医療用医薬品 0
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N国では、弱い野党が夕方に内閣不信任決議案を提出すると、副首相、政調会長など、一斉に議会から退出した。議長は驚いた顔をしながら、内閣不信任決議案が決議された。当然、A首相は顔色を変えながら、内閣の総辞職を声明した。N国ではダブル選挙に突入することになり、JM党は参議院で第2党に没落。第1党はなんとKS党が占めた。SS党は増税派と減税派に分裂したことが影響してなんと第3党に落ち込んだ。衆議院ではJM党は第1党を死守したがKM党と一緒になっても過半数割れ、不思議に躍進して第3党に浸出したOI党と一緒になれば過半数を確保することができたが、OI党は与党になる事をよしとせず、結局はSS党の減税はのうち選挙区で勝利した議員が移動することによって過半数を維持した。 そして、T都ではいきなり百条委員会の設立が緊急動議された途端、M知事が辞職。T都では3つの選挙がかぶり、テレビ局から大ブーイングを浴びながら立候補した候補が、SS党のR候補や、急遽KS党からでたS候補をやぶり、O府と同様にFCは禁止、宿泊は2万まで、政治資金を1円以上をインターネットで公開することを法案として提出した。
2016年05月31日
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今前立腺がん病理診断で確定しました 手術嫌いなので薬物治療を選択 科学的去勢なのですが いままでもそんな生活なので 胸がBかっぷにになルのが楽しみ
2016年05月30日
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何回も書いているようですが、第三者の弁護士による監査なんて意味がない。解散した政党に関しては政治資金監査を総務省に提出する義務があるのだから、どっかの新聞社か週刊誌がそいつを開示提供してもらえば早そう。別に第三者がやらなくても、マスコミは政治の監視者であるという限りは、第三者に無償で参加することをなぜ言い出さないのかな。弁護士資格を持っているひとはいくらもいるでしょう。 処方箋偽造で30錠程度なので、自分で使うのかなとも思ってましたが、結構な量を(150錠程度)をだまし取っていたそうな、一人に売っていれば、自殺幇助の可能性が存在しませんかね。(前に生活保護の立場を利用して明らかに自殺に使える量を販売している例がありましたが、この場合にはその量が自殺に用いることができるかどうかは分からないので、自殺幇助には問えず、単なる詐欺罪でしょう)しかし、この場合は、薬学の知識があるわけですから、自殺幇助を問えると思います。しかし、多分、本人が用いたか、なかなか寝ないねたきりの老人を静かに眠らせるために使ったのかと思います。このあたりを明らかにして欲しいな。
2016年05月26日
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あるんでしょうね 多分小保方さんが最初の記者会見で述べていた「実用にはあと50年ぐらいかかると思います。私は基礎に関われれば嬉しい」と述べていたのがとても印象的でした。iPSがほぼ実用段階にあるのに、まだ50年もかかるんかいなと思ったのですが、論文読めば万能細胞そのものが実現したわけではなく、その一歩手前の現象を捉えたってのが事実ですから。つまり、分化後の細胞が特殊な環境にさらされると、万能細胞あるいは幹細胞に変化する可能性があるって言う程度のものだったはずです。(それだけでも生物学者にとっては、物理学者の量子理論が発見されたぐらいのショックがあったと思います)。iPSが病態解明の方向の方が早そうですし、、癌幹細胞に対する薬剤が失敗した中、夢は残しておいて欲しいな。
2016年05月26日
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大統領選で、税金をごまかしたのを「こうでもいせんと自費で大統領選は戦えない、寄付によって手足を縛られることよりも、私は自分の金で大統領を目指した」というTVコマーシャル一発で大逆転を果たした次の大統領に決まった男は、明日の大統領就任演説の詰めを政党幹部と行っていた。ホンマに当選センターしてシモタナ。今までは当選したらおもろいなってことで好きなようにやってきたが、実際に当選してしまった。明日は就任演説をせなアカン。諸君の意見を聴かせて欲しい。国防長官就任予定の人間が口火を切った。もう外国への介入は止めた方がよろしおす。科学の発達には武器の研究が一番とおもうてましたが、それは潜水艦からの水爆の発射でほぼ完成したことが最近判明しおりました。AIの開発が次のテーマということで、いろんな会社に金まいて研究させといたんですが、結果はチェスやら将棋らや囲碁に勝てるシステムができただけですわ。戦闘に利用しようとしたらAIはみな「そんなことしてもしゃあないがな」といいよるんですわ。そやさかいに武器の研究にはメンテナンス費用以外は必要なくなったんで金があまることがわかっりよりました。そないな状況でいろんな国に介入して武器を試す必要はのうなったということですわ。次期大統領は「ほしたら前のノーベル平和賞をもうた大統領のやり方は正解で、わしがいうてたN国やK国からうちらの軍人を引き戻すというのは正解かいな」そういうことになります。ほな移民問題はどうする?N国の歴史に詳しい国務長官予定の人間が答えた。鎖国しましょ、「鎖国てなんや」300年ぐらい前にN国がやっとった外の国と経済から政治から何もかも交渉を止めて、攻めてきたらたたきつぶすという政策です。N国が失敗したのは、当初は世界一の陸軍を持っていたので、うまいこと行ってましたが、海軍が全く弱かったので、うちが鎖国を破りました。うちの場合にはうちらの国の食料は自給できますし、攻めてくる国もないでしょう。「移民たちはどうするねん。」グリーンカードを持っていない人間にはファーストクラスで、帰った国で3年ぐらい自由に暮らせるほどの金を持たせれば皆帰るでしょう。「そんな金ァるンか、」武器がメンテナンス費用だけになったので、まだまだ使えます。「N国の安全保障はどないするんや」N国はわてらの工作で、ダブル選挙をやらして、今までのJ党が第3党、MS党が第2党、KS党が第1党になりました。そやから、KS党はうちらと安全保障に反対してますから、もめていうるうちにこっちから止めると言えばS首相はとりあえず受けまっしゃろここでおねがいなんですが、大統領の学校でも銃を持たせるっていうことだけは取り下げてもらいえまへんか「なんでや」N国で鎖国が成功したのは、軍人以外から銃とナイフを取り上げたことが成功のひとつと言われています。鎖国がうまく行っているときにはN国は治安が最もよく、町もきれいやったと言うことです。これを実行していただきたいんですわ「ようわかった、わしも銃を向けられるのは怖いし、銃を持ったやつと銃をもっててもやり合うことはでけへんしな。こんなもんか」もうひとつお願いがあります。国連を脱退してください。鎖国を完成するには必要ですし、常任理事国の拒否権によって迷走することもあるのを口実として、ぬけましょ。国連軍に対する参加する必要も無いのでまた金が浮きます。「そしたら、移民が皆帰ったら、最低収入保障は可能か?」人口が1億5千万人ぐらいから2億人を超えなきゃ可能です。よっしゃ、明日の就任演説の1番主題は鎖国や。To Achieve World Peace, For the patriot people,To the patriot people,By the patriot peopleでしめよか。 翌日、次期大統領が先生宣誓のために聖書に手をおいた瞬間、元大統領が槍で、大統領選に敗れたH女子はマシンガンをぶっ放して、次期大統領は即死した。 アメリカの壁
2016年05月26日
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2016年にScience Reportsに発表された論文では、頭皮上のさまざまな細菌種のバランスがふけ症の重症度に影響を及ぼしている可能性があると記載されています。59人の被験者(ちょっと少ない)(18歳から60歳)から採取した174点のサンプルを分析しました。ふけ症の重症度と最も相関が高かったのは頭皮上のプロピオン酸菌とブドウ球菌の比率でした。この二つの菌はお互いに排除し合う性質を持っています。(論文はここまで言ってはいませんが)頭にプロピオン酸菌が豊富な乳清(ヨーグルトの上にある水のようなもの)を振りかけて、プロピオン酸菌有意にすればふけ症のが軽くなるかもしれません。最近ヨーグルトや乳酸菌は万能薬の様なかんじになっているので、どこかの会社から商品が出てくるかもしれません。参考 :Dandruff is associated with the conjoined interactions between host and microorganisms http://www.nature.com/articles/srep24877追伸別の研究ではプロピオン酸菌は毛母細胞を攻撃して 抜け毛が増進するそうです。またプロピオン酸ナトリウムは整髪料によく含まれていますが、プロピオン酸菌とは働きが異なります。
2016年05月24日
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名だたる戦国武将はみんな病気? 織田信長の人格障害を医師が診断!(http://dot.asahi.com/dot/2016052300181.html)この手の本はよくあるけれども、本人との面接診断もない精神病判断は無謀でしょう。また、織田信長は比較的評価が残っている方ですが、好きな人と嫌いな人が書いた文書では判断が異なるでしょう。また、仮に明智光秀の焼き討ちが失敗していたら、また違った診断になると思います。特に、比叡山の焼き討ちに関しては、叡山側にも原因があると思います。 Weight loss before fertility treatment may improve pregnancy odds for women with PCOS https://www.nih.gov/news-events/news-releases/weight-loss-before-fertility-treatment-may-improve-pregnancy-odds-women-pcosNIHの研究によると多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と太りすぎや肥満の女性は、不妊治療を開始するために減量すると不妊治療の成功率が上がることが明らかになったそうです。これは年齢による不妊症治療にも適応可能と言うことですが、可能性が上がるだけですので誤解無きよう。 桝添知事の昨日の記者会見「第三者の資金規正法に精通した弁護士にみてもらう」=「政治資金規正法の抜け道をよく知っている弁護士に法律的には問題が無いとの報告書を作ってもらう」お昼のコメンテーターの発言「保育所の問題を公約に上げているのに、自分の趣味の美術館しか行っていない」に対して元知事の浅野さんの正論「個々の保育所に関する問題は10万人近くいる役所の人間が実働すべき。美術館に行くのは行事的に知事が招待されるから」民の声なんて司会者がフォローしていましたが、間違った認識を与える素人発言をプロがただしていることは民の声を間違った方向に導くのが分からないのかな。民間放送の認可制は即刻廃止すべき。自民党が圧力をかければテレビは言うことを聞くといいますが、民主党が選挙に勝ったときはそんなことはない。自民党にとってはそれがトラウマになっているのかもしれません。妄言多謝
