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河伯(かはく)

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2009.07.27
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今、アキは、小さな壺の中で、眠っています。






アキは眠っている







 ピーク時のアキの体重は5.5kgほどありました。

 普通の短毛種の猫よりも毛足が長いので、見た目は「7~8kgくらいあるんじゃね?」と言われたものです。





かつては5.5kg





 上の写真は今年の初め頃ですが、これでも4.5kg弱くらいでしたでしょうか。

 なにしろ毛がムクムクなのでマルマルとして見えました。

 健康面でも表面上は特に問題も無く「この分なら、20歳までは楽勝で生きてくれそう♪」と思ったものです。






 さっそく肝臓治療用のドライフードに替えると、下痢のほうはすぐに収まり一安心。


 しかし、「様子を見て1ヶ月後にまた検査をしましょう」と獣医さんから言われたとおりに6月に再検査してみると‥‥



 「悪化してます」




激痩せ3.3kg





 急激に食欲がなくなり、激痩せして一気に3.3kgまで体重が落ちました。

 体を触ると骨格が分かるほどに。

 とにかく、何か食べてもらわない事には話にならないので、治療用のフードに限定せず、高齢猫用のエサを各種買い揃え、その他にも猫用ミルク、スープ、流動食など目先を変えて、少しでも食欲を刺激するようにしました。





2.5kg





 力が無くなってくると、硬いドライフードは苦手になるようで、食べやすい缶詰や流動食が主食となりました。

 それでも、1日に小さな缶詰の4分の1も食べてはくれませんでした。

 体重は2.5kgにまで落ちました。

 もう頭蓋骨の窪みまでハッキリと触れました。





足腰が‥‥





 足腰が弱って、踵(かかと)をベッタリと床につける事が多くなり、下半身に力が入らない為かトイレに入っても便が出ない状態になりました。

 常に後足を引きずるように歩くので、歩くたびにツメがカリカリと音を立ててしまいます。


 かなり容態が悪くなってきたので、7月20日の予定だった3回目の検査を13日に繰り上げて、マリーに頼んでアキを病院に連れて行ってもらいました。


 結果は「黄疸が出ていて、肝硬変か腫瘍が出来ている疑いがある」とのこと。

 つまり「症状的に末期で、根本的な治療はなく、点滴で延命する他はないが、そうしても(良くて)1ヶ月位でしょう」という宣告なのでした。



 マリーと話し合った結果「治療にならないのであれば、精神的なストレスになる点滴通院は止めよう」との結論に達しました。






 アキはベッドの上に自力で登ることが出来なくなり、水を飲んでる最中にも力尽きて(その場に)横倒しに倒れてしまうようになりました。

 しかし、それでも自分の足で歩き、飼い主の後をヨロヨロと追いかけ、新しい猫缶を開けるとキッチンまで催促に来ました(結局は殆んど食べませんが)。



 7月20日 23時47分。

 アキの寝姿を確認。これが、私が見たアキの最期の生前の姿になりました。

 アキは頻繁に寝返りをうっていて、かなり気にはなったものの、翌日の仕事が早出だったので、その日は早くに休んでしまいました。





 7月21日 午前3時。


 「アキッ!息をしてないっ!」

 マリーの悲痛な叫びに飛び起きると、アキは既に固くなっていました。



 マリーはすぐに、24時間対応の動物葬儀屋を、ネット調べました。


 後で聞いた話ですが、猫は死後2時間程度で、虫が涌くことが結構あるらしいので、深夜でも早急に処置をしたのは正解だったと思ってます。


 動物の火葬業者には悪質なところもあるとニュースで聞いていたので、かなり警戒していましたが、連絡したところは対応も丁寧で、すぐに自宅まで来てくれました。


 火葬は自動車に備えているボイラーを使いますが、少々騒音が出るので、人気(ひとけ)の無い山や埠頭に移動して行います。

 遺体を渡して、後の事を全て『お任せ』にする事も出来るのですが、私達は最終的にお骨を引き取る為、レンタカーを借りて火葬場所の博多埠頭まで同行しました。

 午前4時に最期のお別れをして、5時半にはアキは白いカルシウムとなって骨壷に綺麗に納まりました。




 最後には辛い思い出をくれましたが、十数年間我々の心を癒し続けてくれたアキには本当に感謝しています。






ありがとう アキ。


キャットタワー1








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Last updated  2009.07.27 10:55:36
コメント(12) | コメントを書く


