感謝のメッセージ を受け取ることで得られる感覚ですね」 「それなら、我々の時代でもあったよ。 ……しかし、若い頃そうだったかというと、 あまり強い感覚ではなかったかな? で、『成長実感』は?」「はい、『成長実感』はですね、 『できなかったことが、できるようになった』 『精神的に強くなった』等、仕事を通じて自らの専門性や 人間性が高まったと認識することで強化される感覚ですね」「ふーーーん、好ましい感覚ではあるなーー」「これら『2つの感』が満たされるか否かが、 彼らの仕事を選ぶ基準となっていまして、 そこに物足りなさを感じると、 いとも簡単に離職する見切りの早さが、 この世代の特徴と言えますね」 「なるほど……そういうことか。もろ刃の剣でもあるわけだ。 うーーーん。まっ、色々と若者の特徴を話してくれたが、 彼らに対する指導の仕方が、ポイントになるだろうなぁ。 今後の課題としては……」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/27
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 新入社員を育てる<2> 【前回】新入社員を育てる<1>「まっ、そうだな。 雑談ってやつはな、 結論もさることながら、それに至る過程が楽しいんだよ。 その人の性格も垣間見えて……な」「確かにそうですね……」「ところで、次の 『納得しないと動かない』というのは気になるなぁ。 俺にもそういう所があるからな……?」「そうですか、では、次に進みましょうかね。 先輩の言われている感覚とは少し違うと思います。 『個人の生活』と『仕事』との関係が、 以前に比べて変わって来ていることがポイントです」 「うん、それは確かにそう思うよ」「昭和の時代が『ライフ・イン・ワーク』です。 それが平成になると『ワーク・ライフ・バランス』へ変わり、 さらに令和の時代は『ワーク・イン・ライフ』へと、 変わりつつあると言われています」「うん、昭和の時代が『仕事が人生』というのは、分かるよ。 『ライフ・イン・ワーク』……だな。 仕事によって生活時間が圧迫されたし、 暮らしを最優先にすると、望む仕事に就けない状況だった。 まさに仕事最優先だったよ。 しかし平成と令和の概念が、ちょっと分かりにくいんだが?」「平成の『ワーク・ライフ・バランス』というのはですね。 『仕事と生活の両立』のことを指します」「バランスってのは、そういう意味合いか?」 「ええ、仕事と日常生活のどちらかを犠牲にすることなく、 従業員が健全に働けている状態のことを、 『ワーク・ライフ・バランス』が充実していると表現します」「なるほど……、両立か……うんうん……ナルホド」「つまり『ワーク・ライフ・バランス』はですね、 仕事と生活とを対比し、どちらかの優先度を、 上げ下げするという考え方です」「要するに、バランスだな……なるほど……。 じゃー次の、令和版の 『ワーク・イン・ライフ』はどうなるんだ?」「『ワーク・イン・ライフ』はですね、 『ワーク』と『ライフ』という2つの要素を、 大きく同列に捉えるのではなくて、 『ライフ(人生)には様々な要素があり、 その中のひとつとしてワーク(仕事)がある』という 考え方なんですよ」 「『仕事』を家族や友人、趣味、休み、健康、学びなどと 同じような、人生の一部分と捉える考え方ということか? 昭和族にはちょっと、理解しがたいなぁー。 何と言っても、起きてる時間の半分近くは職場に居るしな」「ええ、確かにそうですね。職場に居なくても、 仕事をしていますね」「仕事も人生の一部分にすぎないといった、そいう感覚を 前提として納得しないと動かんという訳か? 最近の若い者は……」「はい、個人の生活と仕事の関係が変わっていますからね」「うーーーん、どうも、今一ピンとこないなぁ……」「例えばですね、こうした時代背景であるにも関わらず、 『会社の方針だから受け入れるのは当然だ』とか、 『上司の命令には絶対従わないといけない』といった考え方は 通用しにくくなったということですね」 「……そういう事になるなーー、それはわかるが……、 しかし、何と言っても、利潤を追求する会社だぞ! 組織だぞ……会社は。一般社会とは異なる。 契約をして職場に居るんだもんなぁ……」「ええ、でも納得感が得られなければ方針や指示命令に 従うことはしないし、 『それで居づらくなったら転職すればいい』 という発想をもった人が若い世代には多くなっているのが 現実なんです」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/13
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 新入社員を育てる<1>「新入社員も三ヶ月を経て、少しは企業に馴染む時期だなぁ」「……ですね。(^-^) 今年は、コロナも下火になって、 入社式をちゃんとやった所も多いようですね」「そうだな……やっと……という感じだな。 (^-^) 先日、テレビでやってたが、新入社員にアンケートとってな」「ほう、どんなアンケートですか?」「入社した会社に定年までは居ないと思う人?……というんだ」「あらら、希望に燃えて入社した人たちに対してですか?」「そうとばかりは言えんぞ。 希望の会社を幾つか落ちて、 どうにか、入ってきた者だっている」「あっそうか。そうですね。……で、どんな感じでした?」「20%を少し上回っていたかな。 『辞めるだろう』という考えの者が……」 「ふーーん、結構な比率ですね。 会社側も大事に育てないと、その比率はもっと上がりますね」「うん、まあな。 ……ところで君は、まだ社員教育に関する仕事を しているのか?」「はい、そればかりではなく、色々な仕事をしていますが、 この時期はいきおいそれが重点になります。 新入社員教育は大切ですからね」「……だな。 今日は、久し振りに会ったから、その辺りの受け売りを、 聞かせてもらおうか? ははははっ(^。^)」「先輩、相変わらず口が悪いですね。(^_^;) 師の教えを出来るだけ正確に伝えることを考えていますから、 受け売りと言われても……外れてはいませんが……」「ははははっ……、スマンスマン……拘るな。 新人の、効果的な指導法を聞きたいもんだ……」「それじゃー今回も、PHP研究所の人材開発企画部部長、 的場正晃先生の論を紹介しましょう。 ご存じですよね」「ああ、有名な方だからな。確か、中小企業診断士だったよな」 「……です。 新入社員の気質や傾向は、年々変わると言っても 過言ではありませんよね。 だから、最近の若者の特徴や、新入社員の傾向を踏まえた、 効果的な指導を行うことが非常に重要になります」「おっ、早くも的場先生に化けた口調だな……(^-^)」「先輩、茶化さないで聞いて下さいよ。(^_^;) 最近の若者の特徴、新入社員の傾向を先生は、 大きく三つ、指摘されております」「ほうー、三つとは?」「一つは、『想像力に欠ける』、 今一つは『納得しないと動かない』そして、 『"2つの感"を求める』の、三つです」「三つ目の、二つの缶とは何ぞや?缶ビールと缶詰か?」「ふふふふっ……先輩!! 後で説明しますよ。 まずは、一点目の『想像力に欠ける』ですがね……。 職場では、当然仕事で成果を出すことが大事ですよね」「大事も何も……成果を出すために仕事をしている……」 「そうですよね。その為には、 『相手が今、どのような感情を抱いているか』 『自分のとった言動が周囲にどういう影響を及ぼすか』 『この状態が続けば、この先どのような結果になるか』 等々に対する自分なりの仮説をもっていないと、 いけませんよね」「まぁ、研究職なんかでは若干違うイメージもあるが、 一般的には、対人関係の中で仕事をするからな」「はい、ところがですね。 今、話したような仮説を導き出すために必要な『想像力』が、 貧弱な人間が、若い世代を中心に増えている印象なんですよ」「フム…………と、的場先生は考えられておるか?」「はい、デジタルネイティブと言われているように、 幼少期からITツールを使いこなし、必要な情報を検索機能で 収集する能力が長けている反面、自分で考える習慣が 少なかったことが影響しているのかもしれませんね」「なるほど、なるほど……若い奴は、すぐ『ググる』からな。 もう少し、喧々諤々と議論を楽しみたいと思っているのに、 すぐに、調べやがる。 そして、まるで自分が知っていたかのように、 得意げに読み上げるんだ。 ……すぐに、忘れてるようだが。ふふふふっ……」「考えて考えて絞りだす、捻りだすことこそが、 力になるんですがね。 言われる通りですね。想像力は育ちにくいですね」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/06
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◆ (キタキツネ)人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 人の育て方(山本五十六元帥の教え) <Revival> ★★★花は咲く★★★ 人 誉 さ 言 し は め せ っ て 育 て て て 見 た や み 聞 せ じ ら て か て ね せ ば て (ラベンダー) ●●●花は枯れる●●● し て 見 せ ず 言 っ て 聞 か せ ず さ せ も せ ず け な す ば か り じ ゃ 人 は 落 ち 込 む < もし、もし、あんた 花を枯らしちゃ い ま せ ん か ? えっ? >人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/12/16
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 核心を突いた指導とは?(目から鱗)[7・完] <Renewal UP> <前回>核心を突いた指導とは?(目から鱗)[6]村矢 「お前なぁ……、直属の上司の他に、 親しくして貰っている上級管理職は居ないのか ?」崎間 「いえ、2~3人なら居られますけど……」村矢 「相談は…………したか……?」崎間 「そんなぁ……そんな、迷惑かけられませんもん」 村矢 「……『迷惑』になるのか…?……なるほど。 ふぅぅぅぅ……(ー_ー)!! ……お前、けっこう淋しい会社生活してるなぁ?」崎間 「………? いいえ、いたって元気ですよ?(^。^)」村矢 「ふぅぅ…………そんなレベルか?(-。-)」崎間 「先輩、どういう意味ですか……?……?」村矢 「人間関係が希薄って事よ……。 情が薄いというか? 人間関係に実(じつ)が無いっていうか……(ー_ー)」崎間 「うーん……普通にやってるつもりだけどな<`~´>」 村矢 「まぁ、いいや……。 再就職のアテはあるんだな?」崎間 「はぁ、………それはあります……一応……」村矢 「やっぱりな……そんな事だろうと思った。 でっ、どんな所だ?」崎間 「同業です。 大学時代の友人が通ってる会社ですけどね。 ……それが……、本社は東京なんです。 ……転勤の可能性があるんで……、 ちょっと困るんですけどね…………」村矢 「そりゃーそうだ。 お前は地場指向だもんな。 ところで、その会社での仕事は営業職なんだろうな?」崎間 「いいえ、最初は技術職で入って、 近々、営業に変えてくれるそうです……」 村矢 「近々……………? フーン………間違い無いのか?」崎間 「………と思ってますけど。間違いないはずです。 ……何か気になります?」村矢 「そんな事俺が知るか! ―――ところで良い会社か? 今の会社より色んな面で良くなるか?」崎間 「それは、もう………十分チェックしました。(^-^)」村矢 「営業職に代えて貰える確率は?」崎間 「そうですねぇ……。8割位かな。……高率です」村矢 「そうか………8割か、ふぅ~…………甘いな。 お前には営業の仕事の実績が無いんだぞ……」崎間 「ええ……それはそうですけど…………」 村矢 「……まあ良しとしよう。……給与処遇は?」崎間 「約束実行は一年後になりますけど……、とにかく、 確約してくれていますから、これも8割の高率ですね」村矢 「フーン……、一応、一年観てみようって訳か……? 試験的採用だな……。慎重な会社だな…………フム。 ……職場の人間関係は? ………今の職場なら10年選手だから、 けっこう良い関係が出来てるわな。 ……でっ?……向こうでは?」崎間 「ええ……、これは、ちょっと不安があります。 ……でも努力しますから………、まぁ、7割かな?」村矢 「ふーん………甘くないか? ……まあいいや……、(;一_一) したい仕事と、 役職処遇・給与、 それに職場の人間関係は、 転職の時に大事な、三大要素なるもんだが……」崎間 「……なるほど、……そうですね」 村矢 「……うーん、全てのトータル確率は 4割5分か……。 5割でも、一か八かって事だから、 ……それより悪い訳か……フーム。 危ないな…… おまけに東京転勤の可能性もある」崎間 「えっ?…………何で?……?」村矢 「それぞれが、8割、8割、7割なら、総合確率は そうだろう?高率、高率って、はしゃいでいるが……」崎間 「だって、それぞれの可能性は高くて……………」村矢 「まっ、それぞれも十分甘いがな……。 全九州大会に出れるレベルの、あの凄かった読みには 程遠いな……。ふふふふ…………。崎間 「……」村矢 「今回の件は、会社生活の総入れ替えだろう? 総合的に見なくちゃ………な。 これは何だよ、どう見ても、思い切りの問題やな…… 賭けだ。 ………ドキドキやな……( ̄ー ̄)ふふふっ……」 崎間 「………」村矢 「まぁ、お前の人生だから……、頑張れや……どうせ、 決めてるんだろう?」崎間 「うーん…………総合か………<`~´>」村矢 「崎間……、おい! まあ、一杯いけ。……ほら」崎間 「……ちょっと、考えが中途半端ですかねぇ……」村矢 「ふふふふっ……さぁ、どうかなぁ……。 まっ……、お前自身の勝負だからな……」崎間 「先輩、冷たいですよ」村矢 「冷たいか? ……かもな………崎間……、 思う通りにしたらどうだ? 本心の通りに……な」 崎間 「えっ?」村矢 「迷ってんだろう?……本当は……。 迷ったって良いじゃないか。それも本心だ。 ……迷うお前も崎間に違いない」崎間 「……………」村矢 「奥さんには話したんだろう?」崎間 「ええ」村矢 「何て……?」崎間 「特には、何とも…………」村矢 「やはりな……それで良いのか?…………お前」崎間 「………………」村矢 「奥さん、この話……信じてないな?」崎間 「………みたいです。……わかります?」 村矢 「そうか………。そうだろうな……彼女なら……多分な。 お前も浅くなったなぁ……。 まぁ……、いいかっ……。 愚痴も大事だ……。 今日は飲もう……。 俺も会えて、昔話が出来て嬉しい……。 充電して帰れ……(^。^)」崎間 「は、はい…………?」――――その後の、奥さんからの知らせで知ったのですが……、 彼は転職せず、部長に直談判して営業職に変わった そうです――― ふふふふっ (^◇^) <完> ※ 長らくのご愛読ありがとうございました。 m(__)m人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/09/12
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 核心を突いた指導とは?(目から鱗)[6] <Renewal UP> <前回>核心を突いた指導とは?(目から鱗)[5]村矢 「崎間よ、お前確かシステムエンジニアだったんじゃ なかったっけ?」崎間 「……ああ、なるほど……。 そういう意味ですか……?そうです、SEです。 そういう意味では『仕事』を変わりたいんです」 村矢 「何に?」崎間 「営業です……。 営業職に変わりたいと思っています」村矢 「技術でやっていく自信が無くなったか……?(゜_゜ )」崎間 「………っていうより、自分の向き不向きの問題です。 営業の方が向いてるかなって考える様になったんです」村矢 「うん……、確かに俺は昔から、 お前は営業向きの性格だとは思ってたがな……」崎間 「……かといって、技術の方もそこそこには、 やってきたんですよ。 決して同僚や先輩達に負けてるとは思っていません」村矢 「ふふふふっ…………、あ~~あ……。( ̄ー ̄) まぁなんとも、自信の無い事だなぁ……。 ふぅぅ……(-。-)」崎間 「えっ?先輩!!(゜_゜>) ちゃんとやっているって言ってるんですよ!」 村矢 「それなら 『そこそこ』とか 『負けてない』とか 言わず『バッチリ』 とか 『勝っている』 と言えよ。 全く…………見え見えじゃないか……。 (-。-)フゥー……。 まぁ、いいや……それで?」崎間 「ハイ、スミマセン…………。(ー_ー) ただですね……ほとんどローテーションが、 無いもんですから、完全に過去の遺産で、 飯が食えてる様な感じなんです。 これじゃー進歩がないなぁって不安になりましてね」村矢 「どっちだ?」崎間 「えっ?」村矢 「技術の仕事が嫌になったのか? それとも営業をしたいと思ったのか?」崎間 「はぁ………」村矢 「逃げ出すのと再出発は、形は似ているが志が違う」 崎間 「……!!」村矢 「どうなんだ?」崎間 「うーん……営業をしたいという気持の方が強いです」村矢 「技術の仕事も将来性のある仕事じゃないか……? IT関連は、社会にとっても重要な仕事だろう?」崎間 「ええ……まぁ……。 しかし先輩それはですね、そんな重要な仕事を している連中の話でして……、 僕たちは一介のプログラマーに過ぎませんから……」村矢 「その歳で、一介のプログラマーって事はないだろうが。 ……なるほど、今担当している仕事がそういうことか。 しかし、何だ……、年齢とか、キャリアに応じて 適度なローテーションが有るんじゃないか? ………普通の会社では」崎間 「まぁー、普通はですね………」村矢 「お前だって、もう、十年選手なら、 そろそろ、自分のやりたい事って言うか、 目指す方向の仕事を考えてくれるんじゃないのか? …………会社の方で」 崎間 「ええ、そうして貰える連中もいますけどね…………。 僕らは派遣されて、客先の仕事を中心にやっています からね。 ……営業の方の、作戦の都合もあるでしょうし………」村矢 「ははーん、お前、処遇に不満があるな。 技術の仕事が嫌になったわけじゃないな……」崎間 「とんでもないです。 不満なんて……、とんでもないです。 技術の仕事だって、嫌いになった訳じゃなくて、 ……より営業の仕事をしてみたいなぁって、 考え始めただけです……(^_^;)」村矢 「……急にか? ……それじゃー、今の会社の中の営業でもいい訳か?」崎間 「えっ?……ええ………させてくれれば……ですね」村矢 「進言してみりゃいいじゃないか?」崎間 「もう、上司に何度も言いましたよ。 …………全然聞いてくれません……」 村矢 「……ん?何で?」崎間 「……私ですねぇ、今、客先で15人位のグループの リーダーをしてるんです。 ……外れると困るんでしょう?」村矢 「…………辞めてしまったら一緒じゃないか……。 お前位のキャリアと立場なら、 将来の事も社にとっては大切だろうし……、 色々相談に乗ってくれるんじゃないのか?」崎間 「ダメダメ……、ウチの会社はそんなの駄目です」村矢 「そうかぁ?……………信じられんなぁ」崎間 「売上主義です……そんな考えはありません」村矢 「うん、それは売上も大切だが……。 利益を出さんといかんしな。 ……………具体的には誰に相談した?」崎間 「直属の課長ですよ」村矢 「お前、係長だっけ?………次長には?」 崎間 「副部長の事ですか?……………いいえ」村矢 「部長には?」崎間 「まさか、部長なんてとんでもないことです」村矢 「ふぅー……。お前のそのキャリア・立場でか? 世間を狭く生きてるなぁ……お前……。 悲しくなる……ふぅぅぅぅ……」崎間 「……??? (゜~゜ )」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆=================================================
2022/09/08
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 核心を突いた指導とは?(目から鱗)[5] <Renewal UP> <前回>核心を突いた指導とは?(目から鱗)[4]村矢 「……ウン (^。^)……まるで昨日の事のようだな」崎間 「そして先輩、実は、凄くびっくりした事があります」村矢 「ほぅ……なんだ……?」崎間 「後衛の小野がですね……、私に対して、 こんなにも沢山の注文を持っていたのかという事です。 それもなかなか手厳しい注文をです……」 村矢 「ほぅ……、やっぱりな……そんな事なんだろうな。 人間関係って…………なっ。 そんなもんだ……。 その逆もあったろう……?」崎間 「ええ……自信のなかった技を褒めてくれました」村矢 「テニスごっこして、お互いに傷を舐めあっちゃー、 慰めあってたお前達が、急に大人になったように見えて 一瞬戸惑いを感じるほどだったよ……。 ………まぁ、後にも先にも、 お前達程コーチのし甲斐のある選手はいなかったなぁ。 ……どんどん、変わっていったからなぁ……。 しかし、良いライバルパートがいた事も 忘れちゃいかんぞ…………」崎間 「それは勿論です。あの強いキャプテンパートがいたから 全てが始まりました。 ホント……強かったです……彼らは…………」 村矢 「……しかし、ゲームでは負けなかった……ははははっ」崎間 「………ありがとうございます。 考えてみれば、先輩が全く我々の意表を突いた指摘を されたもんですから、強烈な反発心が起こって、 強い印象となっていったような気がします………」村矢 「まぁ、お前達がまだ、子供だったってことよ。 ははははっ(^。^)………俺もちっとは役に立ってたか」崎間 「他の、先輩たちからも沢山の事を教わりましたけど、 村矢先輩のアドバイスはいつも『目から鱗』だった ように思います」村矢 「―― ということは、崎間!……又、鱗が宿ったか?」崎間 「えっ?(゜_゜ )」村矢 「いやっ……、今日、来たからな……。 鱗取りに……」 崎間 「あっ、ええ、ええ、そうなんです……。 実は、言われるように今度の事も例によって、 自分で殆ど決めているんです。 ……スミマセン。 ……けど、どうしても先輩の事が気になりまして、 相談したくなったわけです。 ……スミマセン……」村矢 「いや、いいよ。……でっ?どういう事だ?」崎間 「ええ……今の会社、そう悪くはないんですけどね……」村矢 「そうか、じゃー辞めるなよ。……結論は簡単だ。 ははははっ……(^u^)」崎間 「またまた、先輩……。 厳しい……(-_- )」 村矢 「お前なぁ…………。 一体、仕事を変わりたいのか?それとも、 会社を変わりたいのか……? どっちだ?」崎間 「もう……、先輩、一緒じゃないですかぁ?」村矢 「一緒じゃないよ」崎間 「………」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/09/05