2016年05月24日
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オプジーボを自分や自分の両親が小細胞肺がんになったら、使わないという立場の記事を3つほど売りました。そのため、その理由は著作権の問題でここでは詳細に記載できません。そこで書けなかった話題をひとつ。間質性肺炎のせいですごく使いにくくなったイレッサやインターフェロンをCMLから退場させたイマチニブは小分子薬剤なのに最近は(確かに効果が高いのは分かりますが)、抗体製剤ばかりで、薬の原料代そのものが高くなっています。受容体をふさぐことによって薬の効果を出すことは、H2受容体阻害薬でブレークスルーになったはずです。言葉が足りませんね。受容体の立体構造が分かれば、低分子の薬剤を作る手段がH2受容体阻害薬がブレークスルーである理由だと考えています。すでにH1受容体がヒスタミンのかゆみを出すことは分かっていましたが、その結果H2専用の阻害剤ができたことは薬剤学の一つの金字塔だと信じています。イレッサやイマチニブはがんの成長因子に作用します。(この作用があると間質性肺炎が起こることが抗体医薬品でも間質性肺炎は無視できる副作用ではないことからも何かあるのでは無いかと思っています)特にイマチニブに関してはいわゆるがんの生き残り戦力である制御性T細胞に影響を与えているような気がします。研究所止めて開発に移るんじゃなかったと後悔の日々。
2016年05月23日
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第三者の弁護士に精査してもらうと何度も答えておられますが、参議院時代の政治資金報告書だけじゃないのかね。 あと、政治資金報告書に関しては国の方の法律で決まっているので、都で変更することは不可能であるって本当ですかね。神戸の市議の問題から、各地で議会レベルで後払いにするとか、もっと低額から公開するからあるいはインターネットで公開するなどと決めているので、都議会でも決めることが可能なのでは無いでしょうか。間違っていたらだれか教えてほしいものです。オブジーボの値段高さに関しては、日本の保険制度があるので、個人的な負担は増えない(成人3割、後期高齢者1割でかつ上限がある)。したがって、負担が増えるのは健保組合になります。イギリスでは多分公的資金では使用禁止だったと思います。アメリカは、保険料によって使えるかどうかが分かれます。面白い国があって、1年以内に効果が無いばあいは、患者の自己負担分と政府の負担分を製薬会社が返還するという制度があります。こうなると製薬会社も今のところ測定方法のがないとか抜かしていますが、必死こいて探すのでは無いかと思います。(今だとそんなの探したら予定販売額が減りますからね)。またもう一つの免疫チェックポイント薬と併用すると腫瘍縮小効果は倍になるという発表がありましたが、学会発表の質問だけなので私の聞き違いかもしれませんが、生存に関してはその時点でも延びているデータは出ていないと言っていたような気がします。がん細胞は一種の進化したものだけが残っているので再発するという説があります。幹細胞はその進化圧力が最も高いと考えると、抗生物質の耐性菌は数千人に使わないと出てきませんが、がんの場合は再発した自伝で耐性を持ったと考える説に私は賛成です。
2016年05月20日
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民主主義は独裁主義や共産主義による一党独裁に比較すると選挙費用というコストがかかるのは仕方が無いことであると思います。最近、選挙するのにはこんなに税金がかかるから、本人が言い出さない限り、お金がかかるから首にするのは止めようというマスコミの論調はおかしいと思います。収支報告書はダレも調べないだろうから、ある程度の事実を記載しておいて、週刊誌の調査に引っかかると「精査する」という言葉で逃げますね。一般的には「第三者期間」か「監査法人」によって明らかにしますと言うべきでしょう。精査するというのば「いいわけを考える」としか聞こえない。政治塾もあまり役に立っていない。「浪速のえりかさま」が目立ち過ぎるからそう感じるのかもしれません。橋本の政策は比較的正しいと思いましたが、やはり実際に政治力を発揮しようとしたら数が必要と言うことを理解したことから、止めたんでしょうね。東京は議会と官僚で成り立っている(かつての大阪もそうですが)、唯一の黒字自治体がその体制で成功していることを考えると民主党(現民進党) は急ぎすぎたんでしょうな。民進党は普天間基地に関して自分で案を提出して地元を納得させないかぎり、好きな政治家はいるけど、投票はしない。
2016年05月19日
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日本では地震国であるので、原子力発電所に関する規制はもっと高度なものと政府機関はおっしゃっています。しかし、今回、次には想定外と言えない事象が起こりました。震度7の自信が24時間以内に連発し、余震が1週間以上続いています。福島第1原発の津波に関する事実についてもすでに会議で「可能性」が検討されていることが、議事録によって明らかになっています。原子力規制委員会は、今回のような連続した震度7の地震についてはもはや想定外という言葉は使えません。もう一つの問題点は、事故が起こった際の住民の避難計画の評価が行われていなしことも問題です。四国の原発は大分県に避難するしかないのですが、これはいつ事故が起こっても避難できるようになっているのでしょうか。避難計画が完全に立てられ、実際の模擬避難でどれぐらいの避難もれがでるかどうかが明らかになるまでは、原子力規制委員会は原発再開を許可すべきではないと考えます。 アラ還おじさんは原子力発電の絶対反対者ではありませんが、原油が安いうちに(大阪電力でも黒字になるほどの安さですから)、原子力発電所の全面的避難計画の実施を行い、犠牲者が出る可能性がある場合には即刻廃炉にすることを提案します。原油安はいつまで続くか分かりません。今度の参議院選でたんなる原発反対をマニュフェストに掲げる立候補者はいるでしょう。マニュフェストには財源を掲げる必要があります。電力会社は私企業ですから政府が関与でいないという考え方がありますが、原発立地にはたくさんの税金が使われていることは事実です。これを止めて、私企業が行う廃炉作業で地元に落ちている打ちに、新しい産業を考える事ことまで(ほんとはもっと詳しいものければなりませんが) 記載したマニュフェストを書いた人にもしかしたら投票するかもしれません。「厚生年金や健康保険」の徴収額は上限があります。だいたい年収が1千万になると上限に達します。これを中止せず、税金と同じように年収とに比例して徴収する必要があります。さらに年金補給は55歳から可能にし、収入がない場合は生活保護費と同様の扱いにし、収入がある場合にはその収入分を引き、家賃保護と医療費無料化も中止するというものです。財源的には消費税とはことなり、政府の法律変更により他に流用することは不可能ですし、これをきちんと計算してマニュフェストとして提出した党にはアラ還おじさんは候補者が変でも投票してしまうかもしれません。
2016年05月13日
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2016年5月11日のセリスタ株式会社はオランダDiagnoptics社が開発した、『AGE Reader mu:最終糖化生成物測定器』の輸入・販売を、2016年5月より開始したことを明らかにしました。AGEsはAdvanced Glycation End-products(最終糖化生成物)です。ヘモグロビンの糖化度はヘモグロビンA1cとして過去数週間の血糖値を判断するために用いられています。タンパク質に糖がメイラード反応という中学生で習う反応により褐色の物質になります。その物質がさらに変化してAGEs(Advanced Glycation End-products)最終糖化生成物になります。褐色の物質から、AGEsまですべて一方的な化学反応である事から、代謝や分解は行われません。タンパク質がAGEs化することは機能を失われることです。そのため糖尿病の原因であるとされ、AGEsを分解する薬剤が闘病病薬として一時研究されましたが、成功には至りませんでした。現在AGEsは糖尿病のみならず老化の原因と考えられています。ヘモグロビンA1の測定ではヘモグロビンの糖化しか分かりませんが、、『AGE Reader mu:最終糖化生成物測定器』は全身のAGEsを非侵襲的・短時間に測定することができます。現在のところAGEsを減らすことは見いだされていませんが、栄養療法の指導のために一つの指標となるかもしれません。
2016年05月11日
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2016年5月10日の共同通信社のニュースによると再審査調査票を帝人ファーマの営業担当者が代筆していたことを厚生労働省の取材で分かったと伝えた。 審査報告書を作るための使用成績調査、特定使用成績調査及び製造販売後臨床試験をまとめる手段はGCPに準拠しています。したがって営業担当者はもちろんダメですが、医師の判断が入る部分以外はCRCが代筆することが認められています。資料作成のために無償で医師が協力しているわけではないので、営業担当者だけでなく、医師も何らかのペナルティーが科せられるべきだと思います。(お金をもらってする仕事をお金を払う側にやらせたことは犯罪でしょう) 製薬メーカーだけが名前を公表されるのはおかしく、せめて、代筆させた医師も名前を公表すべきと思います。口約束で仕事を頼まれたわけではなく、契約書が交わされているはずです。担当医師が契約書に記載されていない場合には、病院名を公表すべきです。こういうことを積み上げないと、日本の治験、市販後臨床試験の質は低いと言われます。某社では世界規模のプラセボ対照二重盲検市販後臨床比較試験を行っていましたが、 日本では特別調査のかたちでおこない、対象データを入手していませんでした。(外資系メーカー)
2016年05月11日
