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「聖書に出てくる恐竜たち-前編」
AIG代表 ケン・ハム
創世記1章
進化論では「2億年~6500万年前に恐竜の時代があった」と
言っているが、聖書は、恐竜についてどのように記しているのであ
ろうか。
一、聖書の歴史観:「恐竜が通った7つの時代」
1.「創造された」時代
恐竜は、厳密には陸の生き物を言う。つまり恐竜は、創造の6日
間の6日目に人間よ り前に創造された。海竜や翼竜は、5日目に
創造された(創世記1章)。
2.「恐くない」時代
創造当初は、人も動物もみな菜食だった(創世記1章29~30節)。
肉食が正式に許可されたのはノアの洪水の後のことである(創世記
9章3節)。
3.「堕落」の時代
アダムが創造主からの唯一の命令に背いて罪を犯したとき、この
世界がのろわれ、死が入ってしまった(創世記3章)。動物の間に
肉食するものが現われ、互いを恐れるようになった。恐竜の化石を
調べると、骨に噛まれた跡の歯形が残っていたりして、洪水前から
肉食が始まっていたことを示す証拠がある。
4.「大洪水」の時代
大洪水のさばきを逃れるため、ノアは創造主に命じられたとおり
箱船を作った。創造主は「各種類の鳥、各種類の動物、各種類の地
をはうものすべてのうち、それそれ二匹ずつ」をノアのもとに連れ
てきて、箱船に入れた(創世記6章)。
5.「消えていった」時代
今日知る限りにおいて生きている恐竜は見つかっていない。今日、
色々な動物の絶滅が危惧されているように、恐竜も環境の変化・天
災・人間による狩猟によって徐々に減少していったと思われる。
6.「発掘」された時代
恐竜の化石が世界各地で見つかっている。進化論で恐竜時代のも
のとされていた「ウオレミ松」や「シーラカンス」は、「生きた化
石」として見つかり、今日も生きている。
7.「作り話」にされた時代
巨大な恐竜の化石は、特に子どもたちの心をとらえるが、常に、
「何千万年前」と説明されて、進化論の広告塔にされている。私た
ちは、恐竜の本当の歴史を伝える必要がある。
二、聖書に「恐竜」という言葉が出てこない理由
恐竜(Dinosaurダイナソー)という言葉が作られたのは1841
年のこと。当時大英博物館の館長だったリチャード・オーウェン卿
が、ギリシャ語の「恐ろしい(Dino)」と「トカゲ(Saur)」を組
み合わせて作った言葉。英語の標準聖書として知られる欽定訳聖書
(KJV)が出版されたのは1611年のことで、恐竜という言葉
ができる230年も前のことだった。
三、ドラゴン伝説
1.「恐竜」という言葉が作られていなかった時代に、そのよう
な生き物を指す別の言葉があったはずである。それは、「竜(ドラ
ゴン)」という言葉だと考えられる。世界各地に残されているドラ
ゴン伝説は、実際の生き物(すなわち現代では「恐竜」と呼ばれる
生き物)に関するものではないだろうか。例:ウェールズの国旗、
「聖ジョージとドラゴン退治」の物語。
2.聖書にも、竜やその他、恐竜・海竜・翼竜を指すような生き
物の描写がある。
(1)竜(イザヤ27章1節)、海の巨獣(詩篇74篇13節)。
(2)飛びかける燃える蛇(イザヤ30章6節)。
(3)火を噴くレビヤタン(ヨブ記41章、1、21節)。
(4)火を噴く(?)生き物の例:bombardier beetle(爆弾甲虫)
(5)日本のミイデラゴミムシ(俗に言うヘッピリムシ)の仲間。お
尻から100℃の高温ガスを爆発的に噴出して敵を追い払う。
四、恐竜が草食?
1.恐竜のように鋭い歯を持っている動物が草食であったはずが
ないという考えに対して、今日にも鋭い歯を持つ生き物が草食であ
るケースはいくつもある。
(例)パンダ、フルーツコウモリ、黒ウアカリ、クマ
今とは違い、罪が入る以前の時代には、すべての動物が草食であ
った(創世記1章29~30節)。
甲斐慎一郎の著書→ 説教集