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謹んでご冥福をお祈り申し上げます  
ある冒険者 さん
最後の最後まで大事にされて、幸せなネコちゃんだと思います。

プラさんとマリーさんのお気持ちを考えると何も書けません。
どうかお体にだけは気をつけてください。 (2009.07.28 13:19:18)

Re:謹んでご冥福をお祈り申し上げます(07/27)  
ある冒険者さん

 ありがとうございます。

>最後の最後まで大事にされて、幸せなネコちゃんだと思います。
>プラさんとマリーさんのお気持ちを考えると何も書けません。
>どうかお体にだけは気をつけてください。
-----
 2人ともすこぶる元気にしております。
 マリーも「お気遣い感謝」とのことでした。 (2009.07.29 08:05:22)

寂しいです。  
長月 さん
あきちゃん、天国に旅立たれていたのですね。
いつかは訪れる別れとはいえ、辛いことと思います。
お二人の心中をお察し致します。
私も14年前に愛犬をなくしているのですが、それでも、良い思い出として、今でも愛犬を思い出しています。
あきちゃんも、きっと良い思い出として、いつまでもお二人の心に残っていくことと思います。
私も写真だけでしたが、つぶらな瞳のあきちゃんを忘れることはないと思います。 (2009.07.29 22:15:26)

Re:寂しいです。(07/27)  
長月さん

 ありがとうございます。

>あきちゃん、天国に旅立たれていたのですね。
>いつかは訪れる別れとはいえ、辛いことと思います。
>お二人の心中をお察し致します。
>私も14年前に愛犬をなくしているのですが、それでも、良い思い出として、今でも愛犬を思い出しています。
>あきちゃんも、きっと良い思い出として、いつまでもお二人の心に残っていくことと思います。
>私も写真だけでしたが、つぶらな瞳のあきちゃんを忘れることはないと思います。
-----
 確かにそうですね。
 長月さまが愛犬のことを一生忘れないように我々も(例え今後何匹新たに猫を飼う事があったとしても)ず~っと最も大きな存在として記憶していることと思います。 (2009.07.30 08:46:20)

………。  
べにお さん
もしかして、と思ってこちらに来ました。
何度も繰り返し読みました。
このページをお書きになるのも、つらかったと思います。
…うまく言葉にできませんが、私もアキちゃんのファンの1人です。ずっと忘れないと思います。
アキちゃん、お疲れさま。どうも有り難う。 (2009.08.01 22:35:34)

Re:………。(07/27)  
べにおさん

 ありがとうございます。

>もしかして、と思ってこちらに来ました。
>何度も繰り返し読みました。
>このページをお書きになるのも、つらかったと思います。
>…うまく言葉にできませんが、私もアキちゃんのファンの1人です。ずっと忘れないと思います。
>アキちゃん、お疲れさま。どうも有り難う。
-----
 今もアキは骨壷の中で我が家に鎮座しております。
 帰宅した時は、今まで通り「アキちゃん、ただいま~」と声を掛けてます。
 時には「ご主人様が帰ってきたら、ちゃんと『お迎え』しろっ! お前、死んでから職務怠慢すぎっ!」などと冗談も言ってやります。
 アキのいない暮らしにも、だんだんと慣れてきました。 (2009.08.03 09:51:38)

ご冥福をお祈りいたします。  
CONTI4X  さん
飼い主のプラさん、マリーさんだけじゃなく、
ここを見ている全ての人に
癒しをくれた偉大なアキちゃんでしたな。
皆に深く愛されたことを誇りに
天へ旅立っていったことでしょう。
精一杯天寿を全うしたアキちゃん、
そして、その様子を皆に伝えてくれたプラさん、
お疲れ様でした。 (2009.08.05 10:25:12)