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三菱自動車の問題は会社ぐるみか、営業に圧迫を受けた開発部の問題化と記事が多いと思います。自動車業界にはISO 16949(自動車産業向けの品質マネジメントシステム)の技術使用があります。当然三菱自動車は認証をとっていますこれは各自動車製作会社が共同でISO9004(あらゆる職業の品質マネジメント)に基づくものが作成されている。 製薬会社では、自動車の燃費を計る方法はもっと複雑なGCPが存在します。これは日米EUで合意されており、各当局は生データに戻ってその検証を行います. 今回の問題は、日本特有の監査の軽視の問題とも読めます。CROやIT会社に「監査資料」を拝見したことがあります。製薬メーカの監査の目から見ると随分杜撰なものでした。どのような態度で「監査」を行っているかを訪ねたところ、「監査は次の工程を行うために監査を行っています。」これは、日本系の血行大きなCROとIT会社の発言です。GCPの場合には厚生労働省に申請した場合には、問題が大きくなることから、自社で発見したらその臨床試験を無効にしていることがあります。(現在申請資料はすべて作成されているので、時間をかければ発見できるでしょう)品質目標を達成する仕組みが(達成した過程が)すべて文書で残されいるだけで、今回の問題の進行は早くなるでしょうね。ただ、福島第一原発の「想定外」という言葉は、過失事故が起こる2,3年前に記事録として想定内なので、早く工事をすることの必要性が議題となっていたことから、こういった文書がきちんと保管されていないのが問題となります。
2016年05月09日
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2005年長野で起こった高校一年生の学生が自殺を行った事件でマスコミは母親の意見のみを採り上げ、報じました。 母親は校長を殺人罪で刑事告発し、損害賠償請求訴訟を起こしました。 事件の実情は母親がモンスターペアレントで、その結果子どもを自殺に追い込んだことが裁判の中で、明らかになり、校長は無罪、損害賠償も完全否定した上で、原告の態度、意向などが相当ストレスを与えていた可能性を否定できないと、母親の責任も示唆する判決を出しました。 この間マスコミはどんな取材をしていたのでしょうかね。母親に取材した時には、「学校の責任」という母親の意見のみを採り上げることになり、紙面もほぼその通りでした。しかし、周りの取材をすれば彼女がモンスターペアレントである事は明らかになったのではないのでしょうか。 外国記者での提案で、記者クラブの廃止必要性を述べていましたが、新聞社もテレビのワイドショーレベルの調査力しかなければ新聞の必要性は低くなる。
2016年05月09日
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憲法89条では「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。」と定められています。私立学校助成法は「学校教育法および私立学校法」に定める教育施設に対しては、これが公の支配下に属する」ということで私立大学に関して助成は可能であるとの解釈の元、成立しています。公の支配下にあるということは、ダウ学の自治を放棄しているものですから、この解釈は無理があるとがんがえます。義務教育は二つの条文があります。すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する[1]。すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。 義務教育はすべて無料でしょうか?給食も食育という言葉があるように教育の一つであることから無料化すべきと考えます。 その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有するという文章の解釈は、飛び級や小中学校での落第を認める条文と考えます。 憲法学者は現在の憲法を正しく解釈するために存在するとすると、第9条の問題に関して反対するのは分かります。第9条よりも、第89条はさらに問題であると考えます。 義務教育の教科書以外を無傷とすることは昭和39年2月26日の最高裁で授業料のみの無傷をさし、教科書代などの教科書代まで無性にすることまで保障したものではない、との判断があります。このころは高度成長期であり、国民総中級時代に突入するときの判決です。判決は覆ることはかのですから、すべての小学校、中学校にかかる費用は無情にすべきであると考えます。 義務教育は法律で小学校、中学校と法律で定めていますが、第1項の「法律の定めるところにより」よりも「その能力に応じて」を優先させて、大学院までの授業料を無償にすべきと考えます。「能力に応じて」ですから、勉強に対して興味のない人間には義務はないので、小中学校から落第を認める必要があると考えます。義務教育は小中学校に限りますが、落第制度を求めることによって2年同じことを習えば分かる人間は多いと思います。 さて、個々で問題となる資金に関しては、例えば厚生年金の上限を外す。健康保険料の上限を外す。年金を受給することができる年代になったひとでも、年金をもらえるために給与を抑えるのではなく、教育資金として公的に寄付をすることができるようにする。ふるさと納税と同様の教育納税の仕組みを求める。 中流以上の人の寄付(全額、収入から控除)と税金で可能と考えます。単なる勉強ができるだけでは、スポーツに比べて、選抜して教育を受ける仕組みもないですし。
2016年05月08日
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■商品名:【強化ガラスフィルム付き】メール便送料無料 iPhone6s iPhone6 Plus iPhone SE iPhone5 iPhone5s 手帳型ケース アイフォン6sプラス アイフォン6 アイホン6s アイフォンSE アイフォン5s アイフォン5 スマホカバー レザー 窓付き 横開き ブランド スタンド シンプル おしゃれ■レビュアー:akimura1957 ※投稿時■レビュー内容ガラゲーのようにスマートフォンでもふたが欲しいという希望と便利になったスマフォでも使用目的は今何時を確認することから考えると、手帳型で時間窓が開いているのはとてもありがたい。 もっと詳しく見る
2016年05月06日
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体内時計は視交叉上核によって支配されていることは定説になっていますが、視交叉上核ではどのような方法で覚醒と睡眠を制御しているかに関して、この3か月ほどに日本、スエーデン、アメリカで少しずつ違いはありますが、イオンチャンネルを介して行われているという文献がそれぞれ独立に報告がありました。 2016年5月4日にNature Onlineに掲載されたのが「BK channel inactivation gates daytime excitability in the circadian clock」 2016年4月29日にScience Onlineに掲載されたのが「Changes in the composition of brain interstitial ions control the sleep-wake cycle」2016年Neuron 90(1)70-85 April 6 2016 で論文掲載されたのが「Involvement of Ca2+-Dependent Hyperpolarization in Sleep Duration in Mammals」どの実験もマウスの覚醒リズムを変更することで、視交叉上核のイオンチャンネルが睡眠-覚醒リズムを支配していることを明らかにしています。Ca-Naイオンチャンネルは比較的ポピュラーな受容体です。降圧剤や筋弛緩剤がサーカディアンリズムに対して影響を与える可能性があります。各論文は総合失調症などのサーカディアンリズムの変化に対する治療ターゲットになるとしているますが、薬剤の副作用の方が心配です。
2016年05月06日
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Nature CommunicationのA two decade dementia incidence comparison fromthe Cognitive Function and Ageing Studies I and II(DOI:10.1038/ncomms11398 Pubished Apr 2016)によれば英国における認知症の罹患率が1990年代から2011年までに20%低下しているとの報告がありました。日本では 「脳血管性認知症(VaD)の 粗 有 病 率 は1985年2.4 %、1992年1.9 %、1998年1.7%と減少傾向にあったが、2005年には3.3%と上昇傾向に転じた。一方、アルツハイマー病(AD)の粗有病率は1985年の1.4から2005年の6.1にかけて時代とともに約4倍に増えた。その他と病型不明を併せた認知症の有病率はVaDと同じパターンを呈していた。」と久山町調査が報告しています。 低下しているという状態は日本でも同じかも知れません。しかし、糖尿病が認知症、特にアルツハイマー型認知症のリスクを高くしているということが疫学的に明らかになっていることから、今後は英国でも増加していく可能性はあります。糖尿病の薬のなかに他の疾患のリスクを下げるという報告もあることから、日英の差が出ているのかもしれません。地中海式食事に関しては心血管障害のリスクを下げることから有名になりました。しかし、認知症に有効かどうかに関しては諸説あります。ある特定の病気のリスクを下げることによって、長生きすることにより、老化が大きなリスクとなる病気を発症しているのかもしれません。
2016年04月25日
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2016年3月3日、自治医大の研究グループは肥満による行動変化は食生活に起因する可能性があると発表しました。 マウスによる実験で、高脂肪食で肥満になった群、高脂肪食を給餌したが肥満にならないよう調節した群、通常食を与えた対照群で比較を行いました。感覚運動テスト、不安テスト、社交性テスト、学習テストなどの網羅的に検討した結果、嗅覚機能やアルコール嗜好(しこう)性、社交性の上昇が高脂肪食を給餌したが肥満にならないよう調整した群で、肥満群と同様の結果が得られました。感覚運動テストについて肥満群にのみの行動変容もありました。結論としては、肥満による行動変化は、肥満とは独立して高脂肪食摂取による可能性があるということです。運動などで肥満を防止しても、食事内容が同じ場合には行動変化に関しては肥満と同じ可能性があるということです。極論すれば、肥満になるような食事をすること自体に、健康上のリスクが存在する可能性があるということです。研究内容はObesityに掲載されています。Obesity (Silver Spring). 2016 Feb 18. doi: 10.1002/oby.21441. [Epub ahead of print]High-fat diet feeding alters olfactory-, social-, and reward-related behaviors of mice independent of obesity.
