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2017/12/31
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カテゴリ: BLACKLIGHT
レイトの放った弾は逸れて致命傷には至らなかった。
「チッ。だから言っただろ、無様に外しやがって。仕方ない、最後に教えておいてやるか」
さっきまでとは違い、語気の強さがバラバラになっている。
「亡国の主になったら、もうつまらんからな」
イグリスに降伏するということはつまり、フューリッドという国が亡ぶことを意味する。
「この作戦は国土を戦場にさせる前にすべてを終わらせるために立てたものだ。
 バフタールをおびき寄せるつもりが、イグリスまで出てきた時点で私の計画は狂った。
 私の首でどう状況を変えるのか、見物だな」
アルケデニックは自ら命を絶ち、静かな部屋に一人レイトを残した。

曖昧な返事でウェントソンが入ってくる。「本当に、成し遂げられたのですね」
実際は計画と違っているが、まだ口にすることはできなかった。
「ここは私が処理いたしますので、あとはお任せを。
 書状をしたためる準備は整っております」
レイトはわかった、とだけ言って部屋から出ていく。
残ったウェントソンは倒れているのが一人ではないことに気付く。「この者は・・・」
そのあとは言葉にせず、本来の目的を果たしていく。
レイトの書状はイグリスへと届けられる。
「これは、本物で間違いないのか?」と疑ったものの、
「証拠の首」が添えられていることで、信用に足ると判断する。
「思った以上にうまくいったな」と言うと、すぐさま各方面に急使を飛ばした。

ま、いいだろ。と軽く認める。「もともと統治は任せるつもりで計画してきたからな」
「ですが、情報によれば、そのレイトというのはまだ子供のようですが」
「そのあとの詳細は本部が決めることだ。とりあえず返事を書く」

その返事が来たのが昨日のことである。「これが一連の流れです」
聞き終えたリグラーは、「わかりました。・・・至急戻るんで、失礼します」

「ちっと状況が変わったんで、もういいス」と出ていく。
リグラーは脇目もふらず駆け出していった。そのあとを追ってレイトも出てくる。
「話はどうでした?」と聞かれても「いや何も・・・」と言うしかない。
それでも見当はついている。バフタールの狙いもまた降伏であるだろう。
一呼吸置いたところでビルクの存在に気付く。「あなたは・・・」
「あぁ、人質として連れて来られたようです。もう解放済みですが」





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Last updated  2017/12/31 12:01:07 AM
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