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 核心を突いた指導とは?(目から鱗)[4] <Renewal UP> <前回>核心を突いた指導とは?(目から鱗)[3]崎間 「実は先輩!!その後も、まだあるんですよ……(^ム^)」村矢 「…………ん?(゜_゜ )」崎間 「僕達が3年生になる直前の、春休みの強化合宿の時に、 二人のコンビネーションの事で言われたんです」村矢 「うーん…………何か……あったなぁぁぁ……(-_-)」 崎間 「自分達では到底考え付かない事だったんです…………。 ……たしか、他のパートに言われている事とは、 全く逆の言い方だったんで、 一瞬、戸惑いましたけど…………」村矢 「そりゃお前、選手によって色々と違うし……、 アドバイスも一緒じゃないさ。 まあ、コーチとしちゃー当たり前の事よ…………」崎間 「はい、それは理解できるんですけど……、 ……先輩から注意頂いた中身のユニークさに、 ちょっと……戸惑ったんです……」村矢 「うん………、ああ、思い出したぞ。………えーと、 今お前が言った、コンビネーションについてってのは、 『ドンマイ』と言い合うのをやめろって事だったな。 ………確か……」 崎間 「ああ、思い出して頂きましたか……さすが(^。^)」村矢 「ウン、忘れている事でも、こうして話していると、 けっこう想い出すもんだなぁ………」崎間 「あれは驚きましたし……実践するのが恐かったですよ」村矢 「うん、折角、力が安定してきて面白いパートに なってきたなと思っていた矢先だったからな。 『これはもったいない』って感じて、 注意したんだと思う………」崎間 「…(^-^)…」村矢 「……それにしても、お前達二人は、ホント……に、 仲が良かったなぁ。 言葉遣いにしたって二人ともソフトだったし……、 第一相手に対する思いやりがあった。 言い争いしてるのなんて見た事無かったもんなぁ……。 他のパートナーたちは喧嘩ばっかりだったのにな……」 崎間 「我々のチームワークは鉄壁だって自負していました。 特にキャップテンチームが、 お互いの気持ちのぶつかり合いが激しくて、 そのことがゲームの勝敗を左右するほどでしたからね。 自分達のチームワークの良さは自慢でした……。 そこを先輩に突かれたんですよ……」村矢 「うん……もったいないと思ったし、 このままじゃ危ないって思ったんだ……確か。 伸びない……とな。仲が良いということは、 パートナーとしては決して悪い事じゃないし、 むしろ良い事の方が多い位なんだよな。 一緒に厳しい練習に耐えて、 戦っていこうっていう気になるし………」崎間 「……ええ」村矢 「……しかし、仲が良いという事は、 時として必要な議論を遠ざけたり、 相手に対する必要なアドバイスや、欠点の指摘を鈍らせて、 反省の少ないチームになってしまう危険性がある訳だ。 これじゃー、伸びない……」崎間 「……」 村矢 「会社の中でも似たような事がよくあるよなぁ……。 まぁとにかくお前達は、試合の間中 『ごめんごめん』 『気にしない気にしない』 『ドンマイ、ドンマイ』 『OKOK大丈夫大丈夫』 の連発だったもんな(^。^)……ははははっ……」崎間 「実は、ごめんごめんって言いながら、 ちっとも謝ってはいませんでした。 自己満足というか相手が決して怒っていない事を 確認し合っていたというか……」村矢 「……うん……。 このままでは、二人の真のコンビネーションプレーが 育たないと思ったなぁ……。本物じゃないって感じた。 ……あの時も言ったと思うが……な。 前衛と後衛には、それぞれの役割があるけど、 プレーの局面局面で、ボールの位置によって、 その役割というか守備や攻撃のポイントが、 刻々変わる訳だよな……。 その刻々の変化の捕らえ方と、消化が難しい………。 眼で合図するわけにもいかんしな……。 前衛は前向いてるし、 後衛は前衛の背中ばかり見てるんだもんなぁ。(^-^)」 崎間 「実はあのときですね……、 先輩に指摘されたことでプレースタイルが 大きく変わりました。つまり作戦という事をしっかり 意識するようになった事です……」村矢 「………フム」崎間 「それに人間的にも僕達は随分変わりました。 まず激しく議論するようになったし……、 そして、どんなに激しく議論してもお互いの目的は 一緒……。 決して仲が悪くなる事はありませんでした………」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/09/02
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 核心を突いた指導とは?(目から鱗)[3] <Renewal UP> <前回>核心を突いた指導とは?(目から鱗)[2]村矢 「怒鳴り上げた………? うーん……………。( ̄へ ̄) あの頃は誰かれと無く、しょっちゅう、怒鳴っていた からなぁ……。(-_-) 特には覚えてないなぁ……。うー--ん(^_^;)」崎間 「そうかもしれませんねぇ。……部員も沢山居たし……」村矢 「……何と言っても、みんなに鬼コーチだの何だのって、 陰口叩かれていた時代やからな………。 ははははっ……。 (^_^;) 懐かしい話だ………………。 ――― 確かに、俺も夢中で熱血だったよな……」 崎間 「先輩!! もの凄い声で『無いものねだりするな!』って 怒鳴られたんですよ」村矢 「……!」崎間 「『お前達は、キャップテン・パートより強くなって、 あいつらをやっつけたいと考えて練習してないか!』 って………、もの凄い形相で……」村矢 「…………!!」崎間 「『キャップテン・パート二人と自分達を 冷静に比べてみろ、身長、体重、技術は勿論、 脚力も、パワーも決定的な違いがあるじゃないか』 って言った事覚えてませんか……?」村矢 「ウーン……………ウン (-_- )」崎間 「『お前たち、アイツらの真似をして、 自分をなんぼ痛めつけても、 到底及ぶレベルじゃなかろうが』 ……って言われた時は、 当たっているだけに相当、悔しかったですよ……。 普通、高校生に向かってこんなこと言います??」 村矢 「…………うーん……(ー_ー)」崎間 「一瞬、『努力しても駄目だ!』と言われてるんだから、 ……テニスを止めようと思いましたよ……」村矢 「………ウーン待てよ。止めるような奴には、 それは、言わないなぁ……。 ……ウンウン、思い出したぞ……。 (^-^)………………。 そのあと……、 アイツらのテニスだけがテニスじゃない。 あれは一つのパターンだ。お前達みたいなスタイルで、 大成した選手を俺は沢山知っている。 あいつらが『剛』のテニスなら、 お前達は『柔』のテニスで生きていけるはずや。 何時まで基礎体力やセンスの違う人間の物真似ばっかり しとるんか。 ……無い物ねだりをするな。……頭を使え。 ……その首の上に乗っとるのは、カボチャか? 頭やないんか?……てな事を言ったかなぁ……?」崎間 「さーすが先輩。 良く覚えてますねぇ。カボチャ迄……、 全くその通りに言われたんです………ふふふふっ」 村矢 「まあ許せ……。 普通、伸び悩んでいる選手に対して言う、 基本的なアドバイスだ…………。 高校生は、互いの体力も極端に違うしなぁ……」崎間 「私達の『追い付け追い越せ』だけの信念では、 そこそこの選手で終わっていたと思います……。 あれから二人で話し合って………、 冬の自主トレって言うより、隠れトレーニングをしよう という事に、つながっていったんですよ……」村矢 「うーん、面白いパートになったよな……。 決して強いという感じではないんだが……、 なかなか負けないパートになったなぁ……」崎間 「…………(^-^)」村矢 「粘りの典型みたいな選手に育っていった……。 まさに『柔』のテニスだ。抜群のコントロールで、 相手が根負けしてミスするまで、 徹底して粘ったよなぁ……。 最後は、あのキャップテンチームよりも上の成績を 残したんだから、たいしたもんだ……。 栄光の成績だ…………なあ。(^。^)」 崎間 「…(^-^)…」村矢 「――― まぁ、キューッと空けろよ…………、 今日は久方ぶりの再会だ……大いに飲もう………。 俺も昔に返ったみたいな気分だ……(^.^)」崎間 「ハイ………あの時の話が、目から鱗の第一弾です……」村矢 「はははっ、目から鱗か……オーバーだな。 常識的な話だ…………ははははっ (^○^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/08/30
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 核心を突いた指導とは?(目から鱗)[2] <Renewal UP> <前回>核心を突いた指導とは?(目から鱗)[1]崎間 「もうかれこれ15年位前のことになりますけど……」村矢 「そんなになるか……? 早いもんだなぁ……。 光陰矢の如し……歳月人を待たず……か。 …… 一首、いいか?」崎間 「(^-^) どうぞ…………久し振りです。(^ム^)」村矢 「『花咲きてー- 若葉涼しと思う間にー- 紅葉乱れて 木枯らしぞ吹くー--』 ( ̄ー ̄)」 崎間 「…………ホントに月日の経つのは早いですねーー。 僕が現役の選手だった頃……、 思えばいつも学校に来て教えて貰ってましたねぇ」村矢 「あー、あー、よく通ったもんだ。 あれから15年にもなるか…………。 あのテニスコート………忘れられんよ……」崎間 「私達も、忘れられるもんではありません」村矢 「……面と向かっては言いにくいが……、 お前は選手としては劣等生の部類だった。 ははははっ……(^。^)」崎間 「もう……相変わらず先輩は辛口ですね……(;一_一)」村矢 「いや、スマンスマン……ははははっ……。 しかし……まぁ、努力と言う面では、 お前は抜群だったがな(^。^)」崎間 「いやー……、お恥ずかしいですよ……(^.^)」 村矢 「うん……古い話だなぁ……。 ……当時のお前は、けっこうマイペースというか、 頑固というか…………。なっ……。(^_^) そんなタイプの人間で……何もかも自分で決めて、 その通りにしかしなかったような…………。 そんな覚えもあるが……このタイプが伸び悩む。 コーチとしてはやり辛かったなぁ……」崎間 「……いゃー、若かったですよ。 ……基本的には、今も何も変わってませんがね……。 ……その性格」村矢 「そりゃー、若いさ……なんたって高校生だもんな。 はははっ……。(^O^)……そうそう、思い出した。 焼鳥屋で先輩達がこぼしてた事があるよ……」崎間 「えっ?僕の事でですか?……?」村矢 「ああ……変に頑固なんで、 余計に技量が伸びないって言ってな……」 崎間 「……(一_一)」村矢 「……会社の中にも、そんな連中がいるなぁ……。 技術屋に……。もったいないみたいな話だが……」崎間 「……ですねぇ。なかなか素直になれません……」村矢 「うん、素直すぎるのも又、難があるが……、 頑固すぎるのは、もっと始末が悪い。 お前みたいにな…………。ははははっ……(^。^)」崎間 「…………(^_^;)」村矢 「だからさぁ、最後にお前達が全九州大会の 代表選手になったろう? ……あの時は、まぁ、先輩連、 みんなびっくりしてたもんなぁ………ウーン」崎間 「先輩!!それそれ、その時ですよ……。 3年生になって急に僕達のパートが強くなった事……、 覚えておられますか?」 村矢 「当ったり前よ。忘れてどうする………」崎間 「凄い!!!!!……覚えて貰ってるんだ! ありがとうございます。 いゃー……うれしいなぁ……。(^-^) ……当然、理由も分かりますよね?」村矢 「おいおい、先輩をみくびっちゃいかんぞ。 仮にも俺は、あの時点でも既に10年間コーチをしてて お前の先輩達さかのぼって9代は面倒見てたんだ……。 お前達にしたって、まだ1年生の、ひよっこの時から 見てたんだから……な」崎間 「そうでしたね……はははっ……、スミマセン……(^_^;)」村矢 「――お前達パートの、あの急速な成長はだな……、 俺の見るところ、2年生の冬休みの自主トレに 端を発していると観ていたよ……」崎間 「……さすが……(-_-)」 村矢 「はっきりそれと分かる程、足腰が強くなったし……、 フットワークが良くなって………何よりも、 打球フォームが凄く安定してきたからな……。 どんなに崩れた体勢からでもボールを返せるように なっていったもんな……」崎間 「当たりです………。 後衛の小野と一緒に頑張ったあの冬休みの トレーニングは一生忘れません。 正月も返上して……やりましたからねぇ……。 でもそのきっかけは実は村矢先輩の、 アドバイスだったんですよ……」村矢 「えっ?俺の……?待てよ。 うーん……そんな覚えは無いぞ……」崎間 「先輩、僕達二人を呼びつけて怒鳴りあげた事、 覚えてませんか……?」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/08/29
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 核心を突いた指導とは?(目から鱗)[1] <Renewal UP>崎間 「先輩! ご無沙汰しております。お元気そうですね(^-^)」村矢 「おお、埼間……。 珍しいなぁー……。どうしてた……?」崎間 「ええ、まぁ………(ー_ー)」村矢 「なんだその顔……ワケ有りの顔やな………。 何かあったか?」崎間 「えっ……?」 村矢 「カミさんとうまくいってないんか……? うん?(゜_゜ ) まさか図星じゃなかろうな……」崎間 「いやもぅ……さすがに先輩やなぁ。(・。・; 隠せませんねぇ……」村矢 「まさか別れるなんて言うなよ。子供も居る事だし……」崎間 「先輩!もう、我慢できません。限界ですぅ……(-"-)」村矢 「おいおい……」崎間 「ふふふふっ……先輩、冗談ですよ。 家庭の事ではありません。(^ム^)」村矢 「こら!仲人をからかう奴があるか。 ……もう。<`ヘ´> ……ホント……。 ああ……ほっとした……(^-^)」 崎間 「実は……仕事の方の話なんですよ」村矢 「会社?……うまくいってないんか? IT関連は昨今、悪くは無いはずだが……」崎間 「ええ、会社の業績は悪くは無いんですがね……。 そういう事じゃなくて………」村矢 「フム………(-_-) 入って何年になるかなぁ?」崎間 「はい……10年になります。早いもんです……」村矢 「しかし辞めるなんて穏やかじゃないなぁ……。 どんな、事情があるかは知らんが……(;一_一)」崎間 「ええっ?先輩!僕、辞めるって言いましたっけ……」 村矢 「バカ……相変わらずバカやなーーお前……。 そんな事は顔に書いてある。……鏡見てみろ! ……大体、お前が俺の所に来るってのは、 よっぽどの事やろう?」崎間 「……うっ! ^_^;」村矢 「不義理の王様みたいな、お前がよ。はははっ……(^0^)」崎間 「…………^_^;」村矢 「まぁ、いいや。 ……ところで、両親には相談したんかい?」崎間 「先輩、いつも用事のある時だけ来てすみません……。 親父の方は決めてから報告しようと思っています」村矢 「何でや?こんな人生の大事な問題を……?」崎間 「ええ……でも……」 村矢 「……お前、確か長男だったよな………?」崎間 「はい。 でも……お言葉を返すようですが、 自分にとって大事な問題だから……、 それだからこそ親父に相談しないんです……」村矢 「……」崎間 「この件で親に迷惑かけるつもりもありませんし……。 もう、私もこんな年だし……独立してますから……」村矢 「…………(-_-)……。 親っちゅうのは淋しいもんやな………。(ー_ー) 子供の大事な時に力になってやれんか………」崎間 「いえ、あのう…………(;一_一)」 村矢 「しかし埼間、そんなら何で俺んとこへ来たんや……? どうせお前の事やから、結論なんて、 とうの昔に出しとるんやろう……?」崎間 「すみません……。 折角のお休みの日に、つまらん事で……」村矢 「いやいや、そんな事を言ってるんじゃない……。 まっ、良く来てくれた……(^。^)」崎間 「どうしても先輩の事が気になったんです……」村矢 「うん…?……何で?……又。。。(゜_゜ )」崎間 「昔……凄いアドバイスを貰ったからです……」村矢 「……ん?」崎間 「テニスコートで……」 村矢 「ああ…………まっ、コーチだったからな。 当然のことだ……」崎間 「いいえ、誰でもできない仰天のアドバイスでした」村矢 「ほう……じゃー、又……仰天したくなったか……? ははははっ……。……しかし、よく覚えてないぞ……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/08/24
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 教育の原点『人は木を育てる事は出来ない』 <Renewal>「部下というか……配下の人を持つ立場になるとだね……」「えっ?どうした……? 急に……また、何の話しだ?」「なにも企業に限った事ではないと思うけど……、 ちょっと考えることがあってね……」「何だよ…………」 「上司や先輩からよく言われたんだよなぁ……。 部下を育てるという事が大切な任務なんだと……」「まあ、大体そんなことじゃないかなー……。 子供を育てるんだって……大切な事だ……。 大げさに言えば、一国の維持発展の基礎だよ」「うん、確かに……。 自分が会社生活の中で、初めて部下らしい立場の人を 配置されたのは、26歳の時だったよ……。 その数は13人だったなぁ……」「ほうー、その時、主任かなんかになったんかな……。 ……しかし、いきなり13人とは多いぞ……」「まぁ、主任じゃなくて班長なんだが……それに加えて……、 その内7名の方が俺より年上だったんだよ」「なんじゃそれは……。そんなことってあるのか?」 「その上にね……その中のお二人は、なんと俺より15歳も 年上だったのさ……。もう……大先輩だ……」「大体、なんでそんなことになるんだ……? もしかして、新興職場なのか、その職場は……」「うん、コンピュータ関連の新しい部署だった……。 コンピュータと関係の無い別の職場から、 社内公募で集まった人たちだったんだ」「そうだろう、そうだろう……それなら納得だ。 年齢は重ねていても、専門知識は未熟ってわけだな……」「当時、上の人から教育について、色々と指示されてもね、 よく分からなかったよ。 『部下を育てる?』って一体どういう意味だ……と、 思ったよ。……だって、年上ばっかりなんだし……」「まぁ、そうだろうなぁ……。 そんな年齢構成と数じゃなぁ………最初としては難しい」 「部下を育てるということが、基本、どういう意味なのかが 分かっている様で、分かっていなかったようなんだね………」「……うーん、26歳か……。 いい年やな……(^-^) でっ、色々と悩んだわけだ……」「うん、しかしもう動き出してるから時間的な 余裕もないし……、思い悩んだ末に辿り着いた答えは、 『部下が単独で仕事をこなしていける様にしていく事』 だろう……ということだった……」「ギリギリの一人前に育てる基準みたいなもんやな。 親子の関係も一緒じゃないか……。 こっちは20年近くかかるが……」「うん、そういう事に近いと思ったんだ。 親みたいなもんだよ。 確かに半数以上の人は人生の先輩ではあったんだが、 他の部署から人事異動で来られ、 この職場の仕事の専門性には疎かったわけで…………。 だから、自分より年下のバリバリの技術者と協力して、 1日も早く14人分の戦力に整えることだと……、 そんな風に考えたんだよな……」 「そうそう、それで良かったんじゃないか……。 それでもさぁ、半数が素人じゃー、大変だったなぁ……」「まあな……。 『教育』という字の前段は『教』、即ち知識の伝達なんだ。 後段は『育』、つまり本人が能力を自主的に 発揮できるように、育むという事なんだよな…………」「……なるほど、そんな字になってるなぁ。 そんな風に考えた事は無いが……。 でも最近の上の者は『教教』になってないか? 知識の伝達だけで、任務は済んだと思っている……」「昨今は、親だってそんな感じだよなーー。 俺は若いうちに、この人生の大切なテーマについて 考える機会を貰って、幸運だったと思っているよ……。 誰だって、新しい仕事は知らないというだけで、 知ってしまえば、それらを処理できる基礎的な能力は 持つわけだ。 もちろん人によって優劣の差はあるのが当然だがな……。 次は、その基礎能力を発揮できる様に色々と手を打つのが 俺の任務と気付いた……」 「うんうん、お前ならそうやろうな。 しかし、大分長い間悩んだんじゃないか?」「ははははっ、見抜かれたな……。 3か月くらいはあたふたしていたよ。 ……でも気持ちが決まってからはかなりの事が、 順調に進んだよ。 以来その時の考え方、やり方が『教育』に対する考えの 基礎になったような気がするなぁ……」「指示されたことだけを出来る人材にするんじゃなくて、 自主的に、自分の任務を果たせる人に育てるって事だな……」「うん、育てる……ってのも、少し違和感があって、 本人が、自分で育っていくように仕向けたり、支援したり、 支えたりするってことかな……」「なるほど。西洋の諺に 『人は木を育てる事は出来ない』ってのがあるよ……」 「うん、分かる分かる……。 木は自らの根から水分や養分を自分の力で吸い上げ、 太陽の光エネルギーと空気中の炭酸ガスと、水とを使って、 葉緑体内で有機化合物を生成して、成長していくんだね」「そうそう、ちゃんと知ってるな……(^。^) それらの、樹木本体が持っている力に対して、 人は何もしてやれない。してやれるのは、 日の当たるようにしてやったり、水を供給してやったり、 嵐などから守ってやったりという、支援的な仕事なんだよな。 育つのは、木が自らの力で育つ……」「うん、その事に似たような事を体感したような気がするよ。 若いうちに、そんな経験をさせて貰って、ラッキーだった」「ラッキーと思えるお前が偉いよ。その後も、この教育の基本を 貫いているようだしな……」「ふふふふ……、お陰さまで……」 「あとは、この事を、後輩につないでいかなくっちゃな」「(^。^) ご明察!! ははははっ……」人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/10/08
