ブログ始めてもう10年になろうといてると気づいたら
少し疲れた感があったのだけど、
疲れた感の一因は日本の現状とくに政治現象のせいだ。
ほんとは僕にはほとんど何も分からないけれど、
小沢さんのような只の政界オタクとしか思えない人物が
誰でも言えそうな正論を吐きながら脱党するというのも興ざめだし、
それに相変わらずついて行く顔つきのよくない男女にも見たくない思いだ。
今日古館さんがどういう喋り方をするかは
一応見ては見たいけれど、
彼も明らかに疲れている。
ニュース読むだけでも興ざめだろうけれど、
キャスターらしさを出そうとしても
いつも同じ調子の繰り返しになると
自己嫌悪さえ起こるのではなかろうか。
僕は彼のキレのよさは秀逸だと思うけれど、
政権交代前後の僕のブログには
口汚く蔑視するようなコメントを連発する某女がいて、
なにもそこまで言わなくてもと理解しがたかったのだけど、
僕は古館さんはいけてると思っていた。
でも、今や現実の凄みの前に
メディアのバックさえ無力になってきた。
霞ヶ関も原子力ムラも難攻不落の利権構造で、
むしろ打たれて強くなったし、
相対的に政治家の限界が国民の前に晒し者になっている。
政治家という独特の稼業の鍛錬はまだ少し生きてるから、
ほんとうは死屍累々なのに
マスメディアは相変わらずわざとらしいあの連中のことを
もっともらしくニュースに仕立てて国民に流して目潰しをかけているみたいだ。
と、
少なくとも僕は思う。
現実というものは
政治家たちの限界というものの結末ではあるから、
選んだ僕にも誰にも受け入れるしかないのに、
それでもテレビではニュースやドキュメントしか見ない「現実が好き」派には
豊かな気分は縁遠い。