2016年03月11日
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2016年2月8日、 Influence of the Acidic Beverage Cola on the Absorption of Erlotinib in Patients With Non–Small-Cell Lung Cancerという論文が2016年2月8日にJCOのオンライン版に掲載されました。内容は、タルセバ錠はPPIによって胃のpHが上がると、吸収が悪くなり、コーラを飲料として用いるとそれを改善することを二重盲検薬動力学的試験によって確かめたとのこと。タルセバ錠の日本の添付文書にもPPIとの併用により胃のpHが上昇すると吸収が悪くなるという記載があります。かなり差があるので、効果に差があるかどうかの検討も行われているかもしれませんが、食事の影響も大きな事から、製剤的な検討がもっと必要なのでは?日本じゃ黒酢ですかね。(笑)
2016年02月25日
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2016年2月23日、慶應大学は「マウスの子宮内胎児の大脳皮質の神経細胞を、人為的に本来と異なる場所に配置させる と 、神経細胞としての最終運命が変化し、本来の形や性質が異なる別の種類の神経細胞に変化することを見出しました。」と発表しました。人間の脳には細胞の形態、他の神経細胞とのつながり方の違い(近くの神経細胞とつながるか、遠くの神経細胞とつながるか、などの線維連絡様式の違い)、発現している遺伝子の違いなど、性質が異なる様々な種類の神経細胞が無数に存在します。大脳の表面にある大脳皮質では、神経細胞は脳の表面に平行な 6 層に分かれて並んで配置されています。各層にはそれぞれ共通の特徴を持った同じ種類の神経細胞が並んでおり、同じ層の中の神経細胞は、形態、 連絡様式、遺伝子発現様式などが似ています。そして、それぞれの層ごとに異なる種類の神経細胞が並んでいます。これらの神経細胞は、大脳が作られる胎生期に、 脳の深部で順番に生み出されていきます。すなわち、 6 層の中で最も深い位置にある層の神経細胞が最初に生まれ、次にそのすぐ上にある層の神経細胞が生まれます。この過程を繰り返して、全体の 6 層構造が下から積み上がっていくようにしてできていきます。大脳皮質の第4層の神経細胞に特異的に発現する プロトカドヘリン20(Pcdh20) という 膜タンパク質に注目しました。このタンパク質の発現を、 子宮内胎児脳電気穿孔法を用いて発生過程のマウス大脳において人為的に阻害したところ。その細胞は前層の細胞に変化しました。このことから、第4層にPcdh20の阻害が原因とも考えられることから、更に神経細胞の移動そのものを制御する 細胞骨格タンパク質の発現を阻害することによって、本来第4層に配置されるべき神経細胞を人為的に大脳皮質内に広く 分散して配置させてみました。その結果として第4層と第2-3層に偶然配置された神経細胞の特徴を調べたところ、それぞれの場所に応じた特徴を示すことが分かりました。、両方を阻害した神経細胞においても第4層の神経細胞は生成されていました。 この3つの実験により環境(場)に適したように神経細胞が分化すること判明しました。 視床からの投射繊維が大脳皮質内へ進入し、将来の第4層の神経細胞とつながります。その時期は第4相細胞が分化・成熟する時期と一致します。視床皮質投射線維を人為的に少なくしたマウスでは第4層の神経細胞が減少しました。この結果、第4層の神経細胞の環境因子は視床皮質投射線維が環境因子として働いている可能性があります。この研究はiPS細胞の移植に対して大きな希望を与えるものです。すなわち、大脳皮質の一部が損傷した場合には、その部位に必要な神経まで分化させたiPS細胞を移植する必要はなく、神経細胞の全段階(胎児レベルの神経細胞)までの分化により、後は環境が適切に分化してくれるということです。今回の研究は第4層の神経細胞にその可能性がある事をマウスで明らかにしたに留まっています。しかし、第4層の神経細胞は視覚と強く結びついていることから、脳由来の視覚障害に関する治療法にiPSをどこまで分化しておけば良いのかに関して知見を与えるものだと思います。
2016年02月24日
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2015年2月18日、京都大学は中枢視交叉上核を調節するGタンパク質受容体を発見したと発表しました。末端のリズム調節機能は線虫などの検討で明らかになっていますが、中枢視交叉上核での調節機能は不明でした。Gタンパク質共役受容体の1つであるGpr176が中枢視交叉上核に強く発現しており、Gpr176遺伝子欠損によってマウス個体の活動リズムが変調しました。 Gタンパク質共役受容体の多くはリガンドが不明のオーファン受容体です。Gpr176はGzという特殊なGタンパク質を介して下流のcAMPシグナルを抑制します。 ウリジンやある種のアミノ酸が睡眠を誘導することが知られています。 今回の発見はGpr176をターゲットとした睡眠調節剤の開発につながる可能性があります。 また睡眠障害が高血圧や糖尿病などの誘因になることが明らかになっていることから、生活習慣病の予防薬の開発につながる可能性もあります。文献Gpr176 is a Gz-linked orphan G-protein-coupled receptor that sets the pace of circadian behaviour NATURE COMMUNICATIONS | 7:10583 | DOI: 10.1038/ncomms10583 | www.nature.com/naturecommunications
2016年02月19日
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2016年1月16日東京大学は、腫瘍血管には「動的な隙間」が存在し、今まで腫瘍血管を透過しない化合物も透過できることをマウスを用いて明らかにしました。腫瘍血管は脆弱で透過性が高いとされています。 高分子を排出するリンパ系が未発達出あることから高分子物質が凝集しやすいという効果(EPR効果:Enhanced Permeability and Tetention Effect)を利用してミセル化タキソールなどのDDS効果を有する薬剤の開発が進んでいます。今回の研究ではERP効果を静的な穴とすると、それ以外に動的な隙間が存在することをマウスで証明しました。 不規則に腫瘍血管が開閉し、その際に高分子ナノミセルが血管外組織へ漏出するという現象です。 高分子ミセルが大きい場合には、血管からがん細胞に入り込んだ高分子は血管周辺に留まることから、近傍で隙間が出きると血管内に放出することになります。分子量が少なければ腫瘍深部まで浸透可能と推定できます。 この隙間を制御できると新しいDDSが見つかる可能性があります。 出典雑誌名: Nature Nanotechnology(オンライン発行 英国時間 2016 年 2 月 15 日)論文タイトル: Vascular bursts enhance permeability of tumour blood vessels and improve nanoparticle delivery著者: Yu Matsumoto, Joseph Nichols, Kazuko Toh, Takahiro Nomoto, Horacio Cabral, Yutaka Miura, R. James Christie, Naoki Yamada, Tadayoshi Ogura, Mitsunobu R Kano, Yasuhiro Matsumura, Nobuhiro Nishiyama, Tatsuya Yamasoba, You Han Bae*, Kazunori Kataoka*DOI 番号: 10.1038/NNANO.2015.342
2016年02月17日
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2016年2月16日順天堂大学はロコモティブシンドローム研究用アプリを開発したと発表しました。開発したアプリは「ロコモニター」と名付けられ、「ロコモ25」・「立ち上がりテスト」・「2ステップテスト」の3種類のロコモ度テストをアプリ上に完全再現しています。 iPhone に内蔵された加速度センサーや気圧計を利用し、心拍数・不動時間・歩数・歩行距離・上った階数などを自動的にセンシング(一部機能にはApple Watch が必要です)します。これらにより、利用者の日々の運動状況とロコモ度との関連性を把握できるだけではなく、若者を含む幅広い年齢層でのロコモリスクの把握が可能になるなど、かつてない規模でのロコモ度調査・市場調査・社会実装が見込まれます。AppleのResearchKitを元に作られたアプリです。疫学的な試験には威力を発揮すると思います。しかし、GCPに準拠可能なのでしょうか。測定機器のバリデーションの規制はきついですから。 高血圧、糖尿病といった生活習慣病のバックグラウンドデータを入手することが容易になるので、ブレイクスルーにつながる可能性はあると思います。
2016年02月17日
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2016年1月22日、富士製薬工業株式会社は「ウトロゲスタン®腟用カプセル 200mg」 が製造販売承認を取得しました。プロゲステロンを有効成分とする経腟投与の天然型黄体ホルモン製剤です。日本では「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」での検討を経て、厚生労働省より開発要請を受けていた。また、本剤の開発にあたり、いわゆるドラッグ・ラグといわれる未承認薬・適応外薬の問題解消等に取り組んでいる一般社団法人未承認薬等開発支援センターからの支援を受けています。 日本での生殖補助医療は、近年、少子高齢化・晩婚化が進み少子化対策の一端を担っていると考えられています。その生殖補助医療において、黄体ホルモンは着床や妊娠の維持のために重要な役割を果たしており、治療の際には体外からの黄体ホルモン補充が必要になります。海外ではフランスをはじめ多くの国で患者の時間的負担、身体的負担の軽い経腟投与による黄体ホルモン補充が一般化しており、本剤は日本での経腟投与での黄体ホルモン補充を実現する薬剤になります
2016年01月25日
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2016年1月22日付けで佐藤製薬株式会社は、 有効成分ルリコナゾールを含有した爪白癬治療剤「ルコナック®爪外用液5%」の製造販売承認を取得。情報活動は佐藤製薬株式会社と株式会社ポーラファルマ。爪白癬を対象とした外用薬としては2014年9月2日、爪薬価収載と同時に発売された白癬治療薬エフィナコナゾール(商品名クレナフィン爪外用液10%;科研製薬株式会社)につぐ2番目の新薬。 爪白癬には経口薬もあります。しかし、抗真菌薬は肝臓での他の薬剤の代謝に影響を与える場合が多く、爪白癬に関しては外用剤が望まれていました。