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 信頼される話し方の工夫<下>「こんにちは(^-^)今日もこの前みたいに良い話を頼むよ……」「うん、約束だからな……良い話になるかどうかは分からんが。 前回の続きを話すことにしようかな……」「またまた、顔には『良い話をする』って書いてあるぞ(^。^)」「ふふふふっ(^-^) 前回は『信頼される話し方』をテーマに したと思うが……、今回は、 『クッション言葉で印象をやわらげる』をテーマにしよう」 「クッション言葉……? はて……、 『ちょっとすみません』ってな具合かな?」「(^-^)近い近い……。ビジネスの現場ではな、相手に何かを お願いしたり、あるいは逆にお断りをしたりしなければ ならないことがあるよな……」「うんうん、しょっちゅうあるぞ。世の中持ちつ持たれつだ」「そんな時に、適宜に『クッション言葉』を使うことで、 相手に与える印象を和らげようという訳だ……な」「なるほど……」「まあ、極めて常識的な話だが、 『恐れ入りますが~』 『申し訳ございませんが~』なんかが、よく使われるな……」「『お手数をおかけしますが~』なんてのも使うな」 「そうそう、まっ、これは極めて分かりやすい話だよな。 次に……、相手に何らかの意見を伝えたりする場合なんかに、 今から言う様な言葉を添えることで『押しつけがましさ』を、 和らげることができるんだよ。 『ご承知のように~』 『ご承知と存じますが~』 『すでにお聞き及びと思いますが~』といった言葉だ……」「なるほど、良く分かるよ……こういう風に言われると、 まんざら悪い気はしない……(^-^)」「それから先方に何かを依頼するような場合があるよな」「依頼?……うん、あるある」「そういった際は『質問形』にすることで丁寧に感じられて、 相手にかかる圧力を弱めることができるんだよ……」 「よく使ってるぞーー。(^o^)『金を貸してくれ』と、 いうんじゃなくて『俺に貸す金を持ってるか?』ってな……」「ははははっ……、的は射ているな……ふふふふ……。 この『質問形』には表現の仕方が何段階かあってな、 例えば『来てください』という依頼の質問形には、 幾つかのバリエーションがあるんだが……、 『来てくださいますか?』 もうちょっと丁寧に『お越しくださいますか?』 『お越しいただけますでしょうか?』 てな具合だな」「なるほど、ナルホド。(^o^)」「もっと敬意を高め、加えて『クッション言葉』も活用すると、 こんな風になる。 『ご足労をおかけいたしますが、お越しいただけますか?』 『ご足労をおかけして恐縮でございますが、 お越し願えますでしょうか?』」 「うーーーん、あのう……今日の話なぁ……、 なんだか我々のレベルだと、普通にやっている話だよな……」「うん、だから若手に対する教育の話としてやってるんだ。 こういうことは、教えてやらないと分からないもんだよ……」「そうだな、我々も注意されたり、真似をしたりしながら ここまで来ているんだからな……」「そうだな、今日は復習の意味も含めて反芻してくれな。(^-^) さて、次は『相手に好感を与える話し方』なんだが……。 実はな、同じ内容のことを伝えるにしても、後ろ向きな言葉を 用いるか前向きな言葉を用いるかで、相手の受け取り方は まったく変わってくるんだよ……」「前向きって……お前、人間向いてる方が前だから、全部、 前に決まってるじゃないか?( ̄ー ̄)」「またまた、お前一流の茶化しやな……(^-^)……いいか、 『部長の印がないので手続きできません』と言うのと、 『部長の印があれば手続きできます』では、 意味は全く一緒なんだが受け止め方は変わってくるだろう?」 「なるほど……、どちらも部長の印がないために、現時点では 何らかの手続きができないことを話してるが、前者は、 否定的で冷たい感じがするなあ、後者は相手を否定することなく 解決方法をうまく伝えている話し方で、聞きやすいよ」「まあ、何事を伝えるにしても、このように『前向きの姿勢』で 話すことで、コミュニケーションが気持ち良くなるわけだ。 各社の新入社員や若手社員に求められる挨拶や、 正しい話し方についてこの前から話をしてきたわけだが、 どうかな?役に立ちそうかな……?」「うん、良い話だったよ。なんかこう当たり前のこと過ぎて、 若手に伝達しなけりゃならないという気持ちが薄れていたよ。 技術や技能は必死で教えるんだがな。こっちも大切だ。 いやいや、長い人生で考えたらこっちの方が大切かもしれん」 「昨今、テレワークの導入なんかで、コミュニケーションは、 ますます難しくなってきてるからな。上司先輩としては まずは若手社員に社会人としての基本を身に付けてもらって、 周りに愛され、成長できるようにサポートしたいもんだよな」「うん、そうだ……そうだな。全くそうだ。 先日からありがとう。(^o^)」 <完> ※ 参考文献 PHP通信ゼミナール『正しくきれいな話し方・書き方』 のテキスト。人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/05/03
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 信頼される話し方の工夫<上>「今回は、信頼される話し方をテーマにしたいんだが……」「うん、とても大切な事だとは思うが、急にまた……何だよ」「……若手の中に、心根は悪い訳ではないし、別に攻撃的でも 無いんだが、話し方がまずいゆえに、損をしている人が 多いんだよ」「なるほど……例えば?」 「特に目上の人に対する敬語や、正しい言葉使いが出来ていない ように思うなぁ。この辺りの言葉の選び方ひとつで、 印象はガラリと変わるからな……」「そういうのって、躾と一緒で教えてやるか、体験させて やらないとなかなか身につかないよな……」「まさにそこなんだ……。若手社員には、日頃の話し方や、 言葉づかいについての研修などの機会を設けて、 振り返ってもらう必要があると思っている……」「確かに、正しくきれいな言葉づかいができれば、周りの印象も 変わるよ……。ウチの若手にも話してやらんといかん。 君は、その辺りの専門家だろう……ついでに、幾ばくかの ヒントをくれよ」「いやいや、専門家ではないが……、 仕事として若干担当した事があるんで……それを繋ごうかな。 役に立つかどうか知らないよ」「ふふふっ……、顔は『役に立つ話だ』と言ってるよ。(^。^)」 「へへへへっ……、このテーマは、そう難しく考える必要は ないのさ。たとえば、日常使っている言葉を見直して、 少しばかり丁寧に言い換えるだけで……それだけで、 大きく印象が変わってくるものなんだよ」「よしでは、実例を頼む。(^-^)」「『こっちで対処しますから、あっちには、そう伝えて下さい』 で、考えよう……」「うんうん、これはさほどおかしくは無いな。このままで良い」「実は、ちょっとした所だけど、これも変えた方が良いんだ。 『こちらで対処しますから、あちらには、そう伝えて下さい』 という事でどうだろう。 ちょっとしたことなんだが柔らかくなったろう。(^。^)」 「ほぅーー、なるほどな……うん。じゃーなんだ、 『そっちでお願いします』も『そちらでお願いします』と、 した方が良いな……うん、確かに響きが柔らかい……」「『あの人が言われるように男と女に分けて進めよう』 これなんかも、 『あの方が言われるように男性と女性に分けて進めよう』 の方が、ソフトだろう……」「うん……、ホントにちょっと変えるだけで感じが変わるな。」「『ちょっと待って下さい。貰い物があるので分けましょう』 なんかは、どうかな?」「よしよし、待てよ、 『少々お待ち下さい。頂き物があるので分けましょう』 で、どうだ……ははははっ……」 「なっ、ちょっとした感覚で言葉遣いは優しくなる……。 次に『書き言葉』と『話し言葉』を使い分けるというのも、 例え同じ意味の言葉でも、効果が出るものなんだ……」「俗にいう『漢語』と『和語』の使い分けだな……(^-^)」「そうそう、書き言葉では『漢語』を使って簡潔に表現し、 話し言葉では『和語』を使って柔らかく表現したりする方法も 有効だな。ケースに応じ上手に使い分ける必要はあるが……」「具体例はあるかな?」。「ウン、書き言葉向きの漢語と、話し言葉向きの和語だが、 「ご配慮」 が 「お心配り」 「ご協力」 が 「お力添え」 「ご通知」 が 「お知らせ」といった感じだな」 「確かに『ご配慮頂きたい』なんて言葉に出すと、どことなく 『圧』を感じるもんな。『お心配り下さい』の方が、 受け入れやすい……」「まっ、ちょっとしたことだから気を付けるようにしたいね。 次にチェックしたいのが『失礼な言葉』なんだが……」「『失礼』か……そこ迄行くと、未熟を越えて『攻撃的』にさえ なるな……例えば?」「あからさまにいうと失礼にあたる言葉は、 こんな風に言い換えると良いと思う。 『業者の人』 →『関係会社の方』 『下請けの人』→『協力会社の方』 『太った人』 →『恰幅の良い方orふくよかな方』」 「じゃー、『やせた人』 →『細身の方orスリムな方』 『仕事が遅い』→『緻密な仕事振りor慎重な仕事振り』 といった感じやな……(^-^)」「ふふふっ……乗って来たな。こんな風にノリノリで楽しく、 若者に伝えた方が良いな。(^。^) まだ、色々と伝えたいことがあるが……次回にしよう」「うん、また頼むな……。(^-^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/04/30
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ "育つ意欲" "育てる決意" 共に本気でなくちゃ【下】 <Renewal>「愛があれば、そんなに難しいことではありません。 出来なければ『育てる』等という言葉を使ってはいけません」「!!厳しいな――。……愛……か……」「さてここで、私の好きなある言葉をお伝えしましょう……」「どなたの言葉なんですか……?」----------------------------------------------------------「安川電機の創業者松本敬一郎さんの三男で、 安川家の嗣子となられた安川清三郎さんの言葉です」「あまり聞いたことの無いお名前ですが…………」 「彼は明治専門学校(現在の九州工業大学)を創設した、 父敬一郎・兄健次郎を良く支えて明治専門学校の 発展に寄与されたんですよ……」「そうなんですか……知りませんでした……」「創業者と異なってあまり表に出ることはなかったようですが、 私立時代は5人の協議員の一人として、 官立時代は商議員として、 その温容な人柄は学生達に深く慕われた……と、 伝えられています。(^-^)」「……北九州の話ですね。……で……?」「……はい。 『誠に触れると人間は感動する。 そこに人間としての働きの出発点がある。 この誠に触れて感動する人間の美点を、 強く育て上げるのが教育の目的である。 この意味からして教える者の誠、 教へを受ける者の感動こそ教育の全部と 申して宣しいと思う』 という言葉です。素敵でしょう……」「…………!!!」「……或るひとりの若者の成長について、 周りの沢山の人達が喧々諤々の議論をするような風土が、 とても大切でしょうね。 昔は、よくありましたよ。呑みながらやってました。(^。^)」「皆で、良き後輩を育てようという気風があったんですね……」「先ほどから、私が話している三つの要素がうまく機能した時、 楽しくなる位、人は成長します。 何度となく、目の当たりにしてきましたし、 体験もしてきましたよ」「『自己努力』と……、 『適性にあった職場』……、 『連続的動機付け』…………デスカ」 「新たに職場を変わった人の場合、 三つ目の要素が特に大切なケースとなります。 新しい実務の指導と加えて、極めて重要なアプローチだと 思っています……」「これって、まずは、上位の者が意識しなければなりませんね。 しかし、動機付けと一口に言っても、本人の望ましい姿と、 本人の現在のレベルの差を埋める方向での行為ですから、 当然の事ながら『望ましい姿』が、しっかりと整理されて いなければなりません……ね……難しいなぁ……」「……良い指摘です。(^-^) 能力を高める方法としては、只やみくもに彼らに色々なものを 与えるのではなく、目標をきちんと設定して、 その目標との差を埋めていくというアプローチが、 極めて効果的ですね」「……うーん…………(一_一)」 「企業内では仕事のニーズに応じて、 様々な人事ローテーションが行なわれますね。異動です。 私が最近最も心配していることは、 現場が当人の育成を計画性を持って本気で考えているかと いうことなんです」「うーん、大事な事と思いますが……考えているかなぁ……」「人を受け止めた新しい職場の上司が真剣にとらえれば、 当然異動以前の職場の上司にも、ヒヤリングしなければ、 分かりにくい面もあろうと思います。 人は、人をそう容易には理解できませんからね……」「現場は、育てる……というより、 上手に使うという意識が強いですね……。 これでは次世代につながっていきませんね……」「これは深くて手ごわい、いわば、永遠のテーマです。 共に、真剣に研究していきましよう……」 <完>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 =========================================================--◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/11/05
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 地下道のホームレスの御人……ホントにホームレス? <Renewal> 随分以前の事です……。駅等の周辺にちらほらとホームレスが増え始めた…………、そんな頃の話です。福岡から部下の女性を連れて東京に営業に行った事があります。 八重洲の長い地下道を通っている時の事……。20m程先の通路の脇に、一人の男性がうずくまっていました。通路の幅は広いので、気を付けて見ないと……、人の陰で見落とす位の感じです……。 だんだん近づいて行きますと、横を歩いていた部下の女性が、左側前方に彼を見つけて歩く場所を私の右側に変えて来ました。……明らかに避けているのです。 ふと、彼女の顔を見ますと、怖いものを見るような、汚いものを見るようなそんな感じが入り混じった複雑で、緊張した顔をしています……。 彼女は、時折この顔をします……。人間というもの……嫌気や恐怖を感じた時に、つい顔に出てしまうのは仕方のない事です……。……しかし、彼女の場合はちょっと違います……。今から、社を背負って大きく育って行かなければならない、第一線のエリート営業マンだからです……。 誠実で頭も良く熱意もあり、人当たりも良く、何よりも明るい性格なので、現在の所お客様の評判も上々……、順調に実績を重ねて、成長している段階です……。勉強も……良くします……本当に……。私の所に来て2年近く経っていました……。当初は大企業の部長さんの所などには、一人ではとても訪問出来なかったのですが、最近は、単身で積極的に出かけて行って対応するようになりました。 ただ、ひとつ気になっていたのが、今の、この顔です。営業の局面でも、時々表に出す事がありました……。感じ方を表情に出してしまうのは、人間として仕方のない事なのですが……、どうも、美人顔の人のこの手の顔というのは、いわゆる「怖い顔」に見えてしまって……、気まずくなり……、お客様対応上もマイナスになった事がありました。 賢い社員ですから、その事に自分でも気付いている様なので、特に注意をしたり、諭したりした事はありません……。 その人の良い面をドンドン伸ばして、実績を出させて……、自信を持たせ、自信から意欲に発展させ、より高い目標を達成するために、自分で自らの欠点を直そうと努力する様に仕向けるのが……私の部下の育て方の基本でした。 「丁度良いな……」……と、その時……そう思いました。客先の場合は、なかなかリアルな教育が出来にくい面がありますから……ね。(^-^) 「あっ!!ちょっと待っててくれ」と言い残して、その、ホームレスの人に、つかつかと近づいて行きました。 「こんにちは……」から始まって……、かれこれ、1~2分話して……、戻って来たんですが……。彼女、びっくりしたような、不安な様な……複雑な顔をして待っていました……。 「行くぞ!」と言うなり、その事には触れずに、グングンと目的の企業に向かって足を速めました。彼女は懸命について来ながら……エスカレーターに乗った所で、こらえ切れないような口調で尋ねてきました……。「部長……さっきのホームレスの人と知り合いなんですか?」 そう言えば……、元大企業の幹部だった人がホームレスをしているという噂を聞いた事があるな……等と、思いましたが……返事はしませんでした。 次の、エスカレーターでも、しつこく尋ねてきます。そこで、やおら……真剣な顔をして……、「誰にも言うなよ」と口止めをして続けました……。「実は、知り合いの刑事さんなんだ……。 張り込みされているらしい。ご苦労な事だな……」「ええっ!!そうなんですか……? わぁぁ……刑事さんも大変ですねぇ……」「誰にも言っちゃいかんぞ……いいか!」「さすがに部長、顔が広いですねぇ。びっくりしましたーーー」そこで、この話は終わりました。帰りの道すがらで、やはり、地下道を通りましたが…………、2~3人居たホームレスの人を見る彼女の目が、少しですが変わっていました……。恐怖に近い目から、観察するような目に変わっていました。堅さはありますが…………遙かに良い表情です……。 『刑事さん』というのは……もちろん、嘘です。怖いと思うものを見て「怖がるな」「顔に出すな」というのは、無理がありますから、彼女の中の「ホームレス」に対する感覚を変化させようとしたわけです……。 「怪しげな、怖そうな人」という認識に、もしかしたら、刑事さんが化けているのかもしれない……という考えを注入する事で恐怖心を緩和させようと試みた訳です。…………少しですが、うまくいった……と思います。そして、この事をきっかけに……その後彼女は見違えるように、自分のマイナスの表情を改善していきました……。この指導が功を奏したのは、なにも彼女がホームレスの人を刑事だと信じたからではありません。……賢い社員です。……半信半疑だったと思います……。 しかし、彼女は、私がぶっつけ本番で何を教育しようとしたかを理解したんでしょう……きっと……。そこが、彼女の優れたところだったと思っています。その後、彼女は、東証一部上場企業の敏腕の営業課長として、東京で、元気に活躍する人生を歩みました。因みに、ホームレスの人との、1~2分の会話はこうです。「こんにちはーー、スミマセン、時計忘れたもので……」「えっ!時計……?」「はい、スミマセン、今何時位でしょうか……?」「立派な会社員が……、時計位持っときなさいよ」「スミマセン……時間分かりますか?」「もちろん……えーと、10時40分やな……」「ありがとうございます。ところで煙草吸われますか?」「ああ、吸いますよーー」「これ、100円ライターですけど、良かったらお使い下さい」「おうおうおう、それは、ありがとう……」「ありがとうございました」この会話を、ひそひそ話の雰囲気で、彼女からできるだけ彼が見えないように、自分が、その死角に立って、演った訳です…………(^。^)人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/10/30
