愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

2021/09/02
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カテゴリ: フーテンの寅さん















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私、生まれも育ちも葛飾柴又です
   帝釈天でうぶ湯をつかい
   姓は車、名は寅次郎
   人呼んでフーテンの寅と発します

      とかく西に行きましても東に行きましても
      土地 土地のお兄貴さん お姐さんに
      ご厄介かけがちなる若造です
      以後、見苦しき面体 お見知りおきおかれまして
      向後万端引き立って よろしくお頼み申します





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^-^◆ 映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<13/48>

【前回】映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<12/48>


 ■■ 『男はつらいよ』第13作 (寅次郎恋やつれ)■■

     監 督   :山田洋次
     脚 本   :山田洋次、朝間義隆

     マドンナ  :吉永小百合
     ゲストスター:高田敏江、宮口精二
     常連 スター:渥美 清、倍賞千恵子、前田 吟、
            太宰久雄、佐藤蛾次郎、中村はやと
            三崎千恵子、松村達雄、笠智衆
     ロケ地   :島根県、津和野、温泉津
     封 切   :昭和49年8月10日
     上映 時間 :1時間44分



<あらすじ>
 寅次郎は、美しい鯉の町津和野で、
以前に恋焦がれた歌子(吉永小百合)と再会した。
聞けば夫と死に別れ、婚家にも居辛くなって、
市の図書館に勤めているという。
心優しき寅次郎は、歌子を柴又へ誘い、
寅次郎独特の献身的処世術が始まるのだった。















 なんと、タコ社長夫妻の仲人で寅次郎が結婚し、
花嫁と一緒に柴又に帰ってきたら、おいちゃん・おばちゃんが
亡くなっていた……。不幸の数々を嘆く寅次郎。
…………寅次郎、旅先での夢である。(^_^;)









 柴又に戻った寅次郎は、島根温泉津で知り合った
絹代(高田敏江)と結婚すると宣言し、さくらとタコ社長と
共に会いにいくが、絹代の元には家出した夫が戻ってきていた。







 失意で立ち去った寅次郎であったが、旅の途中の津和野で、
歌子(吉永小百合)と偶然再会する。歌子と云えば、
2年前、歌子に惚れながら、陶芸家の男性との結婚を祝福して
別れた(柴又慕情)いきさつがある。





 それ以来の再会であったが、歌子の話しに寅次郎は愕然。
何と、夫は前年に亡くなり、未亡人として津和野の婚家で
姑らとともにつつましく生活をしているというではないか。
 哀れみを感じた寅次郎は、歌子を一人残していくことに
後ろ髪を引かれながら、何かあったらとらやを訪ねてくるように
言い残して去る。



 程なく寅次郎は旅から帰ってきたが、歌子を心配するあまり、
「恋やつれ」と呼ばれるほどの状態になってしまう。
そんな寅次郎は周囲ともめて憤慨し、とらやを旅立とうとするが
ちょうどその時歌子が訪ねてくる。
歌子は、寅次郎との出会いに励まされる形で、
勤めていた図書館を辞め、婚家とも縁を切る形で覚悟の上京を
したのであった。
東京で自分の生きがいとなる仕事を見つけようと、
しばらくとらやに滞在することになる。
津和野では見せなかった笑顔をとらやでは浮かべる歌子を見て、
寅次郎は涙ぐむ。

















 歌子には、一つ心に引っかかるものがあった。
父・修吉(宮口精二)との確執である。夫の葬式にも参列せず、
優しい言葉をかけてくれなかった父に、歌子は失望していた。
さくらは、そんな歌子の言葉を聞いて、
修吉の家を訪れ、現状を報告する。その際の修吉の態度を見て、
修吉の心の中に歌子への愛情を読み取る。





  歌子は、心身障害児や老人の世話をする施設で働いて、
他人のために役立つ仕事をすることを目指していたが、
そこに至るための資格などの壁が高いこともあって、
自信が持てないでいた。
 さくらは、博とともに、修吉なら何と言うだろうか、
会ってみたらいいのではないかと言うが………………。

 ところが、何とその翌日、寅次郎が単身修吉を訪れ、
歌子に謝罪するように単刀直入に申し入れる。
何もかもぶちこわしにするような寅次郎の行動に、
とらやの人たちは大いに怒るが、そこへ修吉が訪れる。
寅次郎の「厳しい批評」に心を動かされたのだ。












 修吉は、歌子の謝罪を受け
「謝るのはたぶん私のほうだろう。私は口が下手だから、
 誤解されることが多くてな。しかし私は、
 君が自分の信ずる道を選んで、その道をまっすぐに
 進んでいったことをうれしく、私は本当にうれしく……」と
涙をぬぐうのだった。
「もっと早くお父さんに会いに行けばよかった……」
と言う歌子…………寅次郎も含めて……一同が涙する。






自分の役割が終わったことを感じる。
父と和解して実家に戻った歌子を訪れ、仕事のことを尋ねる。
伊豆大島で働くことにするという報告を受けると……、
歌子の家、そしてとらやを「安心半分、傷心半分」で、
静かに去る。




 歌子からとらやに、伊豆大島の心身障害児の施設での
充実した生活を知らせる手紙が来る。
最後は寅次郎との再会を願う文章で締められていた。


寅次郎は、山陰の海岸を訪れる。そこには偶然、
夫や二人の子どもと戯れる絹代がおり、ここでも寅次郎は、
自分が関わった人物が幸せでいる姿を見届けて、
満面の笑みを浮かべるのであった。


         <後 35回続く>




 ※ 画像・記事の一部は、ネットから拝借しました。


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Last updated  2021/09/02 10:14:44 AM
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