人生復刻版

Jun 13, 2016
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こぼれ落ちていたセダムを、

超ミニ缶に挿していたら、

花が咲いた。



咲いてしまった。




植物も生物だから、

命がある。

命があるから、

命には勢いがある。

命の勢いというと、

もちろんいい意味合いなのだけれど、

勢いは

やがてなくなることを意味するから、

勢いが止まってほしいと願うことも多い。



子供のころから犬は好きだったが、

いつのころからか、

飼わなくなった。

「飼う」という行為が嫌な気がし始めたからでもあるからだけど、

同時に、

先に死んでしまうからでもあった。

家族が動物を可愛がることを

好感はもってはいたが、

いずれ死ぬ時のことを思って、

家族が悲しむのがいやで、

飼ってほしくなくなっていった。


可愛がるということは、

命を慈しむということだから、

人間性に深く根差している。

それは分かってはいるのだけれど、

自分の子供たちが育って行って、

頼もしく安心な一面と、

育ってしまって可哀そうなような矛盾した感情が常にある。


いつのまにか植物に愛着をもつようになったのは、

命への称賛を共有できることがあるのと同時に、

動物ほどは命の変遷に強い衝撃を受けにくいという

自分の身勝手な都合があるようにも思う。

でも、

植物セラピーとでもいえば言えるのかもしれない。







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Last updated  Jun 13, 2016 05:31:19 PM
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