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ "育つ意欲" "育てる決意" 共に本気でなくちゃ【中】 <Renewal>「第二のポイントは、本人が担当している仕事それ自体です。 これは企業内で与えられることが多く、本人では決められない 事であるだけに、ちょっと厄介な問題でもあります……」「会社であれば、上からあてがわれている仕事のことですね」「そう、担当の仕事ですね。 どの企業も人事配置をする際に適材適所を強調するでしょう? とても大切なKeyですからね……。 担当している仕事との適性度が高ければ、 見る見る内に人は成長していき、 素晴らしい業務成果も残します……」「確かにそうですね」「……が、一方、逆の場合は悲惨なものです。 毎日の事であるだけに、その人の人生そのものに、 影響を与えることさえあります…………」 「とうとう、ノイローゼになったり、ひどい場合は自殺を 図った例など聞いていますが、典型的な悪例ですね……」「本人と仕事との適性については、 ややもすれば見落とされがちです。 人は普通、ある程度我慢しますから、 周りから分かりにくいという面もあります……」「……ほったらかさずに、 時に応じて問診することが必要なんでしょうね……」「フム……、問診とは、言い得て妙ですね……(^。^)」「しかし……昨今……そこまで、 きめ細かくやる上司は稀と言ってよいですね……」「……ですねぇ。近年は……特にねぇ。 さて、ポイントの第三ですが……、誰かがその特定の 個人の成長を、きちんと見守っている事が極めて大切です。 これは、ホントに重要なことなんです」 「えっ、親や、先生みたいにですか……?」「いえ、親や先生のレベルではダメです。 きちんと目を離さずに見続けている必要があります。 スポーツ界のコーチやゼミの教授みたいに……」「……親といっても、適度にしか見てないか……(-.-)」「そして日常的に指導したり動機付けをしたりして、 ワンランクアップの成長に関するテーマを、 与え続けているかという事が……極めて重要になります」「さっき言われた、大学の、ゼミにおける教授と学生の関係に 似たようなものですね……」「本物の教授と本物の学生の関係です。ははははっ……。(^。^) まるで師匠と弟子のような…………。 最近は、形式的な偽物の関係が多いようですからね」 「様々な人間関係が薄っぺらになっています…………」「この見守りによって、 普通の指導では得られない効果が期待できます。 職場の直属の上司や先輩に限った事ではなく、 彼らの周りにいる、経験者たちみんなの任務だと思います」「……うーん、……みんなですか……(ー_ー)!! けっこう、大変ですよ……これは」「愛があれば、そんなに難しいことではありません。 出来なければ『育てる』等という言葉を使ってはいけません」「!!厳しいな――。……愛……か……」「さてここで、私の好きなある言葉をお伝えしましょう……」「どなたの言葉なんですか……?」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 =========================================================--◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/10/28
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ "育つ意欲" "育てる決意" 共に本気でなくちゃ【上】 <Renewal>「ちょっと貴方、それって宝の持ち腐れじゃないですか!!」「……と、言いますと(゜-゜)『社員は宝だ』と、 あなたは仰りたいのですか??」「当たり前じゃないですか!! <`ヘ´> 意欲もありポテンシャルも高い社員に対して失礼でしょう! 本気で彼等のマインドを刺激してやらなくっちゃ……」「…………! (゜_゜>)」「私たち経営者はですね、 一見すると職場で『人』と接触しているように、 見えるでしょう?」 「人じゃないんですか……? <`ヘ´>」「まぁ、人には違いないんですが…………。(^-^) しかし、そもそも職場は、任務を全うする為に集まった 人間の集団ですから……。 そんなとらえ方をすれば、我々はまさに『任務遂行能力』と、 つき合っているという事になるんですよ……」「……なるほど……。分からないことはないです……。(-.-) しかしその言い方は、ちょっと堅苦しすぎませんか……」「ええ……まぁ……。少しね……(^_^;) きちんと整理をして話したいので、 より論理的に話をしています。(^-^)」「はい……(一_一)」 「……まぁ、聞いて下さい…………。 ……で、その任務を成し遂げる為の個々人の能力がですね、 これが高まっていけば、そのまま仕事の成果も高度に、 達成される事になるわけです……。ねっ、そうでしょう?」「……フム……。まさにその通りですが……(-.-)」「ここまでで、分かりにくい所ありますか? いいですね……。(^-^) ……その能力を高めていく際の、 上司や先輩の役割が大切なんです。……加えて、 それに応える後輩達本人の気構えが、 極めて重要になります…………分かりますね」「我々にも育成に関する信念というか、 しっかりした考え方は必要ですね…………」 「そうです……仰る通りです」「……ところですみませんが……、話を具体化して良いですか」「はい、結構ですよ。……どんな風にですか?」「若い人たちの能力を高める上での大切な事について、 ……具体的にはどのように考えておられますか……?」「なるほど……そういう話しですね。 働く若手の成長にとって大切な要素は沢山あると思います。 古くて新しい、人類永遠の課題でもあります。 私は経験上、大きく三つにくくって考えています……」「……ほう、三つですか?」 「はい……三つです。 第一に当然の事ですが『本人の努力』です……。 これは、全く個人の問題です」「……デスネ」「まず本人に向上心がある事。 加えて弛まぬ努力をする事が、成長にとって不可欠の条件に なると思います。 思想を培い、 体躯を養い、 知能を磨き、 理想を育みつつ、 明確な目標に向かって突き進む『努力』が重要です……」「うん?何処かで聞いたような……?」 「ふふふふっ……松前重義先生の言葉です。(^-^)」「ああ……東海の、……でも、体躯も必要ですか………?」「当然です……。健全な身体が重要です。 そして、その努力の方向や力の入れ方が、 できるだけ効率的になるように、周りの経験者が 適切なアドバイスをしてやることがポイントでしょうね……」「……助言……デスネ(^。^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 =========================================================--◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/10/26
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ うるさ型の部下の能力を活かしたい <Renewal> 今回の新プロジェクト担当の人事で……、私のパートナーに高嶋さんが選ばれましたね……。 皆さんが危惧を抱いていた阿久津さんは選ばれませんでした。その事で、安心している人がたくさんいます。 阿久津さんは、いたって評判が悪いんです。彼の悪口を聞こうと思ったら、さほど難しい事ではありません。職場を2~3分巡回すればすぐに聞こえてきます。(-.-) あなたもその事に関心があって、高嶋さんに決まって良かったですねと…………、私にメールをくれたんだと思います。…………ありがとう………。 (^。^) しかし、私は正直なところ、阿久津さんでも良かったと思っています。このプロジェクトが、高嶋さんと一緒にやる仕事とは、又一味違った成果になると、思っているからです……。 私は経験上、自分自身の事を、戦場の第一線で力を出せるタイプだと自認しています。集団をグイグイ引っ張って、戦闘を繰り広げるのが好きでもあります。 しかし、わが社の今回のプロジェクトのように、広域で幅広く……、それに加えて長期の戦となると……、話は複雑になります……。 局部だけでなく、全軍に目を配らねばならぬとなると、第一線の戦場のみならず、参謀本部、及び後方支援部隊が、極めて重要な任務を担ってくるわけです。 私にとって、参謀本部との連携は経験もあるし、自信もありますが、後方支援部隊との連携が大きな課題です。 つまり、戦争に例えれば、戦車や車が進む道路を造ってくれる土木設備部隊。食料や、武器弾薬を供給してくれる輸送部隊。負傷者を護ってくれる、衛生・看護部隊。はたまた、通信部隊、その他色々の専門を持つ部隊や、人々の協力無くしては、第一線は、強い戦いに臨めないという気持ちがヒシヒシとしております。 そう言う意味でみると、阿久津さんは私にない経験と専門性を持つ人材で、特に後方支援に関しては信頼度の高い仕事をしてくれる人だと見ていました。 発言が超辛口で鋭く、人の気持ちを汲み取る事の下手な、とても不器用な人ですが、やらねばならない事を必ず完遂する責任感と粘りには、卓越したものがあります。 私としては十分パートナーたりうると判断していました。彼の欠点を補って尚、メリットを出す自信もあったのです。 結果として会社は別の判断を下した人事となりましたが、まぁ、彼もくじけずに頑張って、チャンスを待って欲しいと思っています。 なぜ、あなたへのお礼返信のメールに、こんな事を書いているか分かりますね……? あなたも、キャリアやスキルから見て、社の将来を担う重要なリーダーになっていくと確信していますから…………。 そろそろ、世間の風評通りにものを見るのではなく、任務完遂の観点から、本質的に人を観察するようになって欲しいと思うからです。『うるさ型の部下を押さえつける事無く、 活かして、部門の業績に結び付けていく』といった管理職になって欲しいと願っています。参考になれば幸いです………………。…………では。(^。^)人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/06/08
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 日本人の考える力が衰えてきている [4・完]「そうですね。云われる通りです。 部下が何らかの問題を抱えて、その対応策を求めて 上司のところに相談に来たとき、即座に『こうしなさい』 『ああしなさい』と答を与えるのではなくて、 『君ならどういう対応を取る?』というように、 逆に問いを投げかけるやり方がより良いのです……」「うん、一見時間のかかることに見えるがな……。 …………大切だ……な」「ええ、そしてこうしたやり取りが現場に定着しますと、 部下の側に『上司に相談に行くと自分の考えを聞かれる』 という認識ができて、相談する前にまず自分の考えを まとめようということになります。 これ以外にも『どう思う?』『どうしてこうなった?』 などといった『どつき質問』を多用することで、 部下の思考力を徐々に高めることができるという訳です」 「これは敢えて言うんだが……、 自分の考えをまとめる事が出来ない部下たちが、 段々と相談に来なくなるという事は起こり得るよな……」「確認のご質問ですね。(^-^) それはそれで良いのです。そのまま上司から指示されたことを 実行すればよいのです。あながち指示は間違っているわけでは ないのですから……それで良いのです」「……しかし、勘違いなどして、結果、失敗したりしないか?」「……かもしれません。 しかし、失敗が今度こそ脱皮の刺激になるでしょう……。 彼は失敗から学びますよ……」「うん……なるほどな……。しかし、この『どつき指導法』は、 随分と時間がかかりそうだなぁ……。大切なことではあるが、 ……悩ましいなぁーーーー」「そうですね。じっくりと腰を据えて人づくりするといった こうした指導方法の欠点は時間がかかるということです……」 「大事なことなんだが、スピードも又、無視できない……」「なんせ、質問を投げかけ、考えさせ、答えを返すまで、 待つわけですから、当然時間がかかるし、根気も要ります。 スピードが求められる時代、そんな悠長なことをやっていては 競争に負けてしまうという意見も当然あるでしょうね……」「うーん、悩ましいところだなぁ…………(;一_一)」「しかしですね、本来人間は促成栽培などできるものではなくて 人と人がしっかり向き合い、時間をかけてじっくり、 共に育っていく状態(=共育)に高まっていく営みこそが、 人づくりの本質ではないでしょうかね……」「分かるんだが……しかし、事業推進のテンポがなーーー」「従来、人は『スピード』を追いかけてきました。 それはそれで大切なことです」「世の中の利便性は、スピード化の歴史でもあるよな……」 「しかし、スピードを重視するあまりに、大切なことを犠牲に してはいないかと、立ち止まる時期かもしれませんよ。 人材育成に投下する時間とお金は投資でありますから、 必ずそれ以上のリターンが得られるものだと考えます……」「……なるほど」「若手社員の思考力の低下が懸念される今こそ、 そのような信念をもって、じっくりと腰を据えた人づくりに 取り組む時期に来ているのではないでしょうか……」「時は流れ、テンポは変わっても、人の本質は変わらないか。 うん、勇気を持って取り組まないと、想像力豊かで、 創造力のある人材は育たないだろうな……。うーーーん」「やはり、いつの世も難関を切り開くのは『勇気』ですよ」「うん、今日は良い話をありがとう!! 大変、勉強になったよ……( "^ ∇ ^" )」 <完>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ※ 参考文献 PHP研究所 人材開発企画部部長 的場正晃氏論文===========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/03/20
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 日本人の考える力が衰えてきている [3]「……ところで、話を元に戻すが、彼の松下幸之助さんが よく言われていたという『君ならどうするんや?』は、 部下たちの考える力を養い、高めていく上で大きな効果を 発揮していたと……聞いたことがあるが……」「はいはい『どつき』の質問ですね。(^-^) 私も今から、まさにそれを話そうと思っていました……」「いやいや、どつく等と物騒な事じゃなくて……(゜_゜)」「いえいえ、まぁ聞いて下さい。(^.^)いいですか? 『どつき』の質問というのはですね物騒な事じゃないんです」「えっ?どういうことよ……?」 「部下達が上司に対して、相談や報告に来た際にですね、 すぐに指示や命令をするのではなくて……、 『どうして』『どのように』『どれを』などのように、 頭に『ど』がつく質問を返すことによって、 今後の対応策などを部下自身に考えさせるように、 働きかけることです……(^-^)」「ははははっ……そうかそうか、なるほど……(^-^)」「こうした質問を常に投げかけられているうちに、 部下は徐々に自分で考え、自立的に行動できるようになると いうわけですね。 『どつきの質問』の名人として有名なのが先ほどおっしゃった パナソニックグループの創業者である松下幸之助さんです」 「そういうことなんだな……、確かに聞いたことがある……。 この考えは、この問題解決の武器にはならないのか……?」「はっきり申し上げて有効な手段になります。(*^_^*) 少し、詳しく話しましょうね。 幸之助さんは、部下が問題を抱えて相談に来ると、 話を全部聞き終わってから、必ず『君ならどうするんや?』と 逆に質問を返したそうです……」「部下はドキッとしたやろうな。教えを請いに来ているのにな」 「そうなんです。緊張しますよね。だから一層そうした評判が、 松下電器の社内に広まった訳なんですね……。そして、当然 松下幸之助さんに相談や報告に行く前には、 必ず自分なりの考え方や解決策をまとめなければいけない、 という暗黙のルールができあがっていったそうです……」「うーーーん、それは素晴らしいことだな。 その様にしなさいと言われて、するのではなくて、 応対の流れの中でそういう姿勢が育ったという訳だろう……。 理想的だな。(^-^)」「ええ、そうなんです。全く仰る通りです……(^-^)」「『松下電器はモノを作る前に人を作る』と言われたように、 草創期には実に優秀な人材が数多く輩出されておるな。 そんな風な『問いかけ』の組織風土があったことと 人の成長とは無縁ではないのだろうよ……」 「部下の考える力を育てるというのは、 現代のビジネスにおいても、会社の発展のためのみならず、 社員一人ひとりが仕事を通じて成長し、 より良い人生を送るためにも極めて重要なことですね」「うんまさに! それには『どつきの質問』が有効なんだ……」「そうですね。上司の立場にある方は、部下に対して 『どつきの質問』を投げかけることによって、 考える力を持った人材へと成長させる責任があるのでは ないでしょうかね……」「即決・即断・テキパキと指示を出す上司は、一見凄く優秀に 見えたりするが部下の育成という観点からは……問題ありだ」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ※ 参考文献 PHP研究所 人材開発企画部部長 的場正晃氏論文===========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/03/13
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 日本人の考える力が衰えてきている [2]「想像力を巡らせたり、知識を組み合わせたり、推理したり、 ……といった力が『スマホでホイ!』じゃー育たないよなぁ。 それも脳が最も発達する時期でもあるしなぁ……。(-_-) とても危惧しているんだよ……」「……なるほど。仰る通りですね。便利な事は良いんですが、 人の思考能力は育ちにくいかもしれませんね……」「我々が若い頃に『百科事典』というのがあってな……。 今もあると思うが……。当時、高価な物だったんで、 所持している人は限られていたが、その名の通り、 幅広い分野の、かなりの疑問を解くことができる事典だった」 「……ああ、私も見たことありますよ。 立派な表紙で紙質も抜群……重たい事典ですね。 本棚にズラッと並んでいましたが、全部で1m位の幅でした」「そうそう……現代は、あれが全部ポケットに入っている……。 そんな感覚だよな。スマホという形で……な。 おまけに検索がとてつもなく便利で早いときている……。 価格もタダ同然だよ……。得られる情報の質については、 相対的に低いとは思うが……」「分からないことが発生する、つまり解決しなければならない 課題が出てきますと、調査をするわけですね。 そして、その調査によって得られた情報を活用して、 解決に迫っていくわけですが、その全体の解決スピードは 抜群に早くなり、向上しているんですよね……(^-^)」「うん、その事は進歩であり……喜ばしいことなんだが……。 どうも……引っかかる気持ちが残るんだよな……。 ……分かるよな……(一_一)」 「ええ、昔に比べたら人々が深く考えなくなっていますね。 そういう思考の習慣も影響しているのかもしれませんが、 ビジネスの現場でも、様々な現象が起こってきています。 現象というよりも課題ですけどね……」「フム……具体的には?」「例えば、上司から仕事の基本を詳しく教わったとしても、 常に変化し続ける状況に合わせて、それを応用することが できないビジネスマンが、急激に増えてきています……」「うん……それは、よく理解できる……」「……ですから、何か問題が生じますと、即座に解決策を 上司に求めるわけです。……まるで当たり前のように……。 仕事に対しての自分なりの創意工夫が無いんですね。 ことほど左様に、いつまで経っても独り立ちできない社員。 そういう社員が増えてきたという嘆きの声が、 様々な職場で急激に高くなっています…………」 「おいおい、それは我が国の産業界のみならず、 国家にとっても、由々しき一大事だぞ……<`ヘ´>」「まさに、そうなんです。変化の激しい時代ですからね。 現場にいる一人ひとりが目の前の事象から瞬時に判断を 下せるようにならなければ、グローバルな競争に 勝てないことは明白なんです……」「『習ってません』じゃ、通らないよな……」「もっと問題なのはですね、 これらが何も若手社員に限ったことでもないということです。 組織全体で『考える力』を向上させることは、 人材育成の重要なテーマと言えます……。 テレビのクイズのような記憶力中心だけではダメなんです」「……正にそうだ……。 答えが無かったり幾つもあったりするのが現実だ……」 「先ほどの『加乗減除』と言われていたのは、 どういうことなんですか? まず、必要な情報をどんどん集めるというのは 基本なんでしょうが……、それから不要な情報を減じてという ステップはいけない事なのですか?」「いや、深刻な問題でない日常課題ならそれでいいんだよ」「……と言いますと……」「集めた情報から、つまり『加』から、要らないものを除く、 つまり『減』というのは、その『要らない』という基準が、 ある種はっきりしているからだろう? ……なっ。 そして、その基準が適切であれば、問題はスピーディに 解決していくわけだ……」「そうですね……」 「しかし、本物の問題というか、長年解決されていないような 課題に関してはちょっと違ってくる」「…………?」「その減じていた基準にこそ、問題があったのかもしれないと、 いうことさ……。だから、すぐ減ずるのではなくて、 それも大切な情報源として、論を組み立てていった方が良い という考え方なんだ。今は亡き川喜田二郎先生に教わったよ。 長年解決していないような厄介な問題に関しては、 特にこの事が大切なんだよ……」「……なるほど、既成概念を打破すべき課題についての、 アプローチ法なんですね……。深いですね……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ※ 参考文献 PHP研究所 人材開発企画部部長 的場正晃氏論文===========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/03/06
