戦前の甲子園で生まれた。
高校は甲子園球場の傍にあった。
結婚した妻の実家は甲子園だ。
そして現在も週に4回は仕事で甲子園エリアに行っている。
でも、
長年住んでるのは阪急沿線だし、
プロ野球阪神タイガースを応援したことはほとんどなかった。
例外は野村さんが監督をした期間だけだ。
評判悪くても一目おくところのある人物は応援したくなるのだ。
そこんとことは小沢一郎氏に対してはないんだけどね。
でも、
タイガースの長年の人気現象には興味は持ってきたし、
ファンに共感するところも少なくない。
今もパッとしないタイガースだけど、
みんなの期待に応えないでいる奇妙なマこそ
タイガースかもしれない。
愛されている可愛いコなんだろう。
大昔は、
藤村、土井垣とか傑出したスタープレーヤーがいた。
あれは吠えるタイガースだった。
バース、掛布も、岡田も頼もしかったけれど、
吠える虎というのとはちょっと違う気がした。
いわば虎が年々草食化してきた。
鳥谷は当たればキレイだけれど、
スマートすぎるフォームには当たらなければ頼りなく見えるし、
新井はなにもあんなに強振しないほうがいいのにと
見てて思ってしまう。
いちばん痛感するのは、
これはタイガースだけじゃないけど、
お立ち台でのトークが詰まらなさ過ぎる。
え?虎だろキミ、とツッコミたくなる。
それで僕の結論。
選手は虎じゃなくなった。
だからチームは虎じゃなくなった。
実は猛虎らしさは
ファンのほうだったのだ。
女子も多いし今は全国区になったけれど、
だから猛虎らしさのファン気質も
もしかしたら絶滅危惧種になってゆくのかもしれない。
そうならないためには、
おもしろくもなんともないあのジャイアンツに
もっと勝てるタイガースにならなくちゃね。