奈良産業大硬式野球部をめぐる療養費不正受給問題で、近畿学生野球
連盟は31日、臨時理事会を開き、リーグ戦など公式戦の出場禁止期間
を6か月間とするなどの処分案を決めた。
日本学生野球協会の審査室で最終決定される。
出場禁止となれば、春の1、2部リーグの入れ替え戦にも出場できないため、
2部に降格して秋季リーグから再出発することになる。すでに解任されている藤原忠理前監督と前コーチは無期限の謹慎とした。(読売新聞)
コトの経緯はこうだ。
同大学の硬式野球部・総監督が経営する整骨院が、実際には施術を受けて
いない同部の部員を利用して、奈良県などから療養費を不正受給していた
ことが、先月(2009年1月)発覚し、同部の監督や一部のコーチが解任された。
この事態を受け、奈良産大は謹慎するものの、むしろ選手は被害者である
として、春季リーグには出場したい旨を連盟側に伝えた。
だが、上記のとおり、近畿大学野球連盟はこれを拒否。これまで23ヶ月間、
延べ900人近い部員が関わっていたことを問題視。部員にも一定の責任が
あると判断し、厳しい処分を下した。
奈良産大・渡辺野球部長のコメント。
「野球部の前近代的なことが美徳として残っていることが問題。再発防止の
ため、それを払拭するするような組織作りをしたい」
(スポニチ)
厳しすぎる処分だなぁ・・・![]()
選手は被害者じゃなかろうか。監督やコーチから言われれば、従わざるを
得ないだろう。「療養費の不正受給」なんてこと、選手は知らないだろうし、
言われたことをやったまでのことなんだろうし。
部長のコメントにある「前近代的な美徳が問題」。
これもある側面ではその通りだけど、野球部をはじめとした体育会には、
「上意下達」が伝統を育むという効果だって期待できるもの。
今回は結果として悪い面に影響したけれど、「前近代的な美徳」と言って
一概に否定すべきものではないし、まして選手たちから公式戦出場の機会を
奪う必要など(断じて)ない。
※奈良産業大野球部のOBには、元・近鉄や阪神の 湯舟敏郎
氏(興国高)や、
先のドラフトで阪神から1位指名を受けた 蕭一傑
(日南学園高)らがいる。
【東京六大学2025秋】小早川毅彦氏の始球… 2025.09.28
【東京六大学2025秋】開幕カード。慶應、7… 2025.09.14
【東京六大学2025春】東京大学vs.横浜高校… 2025.03.08
PR
Keyword Search
Calendar
Comments