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 部下の指導あれこれ (゜_゜)(。_。)【鉄】主 「君は、やるべき何の努力もしていないじゃないか!」従 「うっ!痛いとこ突かれた! ……でも、全て見てる訳じゃないのに……なぁ。 ……結局、信用されてないんだ。 やる気無くなるよ……ふぅ~ (-。-)」 --------------------------------------------------------------------------------【銅】主 「君は、やるべき努力を怠ってはいないか……?」従 「……痛いとこ突かれた! ……しかし、見ない振りして、よく見ているなぁ。 頑張らなくちゃ……(~ヘ~;)」 --------------------------------------------------------------------------------【銀】主 「君は、そこそこ努力していると思うのになぁ……。 何故成果に結びつかないんだろう……?」従 「痛いとこ突かれた! ……努力足りないよ……。 でも、信じてくれてるんだ。 よし頑張ろう……(´▽`)」 --------------------------------------------------------------------------------【金】主 「君ほどの才能ある人間が、どうしてこんな成果しか 出ないのか、不思議で仕方ないよ……」従 「……ありがたいご指摘だ。 自分を甘やかさずに、脱皮しなくちゃ…な。 徹底的に自己分析だ……(^ー^ )」人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 =====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/03/03
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 日本人の考える力が衰えてきている [1]「『自分で考えない若手社員が増えている』……だって? そんなの冗談だろう……。人間は考える葦だよ……(一_一)」「……パスカルですか……。( ̄ー ̄)フフフッ……。 実は今、管理職研修を主催しているんですが……、 若手社員の育成に関する悩みが続々と出て参りまして………」「ほう……(゜_゜)管理職が悩んでいるのか?どういうこと?」「若手社員がこちらから指示するまで、いつまでも待っている。 ……だとか……、一歩進んで、分からない所を 聞きにくる姿勢は良いんですけども、全くの丸投げで……、 少しは自分で考えて来てほしい……といった意見が続出です。 もう……みんなが言っています。(一_一)」「なるほどそうか……フム……。 しかし、その程度の事は以前からあったような気がするぞ。 何も昨今の若者に限ったことでもないんじゃないか……?」 「……とも言えるとは思いますが……、 昔は一部の若者に見られた傾向では無かったでしようか? 昨今は、大半がそんな感じになってしまっている様です……」「そうなのかなぁ……だとすれば、由々しきことじゃなぁ……」「逆に若手の方から先輩上司に対して多い不満もあります」「ほう……どんな……?」「『この件は教えて貰っていない』というのがダントツですね。 こんな流れは、何も若手社員に限ったことでも無いようです。 ビジネスマン全体の『考える力』が、急速に低下してきている と言われています……」「うーん、そうか……。最近少し、気にはなっているんだよな」「……と言いますと?」 「例えば最近、若手がスマホで即座に答えを出す光景を よく見かけるんだが……」「……(^_^;)……我々も、ややその傾向がありますが……」「疑問から、即座に模範解答みたいなものに直結していくから、 ああじゃないか……こうじゃないか……いや待てよ……等と、 思い巡らすことが極端に少なくなっているんだよな……」「確かにそうですね……。深く考えなくても良くなっている」「考える事の積み重ねによって培われていく能力があるんだが、 それらが弱くなってきてはいないかな……?」「……そうですね。……言われる事、良く分かります」「何かの疑問に遭遇した時に人は、四則演算的ステップで 考えて来たんだ……昔から……」 「えっ? 四則演算って……『加減乗除』のことですか?」「そう……、しかし『加減乗除』はいかんぞ。 より良いのは『加乗減除』だな。 その方が発想力が豊かになる……」「まず、加えるというのは、 必要な情報をどんどん集めることですかね。 それから不要な情報を減じて、残ったエキスで乗ずる、 ……つまり論を組み立てていった方が合理的でしょう。 それから、最後に『徐』つまり割り切って決断です……」「まぁ、そこの所は後で解説してやるとして、 今、君が話したステップだけでも、 かなりの脳を使う事になるんだぞ……な」「……そうですね。確かに……様々な思考をしますからね……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ※ 参考文献 PHP研究所 人材開発企画部部長 的場正晃氏論文===========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/02/28
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 『自我』が強過ぎると成長が鈍りプロの道険し[下]「……プライドを捨てろっていう事ですか?」「捨てろなんて……、そんなことは言わない。 競技者としての、真のプライドを持てと言いたい……」「真の…………、我慢ならない事は、我慢できません」「君は競技者として、ここまでは来れたが……、 今後の成長を考えると……決定的な欠陥があるなぁ……」「……人間らしく考えちゃいけないんですか?」「人間らしく………………。 君の周辺の人たちはどうしている……? 君だけが人間なのか……」「コーチの権威主義、血も涙もない発言は許せません……」「もう一度聞く。君の、周辺の競技者は……どうしてる?」「私と、一緒ですよ。……陰でブツブツ言ってます……」 「……正確には、言っている人が少しいる……だろう?」「…………(-_-)」「俺には……彼らの技量はそこそこ伸びてる様に見えるが……」「…………確かに…………やっぱり、素質の問題でしょうか?」「また、思っても無い事を…………。彼らは反発はしていても、 コーチの言う事を理解もしてるんじゃないか……? そして密かに努力している」「理解できても、あの人に言われたらやる気が失せます……」「君の言っている事を正確に言えばだな……、 『コーチのものの言い方によってやる気が失せる人間もいる』 ……ってことだろうが……(`ヘ´)」「いや! ほとんどの選手がそうですよ!」「なに言ってる。逆に発奮して良い結果に結びついている 選手も現実にいるじゃないか。知ってるんだぞーーー」 「…………我慢しているだけですよ。いつか爆発するはずです」「なるほど……。うーん…………。 君のその性格は……やっぱり、競技者には向かないかも しれんなぁぁぁ……」「……普通だと、思いますけど……人間として……」「……相手が悪いとだけ……考えることは普通ではないよ。 バランスが悪い……」「…………」「さて……、少し整理しよう。 今現在、君の気分が良くない状況の原因は……?」「コーチの……人間性です……」「人間性……ね。……もっと具体的には……?」「……コーチの私に対する、悪口雑言です」 「コーチの、その態度の……原因は?」「………性格でしょう?でも、私に特に厳しいんですよね……」「……その原因は?」「私の事、嫌いなんじゃないですかね……」「……人を感情で差別しないから、 彼は、プレイイングコーチに抜擢されたんだけど……」「……そんな事言ったって……私に…………」「じゃー、彼が君に優しくなる為には……どうすれば良いの?」「そんなの、あり得ないでしょう。……無理でしょう?」「そう言わず……良く、考えてみろよ……」「……まぁ……。 僕の技量が上がってくれば……って事はありますけどね」「じゃー、技量を上げたら良いじゃないか。てっとり早く……」 「技量を上げたいですよ。必死になってます。 力を伸ばしたいですよ……」「上手になりたいか?……真剣に」「当然じゃないですか……。私も競技者です……」「間違いないか……?」「くどいですよ <`~´>」「よし分かった。……でも、今の様な心理状態じゃだめだな」「はぁー…………、それで悩んでます……」「私の尊敬する西郷隆盛先生の言葉にこういうのがある。 『人を相手にせず、天を相手にせよ。 天を相手にして、己れを尽して人を咎めず、 我が誠の足らざるを尋ぬべし』」「わぁーーーーー、……難しいですねぇ……(>_<)」「『天』という言葉を『任務』に置き換えてみるんだな」 「……『任務』ですか……」「君の場合は『志』とか『目標』とかに置き換えた方が 分かりやすいかな……」「感情論に、目をつぶって、ただひたすらに、 目標に向かって突き進めってこと……?」「……うん、近いな……。 人を咎めず……だ。 自分の成長のみを見つめる……」「……集中……ですか?」「成功した先輩達も……、よく見てみると……結局は同じことを してきたんじゃないかな」「……人を恨む気持ちがどうしても出てきそうですが……僕」「その時は、早めに引退した方が良いな。苦労するばかりだ。 とても、大選手を目指せるレベルじゃない」「うーーーん……(一_一)」「まっ、……期待してるから、やってみな (^。^)」 <完>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/01/17
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 『自我』が強過ぎると成長が鈍りプロの道険し[上]「そんな時、なぜすぐに質問しないんだ!!」「なぜって言われても……とてもじゃないけど……、 質問できる雰囲気じゃないんですよ……。 ……まったく……(ー_ー)」「なに、雰囲気だって……?……何だそれ?」「はやい話がですね……、 そんな事も知らんのかって軽蔑されるんですよ……。 コーチから……」「……ん? ……だってお前、本当に知らないんだろう……?」「確かに、知りませんけど……僕にもプライドありますし……」「……ん?……プライド……。 プライドね……。(-.-) 君ね……思い切って、この競技止めたら……どう?」「えっ?何故です? ……なんでコーチと同じ事を言うんですか。<`ヘ´>」 「ふふふふっ……、なーんだ、コーチもそう言ってるのか?」「……いえ、はっきりとは言われませんけど……暗に……」「君には競技者にとって最も大切な『修行』という事の 真意が分かっていないようだ……(ー_ー) プライドだけで記録が伸びる程、楽じゃない…………」「分かっていますよ!! ……分かっているつもりです……。 上達したいと切実に思っています……<`ヘ´>」「いや、本気で……上達しようとは思っていないふしがある」「なに言ってるんですか!!本気ですよ!! 自主トレだって一生懸命にやってますし……」「ほう……、なるほどぉ……で、その成果は?」「…………自分でも、悔しいくらい出ていません……。 ホント……悔しいです……。 やる気を無くしそうです……(-_-)」 「なぜ、努力しているのに成果が出ないか……? ……という事について……考えてみたか? ……真剣に」「努力が足りないのかなぁ……とも思っていますが……。 しかし、体力にも限界があるので……」「周りの先輩たちや、コーチはどう言ってるんだ……?」「よく頑張っている……とは言って貰ってますけど……」「じゃー、簡単な事だ……」「簡単……?」「うん、努力している事の中身が不適切という事になる。 不適切な事を反復訓練しても、おかしな結果しか得られない」「教えられた通りに……頑張ってるつもりですが……」「君は、確認する癖が無いから……ずれてるんじゃないか?」「僕って…………、素質が無いのではないんでしょうか?」 「そう考えてるのなら、即刻、この競技を止めなさい!!」「……」「甘えるんじゃないよ!!! そんな、思っても無い事を言うものではない。 そこそこ素質はあると思ってるくせに……。 現にこのクラブに入る前は、 そこそこの成績を出していたんだろう……?」「まぁ……少し種目は違いますが……」「大差は無い……。陸上は陸上だ……」「素質は、まぁ、そこそこあるとして……、 向上心も人に負けない位にあると思っていますし、 努力もしているつもりですが……( ̄ー ̄)」「ほれ見ろ……自信満々じゃないか……。 ただ、コーチと闘っている事が……最大の欠陥だ……」 「とんでもない……、コーチと闘うなんて……」「嘘を言え!コーチの在り様について批判しているじゃないか」「……それは……、人間ですから、腹が立つ事も……」「彼の力量についてどう考えてるんだ……?」「そりゃー、コーチといったって、 まだ現役で競技に出ておられますから、その力は知ってます。 あそこまで行くには私は、まだ数年はかかるでしょう……」「それだけの力の差のある人と、なぜ、対等に闘う?」「だから……闘ってませんって……」「不平を言い、批判をする……。 さっきからグツグツ言ってるじゃないか」「………。私も人間ですから、えげつない言い方されると……」「……やっぱり、止めた方が良いな……。競技生活……」「性格を殺してバカになれって……言われるんですか?」「なれなんて言わないよ……。 でも本気で修行している人はそうなってる人もいる……。 心の中での価値観というか、 大切にするものの順序が違うからな……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2020/01/16
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 愛があれば 短所 も 長所 も同じ?「今度の新しいプロジェクトのメンバー、なかなか良いね」「<`ヘ´>……………どこが……?」「まず若くて、溌剌としてさ……(^。^)」「……ふん、青くて、未熟なだけじゃないか……(;一_一)」「えっ!!明るくて、なかなか良いだろうが……………」「明るい……?何言ってんだ!軽いだけだろう………」「考え方だって、明快だし……………」 「バカかお前、多様性が無いだけのことよ……」 「アイデアだって豊富だし、企画力もありそうだぜ」 「………実行の苦しみを知らないヤツは何でも言える……」「勇気もあると思うが……………」 「ふん、向こう見ずで、計画性が足りないのよ」 「上層部だって、考えがユニークだって言ってたぜ」 「常識のレベルすら備わってないってことさ………」 「そう言うなよ。集中力もあるだろう?」 「……全く……ひとつ事やりだしたら他が見えなくなるのよ」「リーダーの彼なんか見てみろよ。若いのに割り切りも良いぞ」 「それは、思慮が足りないだけのこと、もう………(;一_一)」「思考がシンプルで、良いと思うがなぁ………」「シンプル?……………ふん、単純なバカよ」「……お前みたいな見方したら、身も蓋も無いじゃないか」「何言ってる……。これが愛だ……。愛なんだ」「愛!!…………??」「本物の仕事はな……、 賛否両論の渦の中……、 踏ん張りながら、 六勝四敗で戦って行くものなのよ。 ……ふふふっ(-_-)」「…………………!……………………!」人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2019/09/05
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◆ ^-^◆ 学ぶだけでは今一 次のステップが大切「学ぶこと」はとても大切なことでございます……。私ごときがわざわざ言わなくても……、大切な事に違いございません。(一_一)しかし……学んだことを完璧に理解したとしても、それは、ある意味標準なのでございます。標準以下の人にとってはそれで良いのでございましょう。しかし、群を抜くレベルを目指す者には、それから先の思考がとても重要になるのでございます。そこがスタートラインなのでございますよ。(^-^) 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村ところが……誠に困ったことに、学ぶことに慣れて参りますと、この自ら突き詰めて考える思考力が衰えていくのでございます。一見優秀と言われている人ほど、実はその傾向が強いのでございます。記憶力が主に磨かれて、理論的な追及力がおざなりになるのでしょうか…………?次の世代を担う者、そのような意気込みの者たちが、心せねばならぬことのひとつでございますよ。 「学び」は言うまでもなく大切に違いありません。しかし、それは、言ってみれば「模倣」~「応用」の世界なのでございます。「改善」、「改良」~「創造」につないでいく思考こそが、より重要なのでございます。社会をリードしていく人たちにとっては、特に重要です。……きっとそうなのでございますよ。(^。^)人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2019/01/07
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ ただ聞くだけで聴いたと勘違いしていないか?「君ね、もっと部下の言う事を聴いた方が良いと思うが……」「えっ!!部長!……私ですか???……?」「ここには、君と私しか居ないが……(-.-)」「はぁー……スミマセン……ちょっと意外だったもので……」「……意外……? …………ほう……(-.-)」「うちの部の管理職で、 私ほど部下に発言させている人間は居ないと……、 自負していますが…………」「ははははっ……、それはその通りかもしれん。はははっ……」「えっ? では、どういうことですか? 私……部下のいう事をとても良く聞いていますが……」 「うん、確かに聞いてはいるな……その耳で……」「でしょう…………????」「まだ、分からないか?要するに聞くだけ……という事だよ」「聞くだけ……?」「うん……よく意見は言わせるが、 過去に一度としてそれらの意見を登用したことは無い……と、 いうことだ。 これじゃー君、部下にしてみれば聴いて貰った事には ならないんじゃないか……」「部長……、お言葉ですが、私には業務遂行責任があります。 最終的には、私が責任を持って決めなければなりません」「それは全く、その通りだな……」「今までの部下たちの意見は、 ほとんどが登用できない未熟なものばかりです。 だから、自分で判断し、決しているわけですが……」 「では、何故、部下に意見を言わせるんだ……?」「はい……それは……、 参画意識を高めることも大切だと思いまして……」「言わせるだけで……、言っても何も変化しない状況の下で、 部下達は参画意識を持てるとでも……思ってるのか?」「…………」「君、この課に着任してどの位になる?」「はい……2年弱ですが……」「そんなになるか……。 しかし未だに、あれだけの数の部下から出てくる意見が、 一件も登用できない……ってことは、 相当に部下のレベルが低いって事にならないか……」「はぁーー、まぁーーー、残念ながら……」「そこまでひどい状況は、一体誰の、責任だ……?」 「……責任ですか? 仕事の責任は、私の判断でちゃんと回っていますし……。 その上、責任と言われましても……」「フム…………(一_一)」「何か……おかしいですか?……私……」「育成責任だ……。 成長に関しては、当然本人たちにも責任はあるが、 上司として育成する側の責任も逃れられないぞ。 それでは、いつまでたっても後継者も育たないばかりか、 仕事がマンネリ化してしまいかねない……」「…………」「部下の未熟な意見を、繰り返し繰り返し論議で鍛えて、 次には、もう少しまともな意見が出てくるように、 時間をかけて育てるのも、 私が君に期待している事の大切な要素だ……」「申し訳ありません……。目から鱗です……。 今後、十分留意します…………スミマセン……(+_+)」「ははははっ……そんなに落ち込むことはない。 有能な人間が、誰でも通って来た道だ。 頃合いを見計らって君にアドバイスしたというわけだ……。 私とて、若い頃、例外ではなかった……ははははっ……」「……部長、ありがとうございます。 肝に銘じます……」「しっかり頼むよ…………(^-^)」人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2018/12/28
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 退職ですか? 転職ですか? 転社ですか? [4・完] <Revival>先輩「それぞれが、8割、8割、7割なら、総合確率は そうだろう?高率、高率って、はしゃいでいるが……」柴田「だって、それぞれの可能性は高くて……………」先輩「まっ、それぞれも十分甘いがな……。 今回は、会社生活の総入れ替えだろう? 総合的に見なくちゃ………。 これは何だよ、どう見ても、思い切りの問題やな…… 賭けだ。 ………ドキドキやな (゜_゜>) ふふふふっ……」 柴田「……………(ー_ー)」先輩「まぁ、お前の人生だから……、 頑張れや……どうせ、決めてるんだろう?」柴田「うーん…………総合か………<`~´>」先輩「柴田……、おい! まあ、一杯いけ。……ほら」柴田「……ちょっと、考えが中途半端ですかねぇ……」先輩「ふふふふっ……さぁ、どうかなぁ……。(^。^) まっ……、お前自身の勝負だからな……」柴田「それは……そうですけど……」先輩「失敗例も……沢山見てきたしなぁ ( ̄ー ̄)フフフ 」柴田「……転職の……ですか?」先輩「うん……。全てが『予測』に基づいて動くからな……。 まっ、当たり前の事だが……うまくいった例は三分の一も 無いかなぁ……」柴田「…………(`´)」 先輩「お前の人生だし、お前だって十分に考えての事だろうから 反対する気は全然無いが……。 俺も、お前とは長い付き合いだしなぁ……。 今、現在が経済的、精神的に最悪の状態というのなら、 いざ知らず…………」柴田「……でも、どこかで踏み切りませんと……」先輩「そうだ……。変革とはそういうことだけどな。 ……だから止めはしないんだが……」柴田「……だが……なんでしょう?」先輩「もう少し、時間をかけて考えてもいいのじゃないかなぁ。 辞めるのは、いつでも辞められるし……」柴田「今が、最適のタイミングと考えているんですが……」先輩「そうだろうな……。 お前の事だから、もう、決めているんだろう。 ……まぁ、一度、失敗するのも勉強かな。 どーーーんと、落ちてみろ……」柴田「先輩、冷たいですよ」先輩「冷たいか? ……かもな………柴田……、思う通りにしたらどうだ? 本心の通りに……な」柴田「えっ?」先輩「迷ってんだろう?……本当は……。 迷ったって良いじゃないか。それも本心だ。 ……迷うお前も柴田に違いない」 柴田「……………」先輩「両親には話したんだろう……?」柴田「…………ええ」先輩「何て……?」柴田「特には、何とも…………」先輩「やはりな…………。それで良いのか?……お前」柴田「………………」先輩「ご両親……、この話を……信じてないな?」柴田「………みたいです。……わかります?」先輩「そうか…………。そうだろうな…………。 お前も浅くなったなぁ…………。 まぁ……、いいかっ……。 愚痴も大事だ……。 今日は飲もう……。 充電して帰れ……(^。^)」柴田「は、はい…………?」 <完>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2018/10/04
