愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

2021/09/24
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カテゴリ: フーテンの寅さん















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私、生まれも育ちも葛飾柴又です
   帝釈天でうぶ湯をつかい
   姓は車、名は寅次郎
   人呼んでフーテンの寅と発します

      とかく西に行きましても東に行きましても
      土地 土地のお兄貴さん お姐さんに
      ご厄介かけがちなる若造です
      以後、見苦しき面体 お見知りおきおかれまして
      向後万端引き立って よろしくお頼み申します





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^-^◆ 映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<15/48>

【前回】映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<14/48>


 ■■ 『男はつらいよ』第15作 (寅次郎相合い傘)■■

     監 督   :山田洋次
     脚 本   :山田洋次、朝間義隆

     マドンナ  :浅丘ルリ子(当時35才)
     ゲストスター:船越英二、岩崎加根子
     常連 スター:  -略-
     ロケ地   :青森、北海道函館・札幌・小樽
     封 切   :昭和50年8月2日
     上映 時間 :1時間30分



<あらすじ>
 二年前に別れたあのリリー(浅丘ルリ子)と、
こんなに早く会えるとは、寅次郎も夢の様であった。
前にも増して心高まり、りりーと二人っきりでの旅を
楽しもうと思っていた矢先、蒸発男と三人の旅になって
しまったのだから、寅次郎も面白くなかった。














 突然、とらやにリリー(浅丘ルリ子・第11作のマドンナ)が
訪ねてくる。リリーは11作で結婚したが、その後離婚し、再び、
ドサ回りの歌手をしていると言う話。寅次郎は旅先にいて不在。
リリーは残念がるが、北の方に行けば寅次郎に会えるかも
しれないと言って去る。

 さて、寅次郎は青森で会社重役の兵頭(船越英二)と出会う。
通勤途中で急に蒸発したくなったという話。





豊かな地位や財力に恵まれているのに、自由な生き方に憧れると
言う兵頭に寅次郎は手を焼いてしまう。…………しかし、
二人で渡った函館で、偶然、リリーと再会して大喜び。
三人で啖呵売、駅のベンチでのごろ寝と、楽しい道中となる。










小樽に着いた兵頭が、どうしても会いたい人がいると言い出す。
その人とは彼の初恋の人だった。
彼女・信子(岩崎加根子)は未亡人になっており、
女手一つで子供を育て、懸命に生きていた。



その姿を見た兵頭はいたたまれなくなる。



「僕っていう男はたった一人の女性すら幸せにしてやることも
 できないダメな男なんだ」と言う兵頭に対して、リリーが、
「女が幸せになるには男の力を借りなきゃいけないとでも
 思ってんのかい」と反論する。





リリーが対立し、ついには喧嘩別れしてしまう。
去っていくリリーをどうすることもできない寅次郎であった。






 その後、寅次郎は柴又に戻って来てはみたものの、リリーとの
一件を悔やみ表情は沈んだまま。そこへ不意にリリーが現れる。
同じく、あの一件を悔やんで居たリリーと、寅次郎は、
あっという間によりを戻す。
 とらやに居候し始めたリリーと寅次郎は、実に仲むつまじく、
近所でも噂になるほど。
大喧嘩をした後でも、その日のうちに仲直りする。




 さくらは、苦労人のリリーだったら風来坊の寅次郎のことも
きちんとコントロールできるだろうと思い、思い切ってリリーに
「リリーさんがお兄ちゃんの奥さんになってくれたらどんなに
 素敵だろうな」と言う。
リリーは、一点を見つめたままの真剣な表情で、
「いいわよ。私みたいな女でよかったら」と答えたものだから、
さくらを始め、とらやの人びとは、ざわめきたつのである。







 そこへ寅次郎が帰ってきて、さくらから報告を受けたが、
「冗談なんだろ」と語りかける寅次郎に、リリーも表情を変え、
笑顔で「そう、冗談に決まってるじゃない」
と返し……とらやを去ってしまう。



 リリーの返答は冗談だとは思えなかった、
だからすぐに追いかけるべきと言うさくらに、寅次郎は、
「あいつは頭のいい、気性の強い、しっかりした女なんだよ。
 俺みてえなバカとくっついて、幸せになれるわけがねえだろ」
と言う。


そして、「あいつも俺と同じ渡り鳥よ。腹すかせてさ、
羽根怪我してさ、しばらくこの家に休んだまでのことだ。
いずれまたパッと羽ばたいてあの青い空へ……な、
さくら、そういうことだろう」と、付け加える。
「……そうかしら」

これらのやりとりに、寅次郎、リリー、さくらの
「定住と漂泊」をめぐる思いがクロスするのであった。








 夏になって、寅次郎が去ったとらやを、兵頭が訪れる。
リリーを「渡り鳥」に例えた寅次郎を「詩人」と評する。



そして、無理矢理結婚の話を持ち出したことで
「仲のいい友達」同士だった二人の仲を割いた気がすると
いうさくらの言葉を「優しい言い方」と表現するのだった。

その頃、寅次郎はまた北海道を旅していた。


       <後 33回続く>




 ※ 画像・記事の一部は、ネットから拝借しました。


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Last updated  2021/09/24 11:39:34 AM
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