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クリント・イーストウッチ-

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2007.10.29
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カテゴリ: 仏の心
昨日、やしきたかじんの"そこまで言って委員会"という番組に元防衛庁審議官であった太田述正という人がゲスト出演しておられた。

彼の御仁、なかなかの頭脳の持ち主との事、今時、世間を賑わす守屋元防衛事務次官と同期入庁の元官僚経験者であり、民主党から郵政民営化選挙に出るために退職し、選挙には落選したらしい。

彼の言い回しが、遠回しというよりは、完全に一般人を馬鹿にしたような(番組中ではシニカル:冷笑的だと言われていた)物言いにも聞こえ、挙句、焦点の見えない話し方だったものだから、出演者全員から非難の集中砲火を浴びておられた。

頭の良し悪しは別にして、太田氏の吃音(ドモリ)ながら笑うという話し方は、私が見ていても気持ち悪く怒りよりも可哀想という念が沸き起こって来たものである。

恐らく、彼の吃音の原因は、官僚時代の過度のストレスも原因しているかも知れないが、彼の発言の中に見た私の推測では、確かに頭の良い事が災いして、自分の当然と思って発する言葉が理解してもらえず、その事が、長年積み重なって、発言の前に一度フィルターをかけるものだから、思考のスピードと言葉に表す神経のスピードが合わず吃音となっているように感じられた。

彼の発言の中で、最も注目すべきは、国民がどうぞ好きなように使って下さいと税金を納めるから、防衛省などという、元々憲法違反の機関に軍事予算を付けるものだから、官僚は、それでは自由に使わせて頂きますという事になるので、それをどうこう言われたらたまったものではないというような主旨の発言をなされていた。

本来、彼の言いたかった事と言えば、国民が主権を握るこの国で、官僚や政治家を好き勝手にさせているのは、そもそも国民の責任である。
防衛省など、一番下っ端の省庁は、年間5%位(それでも5兆円位)の予算でしかなく、他の上級省庁(財務、外務、通産といった所か・・・???)は、政治家と吊るんでもっとえげつない、汚い遣り方でマネーロンダリングをしているではないか・・・!!!?

結局、官僚として留まっていても改革なぞ出来ないので、職を辞して、政治家として改革の旗頭となるべく選挙に立候補したのだと・・・!!!?



しかし、彼も、官僚経験が長いものだから、自分達の知る情報が、如何に下々に対して閉ざされたものであるのかと言う事を見失っているのである。

人間は、情報として入って来るもの以外を知識として蓄える事は不可能である。

然しながら、私が、何時も言いたいのは、人間を注意深く観察し、その行動を見透かす事が出来れば、凡そ、どのようなものであるかは察しが付くのである。

彼の、一般庶民を見下した物の言い方は、さも、自分達は何でも知っていて、何時まで経っても、お前達は何も知らないで、役人にご奉仕する奴隷のようなものだと言っているようで、非常に不愉快にさせられたのである。

彼の言いたい事は分かる、が、しかし、そうであるならば、中央省庁や政治家(特に自民党系,民主党も含む)との間で、何が行われ、それが如何に国民を馬鹿にしたものかと言う事を白日の下にしらしめすべきではないのか、知識階級、又は、それに近い階層は、とっくにそんな事は掴んでいるにも拘らず、行動を起こせないのは、彼の言う馬鹿な、何も考えない無責任な国民が大多数をしめるからでは無いのか・・・

そんな国民も、自分達が如何に巧妙に騙され、奉仕をさせられているかに気が付けば、自らの利益に敏感な下々も本気で怒りをぶつける気になるのではないのか・・・!!!

善良な、勇気ある、力強い官僚経験出身者の暴露を切に願うものである。
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Last updated  2007.10.29 17:49:12
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