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 退職ですか? 転職ですか? 転社ですか? [3] <Revival>先輩「まぁ、いいや……。再就職のアテはあるんだな……?」柴田「はい…………一応 (^_^;)」先輩「やっぱりそうか……、そんな事だろうって思っていたよ。 でっ……、……どんな所なんだ?」柴田「同業で、大学時代の友人が行ってる会社ですけどね。 それが本社は東京なんです。 ……転勤の可能性があるんで……、 少しは困るんですけどね…………」先輩「そりゃーそうだ。お前、地元指向だもんな。 ところで、その会社での仕事は営業職なんだろうな?」 柴田「いいえ、最初は技術職で入って、 近々、営業に変えてくれるそうです……」先輩「フーン(-_-)………間違い無いのか?」柴田「………と思ってますけど。……何か気になります?」先輩「そんな事俺が知るか! ―――ところで良い会社か? 今の会社より色んな面で良くなるか?」柴田「それは、もう………十分チェックしました」先輩「営業職に代えてもらえる確率は?」柴田「そうですねぇ……。8割位かな。……高率です」先輩「そうか………8割か、ふぅ~…………甘いな。 お前には営業の仕事の実績が無いんだぞ……」柴田「ええ……それはそうですけど…………」先輩「……まあ良しとしよう。……給与処遇は?」 柴田「約束額の実行は一年後になりますけど……、とにかく、 確約してくれていますから、これも8割の高率ですね」先輩「フーン……、一応、一年観てみようって訳か……? 試験的採用だな……。慎重な会社だな…………フム。 まっ、このご時世だ。 再就職先が無いのが普通だから、よしとするか……。 ……職場の人間関係は? ………今の職場なら5年選手だから、 けっこう良い関係が出来てるわな……。 ……でっ?……向こうでは?」柴田「ええ……、これは、ちょっと不安があります。 ……でも努力しますから………、まぁ、7割かな?」 先輩「ふーん………甘くないか……? ……まあいいや……、(;一_一) 『したい仕事』と、 『役職処遇・給与』、 それに『職場の人間関係』は、 転職の時に大事な、三大要素なるもんだが……」柴田「……なるほど、……そうですね」先輩「……うーん、全てのトータル確率は 4割5分か……。 5割でも、一か八かって話だから…………、うーん、 ……それより悪い訳か……フーム。危ないな……」柴田「えっ?…………何で?……?」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2018/10/03
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 退職ですか? 転職ですか? 転社ですか? [2] <Revival>先輩「『逃げ出す』のと、 『再出発』はなぁ……、 形は似ているが……志が違う」柴田「……!!」先輩「どうなんだ……?」柴田「うーん……そういう意味では、 営業をしたいという気持の方が強いです」先輩「技術の仕事も将来のある仕事じゃないか? お前の会社、けっこう斬新的な技術を 持ってるんだろう……?」柴田「ええ……まぁ、あれは、そんな関係の仕事を している連中の話で……、 僕たちは一介の社員に過ぎませんから……」先輩「なるほど、しかし何だ……、 年齢とかキャリアに応じて適度なローテーションが 有るんじゃないか?……普通は」柴田「まぁー、普通はですね………」 先輩「お前だって、もう、5年選手なら、 そろそろ、自分のやりたい事って言うか、 目指す方向の仕事を考えてくれるんじゃないのか? ……会社の方で」柴田「ええ、そうして貰える連中もいますけどね…………。 僕らはまだ無いですね…………。 ……会社の方の、作戦の都合もあるでしょうし………」先輩「ははーん、お前、処遇に不満があるな……。 技術の仕事が嫌になったわけじゃないな……」柴田「とんでもない不満なんて……。とんでもないです。 技術の仕事だって、嫌いになった訳じゃなくて、 ……より営業の仕事をしてみたいなぁって、 考え始めただけです」先輩「……急にか……? 突然か……? ふーーーん……。 ……それじゃー、今の会社の中でも 担当を変る事が出来ればそれでも良い訳か?」 柴田「えっ?……ええ………させてくれれば……ですね。 でも…………無理でしょう?」先輩「進言してみりゃいいじゃないか……?」柴田「もう、上司に何度も言いましたよ。 ………全然聞いてくれません……」先輩「……ん?何で?」柴田「……私ですねぇ、今、15人位のグループの 取りまとめをしてるんです。 ……外れると困るんでしょう?」先輩「………会社を辞めたら一緒の事じゃないか……。 お前位のキャリアと立場なら、 将来の事も社にとっては大切だろうし……、 色々と相談に乗ってくれるんじゃないのか?」 柴田「ダメダメ……、ウチの会社はそんなの駄目です」先輩「そうかぁ?……………信じられんなぁ……」柴田「売上主義です……そんな考えはありません」先輩「うん、それは売上も大切だが…………。 会社は利益を出さんといかんしな……。 で、……………具体的には誰に相談した?」柴田「直属の部長ですよ」先輩「ほぅ…………。直属の上司の他に親しい上級管理者は 居ないのか……?」 柴田「ハイ、2~3人ならおられますけど……」先輩「相談は……したか?」柴田「そんなぁ……そんな、迷惑かけられません」先輩「……お前、けっこう淋しい会社生活してるなぁ?」柴田「………? いいえ、いたって元気ですよ?」先輩「フゥ…………そんなレベルか?」柴田「先輩、どういう意味ですか……?……?」先輩「人間関係が希薄って事よ……。実が無いというか?」柴田「うーん……普通にやってるつもりだけどな<`~´>」先輩「まあいいや……。色々あってスパッと辞める訳だ」柴田「スパッとっていう訳でも…………」先輩「就職する時は、あんなに時間をかけて、悩んで考えて、 やっと今の会社に就職したのになぁ……。 辞めるときは一瞬の判断か…………」柴田「……これでも随分考えて……悩んだつもりですけど……」先輩「……辞めるのは……簡単だからな……。良く考えないと」柴田「…………はぁーー……、…………でも……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2018/10/02
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 退職ですか? 転職ですか? 転社ですか? [1] <Revival>柴田「先輩この度の事ですが、 本当は自分でほとんど決めているんですけど……、 先輩の事が気になりまして相談したくなった次第です。 ……スミマセーン……(-.-)」先輩「そうか……お前のことだからどうせそんな事だろう……。 ふふふふっ……。……でっ……どういう事なんだ?」柴田「ハイ、現在いる会社……悪くはないんですけど……」先輩「そうか……じゃー辞めるなよ。そのまま続行……!! 結論は簡単だ……ははははっ……(^。^)」柴田「もう………………先輩……(;一_一)……厳しい……」先輩「お前なぁ……確かめるけど、仕事変わりたいのか……? ……それとも、会社変わりたいのか……?」柴田「ええっ……?……先輩、一緒じゃないですか?」先輩「何を言う! 違うよ……一緒じゃないよ!」柴田「………………」 先輩「お前の仕事って、確かコンピュータ技術だったよなぁ?」柴田「……ああ、分かりました。 そういう意味では、仕事を変わりたいんです……」先輩「何に、変わりたいんだ……?」柴田「営業です……。営業の仕事に変わりたいんです……」先輩「お前…………、営業なんてやったこと無いだろう? ……『技術力』でやっていく自信、……無くなったか?」柴田「………っていうより、自分の向き不向きの問題です……。 営業の方が向いてるかなって考えるようになったんです」先輩「へぇーー。工学系のお前がなぁ………。 しかし、仕事の向き不向きなんて、 自分じゃー分かりにくいんじゃないか。 職場のキャリアも、まだ4~5年だろう。 ホントは逃げ出したいんじゃないんか?……ん?」 柴田「と、とんでもないです。 技術の方もそこそこには、やってきたんですよ。 決して同僚や先輩達に負けてるとは思っていません!! <`ヘ´>」先輩「まあまあ、……そうムキになるなよ……ははははっ」柴田「ただ、ほとんどローテーションは無いし……、 今の仕事は自分のしたい仕事とも……違うようだし……。 何となく飯が食えてる様な感じだし……、これじゃー 進歩がないなぁって不安になったりして…………」先輩「おい!! どっちだ?」柴田「えっ?……また、何ですか?」先輩「技術の仕事が嫌になったのか? それとも、営業をしたいと思ったのか? どっちだ!!」柴田「うーん………」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2018/10/01
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 大事な成長期の君への手紙 全く初対面の人間同志が、相手を理解しようとする時ですが…………、相手が黙っている場合……、なかなか掴みにくいものです……。当然ですね…………。 黙っている相手に対しては、その一挙手一投足、立ち居振舞いをじっと観察するしかありません。時には、何らかの刺激を与えて反応を見たり、彼を良く知る人に聞いたりするということになりますね……。 逆に、相手が喋ったり意思表示をしてくれると、それだけ理解は早くなります。そして、理解が進んでいくと、色々と多面的な面が見えてきますから、評価も単一的では無くなってきます。 つまり「良い社員だ」とか、「なかなか、よくやっている」とか、「優秀だ」等と単発的に言われている間は、殆ど相手はこちらを深く見ていないという事になるわけです。 複合的に構造的に、又、立体的に理解されてこそ、ビジネスのパートナーとして、互いに厳しい仕事も進められると思います。 しかし評価には当然“批判”も含まれるわけですから、それを怖がる人もいます。そして、相手から、あまり知られないようにしようとする場合があります……。読まれない様にすると言った方が、より適切でしょうかね。 でも、我々のような仕事の人間にとって、このような方法は、あまり勧められませんね。消極的過ぎませんか……?特に、若いうちに、あんまりこれをやると俗にいうところの、「チェック&バランス」が効きにくくなって、その人の成長が阻害される面がありますからね。 人には百点満点の人なんていないし、相手の理解の仕方は、それぞれに異なりますから、まぁ、6勝4敗以上で行ってりゃ、上々じゃないでしょうか……。 一方、積極的に発言する人の中で、君のように、もっと進んで積極的に周辺や特定の人を評価したり激論を戦わせたりしますと周りからの君に対する理解は、一層進みます。 君がする、判断や評価の基準や、好き嫌いが、他人により見えるわけですから当然のことですよね……。そして先程も言ったように、理解が進むという事は、判定もされるという事で、「彼は、…………の面で素晴らしく、 …………の面は、非常に良く努力していて、 ……の面については、苦手なようだ…………」といった、複合的な、個人の認識に変わっていきます。 深まっていく……と言った方が良いでしょうかね。これは、悪いことではありませんよね。 特に経験の浅い若い人達にとっては、成長の過程で避けて通れるものではないし、逆に、避けるより、挑戦していった方が、視野も広がり、識見も深まり、肝も据わってくるわけですから、心広く考えた方が良いでしょう。 又、我々は、コンピュータを中心とした分野の専門家ですから時として、視野が狭いと見られがちな面があります。実際に、現業部門の人に比べたら、狭い面もありますしね……。 さぁ、我々が、昔から宿命的に有している『3K』つまり「好奇心」「向上心」「研究心」を大いに生かして、視野を広くしながら、『否定も』『肯定も』一辺、グルリと飲み込んで、かくなる上に、色々な角度からものを考えるようにお互い努力しましょう。今日は、この位にします…………。そのうち、ゆっくり飲みながら話をしたいものですネ。(^。^)人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2018/09/21
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 本気で部下を育てるとはどういうことか「築島部長……、 この件は君の所の山谷課長の管轄でしたかね……?」「はい、本件は山谷にやらせております。 …………何か……?」「うん……、資料のここの所ですが……ちょっとですね……」 「ああ、これはですね、えー、カクカクシカジカ……、 ああなって、こうなって、然るにこういう事です……」 「ああ、そうですか?………じゃー、ここの所は……?」「……ですから、コウコウシカジカで……、こうなって ますから、こうです……ね」 「分かった…………しっかしまぁ、詳しいねぇ…………。 この資料、……部長、あなたが作ったんですか……?」 「ハーイ。……勿論でございます専務。 お褒めにあずかって、光栄でございます……」 「(まさか)これも……このグラフも、この詳細な表もですか?」「……勿論でございます。ありがとうございます」 「いや……………(褒めている訳では……)」 「えっ……?……。 ……私、管轄の業務は、隅々まで詳細に把握致して おりまして………ハイ」 「………それは結構ですネ………………。 ところで山谷課長は、その後どうですか? ……少し、自主性というか、 能動性が不足している様な事も聞いてましたが……」「ハイ、その点は大丈夫でございます。 私が、責任を持って毎日つきっきりで指導しております。 ……大分、良くなってまいりました。 ………連日のミーティングの成果と思っております。 ……最低一時間は話して聞かせておりますから…………」 「毎日……話をねぇ……そうですか……(ちょっと違うなぁ……) まっ、よろしく頼みますよ……。 ………じゃー、ありがとうございます。 ……後、畑盛部長を呼んで頂けますかね?」 「承知しました……それでは、私は、これで…………。 ……ありがとうございました。 (^。^)」 「………ご苦労様………うーん (ー_ー)」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・「専務、畑盛です」 「やあやあ………どうも、突然、すみませんね………」 「いえいえ、専務、………ところで何でございましょう?」「畑盛部長、 この件は池川課長の管轄でしたかね……?」「ああ、それですか……、はい、池川にやらせております。 ……何か…?」「うん、資料のここの所ですが……ちょっとですね」「ああ、それですね。………こういう事です」「うん、そこまではわかるんですが………何故、 そうなるんでしょうね?」「……えーと、こうだからです………ね……」「ウーン、今一ピンとこないんですよね……この資料では…」「まぁ、その辺は池川に任してますから………」「……この資料、あなたが作ったんじゃないんですか?」 「メインのポイント部分は私ですが、今お聞きの所なんかは、 池川に作らせています……。 ……で、私も、その根拠までは、これ以上詳しくは ないんですが………」「………部長、ねぇ……任してるって言ったって、 あなたも責任者なら重要なポイント位、 押さえておかないと、任務が全うできないでしょう……? ……重要点をね……」「……どうも、すみません。……申し訳ありません……。 今後気をつけます………」「あなたらしくないですねぇ。………何かあるんですか?」「……いえ、別に………。どうも、すみません……」「……?」「………すみません、専務。 ……最近、池川課長、やる気満々でして………。 私も、できるだけ任せるようにして、 ポイントしかチェックしないようにしてまして…………。 ……すみません。 全部、私の責任です……」 「……だから、重要なポイントは押さえて下さいって、 言ってるでしょう?」「……??……ですから専務……。 十分抑えてるつもりで…すが……(-_-)」「ん?……あっ……そうか……まあ、この辺りの数字は……、 ……枝葉末節の事ですけどね……。 ……そうだな……。 ははははははっ…………。 いやどうも…………。 失礼、失礼……ははははっ……」「…………( ̄ー ̄)」 <懐かしい家屋・扇風機>=====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2018/06/06
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 育成ごっこじゃダメ……本気で育てなきゃ津宮「川中課長! 板場君ですが……変りましたねぇ」川中「うん……?何かあった?」津宮「昨日、彼が私の所に尋ねて来まして……」川中「なに! ええっ!! あの板場が……君の所に?」津宮「そうです。あの、引込み思案の板場君が……です」川中「へーえ、そりゃ、嬉しいなぁ。しかし……、 何か変な話を持っていったんじゃないだろうな?」津宮「ははははっ……課長、嬉しいでしょう……? いつも気にかけておられましたもんねぇ」川中「うん……、いまいち成長が気になるもんで……」津宮「全く、変な話じゃありませんよ。 うちの係長に専門的なアドバイスを受けたいと いうことで、私に仲立ちを頼んできたんです……」 川中「ああ、ああ……来期の要員の件だな……うん」津宮「まさに……お察しの通りです。 直接係長の所へ行かずに私の所に来てくれたのは、 大正解ですよ」川中「……フム」津宮「うちの係長も例によって厳しい方ですからね。 場合によっては、良かれと思ってやった事が、 裏目に出てしまうんです……」川中「そうか……、君とは以前同じ職場だったし、 良い相談相手だよな。 しかし、あいつが、良くそういうルートに気づいたなぁ」津宮「そこそこ……、そこなんですよ。 上手にルートを使って軌道修正をしながら進めると、 難しい事も結構うまくいくって事あるじゃないですか?」 川中「……その通りだ」津宮「彼、そういう面に気を配れる様に、なってきたんですね。 今までも、何度も飲み屋で会った時に、どんなことでも 相談に来いって行ってたんですが、 全然来ませんでした……」川中「……そうだろうな……」津宮「……年齢的にも、自覚が芽生えてきたんでしょうね。 元来は聡明な奴ですから、これからが楽しみですよ。 川中課長! こういう自主性が出てきますと、 俄然光が見えてくるでしょう……?」川中「いやいや、有り難う。でもね、板場もまだまだだよ。 とても、任せられるところまではねぇ………」津宮「いやー課長、お言葉を返す様ですが、 こういう新しい動きの出てきた時期に、 一気に権限を委譲される巾を広げられて、 彼に、自信をつけさせたら良いと思いますよ……」 川中「うん、有り難う……。色々……面倒見てやってくれよ。 ………な……」津宮「なんか、課長らしくないですねぇ。えっ……? 何か……? 何かあるんですか……?」川中「ふふふっ……、実はな…………、 君の所に行けって、俺がアドバイスしたんだよ。 ふふふふっ…………、 本当はなっ……(^。^)」津宮「えっ?なーんだ…………そんなことですか。 彼、自主的に来たんじゃないんですか? 何だ………(ー_ー)」 川中「うん……まだ、そのレベルじゃないよ……」津宮「……でも、でもですねぇ、確かに行動の起爆剤は、 川中課長のアドバイスだったかもしれませんけど……、 うちの係長から、とても誉められる資料を、 作ってきてたんですよ」川中「……ふふっ……( ̄ー ̄)」津宮「……?……。 実務家としての腕も大部上がってきたし、 第一、視点が管理的な視点になってきたって………、 本人に向かってえらい誉めてました。 珍しい事ですよ。うちの係長としちゃー……。 板場君も自信つけたんじゃないですかねぇ」川中「そうか……?ふふふふっ……。 あの、棒グラフと折れ線グラフをミックスして、 まとめた資料の事かな……? 見事な資料だろうが……」津宮「えっ、ご存知…………? ああ、事前に課長には報告してから、 持ってきたんですね……?」 川中「ふふふふふふっ……、あれ、うまいまとめだろう? すごく、分かりやすいよな。レベルの高い資料だろう? ……なっ。……そうか、そうか…………実はな、 君だから言うけど、あの資料も俺が作った奴………。 板場は清書しただけよ……。 ホントはなっ……」津宮「えっ! 何ですって…………、そんな事ですか。 僕は、てっきり彼の仕事とばかり思っていました……」川中「いや、まだまだ、あいつにはあのレベルは無理や。 俺の足元にも及ばん……。ふふふふっ…………。 これから、育てにゃいかん…………。 津宮君、その辺り、先輩として色々よろしく頼むよ。 ……ウン」津宮「はっ…………はい……。(`´) ( あーあ何のために彼にアドバイスしたのやら……。 本気で育てようという気があるのかなぁ……。 舞台裏をばらしちゃ……何にもならんじゃないか。 あーあ…………(ー_ー)!!) <昔 ごっこ 今 ゲーム> ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2018/02/28
