f5.6の瞳
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すっかり記事にするのを忘れていたけども、去年の末あたりからごそごそと機材を買い込んで散財するような日々を送っていた訳で。11月頃に「CONTAX G1買いました」記事を書いたけども、それでCONTAXというかZEISSに興味を持って手を出したのがY/C(ヤシカコンタックス)機種は最も不人気とも言える167MT。何せ兎角安い。でも作りは確か。何故そんなに不人気なのかと言えば、シャッターダイヤルの代わりにスライドスイッチを搭載したから、という事くらいしか考えられない。167MTにシャッターダイヤルを乗せ直した程度(だと天野は認識している)CONTAX STがそこその値が付いている事を考えれば原因は自明。要するに絞り優先メインの機種な訳で、そのくせ別に軽量という訳でもない。これで軽量小型なら、PENTAXのME Superみたいな人気は出たかもしれないが。因みに天野はかなり使いやすいと思っている。(無論、絞り優先専用機として)それはそうとしてこの167MT。どうにも見目がよろしくない。Y/Cのレンズも、やはり外装が美しいとは言い難い。(レンズは綺麗なんだけども)要するに、Y/Cの人気はその描写性能のみを柱にしているのだろう、と思う。ではその「描写」はと言えば、確かに他社とは一線を画しているのだろうと思う。ただし、単にどちらが上かとは言わない。Y/Cのレンズは、とにかく癖が強くて自己主張が激しい。レンズごとに癖はバラバラだし、共通する特徴と言えばコントラスト重視気味というところくらい。正直言って、これは「道具」じゃないよなぁ、とも思う。バヨネットマウントで自動絞りの一眼レフでAEも使えますよ。と機能的には近代的なのだが、レンズの方向性がクラシカルなままというべきだろうか。まあ、本当のクラシカルカメラは手間が掛かるし、そういう意味では非常に素晴らしい趣味カメラだと言うことなのだろう。実際問題、Y/Cでの撮影は楽しい。撮影者の意図に素直に従ってはくれないから、撮影者と被写体の関係にレンズの主張という3つめの要素が絡み合ってくる。現像したフィルムをチェックしているとき、偶然にもそれらがうまくかみ合ったカットが混ざっていたりすると無性に嬉しくなってしまう。そういう危ない橋を渡りたくなければ、Y/CレンズでもZEISS系ではなくてYASHICA系を選べば安定した(逆に言えば面白味に欠けた)性能を発揮してくれる。因みにこういった気まぐれな性質は、CONTAX Gシリーズでは一変して撮影者に協力的になる。Y/Cがエキセントリックで天才肌の芸術家だとすれば、CONTAX Gは優秀な執事だろうか。ただ、この優秀な執事は残念なことに老眼で、AFの性能に難ありなのである。CONTAX G2は老眼鏡を新調したのか、AF精度がそこそこに上がっているものの、やはりMFが使えないというのも少々味気ない感じもする。どうにもCONTAXというブランドは、総じて少々飛んだ感じの性質を持つらしい。(旧Contaxも含めて)まあ、そこがZEISSらしいと言えばZEISSらしいのだけども。なんだかんだ言っているけども、天野はCONTAXもZEISSも好きなのだと思う。逆立ちしても信者にはなれそうにも無いけれども。
2008年01月29日
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