2016年01月25日
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昨年11月27日の薬事・食品衛生審議会 医薬品第一部会で審議を受けた製品が1月22日に製造販売承認を取得しました。 また、拡大治験(他に治療法のない疾患に対する治験プロトコールの組み入れ基準に対して、安全性を主として検討する治験)に関わるGCPの変更も同日行われました。私が興味を持っているのは、 アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社、アステラス株式会社がプレスリリースを行った、「レパーサ®皮下注」PCSK9 阻害薬です。家族性コレステロール血症の効能は分かりますが、高コレステロール血症も入っていることはちょっと意外でした。家族性高コレステロール血症以外の高コレステロール血症では、冠動脈疾患、非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患、糖尿病、慢性腎臓病などの罹患または既往歴等から、心血管イベントの発現リスクが高いことを確認し、本剤投与の要否を判断することとの縛りがあります。しかし、LDL-コレステロールは下がりますが、それが心血管イベントの発現リスクが下がるかどうかは、少なくとも日本人では不明です。家族性コレステロール血症以外の患者は全員登録して、5年ぐらいは心血管イベントの発生率を見る筆四用があると思います。 帝京大学臨床研究センターセンター長の寺本民生医師(医学博士)は次のように述べています。「我が国ではスタチン治療中であっても LDLコレステロールの管理が不十分な患者さんが多く見られます。具体的には心血管イベント発症リスクの高い患者さんの約半数において、LDL コレステロールの目標値を達成できていないことが分かっています。国内で初めて承認された PCSK9 阻害薬として、レパーサは更なる LDL コレステロール低下を必要とする患者さんにとって重要な治療選択肢となります。」との意見がプレスリリースに掲載されています。高コレステロール血症のスタチンのLDL-コレステロール低下 はリスクを下げることはいくつかの試験がありますが、それで下がらないヒトのLDLコレステロールを下げてることがリスクを下げることになるかどうかは日本人ではあ不明だと思います。【参考資料】 アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社、アステラス株式会社プレスリリースhttp://www.astellas.com/jp/corporate/news/pdf/160122_Jp_1.pdf 【厚生労働省の法律等データベースサービス】医薬・生活衛生局 新着の法令平成28年1月22日
2016年01月23日
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2016年1月18日、慶応大学は人iPS細胞由来のオリゴデンドロサイト前期細胞を損傷脊髄に移植し、再髄鞘化に成功したと、発表しました。 研究成果は2015年12月24日に「Stem Cell Reports」オンライン版で公開しています。脊髄損傷に対する神経幹細胞移植は最も期待が大きい治療法です。胎児由来幹細胞を移植した脊髄損傷の回復には既に報告がありますが、倫理的な問題があり、一般化は困難です。ヒトips細胞由来神経幹細胞の臨床応用は、細胞移植で可能なことから早期に臨床応用への期待があります。脊髄損傷のに対する神経管細胞移植の機能回復には、1)移植細胞がニューロンに分化して傷ついた神経回路を再構築すること、2)中枢神経の細胞の増殖や維持関わる神経栄養因子を移植細胞を分泌すること、3)移植細胞がオリゴデンドロサイトに分化して、神経の再髄鞘化に寄与するということです。 現在のiPS細胞の神経幹細胞ではニューロンへ分化しますが、オリゴデンドロサイトにはあまり分化しません。今回の研究では2014年に慶応大学が開発したオリゴデンドロサイト前駆細胞をたくさん含んでいる神経幹細胞(human iPS cell derived oligodendrocyteprecursor cell-enriched neural stem/progenitor cells 以下hiPS-OPC-enriched NS/PCs) が脊髄損傷マウスで上記の3つのプロセスをすべて再生したことを確認したものです。【参考資料】 慶應大学プレスリリース 脊髄損傷の回復はiPS細胞で最も臨床応用が早いと思っていましたが、色々問題を抱えているのですね。再生過程の問題は一つクリアできたのかもしれません。しかし、運動機能では、 従来の手法で作成した神経幹細胞との差はは見いだしていません。髄鞘再生による効果は効果持続時間の延長にあるかもしれません。著者は実験系の問題としています。 実際に臨床応用するためには長期の安全性が問題になるかと思います。今回の実験は35日後に機能試験を行っています。マウスとヒトの寿命から考えると1年ぐらいに匹敵しますが、ヒトで1年係るかどうかは分かりません。移植細胞中の腫瘍細胞はほとんど取り除くことは可能ですが、残存iPS細胞細胞が取り除けるかどうかは今のところは系が確立されているわけではありません。移植部位の環境でiPS細胞がどうなるかはよく分かりません。腫瘍化することは想定内です。1例目のiPS細胞由来の細胞の移植が終わってから2年ぐらいになりますが、なかなか臨床応用にはクリアすべき点がありそうです。次は血液がんに対するiPS細胞由来の骨髄細胞移植でしょうか。
2016年01月19日
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2015年11月25日、京都大学は急性腎障害が慢性腎症病や末期腎不全に移行する解明するとともに、「急性腎臓病から慢性腎臓病動物モデル」を確立したと発表しました。数時間から1週間程度の経過で腎臓の機能が低下する病態を急性腎臓病と呼びます。急性腎臓病は致死率は高いですが、それを切り抜ければ完治する病気と見なされていました。しかし、急性腎臓病の慢性腎臓病や腎不全のリスクが高まる(完治ではなく、静かに進行する病気)ことが判明しました。研究内容は「Journal of the American Society of Nephrology」のオンライン版に12月23日付けで掲載となりました。今回の研究では独自の遺伝子改変動物を作成し、近位尿細管単独の障害がAKIを惹起するとともに、周囲の線維芽細胞の形質転換を惹起し、それに伴う腎性貧血や線維化を引き起こすこと、さらには、糸球体硬化や遠位尿細管障害など、広範なネフロン障害(慢性腎臓病)を惹起することを世界ではじめて証明しました。 これは急性腎臓病患者が慢性腎臓病に移行することを防ぐ薬剤のスクリーニング系ができたことにより、新薬の開発につながることになります。慢性腎臓病から、腎不全に移行すると透析になります。現在、糖尿病性腎症が透析の原因としては一番数が多くなっています。糖尿病の合併症では網膜症、腎症、神経障害が三大合併症になります。もちろん糖尿病が第1の合併症のリスクですが、急性腎臓病も糖尿病から糖尿性腎症に進行する原因のひとつになっている可能性があるような気がします。【参考】プレスリリース
2015年12月27日
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要指導医薬品から一般用医薬品に移行する医薬品について出典:課長通知 2014年12月5日、厚生労働省医薬食品局安全対策課長名で薬食安発1204第1号が出された。 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和 35年法律第 145 号)第4条第5項第3号の規定に基づく要指導医薬品のうち、同号イに掲げる医薬品(いわゆるスイッチ OTC 薬)である下記の医薬品について、今般、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則(昭和 36 年厚生省令第1号)第7条の2第1項に定める期間を経過したため、要指導医薬品から一般用医薬品(第一類医薬品)に移行することなり「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第4条第5項第3号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する要指導医薬品の一部を改正する件」(平成 26 年厚生労働省告示第 459 号。以下「改正告示」という。)が平成26年12月5日に告示され、同月7日に適用されます。 適用される薬剤はイブプロフェン・ブチルスコポラミン臭化物 商品名:エルペインコーワ 用法・用量は1回1錠、1日3回を限度 効能効果:生理痛(主に,軟便を伴う下腹部の痛みがある場合) 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(平成26年11月25日付で薬事法が改正されてこの名前に変わった。略称:医薬品医療機器等法
2014年12月07日
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アガフィトース(アガロオリゴ糖)に腸管バリア機能を保護し、腸管炎症を抑制する作用があることを確認出典:プレスリリース 2014年12月4日、タカラバイオは京都府立大学と共同でアガロオリゴ糖の腸管バリア機能を介して腸管炎症を抑制することを発見したと発表。研究成果は第12回日本機能性食品医用学会総会(京都:2014年12月13日~14日)で発表。 デキストラン硫酸誘発性潰瘍性大腸炎モデルマウスにアガフィトースTMを投与し、炎症マーカー類の測定及び組織観察を行った結果、アガフィトースTMの抗炎症作用を確認した。 酸化ストレス環境下において、ヒト由来腸管上皮細胞株の腸管バリア機能タンパク質(タイトジャンクション構成タンパク質)の遺伝子発現を測定した結果、アガフィトースTMの腸管バリア機能の保護作用を確認した。 人工甘味料が腸内細菌叢に影響を与え、耐糖能異常を起こすことが、明らかになりつつある。グルコース長期使用による耐糖能低下は短期間で回復するので、人工甘味料の使用を禁止するかどうかに関しては議論がある。 アガロオリゴ糖などの自然由来の糖に関して、腸内細菌叢とのからみから検討が行われることが望まれる。
2014年12月06日