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 誰かが言ってやらなければ <Revival> 日曜日に行われた壮行会。開始までかなり時間があったので、最寄駅から会場まで遠回りをして団地の中を歩いていた時です。 学校のそばにさしかかりました。休日なので人の気配は全くありません。運動場も誰もいなくて殺風景なもんです。 横に、金網で仕切られたテニスコートがあります。ふと見ると黄色い蛍光色のボールがポールの辺りに一個と、金網の当たりに一個転がっています。 片付ける時に忘れたのでしょう……か………。ボールから見て硬式テニス部の様です。コートサイドには、水を撒くときに使うゴムホースや、手ホウキのようなものが散乱しています。……なんか……良い気持ちがしません。同じテニスを、長年愛してきた者として…………。 そんな気分で歩いていたら、ふと、昔の事を思い出しました。高校三年生の夏休みの強化合宿練習の時のことです。 既に、社会人になっている先輩達が、この一週間の合宿練習の間に会社を休んで……、指導に駆けつけてくれます。 確か、二日目の午前だったと思います。まだ、先輩達は誰も来てくれていなかったのですが……、練習が佳境に入っている頃に、一人の偉大な先輩が来てくれました。 在学中に福岡県代表で、インターハイに出場した先輩で、我々より5歳年上です。たった5歳の違いといっても、我々には伝説の大先輩です。 前衛の練習をしている時に来られて…………、キャプテンのAが呼び寄せられました。一緒に、スマッシュ練習をしていたAなので、何事かなと思いながらも、練習に集中していたら…………、突然、「練習……止め!!」と、キャプテンが叫びました。 何事かと……練習を中止してキャプテンの所に集まったのですが……、何時になくキャプテンが緊張した顔をしています。「今から、先輩の話があります…………」という、キャプテンの言葉についで、大先輩が話し始めました。 「えー、みんな、ご苦労さん!私の事は知っているな! ……久しぶりにみんなに会えて嬉しい。 ……が……最初から苦情を言わなきゃならん。 ……残念だ。 ……みんな、コートの周りを見回してみろ……。 何だこの道具の散乱振りは! ライン引きの道具、ちゃんと片付けんか! バケツも……。石灰も……。ホウキも……。 ラケットもチャンと一定の所に立てておかんか! ……全くもう……。 テニスがうまくなりたかったら道具を大事にせい!! クラブ活動っていうのは、体を鍛え、技を磨くんだが、 もうひとつ……、心を磨く場でもあるんだ。 きちっとせい!……きちっと! ……こんなテニスコート見たら……、 先輩として、恥ずかしいぞ…………」 …………一同、しーーーん…………。(;一_一) それからみんなで片付けて約20分後に練習再開……。大先輩も着替えてコートに入ってくれて、厳しくも素晴らしい指導をしてくれました。 先輩達からは沢山の技を教わったけど、こういう躾もしていただいた事を懐かしく思い出しました。……考えてみれば、当時、我々は17歳だったから、その大先輩は22歳だったんですよ。フーム………………。(-_-) そこまで思い出して…………、立ち止まりました。ちょっと引き返して、手帳を一枚破って…………、気付いた注意事項を書いて、そのコートの金網に結び付けてきましたよ。「……同じ、テニスを愛する者として悲しい」と、書きました。……通じるか……どうか……分かりませんが……。お陰で、会合には3分ほど遅れてしまいましたが…………。 お節介とか、大きなお世話だとか考えずに……、誰かが言ってやらなければと……思いました。 案外、我々の社会の底辺で……、とても大切な事かもしれませんね…………。人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2018/02/02
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 人を指導する上で基本的に大切なこと <revival>「志高君、山田の奴最近ハキハキしてきたな……。 声も大きくなったし……」「……でしょう? ……やっと成果が出てきました……」「あんな、蚊の鳴くような声だったのに……、 変われば変わるもんだな……」「…………(^-^)」「前は戸守君が二年ほど指導していたが……、 サジを投げていたのに……。 ……たいした変わり様だ……」「有難うございます。 なんとか声だけは出るようになりました」 「いやー、凄いよ。 戸守君も四六時中、ハッパかけてたんだが、 ……うまくいかなかった。 ……時には脅したりすかしたりして、 何とかハキハキ喋らせようとしていたが……」「……でしたね……(^-^)」「君に任せてまだ3ヶ月だよな………。 見違えるような進化だ。 何か特別の事をしたのか?」「山田も戸守さんから言われた事を良く理解していましたし、 努力もしていたようです。 ……そろそろ結果の出る時期だったんでしょう……」「…うーん……いやいや、そんな単純なことじゃないだろう。 志高君、どんな風に話してその気にさせたんだ……? 特別大声で叱っている様にも見えなかったが……」「はい、あまり言っていません。 ……というのもですね。 他のメンバーが山田の蚊の鳴くような声に慣れていまして、 日常的にはさほど不都合がなかったんですよ」 「うん、それは分かるが、対外的には問題あるだろう……」「対外的には、声の大小もさることながら、 大切なのは話の中身ですね……。 その辺りは他の者も似たり寄ったりです。 係内の全員に再教育しています。 他の連中も自信の無い発言はけっこう小さい声でしてね……。 ははははっ……」「なるほど、自信と声とは関係が深いか……。 すると山田は自信が、今イチだったというわけだな……」「それも確かに大きいですが……、 山田の場合は根本的に声が小さい気質ですね……」「まっ、そうだな……。 しかしどんな再教育をしているのか興味あるなあ……。 何と言っても短期で効果が出ているからなぁ……」「いえいえ課長、たいしたことじゃありません。 毎朝のミーティングです……」 「それなら、戸守君もやってたぞ……」「ハイ……ちょっと、場所を……」「……ん? ミーティングルームじゃないのか?」「ヘヘヘッ……(^。^) 隣の技研ビルに交渉しまして……」「うちにたくさん部屋あるのに、 わざわざ隣の会議室を借りなくっても…………」「……いえ、4階の講堂でして……。 毎朝、30分貸して貰いまして……」「講堂!!!…………。たった8人で……講堂?」「ハイ……」「まるでお寺の本堂で、麻雀卓って感じだな……また、 なぜ……?」「いえ、麻雀卓のように集まるんではなくて、 壁を背にしてグルッと輪になります。」 「……!?……。 それじゃー隣は5~6m離れるし、 向かい側は15m位離れる事にならないか?」「はい……もうちょっと離れます」「なんで………………?」「ははははっ、ちっとやそっとじゃ聞き取りにくいですから、 皆、大声で説明します。 もちろん私も例外ではありません」「ええっ……?ははははっ、ははははっ、それって凄いなぁ」「ははははっ、余り人には見せられませんが……。 30分の会議で汗かきます……」「それは、良い……。 自然と声が大きくなる」「山田にだけ大きな声で話せといっても、 どうもしっくりこなかったようですが、 皆が、叫びまわっている状況下では、 アイツもけっこう、大きな声を出すようになりました」 「なるほど……。 大きな声で無いと聞こえない状況を作ったか……。 なるほど……。 やかましく言うのではなく、 そうせざるをえない状況に追い込む…………か……フム」「面白い事にですね、予定のスケジュールでも、 大声で言いますと、自信に溢れて聞こえるというか、 言ったほうも大声で断言するわけですから、 気合が入るとでも言いますか、 取り組み姿勢に元気も出てきました」「しかし、側から見たら非合理的なこっけいな場面だな……」「最初、不評でしてね。 止めてくれ止めてくれって……しつこく言われました。 しかし、……最近じゃー楽しんでますよ……みんな(^-^)」「いや、ありがとう。良く考えてくれたな。 今度、物陰から覗いてみたいな……ははははっ……」「課長、山田をそれとなく激励してやって下さい。 今が、いちばん効果的と思います」「よっしゃよっしゃ…………了解、了解……(^。^)」人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2018/02/01
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 職場の管理者と部下との心地良い連携とは?[5・完]「うっ…………。(^_^;) しかし、上の者も下の者も、 自分の内に閉じこもるんじゃなくて、 君が言っている様な『共同の課題』とやらに していくにはどうすればよいのかな?」「意外と難しいようで……、実は簡単なことなんですよ……」「いやいや、……しかし、そう簡単ではないぞ……」「ふふふふっ……。 まず第一に『言葉に出して相談・依頼する』ことが大事です。 『個人の課題』を『共同の課題』にするためには、 はっきり言葉に出して相談・依頼をしなければなりません」「まっ、それはそうなんだろうが…………」 「黙っている限りいかなる課題も『共同の課題』とは なりえません」「うん、そう言う意味では言葉のコミュニケーションが、 下手なんだよな……みんな。 変な意地とか恐怖心で…………」「……ですね。もっと言えば、 『共同の課題にするかどうかを話し合う』事も大切なんです」「うん、それは基本だな。 要するに話し合いによる意思疎通が大切なようだな。 最近は、メールで済ませてしまう……」「言われる通りです。 誰かが『これを共同の課題にしてください』 と言ったからといって、その課題が『共同の課題』として 取りあげられるとはかぎりませんよね」 「それはそうだ…………全く」「『それは、あなた個人の課題だから独力で解決して下さい』 などと断られるかもしれませんものね。 まず、『共同の課題』として取りあげるかどうかの 話し合いが必要ですね……(^-^)」「うん……理屈はそうなんだが……、 やっぱり現実は億劫になるかなぁ……」 「上司も若手もそういう風潮が強いですね。 元々手紙は、会話を補完する道具であったものが、 実際に話し合える環境の中で、メールのやり取りを しています。愚かしいですね……」「……確かにな。 顔色とか、語気の強さとか、目の鋭さとか、 重要なメッセージだもんな」 「はい……そうですね。 良い職場の環境を維持して、その中で若手を育てていく ためには、話し合いはとても、大切な事です。 ……さっきおっしゃったように、 まさに家庭でも……似たような事かもしれませんね。(^-^)」「うん…………逆に家庭で出来ていないから、 若手も公共の場でやりずらくなっているのかもしれん……。 家庭は様々な基礎訓練の場でもあるからな……」「そうですね。……では、本論に戻りましょう。 そのようにして、一旦『共同の課題』として取りあげたら、 後は、お互いに協力して解決策を探すことがポイントですね。 それを解決するのは関係者全員の責任です。 関係者で協力して解決策を考えていかなければなりません」 「確かに、そうなんだが……。強いリーダーシップや、 虚心坦懐な姿勢……等が必要だな……」「そうですね。広い心が必要ですね。 先ほどあなたが話されたケースでは、 若手のニーズがないのに仕事を手伝っていることになります。 つまりは『自分の課題』でも『共同の課題』でもない訳です。 『お礼や挨拶がない』といって腹を立てるのは、 筋違いということになります。(^-^)」「うんうん、良く分かったよ……そういうことだ。(^-^;」「あなたは、こうやって気づかれたから良いですね。 今後は相談や依頼のあったときだけ手を貸してあげるように することが大切ですね。 基本“ニーズないところにサプライなし”です」 「なんか……こう……殺伐としてくる感じもするなぁ……。 しかし、ビジネスだからな……。 その辺のケジメと、協力が大切だな。 日本人は下手そうだ……」 「基本、組織というか会社に所属するそれぞれの人が、 もてる能力を最大限に発揮して成長していくためには、 課題をきちんと分離して、自分自身の課題は自分自身で 解決していくというプロセスが大切になりますね」「…………だな」「このプロセスがうまく回ることで、若手の自主性も育まれ、 会社全体のパフォーマンスも向上していくと思いますよ」 「会社全体……だよな。うーーーーん…………。(-_-) ただ……なんだよなーー。 社内間の仕事の場合と、お客様相手の仕事の場合は、 区別して判断しなきゃいかん面もあるなぁ…………。 育てるために見守っていて、お客さんに迷惑をかけたんじゃ、 会社にとっても大変だ……」「おっしゃる通りですね。 原則論と実践論は、その場その場の判断で 対応を変えなければなりませんね……。 でもそれほど大きな影響も出ず、且つ近しいお客様であれば お客様に教育の手伝いをして頂くのも良いかもしれませんね。 はははっ……(^-^)」「ははははっ……(^-^) 今日は、考えさせられる話をアリガトな。 もっと、よく考えてみるよ。 『夫々の課題』と『共同の課題』……か……(ー_ー)」 <完>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2017/12/05
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 職場の管理者と部下との心地良い連携とは?[4]「逆のこともありますよね……。 つまり、自分の部下が他部署の管理職に 迷惑をかけるということも起こりうるわけですよね」「あってほしくない事だが、 実際には起こりうることだな。 まっ、若手教育のチャンスと捉えなきゃな……」「まさにそうですね……。 そんなことが起こったときは、即座に上下の『共同の課題』 として取りあげて、若手と一緒になって、 原因ではなくその行動の目的と、今後どうするのかを 話し合う必要があります……重要なことです」 「なるほど、鋭いなぁ。……うん。 原因追求優先ではないんだな。 目的……つまりその情報をつなぐ意味について、 話し合う訳だな。 それが理解されれば次からは改善されていく。 しかし『なぜつながなかったのか』と攻める姿勢に なりがちだよな」「自分と『共同の課題』にするわけです……(^-^)」「うん、うん……分かるよ。 上司自身の問題にもするわけだ……」 「次はですね……。 元々、上司や管理職の課題であるものを、 『若手との共同の課題』にする場合についての 話ですが……」「実際にはあんまり無い事例かな……?」「いえいえあります、あります。 上司や管理職が若手に指示を与えて仕事を依頼した場合が これに相当します」「…………!」 「この場合大切な事があります。 大雑把な指示ではなくて、 全体像が見える形で指示しなければなりません」「『5W2H』ってヤツかな?」「そうそう、そうです。 <WHAT>つまり何をするのか <WHO>自分だけか誰かとするか <WHERE>どこで <WHEN>いつまでに <WHY>何のために <HOW>どのように <HOW MUCH(MANY)>いくら・どのくらい を、網羅して依頼することが大切です。 特に<WHY>何のために……が抜けないような、 そんな注意が必要です」 「うん、まさしくそうだな。……これは極めて重要だ。 また、言うが……、子供に対しても似たようなもんだぜ」 「ふふふふっ……。(^-^) つぎに、上司や管理職が行った事の結果として、 若手が具体的な迷惑をこうむった場合の話に移りましょう」「……若い頃は、ヘボな係長が居て迷惑したもんだよ……」「そうですね。 上司の不手際によって若手が迷惑をこうむった場合が これに相当するんですが……。 この場合、難しいことかもしれませんが、 上司や管理職に求められるのは…………」 「うん……?求められるのは?」「素直に謝り再発防止策を提案して、 話し合うことが求められます……」「理想はそうだが……。謝って貰ったことはないなぁ……」「現在管理職である貴方は……どうですか? (^。^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2017/12/04
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 職場の管理者と部下との心地良い連携とは?[3]「うーーん、ややこしいなぁ……。 それじゃー私はどのようにすれば良かったのかなぁ……。 ……というか、今後同じような課題に対して、 どんな風に対応すればいいんだろうか……(_ _;)」「『共同の課題』という考え方をお話ししようと思います」「共同の課題……?」「今回の事例でですね。 『誰の課題か』ということを考えるとき、 基本的には『相手(若手)』か『自分(上司や管理職)』 かになりますね。 アドラー心理学では両者間の『共同の課題』 という考え方を提唱しているんです……」「アドラー心理学……?なにそれ? (゜.゜)」 「それについては次回、ゆっくり説明させて頂きます。 今日は、ひとつの考え方として受け止めて頂けますか……」「うん、分かった……まずは考えを聞いてみよう」「『共同の課題』はどんな場合に成立するかを、例に沿って お話ししましょう。 先ず最初は、本来は『若手の課題』であるものが、 『共同の課題』になる場合ですが…………」「…………フムフム……」「ひとつは、若手が上司や管理職に自分の課題について 相談したり、依頼したりしてきた場合です……」 「……なるほど。向こうから接触してきたときだな……。 あくまでも向こう独自の判断によって……だな」「はい、そうです。 たとえば、若手が『誰に根回ししたらいいのか』 分からなくて悩んでいたとします。 しかしながらこれは若手の課題であって、 原則、上司や管理職が口を出すことではありません」「フムフム……なるほど……そうだな」「しかし、しかしですよ。 もし若手が『○○さんに根回ししようと思うんですけど、 間違ってないでしょうか?』とか、 『誰に根回ししたらいいのか教えていただけますか?』と 相談してきた場合には、 『共同の課題』として相談に乗ることができるわけです」 「そうそうそうだよ。(^^♪ なんかさー、さっきから難しく言っているけど、 それって当たり前の事じゃないか……」「……かもしれません。 でももう少し、聞いて頂けますか?」「うん、分かった…………それで?」「この場合ですね。 例え、共同の課題になったからといって、 どこまでも若手の課題に口出しをしていいということでは ないんです。……ここが、気をつけるべきところなんです」「…………?」 「若手が持ち掛けてきた相談の範囲内でのみ援助することが できるだけなんです。それを越えてはいけません」 「うん……理屈はそうだろうな。……しかし……しかしだな」「まあ、もう少し聞いて頂けますか。 例えば『○○さんに根回ししようと思うんですけど、 間違ってないでしょうか?』と言ってきた若手に対して、 上司や管理職が間違っていないと思えば「いいと思うよ」と 答えればいいだけで、『いいと思うよ。あの人は否定的なこと ばかり言うので、わたしとロールプレイしてみようか』と 相談されたこと以上のことを言ったりしてはいけないと いうことなんです」「フムフム……、そういう事が言いたいのか……。しかし、 こっちから事前に口を利いてやったりしがちだなぁ……」「……ですよね。 でも、本当に育てようと思ったら、 相談されたこと以上の事をしない方が良いのです」 「うん、そうかもしれんなぁ……なるほど」「……では、別のケースをあげましょう。 若手が行った行為の結果で、その上司や管理職が 具体的な迷惑をこうむる場合がありますね。 直属の関係であれば、こういうことはよくあることです」「まあ、それは当然のことだな。上の責任者なんだから……」「一方で、直属の関係でない若手から、 具体的な迷惑をこうむるというのは……ちょっと、 考えにくいですか……」「うーん……、ちょっと思いつかんなぁ……」「例えばですね…………。 よその部門の一人の若手が、顧客の情報をこちらの部署に 知らせなかったというようなことがあったとします。 そのためにこちらの部署がプレゼンテーションに失敗したと いうことになれば、直属の関係でない若手から具体的に 迷惑をこうむった事になりますね……」「あっ、なるほど。 ……うんうん、確かに…………」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2017/12/01
