愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

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2021/08/11
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カテゴリ: フーテンの寅さん




















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私、生まれも育ちも葛飾柴又です
   帝釈天でうぶ湯をつかい
   姓は車、名は寅次郎
   人呼んでフーテンの寅と発します

      とかく西に行きましても東に行きましても
      土地 土地のお兄貴さん お姐さんに
      ご厄介かけがちなる若造です
      以後、見苦しき面体 お見知りおきおかれまして
      向後万端引き立って よろしくお頼み申します





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^-^◆ 映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<11/48>

【前回】映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<10/48>


 ■■ 『男はつらいよ』第11作 (寅次郎忘れな草)■■

     監 督   :山田洋次
     脚 本   :山田洋次、朝間義隆、宮崎 晃

     マドンナ  :浅丘ルリ子(当時33歳)
     ゲストスター:織本順吉、毒蝮三太夫
     常連 スター:渥美 清、倍賞千恵子、前田 吟、
            太宰久雄、佐藤蛾次郎、中村はやと
            三崎千恵子、松村達雄、笠智衆
     ロケ地   :北海道網走
     封 切   :昭和48年8月4日
     上映 時間 :1時間39分



<あらすじ>
 満男の為にピアノが欲しいさくらの願いを受けて、寅次郎が
奔走するが、手に入れたのは玩具のピアノだった。結局、それが
大騒動に発展し、寅次郎は北海道へ旅立ってしまう。
そしてそこで旅回りの歌手・リリー(浅丘ルリ子)と出会う。
浮き草稼業のリリーは寅次郎と意気投合する。
地道に生きようと、思った寅次郎は酪農家で働くが、3日坊主。
柴又へ帰ってしまう。そこへリリーが訪ねて来て、寅次郎との
再会を喜び合うが、何やら訳あり風の二人に周囲の目は………。




 寅次郎と似た境遇の旅回り歌手リリーこと松岡清子が初登場。
北海道の網走で出会った二人は、その後、何度も旅先で様々な
ドラマを展開していくことになるのである。
















 初夏の北海道網走で寅次郎は、道ばたでドサ回りの三流歌手
松岡リリー(浅丘ルリ子)に遭遇。
お互い、同じような境遇にあることで意気投合する。
別れ際に「日本のどこか」での再会を約束。
寅次郎の「葛飾柴又の車寅次郎」という名乗りに対し、
リリーは「じゃ、寅さん。いい名前だね」と……。









 寅次郎は、放浪生活に区切りをと、職安で紹介された
道東の酪農家・栗原(織本順吉)の元で働き始めるが、
体力が酪農の重労働について行かずに寝込んでしまい、
さくらに迎えに来てもらって柴又へと帰る。








 東京に帰ってからずっと寅次郎のことを想い、
また会いたいとの気持ちで柴又を訪ねてきたリリーを、
寅次郎ととらやの人びとは、温かくもてなす。



リリーは、そんな環境の寅次郎をうらやましく感じるとともに、
「あたしの初恋の人、寅さんじゃないかしらね」と発言する。
「それまで数々の男と付き合ったが、心から惚れたことは無い。
一生に一度、一人の男に死ぬほど惚れぬいてみたい」
そんな趣旨の発言の流れの中での一言であった。








 ある夜、リリーは母親との確執・仕事の悩みから、酒に酔い、
深夜にとらやを訪れて、クダを巻く。一緒に旅に出ようと言う
リリーに、寅次郎は同情をあるが、あと一歩が踏み出せない。

「ここは堅気の家なんだぜ」とたしなめる寅次郎に、リリーは、
「どうせあたしのような女が来る所じゃないんだろ、ここは」
と疎外感・孤独感を覚え、泣きながら飛び出していってしまう。







 翌日、寅次郎はリリーのアパートを訪ねるが、引っ越した後。
寅次郎はさくらに、もしリリーがとらやを訪ねることがあったら
下宿させてあげてほしいと……後を託して旅立つ。






 夏……、リリーから寅次郎宛でとらやにハガキが来る。
歌手を辞めて、小さな店の女将さんになったとの内容であり、
さくらが訪ねると、夫の寿司職人・良吉(毒蝮三太夫)と仲良く
店を切り盛りしていた。







 かくして例によって結ばれなかった二人であるが、リリーが
「……本当はね、この(良吉)より寅さんの方が好きだったの」
と発言するなど、シリーズの大方の「寅次郎が振られて終わる」
という印象とは異なっている。今後のシリーズでの、
長い二人の愛の関係の第一歩を刻んだ作品である。

     


         <後 37回続く>




 ※ 画像の一部は、ネットから拝借しました。


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Last updated  2021/08/11 11:35:43 AM
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