今日の朝日新聞から。
▼『共感したくて「キラキラ」、生きづらさの中を生きる』というタイトルで
キラキラファッション満載で異色の女性誌 『小悪魔ageha』
(月刊・インフォレスト社)のことが取り上げられていた。
▼出版不況の中、発行部数は当初の5万部から昨年(08年)には
30万部に伸ばし、大成功の部類に入る雑誌に成長した。もともとは
「キャバクラ嬢」向けに作られた雑誌だろうと嘲笑っていた関係者が
多かったし、別に関係者ではないがボクもそう思っていた一人だった。
▼なぜこの雑誌がフリーターやOLに受け入れられ部数を伸ばすことが
できたか? その理由を学者さんたちが分析していたが、ボクにはよく
わからなかった。ただひとつだけ、なんとか理解できそうだと思えたのは、
女性編集長氏の言葉。
▼ 「
高校中退とか色々あって、生き方が分からずに夜働き始めた子とか
が普通にいます。働いて生活して、やっと欲しいものを買ったり。でも、
苦しくて悲しいのは、人間だから仕方ない。私たちこれでいいんだって
思える雑誌を作りたかった」
▼女性誌界の保守本流に位置する「Can Cam(キャンキャン)」(小学館)
と決定的に異なる点は、人生のリアルな暗さを共有する「みんなの中にアタシがいる」という感覚。なんだか現在の(よろしくない)世情が生んだ
ヒット雑誌に思えてくるのだ。
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