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緑内障・高眼圧症治療剤「タプコム配合点眼液」の発売について 出典:プレスリリース 2014年11月25日、参天製薬は2014年11月25日付で、緑内障・高眼圧症治療剤「タプコム配合点眼液」(一般名:タフルプロスト/チモロールマレイン酸塩)を発売したと発表した。 「タプコム配合点眼液」は、2008年より販 売している緑内障・高眼圧症治療剤「タプロス点眼液0.0015%」の有効成分であるタフルプロストと、チモロールマレイン酸塩を含有する配合点眼剤であり、旭硝子株式会社(本社:東京都千代田区)と共同開発した医療用眼科薬。 緑内障の薬物療法として、多くの種類の眼圧下降剤が使用されていまるが、単剤で眼圧を適切にコントロールすることは困難になった場合には、2剤以上による併用療法が行われる。 点眼薬の併用する場合には、一つの点眼薬をさした後、5分程度の間隔を開けてから次の点眼薬をさす必要がある。従って、2剤配合薬は点眼のコンプライアンスを上昇させることが期待される。 効能・効果:緑内障、高眼圧症 用法・用量:1日1滴、1日1回点眼 保存方法:気密容器、遮光、室温保存 承認取得日:2013年9月20日、薬価収載日2014年11月25日 薬価 1mL 1,060.00円(1日薬価53.00円) 薬価算定方式:新医療用配合剤の特例 「自社品の薬価の合計の0.8倍」により算定。(参考:タプコム配合点眼液に対応する先発医薬品単剤2剤(タプロス点眼液0.0015%、チモプトール点眼液 0.5%)の合計1日薬価:66.20円)、
2014年11月27日
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資生堂、 実験動物を用いずに化学物質のアレルギー性を調べる皮膚感作性試験代替法”h-CLAT”の特許使用を無償化 出典:プレスリリース 2014年11月21日、資生堂は、花王と2003年から共同開発してきた、ヒト培養細胞で皮膚感作性試験代替法”h-CLAT(human Cell Line Activation Test)”の特許使用を2014年12月1日から無償化すると発表した。 h-CLATは2015年に経済協力開発機構の「OECDガイドライン」に決定・収載を目剤した最終審議がなされる段階。マウスを用いるLocal Lymph Node Assayとほぼ同等の精度でで感作性をを予測できる。
2014年11月23日
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ロシュ社のAvastinと化学療法の併用療法が白金製剤抵抗性の再発卵巣がんに対する承認をFDAより取得 出典:プレスリリース 2014年11月17日、ロシュは2014年11月17日、白金製剤に対し抵抗性を示す再発卵巣がん患者さんに対するAvastin(bevacizumab)と化学療法の併用について、米国食品医薬品局(FDA)が承認したことを発表。 今回の承認は、化学療法単独に比べAvastinと化学療法を併用することにより病勢進行または死亡リスクを62%減少(無増悪生存期間:PFS)させた第III相臨床試験であるAURELIA試験の成績に基づく(PFS中央値:6.8カ月対3.4カ月、ハザード比:0.38、p<0.0001)。 AURELIA試験は企業支援の下で実施された、白金製剤に抵抗性を示す再発の上皮性卵巣がん、原発性腹膜がんまたは卵管がんの患者さん361例を対象とした多施設共同ランダム化オープンラベルの第III相臨床試験。 患者さんは、ランダムに六つの治療群のうちの一つに割り付けられました(paclitaxel、topotecanまたはliposomal doxorubicinにAvastin併用の有無) 卵巣がんは最大の死亡原因。米国では、約22,000人が卵巣がんと診断され、14,000人以上の女性患者さんが死亡。白金製剤ベースの化学療法完遂後6カ月以内に病勢進行を認めた場合は「白金製剤抵抗性」と呼ばれる。一次治療後に再発が認められる患者さんの1/4(4,300人以上の女性)は、最も治療が難しい白金製剤抵抗性のがんとなる。
2014年11月21日
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温度を感じる神経系の基本的なしくみ、解明される出典:プレスリリース 2014年11月19日、京都大学は温感神経で感知した温度情報を脳に伝えて適切な行動をとるための一連のしくみをプラナリアで解明したと発表した。 研究成果は、The Journal of Neuroscienceに2014年11月19日からオンライン版で公開されている。 動物界で広く保存されているTransient Receptor Potential(TRP)ファミリーのタンパク質に着目して、プラナリアの温感神経細胞を同定。 温感神経は、プラナリアの全身に分布していることがわかりましたが、プラナリアが温度に反応して適切な行動をとるためには、脳の活動が必要で、全身で感知した情報が脳に送られることが判明。 脳のどの神経細胞の種類が、温度情報を処理しているかを調べた結果、セロトニン神経細胞が働いていることを突き止めた。この機構は、多くの動物で利用されている温度感知システムの原型と考えられる。 さらに、研究の過程でプラナリアは、反対に低温を好むことも分かりました。これは、これまでに知られている動物の温度に対する反応として、発見した。 低温は生物にとって不利と考えられてきましたが、体を低温にすることで、代謝を低下させてエネルギー消費量を抑えたり、生殖様式を転換したりと、積極的に低温を生存戦略に利用している可能性も示唆された。
2014年11月20日
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新医薬品一覧表(平成26年11月25日収載予定)出典:会議資料 2014年11月19日、中央社会保険医療協議会が開催され、11月25日薬価収載される医薬品が決定した。今回薬価収載されるのは15品目、14成分数。補正加算があった医薬品は以下の通り、 MSD ベルソムラ錠15mg、20mg 効能・効果は不眠症。薬価は15mg 89.10円、20mg 107.90円(1日薬価89.1円)比較薬はロゼレム8mg錠(武田薬品工業)、 有用性加算II A=5%:本剤は既存の不眠症治療薬とは異なる作用機序を有していることから、不眠症患者に新たな選択肢を提供する臨床上有用な薬剤であると評価する。ただし、本剤の作用機序から想定される異なる潜在的なリスクについて十分な注意が必要になることも踏まえ、有用性加算(II)(A=5%)とすることが適当と判断した。協和発酵キリン ジーラスタ皮下注3.6mg 効能・効果はがん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制。薬価は3.6mg 0.36mL 1筒 106,660円比較薬は:グラン(協和発酵キリン)、有用性加算 II A=5%:本剤の悪性リンパ腫患者を対象とした国内第III相試験において、既存のフィルグラスチム製剤の1日1回の連日皮下投与(平均11回)に対して、本剤の1回投与の非劣性が示されていることから、投与回数の低減により、本剤の対象となる疾病の治療方法の改善が客観的に示されていると考えられる。 しかしながら、日本人患者において臨床的有用性が確認された対象疾患及び化学療法レジメンが限られていることを踏まえると、限定的な評価とし、有用性加算(II)(A=5%)を適用することが妥当と考えられる。参考:一回の治療に係る費用(薬価ベース) グラン9,481×11=104,291円 ジーラスタ106,660円で10注射されることの評価は2,369円。 プレフェインドライシロップ(ポリコナゾール)とミダフレッサ静注0.1%に小児加算A=5%が算定されている。その他、11月25日に薬価収載が予定されているのは、リクシアナ錠60mg(第一三共)、アグリリンカプセル0.5mg(シャイア-・ジャパン)、ポシュリフ錠100mg(ファイザー)、パニヘップカプセル150mg (MSD)、 ホメピゾール点滴静注1.5mg「タケダ」、ザノサー点滴静注用1g(ノーベルファーマ)、マブキャンパス点滴静注30mg(サノフィ)、グラナテック点眼液0.4%(興和)、タブコム配合点眼液(参天製薬)、コムプレラ配合錠(ヤンセンファーマ)
2014年11月20日
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早老症ウェルナー症候群の細胞から人工多能性幹細胞(iPS 細胞)の樹立に成功、 新規治療法の開発と老化の機序解明に道! 出典:プレスリリース 2014年11月13日、広島大学は、千葉大学、とうきょうじょしいかだいがく、がん研究会、鳥取大学と慶應義塾大学等との共同研究により、ヒト遺伝病であり早く老化が進む病気ウェルナー症候群の患者さんの細胞から人工多能性幹細胞(iPS 細胞)を樹立することに成功したと発表した。 研究成果はPLOS ONEに2014年11月12日から、オンライン版で公開されている。 常染色体劣性遺伝病で、思春期以降、皮膚や髪の毛に実年齢に比べて「老化が加速した」ように見える諸症状を呈することから“早老症”と呼ばれているウェルナー症候群は、加齢とともに見られる生活習慣病の糖尿病、動脈硬化や骨粗鬆症を合併し、患者の寿命を短くする。これまでに全世界で報告された患者のおよそ8割が日本人。 患者細胞の分裂寿命は健常者の半分ほどで、WRN 遺伝子から作られる WRN ヘリカーゼタンパク質の異常が、細胞の分裂寿命をカウントするテロメアの機能不全を引き起こし、老化を加速させると考えられている。 ウェルナー症候群患者線維芽細胞からiPS 細胞を樹立。。樹立された iPS 細胞は 2 年以上にわたって継代を繰り返しても、正常な iPS 細胞と同様に未分化性と多能性を維持しており、患者線維芽細胞の短い分裂寿命を完全に克服。 iPS 細胞では、線維芽細胞では発現していないテロメア延長酵素(テロメラーゼ)の働きにより、WRNヘリカーゼタンパク質の異常によるテロメアの機能不全が抑制された結果、分裂寿命の回復につながったものと想定。 ウェルナー症候群の細胞では細胞周期抑制因子である p21 や p16、そしてSASP として知られるサイトカインや細胞外マトリクス分解酵素などの老化関連遺伝子の発現上昇が継代早期から見られますが、ウェルナー症候群 iPS 細胞ではこれらの老化関連遺伝子の発現が正常 iPS 細胞と同程度に抑制されていたことから、老化が進んだ細胞からの若返りに成功。 患者さんの iPS 細胞を用いて、ウェルナー症候群の症状である糖尿病や動脈硬化などを引き起こすさまざまな患部の細胞、例として脾臓細胞、血管内皮細胞や血管平滑筋細胞などを作り出すことが可能となり、治療薬のスクリーニングや移植治療への利用、さらに老化の機序の解明が期待される。 今回の研究ではiPS細胞化することにより、ウェルナー症候群の線維芽細胞がもつ異常が解消されたが、例えば線維芽細胞に分化したときにその異常が抑制されたままであるかどうかが興味あるところ。(今回作製されたiPS細胞ではWRN 遺伝子の突然変異は保存されている)
2014年11月15日