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 職場の管理者と部下との心地良い連携とは?[2]「はい、自分が通った道や経験したことについては、 その先がどうなるかという予想がつきますから、 誰しもつい手を出したくなりますよね……」「うん、それが先輩というもんじゃないかねぇ……」「ええ……確かに。 しかし、昨今はですね……。 手を出す前にちょっと立ち止まらないといけないんです」「…………(*_*) 立ち止まる……?」「はい、立ち止まって、 若手が抱えている仕事や問題を分析する事が大切なんです」「ええっ……分析? ややこしいなぁ。どうしろって言うの?」 「そうそう……ややこしいのです。 つまりですね……。 『これは一体誰の課題なのか?』と考えてみる事が大切です。 考えて『あなたの課題』と『若手の課題』に分けてみる事で、 お互いが心地よく仕事を進められるようになるわけです……」「課題? 責任みたいな意味かな……。 ……どうも、今一分からないねぇ……。 どうしてそんなややこしいことをしなければならないんだよ。 第一、自分の課題か、若手の課題かなんて、 どうやって判定するんだよ」「……それは、そんなにややこしいことではありません。 若手の行為の結果が最終的にはあなた自身にふりかかり、 若手へはふりかからないとき、それは『あなたの課題』です」 「うん?……なるほど……。最終責任か……」「逆に若手の行為の結果が最終的に若手にふりかかるとき、 それは『若手の課題』ということになります」「うん、それはそうだろうな…………」「原則として『若手の課題』にあなたが頼まれもせずに、 口を出すことはよくないと考えられます。 また逆に『あなたの課題』に若手が口を出すのも、 よくないことなんです」「なんだか助け合っちゃいけないって……聞こえるな。 そんな世の中になったみたいだな……。 もう少し、具体的に話してよ」 「分かりました。では解説しましょう……。 『若手の課題』に頼まれもしないのに、上司や管理職が 手を出すと色々な弊害があります……」「フムフム……どんな弊害かなぁ……」「まずですね……。 若手が自分の力で仕事を完結できる力が備わりません。 結果的には自信を失うことになりかねないんです。 次に、当然と言えば当然のことですが若手の依存心が高まり、 上司や管理職の指示を待つ様になってしまいます。 その上に、自分が失敗したときは責任を上司や管理職に 押しつけようとするようになりがちです……」「そんなもんかねぇ…………うーーん(-_-)」「それだけではありません……。 仮に上司や管理職が若手の意に反するような指示を与えると、 若手は反抗し、上司や管理職に逆らい、両者の間に緊張が 生まれる可能性が大きくなります」 「反抗……? 企業の中ではそんなことは抑えればいいことだろう?」「あれっ? 最初は助けてやろう、若手を育てようとして、 手を出されたんじゃなかったんですか……。 ふふふっ……(^。^)」「へへへへっ……。……まあね……(^_^;) 君の話を聞いてると、家庭の中での親子の関係にも、 通じる感じもするなぁ……」「……なるほど……。年長者が若手を育てるという意味では、 よく似たテーマかもしれませんね。(^-^) 本来、若手の責任の仕事であり、本当は若手ができるのに、 好意やお節介で、上司や管理職が肩代わりすると、 だんだん、絶えず指示をしなければならなくなって、 上司や管理職は、とてつもなく忙しくなってしまいます」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2017/11/29
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 職場の管理者と部下との心地良い連携とは?[1]「最近の若い奴は礼儀も何もあったもんじゃない……<`ヘ´>」「えっ!どうしたんですか?そんなに怒って……」「いえね、先日のことなんだけどね。 関係先の若手が仕事で悩んでいる様子だったのよ……」「ほう…………」「……で、周辺に話をつないでやったりして、 仕事がやり易いように気を使ってやったわけ……」「……なるほど……(-_-) ……で?」 「うん、その結果……仕事がうまく完了したわけなんだ。 それなのに、彼からはお礼の言葉どころか挨拶すらない……。 頭にくるというか……呆れてものも言えんよ……」「あなた、十分、ものを言われていますけどね……ふふふっ」「ははははっ……違いない。(^。^) まあ、向こうから頼まれたわけではなかったんだけど……さ。 自分の仕事でもないことを親切で、やってあげたのに……。 ねぇ……どう思う?」「うーーん、これは微妙ですよ…………微妙……。 特に昨今の若者に対しては…………かなり微妙だなぁ」 「ええっ!何が……?」「あなたは、頼まれもしないのにその若手の仕事に 口出しをしたというか、手助けをしてあげたんですね。 そのことによって、彼の問題が解決したわけですね……」「そうそう、先輩として褒められてもいい事じゃないかね? ねぇ、そうだろう?」「うーん……これって諸刃の剣でしてね。良し悪しなんですよ。 そういう行為が両者のトラブルの原因になったり、 或いは、若手の依存心を高める原因になることも、 昨今は多いんですよ……」「ぇえーー、なにそれ……堪らないねぇ……(@_@;)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2017/11/28
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 新入社員に辞表の書き方研修 35年前の部下であったS君から手紙が来ました。私が出版した本の宣伝っぽくなりますが、(^_^;)とても懐かしく嬉しかったので本人の了承を得て一部掲載させて頂きます。 -------------------------------------------------------- ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 先輩ごぶさたをしております。すみません。先日、Kさんから教えてもらいました。それで先輩がネットで出版された「愛ことば・心の散歩道 ビジネス編/上」をアマゾンで買いました。200円にはビックリして苦笑しました。 先輩、いいえ課長、シリーズの初っ端の記事を読んで、びっくりしました。懐かしかったです。「新入社員に辞表の書き方研修」 なんと課長、私が登場していますよ。懐かしいです。発言している言葉もまさにそのままですよ。 当時は希望に燃えて入社した新入社員でしたが、来年は、還暦を迎える歳になりました。 私の会社生活の出発点は、研修の最初に、課長が担当された「……辞表……」でした。 とんでもないと怒り出し、だんだん意味が分かって来て、最後には、社会人として独立するという事は、こんな事なんだと納得した思い出の研修です。その後の、ビジネス人生の基本の基本となった心構えを頂きました。多くの若者に読んでもらって、役に立ててほしいと切に祈ります。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・------------------------------------------------------------ ご興味がおありでしたらどうぞ読んで下さい。 m(__)m人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2017/10/30
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 若者優先で立ち上げた事業(闘いの追憶)[5・完] <Renewal> 「不退転」の決意で事に当った経験なんて、一生の内にそんなにあるものじゃないけど…………。「どんな事があっても絶対に退かないぞ」おおげさに言えば、「退く位なら死んだ方がましだ」という位のつもりでやったね。(^。^) でも、結果、その事が全く未知の仕事に取り組む恐怖心を、和らげてくれた様に思う。恐怖から逃げるには良いやり方だったと思います。まぁ、蛮勇みたいな感じですかね……。 しかし「不退転」などと、大それた事……、言葉でいうのは易しいけど、そう簡単に出来る事ではありません。誰だって、何もかも捨てて、逃げ出したくなる事があるのは当然でしょう。……人間ですものね。(^-^) 自分も含めて、みんな、逃げなくて良い様にする為に、三つの柱で何とかかんとか泳いだわけです。 それが、(1) 事前の策(2) 次善の策(3) 復元力…………という奴です。 「失敗」というのは、どんなに小さくても、人の士気を鈍らせます。特に、若い人たちは失敗を怖れる気持ちが強くて、一度失敗すると、かなり落ち込んでしまう。 ちょっと上司から注意された事でも、それを失敗と解釈して萎縮してしまう。上の者は、育てるつもりで言った言葉が逆効果になりかねない。また、言い訳とか逃げの分野に、その素晴らしく優秀な頭脳を、使い込んでしまったりする傾向が強かったね……。 そんな性格的なものはすぐには直せない……。すぐに直るようなもんじゃないし……。……だったら、まず、転ばん様にしなきゃならん訳ですよ……。 その為に綿密な「事前の策」を……、という訳。それでも、世の中そんなに甘いもんじゃないから、仕方なく転ぶ事もある。 その転んだ時に慌てない様にしなければならん。その為の、前もって立てる「次善の策」ね。そして、次に、たとえ、転んでも素早く立ち上がれば、被害は最小ですむ。その為の「復元力」、言い換えれば、事件収拾力、気分転換力、詫びる勇気、明るさ、忍耐力等々を、日頃から、自己訓練する様にお互い心がけたものです。居酒屋での話題は、この事が多かった……。 考えてみれば、この時期に何も分らんで、新しく配属されてきた新人もいた訳ですが、大変な目にあったのかもしれません……。……何はともあれ、二年位で何とか仕事をする集団らしくなって仕事は与えられるばかりでなく、自分で作り出していく事がどんなに大切かということ、又、その方がどんなに、楽しいかという事、そして、楽しみを感じられない仕事は、真の成就はおぼつかないというような事も、少しずつ理解されていったようだったな。 決して満足のいく技術レベルとは言えない面はあったけど「学習の仕方」は確実にものにした連中が多かった様に思うね。これは結構メリットだったかもしれない。 我々はこのような業界に身を置く限り、新しい技術や、顧客への挑戦の連続であって、学習・研究は避けて通れませんからね。何かをひとつ覚えたという事も非常に大切だけども、学習の仕方を身につけたという事は、大きな武器を有したに等しいと思っています。 随分と時が流れた……今頃……、彼らはそれぞれの新しい職場で、その武器を駆使して、充実したビジネス生活を味わっている事でしょうねぇ。そう、思いたいねぇ…………。 <完>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2017/10/20
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 若者優先で立ち上げた事業(闘いの追憶)[4] <Renewal>『 出来ない理由を言うのはやめよう。 どうしたら出来るかを考えよう 』 あらゆる機会を通じて、あらゆる場所で、若い社員に徹底させる様にしましたね。とにかく、徹底的に……やりました。一日に、何度も何度も、場所を変え、時間を変えて、口を酸っぱくして全管理者で発言しました……。口癖になるまでやりましたよ。 つまりは「挑戦の姿勢作り」です……。多分に自分達管理者自身に言い聞かせていたふしもありますけどね……。(^_^;)はははっ、まぁ、こんな事は……そんなもんでしょう。……大体において……ね。(^。^) 「挑戦の姿勢作り」にとって一番恐ろしい敵は、愚痴や恨みつらみ、人のせいにする姿勢、評論家的態度だったの……デス。全力で攻めようとする時に、こんな恐ろしい敵はないわけです。だって、左右、背後に居る味方が、足を引っ張ったり任務をさぼったりじゃー、強い戦いには臨めようもありません。 若い人と一口に言っても、それぞれ性格の違いがあるから、相当のバラツキはあったけど……、しかし、少なくとも逃げ腰の人間だけは、ほとんど居ないといっていい程のチームになりましたね……。 実は「出来ない」という言葉の直前には、「やり方を知らないから……」とか、「自分一人では……」とか、「今までのやり方では……」とか、「今すぐには……」とか、「期限迄には……」等という言葉が、無意識のうちに省略されているという事を、意外に皆が気づいていなかったんです。 だから、それらが何等かの形で解決されるのであれば殆どのものが「出来る」と考えて良い訳なんですね……。そうすると、思考と行動の姿勢が自然に前向きになる訳ですよ。 「xxがあるから、出来ない。」って言うより、 「xxを解決すれば、出来る。」って言った方が、同じ事なのに、気持ち良いもんね。 ^-^◆自分の考えを自分で操る[その3] そんな風に考え方を切り替えた途端に、能動的で挑戦的な自分を発見するといった体験を、みんな味わっていたようでした。……もちろん、個人差はありましたけどね…………。 そして全く新しい分野、未知の仕事に挑戦しているんだというその気持ちが、皆の研究心を駆り立てていって、研究・探求の競争みたいになった事は爽やかだったなぁ……。 行き付けのおでん屋のママさんが「話ばっかりせんで少しは飲んだり食ったりしてよ。 いっちょん儲からん客やねぇ……」と、笑いながらぼやいていたのを、懐かしく思い出しますよ。 ( "⌒∇⌒" ) <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2017/10/19
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 若者優先で立ち上げた事業(闘いの追憶)[3] <Renewal> 若い人達お互いの間にある強い格差意識……。これにはかなり……驚いたなぁ~~。ホントに……驚愕でしたよ。 ……何でって? 我々は彼らを語る時「若い者」と言って、一括りで呼ぶじゃないですか……。ところが、彼らの中にも、上下の壁は厳然と存在するという事を、いやという程知らされたからです……。ホントに意外だった~~……。 お互いに年齢が近い事もあって我々との関係よりは、もっと熾烈な格差意識の様なものも感じられました。これは、若手の軍団にとってこれからも大きな課題でしょう。まぁ、言ってみりゃー「いつの時代も一緒」という事かもしれないけど………。(^-^)……そんなもんなんでしょうねぇ。 入社が一年違う位で、エライ居丈高に発言するし、相手も、けっこうビビってるんだもんね…………。管理職が全体を押さえつけている状況下では、みんな同じヒヨコに見えたんですがね……。(^。^) まぁ、しかし……、全員が実業家魂に燃えるなんて事は所詮無理だろうけど……、せめて10人に2~3人位は脱皮して欲しいと思った。……給料取り根性から……の脱皮。ビジネスのプロへの……脱皮 ほぼ、うまくいったんじゃないかなぁーー。随分時間と金は食ったけど………。(-_-)ははははっ……ロスで、相当経費増になりましたよ。……当時の先見性のある社長には、ホント……感謝しています…………。……ずっーーーと、赤字だった。(ー_ー)!! 短期経営的にみれば、とんでもない不採算部門で、よく理解していない幹部からは「穀潰し」と陰口を言われ……。 しかし、時が経過するにつれて色々な面に、徐々に効果が出てきました。『責任を感じなくて良い』という、私の言い方に反発する連中が出て来ましたからね。(^-^) 彼らの一部が「責任」を感じ始めたってことです。自発的にですよ!!自発的……コレが凄いじゃありませんか。指示待ちの連中が、自発的な責任を求め始めたんです。 又「どうしたら仕事が楽しくなるか」……なんて、真剣に議論しだしたんです。5~6歳年上の社員が、若手の意見に耳を傾けているではありませんか。 結果……客観的に見ると仕事の環境は、どんどん、どんどん厳しくなっているにも拘らず、皆が活き活きとし始めたんです。呑み屋では、私にも堂々と突っかかってくるようになりました。こりゃー、もう……「しめた!」と思いましたねぇ……。 (^u^) とにかく、手間も金も掛かるし、それに気の遠くなる程、我慢を強いられる試みですから、簡単に出来るというような事じゃありませんがね………。 それに、一緒に仕事をしている年長者に求められる辛抱たるや、そりゃーもう大変なものだから……、あんまり人に奨められる話でもありません。「若手の育成」なんて簡単に言うけど、我慢比べみたいなもんですよ…………。 てっとり早く怒ったり、指示したり、教えたりすると……、賢い若手達は、あっという間に「知的高級奴隷」と化して、小さくまとまった業績を残し始めるからね……。そういう教育受けてるのかなぁ……。これじゃー、発想力のある人間は育たない。……というより、その潜在能力を顕在化させにくい。 ははははっ……とにかく待たなくちゃいかんのですよ。…………じっと。 大体そんなつもりで、これも読んで頂ければ嬉しく思います。その頃…………、事業の将来にとって、若い人達の自主性とか、意欲の様なものの発揚が、一番重要だと感じたから思い切った試みをしたんですけどね……。 何度も言うけど、任してくれた社長は凄かった……。こっちだって、まだ40歳そこそこの……、ビジネス界で言えば若造だったんですから…………。その揺るぎない信頼が……成功につながりましたね。 やる施策は、当然のことながら組織立ってる訳でもないし、もちろん、マニュアルがある訳じゃないから、まるで、ジャングルを集団でさまよっている様なもんでした。大型、中型のホストコンピュータ中心の体制から、PC中心のOA化を模索し始めた……なんせ、当時では、全く未知のビジネス分野への挑戦でした……。 職場が、常に混沌とした雰囲気に包まれているし、見ようによっては、行き当たりバッタリみたいなもんだから、課題も発生しましたね。 若手の中には、何でもきちっとした進め方をしないと気のすまないタイプの者も当然いますよね。そういう性格の人ってけっこう居るものです。そういう連中が、イライラし始めたわけです。初期の段階では、結構これが問題でした………ハイ……。自発性を育む環境では、上意下達は無い訳ですから、ある程度仕方のない事なんですがね…………。 しかし……何か一本……「筋」が必要だとは思いました。ビシッとした精神的な基軸のようなもの……。心構えのようなものといった方が適切かな……。 それが……、プロジェクトルームの壁という壁に貼りまくった、「出来ない理由を言うのはやめよう。 どうしたら出来るかを考えよう」というスローガンだった訳ですよ。 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2017/10/18
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 若者優先で立ち上げた事業(闘いの追憶)[2] <Renewal> 当時歳の離れた先輩達から、何やかやと色々言われました。特に、初期の段階で若手の秩序とかモラルに関して、毎日の様に忠告を受けました。挨拶なんか出来てなかったなぁ……。しかし、失礼ながら頑として受け入れませんでした……。 確かに、秩序や礼儀は社会人として大切なものです。しかし、何もかも一緒にはできません。優先順位としては、独自の意見を持ち実行する意欲を持つ事を、優先し、あまり堅苦しくない雰囲気の中で感じさせたいと、考えていました。 何と言っても、新規プロジェクトの即戦力メンバーですし、潜在的に持っている能力を引き出すのが急務と考えたんです。大事なもの、急ぐものが先……ですもんね。(^-^) 「お前の評価にも影響するかもしれないぞ……」って、優しい言葉で脅してくれた先輩もいましたけど、そんな事、気にしてたら愉快な仕事は出来ませんからね。丁重に感謝の言葉を述べて……聞き流しましたよ。(^_^;) 当時の若手達も今はもう50代になってるのかなぁ……。 ……彼らは当時「指示待ち世代」なんて言われていた、そんな連中の事でしたから、最初の頃……そりゃあ大変なものでしたよ。……ホントに……大変でした。(ー_ー) だって、若手自信の意見が通っちゃうようにしたんですよ。会社の仕事の決定にですよ……。実務にほとんど連動していく訳ですよ……。 「お客様の選び方」をはじめ、「自分達が蓄積すべき技術」に関しても然り、「新しいプロジェクトチームのメンバー構成」にしても然り、「将来展望」然り、入社して、間もない者の意見でも、良ければどんどん取り入れましたからね…………。もちろん判定は自分がやりましたよ。相当思い切って登用しました。結果は、6勝4敗で良いと決めていました。(^。^) 意外や意外……、……というか、やっぱり……というか、若手には大変な戸惑いがあったみたいでした……。うーーーん、戸惑いというより、むしろ怖さかな……。自分の意見を批判されて殆ど潰されてきた世代でしたから。(……だから、おとなしく「指示待ち」になったのかも……) それと……もうひとつ、協調という事の難しさに、悩んでいたようです……。上司が勝手に決めて指示をするという進め方だったら、下の者として、その善し悪しに頷いたり、文句を言ったりしてりゃ、良かったんだけど……、色々な事を若手で話し合って決める様にしたからね。そこでは相手の意見も理解しなきゃ議論できないし……。色々とバランス感覚が必要になってきたって訳なんです。 でも……、自分独自の意見(案)を持つ事、そして、その案の正当性とか有効性について、きちんと訴える事は、しなきゃならなかったけど、怖がる事なんか全然無かったんですよ。 だって、会社に対する結果責任は全部私が取るんだから。彼らは、責任なんて感じる必要なかったわけ………。思う存分やって良かったんですよ。そんな風に、常に皆に言っていましたし…………。 数ヶ月後…………まぁー……、もう……!!とにかく皆の発言は活発になりましたねぇーー。でも驚いた事がひとつあります。……これは本当にびっくりしました。若い者達の間に、格差意識の様なものがあったことです。年齢とか、入社年次とかで上下感覚がとても強くて、真のオープンな議論にはなっていなかったという事です。これは意外でしたよ……そして、新しい発見でした……。 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。にほんブログ村 ======================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2017/10/17
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