Re:ご冥福をお祈りいたします。(07/27)  
CONTI4Xさん

 ありがとうございます。

>飼い主のプラさん、マリーさんだけじゃなく、
>ここを見ている全ての人に
>癒しをくれた偉大なアキちゃんでしたな。
>皆に深く愛されたことを誇りに
>天へ旅立っていったことでしょう。
>精一杯天寿を全うしたアキちゃん、
>そして、その様子を皆に伝えてくれたプラさん、
>お疲れ様でした。
-----
 確かに、こうして次々と弔問の方々が来てくれますと(我々2人だけが全世界だったアキはどうか分かりませんが)残された私達は嬉しい限りです。
 心残りなのは、もっとこのブログを更新すりゃ良かったと思うばかりです。 (2009.08.06 14:03:31)

アキちゃんが呼んでくれた気がします  
ナナちゃんママ さん
我が家の愛猫ナナも肝硬変で8月7日に息をひきとりました。20年も頑張ってくれました。老齢のわりには元気で病院の記録更新と先生も言って下さってましたが 7月に入り腹水が溜まりどんどん痩せていき アキちゃんの経過写真とそっくりでびっくりしました。悲しくて悲しくて原因を探してネットをいじってたら河伯さんのブログへたどり着きました。本当にアキちゃんが呼んでくれた気がします。そしてアキちゃんに励まされました。ありがとうございました。 (2009.08.09 13:50:19)

Re:アキちゃんが呼んでくれた気がします(07/27)  
ナナちゃんママさん

 御訪問ありがとうございます。

>我が家の愛猫ナナも肝硬変で8月7日に息をひきとりました。

 お悔やみ申し上げます。

 アキもはっきりとは致しませんが、肝硬変の疑いがありました。
 若いころに尿道結石を患ってた関係で、ずっと結石予防用のフードのみを食させてきました。
 今思えば、10歳を過ぎた頃から肝臓病予防のフードに切り替えておけば良かったか?と悔いが残っております。

>20年も頑張ってくれました。老齢のわりには元気で病院の記録更新と先生も言って下さってましたが 7月に入り腹水が溜まりどんどん痩せていき アキちゃんの経過写真とそっくりでびっくりしました。悲しくて悲しくて原因を探してネットをいじってたら河伯さんのブログへたどり着きました。本当にアキちゃんが呼んでくれた気がします。そしてアキちゃんに励まされました。ありがとうございました。
-----
 長年愛猫と暮らした人ならば、皆同じかと思いますが、どんなに愛くるしい仔猫よりも「我が老猫」のほうがずっとずっと可愛いですよね。
 ましてや、20年も連れ添ったナナちゃんを失った御悲しみは察するに余りあります。
 心から御冥福を御祈り致します。
 ナナちゃんの事、もちろんお忘れになる事など決して出来ないでしょうが、永遠に想い続けてあげてください。
 私達もアキの事、そう致します。 (2009.08.10 00:44:39)

Re:午前4時のお葬式(07/27)  
ナナちゃんママ さん
気がつくと一ヶ月経っていました。あきちゃんの画像を見るのが辛くて河伯さんのブログを封印していました。暖かい励ましのお言葉を本当にありがとうございました。あの時の私は河伯さんのブログにどんなに励まされたかしれません。感謝の気持ちでいっぱいです。これからもずっとナナへもありがとうの気持ちを忘れずに生きていきたいと思います。本当にありがとうございました。 (2009.09.12 07:31:37)

こちらこそ感謝です  
ナナちゃんママさん
再度の御訪問ありがとうございました。

>気がつくと一ヶ月経っていました。あきちゃんの画像を見るのが辛くて河伯さんのブログを封印していました。暖かい励ましのお言葉を本当にありがとうございました。あの時の私は河伯さんのブログにどんなに励まされたかしれません。感謝の気持ちでいっぱいです。これからもずっとナナへもありがとうの気持ちを忘れずに生きていきたいと思います。本当にありがとうございました。
-----
 このブログが、ナナちゃんママさんの励みの一助になったとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

 こちらも、そろそろアキの2度目の月命日を迎えます。
 御骨はまだそのままで、花を絶やさずにしておりますが、その他の部分では段々とアキが我が家にいた痕跡がなくなっていきます。
 寂しいですが、以前のような切なさではなく、なんとなく『穏やかな寂しさ』を感じているところです。
(2009.09.14 22:09:20)

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