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神経難病CMT病の原因タンパク質が細胞内に蓄積する仕組みの一端を解明 出典:プレスリリース 2014年11月13日、群馬大学は胞体蓄積に働く因子としてカルネキシンとRer1タンパク質を発見し、この因子の機能を低下させると変異PMP22の小胞体蓄積が緩和させることを明らかにしたと発表。 研究内容はScientific Reportsに2014年11月13日からオンライン版で公開されている。 細胞膜タンパク質や細胞内の膜構造を構成する膜タンパク質の多くは、まず小胞体(タンパク質生産工場のような場所)で合成後、ゴルジ体(タンパク質加工工場のような場所)を経て、目的地である細胞膜(細胞表面)や各膜構造へと輸送される。 小胞体ではタンパク質の品質管理が行われているが、タンパク質の一部に変異があった場合にはタンパク質活性に問題がなくても小胞体が品質失格と判断し、トラップする場合がある。この場合には疾患を引き起こす。このような機序で発生する疾患には遺伝性の腎性尿崩症が知られている。 研究グループは、小胞体内に蓄積するメカニズムに関して研究するためにシャルコー・マリー・トゥース (CMT)病に着目し、変異 PMP22 の小胞体蓄積機構について解析。 その結果、Hrd1 と gp78 という2つの因子が野生型もしくは変異 PMP22 の小胞体における分解に関与することを見出た。 けんきゅうぐるーぷは、Rer1 が小胞体から輸送されてきた変異タンパク質などをゴルジ体から小胞体に送り返すことによって小胞体に蓄積させる因子であることを明らかにしている。Rer1 のヒト遺伝子を遺伝子ノックダウン法により機能低下させたところ、小胞体に蓄積していたPMP22 L16P 変異体の一部が細胞膜やリソソームへと輸送された。 カルネキシンは野生型 PMP22 よりも変異 PMP22 とより強く結合し、小胞体の一部に蓄積させているとの報告もあることから、遺伝子の機能を低下させてみたところ、予想に反し変異 PMP22 の小胞体蓄積に違いは認められなかった。 Rer1 とカルネキシンを同時に機能低下させ、変異 PMP22の小胞体局在への影響を調べました。その結果、Rer1 とカルネキシンを同時に機能低下させると、変異 PMP22(L16P)の小胞体蓄積が劇的に緩和され、より細胞膜やリソソームへと輸送されるようになった。 何らかの理由で小胞体にたんぱく質が異常蓄積されて疾患が発症する場合には、小胞体からゴルジ体への輸送経路を修復する(再送経路を遮断する)ことにより、疾患の治療につながることが示唆された。
2014年11月15日
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腫瘍組織に分布するCTLA-4の画像化に成功出典:プレスリリース 2014年11月13日、岡山大学はPETプローブを開発し、腫瘍中に存在するCTLA-4を非侵襲的に画像化することに成功したと発表した。 研究成果は、PLOS ONEに2014年11月3日から公開されている。 CTLA-4は、抗腫瘍免疫応答を抑制する因子として知られており、抗がん剤の標的分子として近年注目されている。しかし、現在開発されているCTLA-4阻害剤 (抗CTLA-4抗体医薬) は、腸炎や皮膚炎などの自己免疫性疾患を生じやすいという問題がある。 ヒトの腫瘍中に存在するCTLA-4をPETで非侵襲的に画像診断できるようになれば、患者の薬剤に対する適合性を事前に調べることにより、治療の成功率の向上や無用な投与による副作用の回避=テーラーメード治療の可能性がある。
2014年11月15日
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アステラス製薬:Proteostasis社との小胞体ストレス応答を調節する治療薬創製に関する提携出典:プレスリリース 2014年11月4日、アステラス製薬は、Proteostasis Therapeuticsと、小胞体ストレス応答を調節する治療薬について、研究、開発及び商業化に関する提携契約を締結したことを明らかにした。 小胞体は、生命活動に必要なタンパク質の生産工場であり、新しく合成されたタンパク質を正しい立体構造に折り畳むとともに、不適切な高次構造の不良品タンパク質を判別し、修復ないしは分解するなどの品質管理機能を担っている。遺伝的背景、生活習慣や加齢などの要因で、不良品タンパク質が小胞体に蓄積すると、小胞体ストレスと呼ばれる細胞への悪影響が生じる。それに対して、小胞体の品質管理能力を増強させる生体応答反応が起こり、この応答を「小胞体ストレス応答」(又は、Unfolded Protein Response (UPR))と呼ぶ。小胞体ストレスは、タンパク質構造変性を伴う、遺伝子疾患、神経変性疾患、網膜変性疾患など多くの疾患の原因となる可能性がある。 本提携において、両社は、Proteostasis社が有するProteostasis Network解析とDisease Relevant Translation (DRT™) プラットホームの両技術を活用し、小胞体ストレス応答経路を選択的に調節する化合物を見出し、当該化合物のスクリーニング及びリード化合物の同定をおこなうとのこと。
2014年11月04日
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抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤「レミケード®点滴静注用100」 腸管型・神経型・血管型ベーチェット病に関する適応追加の申請について出典:プレスリリース 2014年10月30日、田辺三菱製薬は、抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤「レミケード®点滴静注用100」(一般名:インフリキシマブ)について、腸管型ベーチェット病、神経型ベーチェット病ならびに血管型ベーチェット病の効能・効果の追加に係る製造販売承認事項の一部変更承認申請を行ったことを明らかにしました。 ベーチェット病は、再発と寛解を繰り返す全身性炎症性の自己免疫疾患であり、有効な治療法が確立されていない難治性疾患です。主症状は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状であり、これらの症状以外にも、腸管や神経、血管に症状が見られることがあります。 本剤は、特殊型ベーチェット病(腸管型・神経型・血管型)に対して希少疾病用医薬品に指定されています。
2014年10月31日
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人間の描画の起源をチンパンジーとの比較研究から解明しました -人間に固有なシンボルの生成や言語の習得について描画から検証-出典:プレスリリース 2014年10月28日、京都大学、中部学院大学、滋賀県立大学の研究グループは、チンパンジーと人間の子どもに同じ条件で絵を描かせたところ、描線を何かに見立てるような、想像力に関わる認知的てきな描画はひとにしか観察できなかったことを明らかにしました。 研究成果はChild Developmentで公開される予定です。 これまでの研究から、進化の隣人であるチンパンジーなどの類人猿がお絵かきをすることはわかっています。他の動物の例と違って、教え込むのではなく、自由にお絵かきをします。 彼らが描くのは「なぐりがき」とされていて、顔などの「何か」を表した絵(表象描画)を描いた例はありません。 人間の子どもは、幼いうちは「なぐりがき」をしていますが、3歳ごろになると顔などの表象を描きはじめます。この過程にどのような発達的な変化がおこるのでしょうか。そして表象を描かないチンパンジーとの違いはどこにあるのでしょうか。 人間の実験者がお手本として簡単な形を描いてみせる模倣課題と、目などのパーツが段階的に欠けた不完全な顔の線画にお絵かきする課題です。霊長類研究所のチンパンジーたちと、1歳から3歳の人間の子どもたちを対象として、同じ方法で検査しました。 間は、まだ描線をうまくコントロールできないうちから、足りないパーツを補って顔を完成させようとします。それとは対照的に、チンパンジーは、線をなぞるなど、細かい描線のコントロールができても、足りないパーツを補って顔を完成させることはなかったのです。 人間の子どもや、チンパンジーの同属別種であるボノボ(日本では京都大学だけにいます)との比較研究に進みます。またヒトのおとなが物を見て描くときに、どのような認知プロセスがはたらいているかの研究もすすめているとのことです。
2014年10月29日
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灌流療法の発達とともに心破裂減少が明らかに出典:プレスリリース 国立循環器病研究センター、同センターで蓄積した35年以上のデータベースより、急性心筋梗塞症の致命的合併症である心破裂が、詰まった冠動脈の血流を再開させる「再灌流療法」の発達とともに減少していることを明らかにしました。研究成果は、Journal of American Heart Association10月21日(日本時間)からオンライン版で公開されています。 急性心筋梗塞症の入院中(超急性期)における死亡につながる大きな合併症の一つとして 心臓破裂の発生があります。これは冠動脈が動脈硬化・血栓により閉塞した結果、心筋組織が壊死を起こし脆弱となることにより生じます。急性心筋梗塞症の診療は、カテーテルによる冠動脈血行再建療法により大きく進歩しました。しかしこれまで致命的合併症である心破裂発生頻度の変遷に関する報告はありませんでした。 本研究の結果から、急性心筋梗塞症に対して再灌流療法が行われるようになった結果心破裂発症頻度が減少したことが明らかになりました。しかし心破裂は依然として致命的な合併症であることから、今後は再灌流障害に伴う心筋出血を抑制する心筋保護的な治療法の開発が救命率の更なる向上につながるものと思われます。
2014年10月29日
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青森県、弘前大学とイオンが「産学官による青森県の健康寿命延伸」に向けた協力体制を発足出典:プレスリリース 2014年10月28日、青森県、弘前大学とイオンは産官学による青森県の健康寿命延伸に向けて、新たな協力体制を発足することを明らかにしました。 青森県は野菜の摂取量が少ない、運動習慣が少ない、脳卒中などの加齢性疾患の死亡率が高いなどの問題を抱えています。 弘前大は県内岩木地区で健康増進プロジェクトを実施し、ビックデータを入手し、ビックデータ解析や予防医学に取り組んでいます。 イオンは2011年4月に青森県と包括協定を包括協定を締結し、青森県民の健康増進に取り組んでいます。 弘前大学とイオンリテール株式会社が共同研究契約を締結し、今後研究に取り組むということです。 10月28日からイオンモールつがる柏で、ウォーキングで健康増進をはかるプログラムが開始されます。屋外での運動が困難になる冬季(~3月24日)を対象とし、天候にかかわらずウォーキングできるイオンモール内を中心に、一日3000歩以上の継続的なウォーキングを推奨します。参加者の意欲や健康意識を高めるため、歩数に応じて健康ポイントの付与や、血圧、骨密度、体組成の定期的な測定会を実施。それらのデータの記録には「WAON」を利用したイオンの電子版健康手帳を使用。また、たまったポイントはWAONに交感することが可能。
2014年10月29日
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HP-3000(経皮吸収型特発性レストレスレッグス症候群治療剤)の 国内第II相試験結果のお知らせ出典:プレスリリース 2014年10月23日、久光製薬は経皮吸収型特発性レストレスレッグス症候群治療剤((開発コード:HP-3000、一般名:ロピニロール塩酸塩)の国内第II相臨床試験の結果を明らかにしました。 中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群患者を対象に、本剤を 1日1回投与した際の有効性および安全性について、プラセボを対照に検討しました。その結果、有効性の主要評価項目で、本剤の有効性が確認されました。また、安全性に関して重篤な有害事象は認められませんでした。 この結果により、第三相試験への移行を決定し、また今回の治験に参加した患者さんを含めた長期試験を行い、長期投与の安全性および有効性を確認するとのことです。 レストレックス症候群の経皮吸収剤は2013年2月26日より大塚製薬が「ロチゴチン:ニュープロパッチ(R)」を販売しています。
2014年10月29日
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白血球の分化を制御する仕組みの発見出典:プレスリリース 2014年10月27日、東北大学は、大阪大学との共同研究により、白血球の分化を制御する遺伝子のスイッチ(転写因子)を発見したことを明らかにしました。 研究成果は2014年10月26日(現地時間)から、Nature Immunologyにオンライン版で公開されています。 私たちの体では、侵入した病原体に対する防御は白血球により主に行われています。白血球は、「自然免疫」を担う骨髄球と「獲得免疫」を担うリンパ球に分類できます。 研究グループはBach1やBach2といった複数の転写因子が協調して働き、造血系幹細胞からBリンパ球への分化を制御していることを突き止めました。 リンパ球に分化する前の細胞(リンパ球前駆細胞)の中ではBリンパ球の分化に必要な遺伝子も骨髄球の分化に必要な遺伝子も、どちらも発現しています。今回、Bach1やBach2の遺伝子の機能を欠損させたマウスの解析から、Bリンパ球の分化の際に、リンパ球前駆細胞でBach1やBach2は骨髄球に分化するための遺伝子の発現を抑え、これによりBリンパ球が産み出されることを証明しました。 骨髄球とBリンパ球の分化は、造血幹細胞が前駆細胞へなる時に決定されると考えられてきましたが、今回の結果は、リンパ球前駆細胞は骨髄球とBリンパ球の両方に成り得る能力を持っており、Bach1や Bach2は前駆細胞がBリンパ球に分化する側に傾けるということを強く示しています。これはBリンパ球への分化を遺伝子発現のバランスから説明する新しいモデルです。このような遺伝子発現の調節には、近年注目を集めているエピゲノム注9)の変化が関わる可能性が示唆されており、今後さらに遺伝子抑制とエピゲノム制御との関連を調べていくことで、細胞分化の仕組みが明らかになっていくことが期待されます。 生物のDNAの塩基配列情報の全てをまとめてゲノムと呼ぶのに対して、塩基配列の変化によらずに遺伝子発現の制御を行う情報をエピゲノムと呼ぶ。具体的には、配列情報には変化が無いが、DNAの化学修飾やDNAが巻き付いているヒストンというタンパク質の化学修飾によって、遺伝子の発現が変化するしくみがあり、このような修飾を受けたDNAとヒストンの情報全体をエピゲノムと呼びます。 免疫のバランスの乱れは、感染症の重篤化やアレルギー性疾患などの発症につながることが想定されていることから、今回の発見は免疫関連疾患のより詳細な理解へとつながることが期待されます。
2014年10月28日
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肌はメラニンを分解する能力を持っていた!?http://www.beauty-news.jp/news_dKWh8HqOIk_640.html 高齢者の運動は脳にも効果!でも70歳を超えると効果は減少 http://www.beauty-news.jp/news_dKKVUUpdrK_196.html?right 女性は肥満や糖尿病の合併症を男性に比べて起こしにくい?http://www.beauty-news.jp/news_dKwJDFCImE_641.html?right 紫外線をカットするだけじゃない!利用する日焼け止めができる?http://www.beauty-news.jp/news_dKzzG7nCbi_752.html?right 蒲郡市チョコレートの摂取による健康効果の実証研究 中間報告会開催 http://www.beauty-news.jp/news_dKlnpSA66c_197.html?right ちょっぴり賢く「更年期のココロエ」40代からの私メンテナンスhttp://www.beauty-news.jp/news_dKcRfxkpEg_864.html?right iPS技術を利用して肌年齢をリセット!?http://www.beauty-news.jp/news_dJwgpOYUoQ_199.html 乳酸菌でインフルエンザ予防!?小学生に対する大規模調査実施http://www.beauty-news.jp/news_dJnKftIcWU_866.html 生きたまま脳神経を観察する「ラボ・オン・ブレイン」を開発http://www.daily-eye-news.net/news_aQCLdagsLO_633.html 糖尿病性網膜症・加齢黄斑変性の治療に光!網膜が血管を排除する仕組み解明http://www.daily-eye-news.net/news_aQroZneRvi_189.html BD-CUBEで医療機器や産業機器の安定稼動を見守るhttp://www.daily-eye-news.net/news_aP4GxNbEYg_301.html 電子の杖「EyeCane」が視覚障害者のナビ能力をアップ http://www.daily-eye-news.net/news_aQdcH8smp8_634.html 水晶体の細胞増殖過程を可視化!近視や乱視の発症過程に光りhttp://www.daily-eye-news.net/news_aPQugyo9S6_746.html 歯周病放置が半数以上!生活者と医療従事者の意識調査で判明http://news.dent-care.jp/?p=1014 虫歯の抜髄の疼痛異常における抹消神経に関するラットモデルhttp://news.dent-care.jp/?p=1010 うつの2大症状は脳における発現部位が異なる!?http://na-re.jp/style/?p=2613
2014年10月27日
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「未病チェックシート」を活用した「未病を治す」取組みの推進に係る神奈川県と漢方デスク株式会社との連携・協力に関する包括協定締結のお知らせhttp://www.beauty-news.jp/news_dH84KohTT0_869.html?right The Royal Swedish Academy of Sciences has decided to award the Nobel Prize in Chemistry for 2014http://www.daily-eye-news.net/news_aOSQ59wfJW_415.html?right Lactobacillus gasseri SBT2055 の経口投与によるインフルエンザの予防効果とその作用機序 http://www.beauty-news.jp/news_dIp644PiMK_535.html?right セサミンによる「運動能力低下」と「ミトコンドリア機能不全」の抑制効果を確認http://www.beauty-news.jp/news_dIBtiRQT4c_979.html?right γ-シクロデキストリンが発酵オタネニンジンの機能性成分”M1”の生物学的利用能を向上させる効果を確認http://www.beauty-news.jp/news_dIEjmjBNSQ_190.html?right 上下逆さに顔を見せると見分ける能力が低下する仕組みを解明http://www.daily-eye-news.net/news_aOP02HLlVi_304.html?right「ルビーナめぐり®」新発売について - 冷え症やむくみ・生理痛・頭重などの不調を改善する漢方薬 - http://www.beauty-news.jp/news_dIVlGZ9cMI_756.html?right 自家培養角膜上皮 治験開始のお知らせhttp://www.daily-eye-news.net/news_aO9TqP3EDG_181.html?right 身体に負担なく何度でも血中脂質を測定できる高感度分光装置を試作http://www.daily-eye-news.net/news_aPqVLwA3xu_747.html?right ラクトバチルス・ブレビス・KB290(通称:ラブレ菌)を含む飲料の継続摂取によるインフルエンザ罹患率の低減を確認http://www.beauty-news.jp/news_dJnKftIcWU_866.html?right 世界を見る目を形作るhttp://www.daily-eye-news.net/news_aPQugyo9S6_746.html?right
2014年10月21日
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「子どもが育つ 、親も育つ」―養育経験が脳の働きに与える影響-出典:プレスリリース 2014年10月20日、京都大学の研究グループは東京大学、関西大学と共同で母親は「赤ちゃん言葉」で発せいられた触覚語に対し、より鋭敏な脳活動が観察出来、触覚語を頻繁に使うと回答したほど、脳活動が明瞭であることを明らかにしたと発表しました。 この研究成果は、Scientific Reportsのオンライン版で10月17日から公開されています。 調査対象になったのは1歳半から2歳の乳児を養育中の母親17人と、これまで養育経験が無い女性。触覚刺激に触れた直後に「触覚語」を表現した音声刺激をスピーカーから流しました。その際の事象関連電位を測定して、脳活動を検討しました。 母親には、日常場面でどのくらいの頻度でこどもに向けて触覚語を使っているかを質問紙により回答してもらいました。 その結果、母親では乳児音声条件において、触覚語との間にある一致/不一致に対し、明確な脳活動の差異が認められてのに対して、養育経験の無い女性ではそうした差は見られませんでした。また、脳活動の差異は質問紙により触覚語の使用頻度が高いと回答した母親ほど、大きくなっていました。 今回の結果は、こどもと接触し、幼児語を聞き取ることにより脳活動のうち高次な認知処理過程が活発化していることが分かりました。これは、養育者が非養育者に脳活動過程を育てられている可能性を示唆します。しかし、この脳の活性化部位が人との成長にどのような関わりがあるかは今後の検討が必要と思われます。 また、愛着形成と今回の脳の活動の活性化に関しての関連性に関しても更なる検討が望まれます。
2014年10月20日
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