2009年11月22日に行われた 「セ、パ両リーグ誕生60周年記念試合・プロ選抜vs
大学日本代表」
のこと。
■この試合で登板した全18投手の内、最も多くの打者と対戦した(7人)のは、
ホークス・ 大隣憲司
(京都学園高-近畿大)だった。大隣が登板したのは6回表。
この回先頭の 小林誠司
(同志社大2年、広陵高)に初球を中前安打を打たれ出塁を
許すと、送りバントと内野安打で一死一・三塁のピンチを招く。そして2番・ 多木裕史
(法政大1年、坂出高)にカウント2-0と追い込み、併殺を狙って低めに投げた3球目
(142km)を多木に上手くすくいあげられ、それが適時打となって大隣は1点を失った。
試合前、大隣の恩師・ 榎本保
監督(近畿大監督)が言っていた。
「今日の試合は、大隣がサービスしてくれないかな?」
その願いが通じたか、大隣は榎本監督の期待どおりに1点をプレゼントした格好だ。
この長いイニングを終えてベンチに戻る時、大隣はまるで苦虫を噛んだような表情。
後悔の残る登板だった。
■昨日(2月5日)、キャンプ先の沖縄・宮古島で転落死したオリックスの 小瀬浩之
(尽誠学園高-近畿大)は、大学時代は大隣の一年後輩だ。報道によると、「自殺」の
可能性が高いらしい。
「オリックス」「沖縄」「転落死」
という言葉を見ると、ボクは 三輪田勝利
さんを思い出して
しまう。
※1998年、オリックス編成部長だった三輪田さんが、九州共立大・新垣渚の獲得を
目指し交渉を進めていたが難航。そして11月27日、同職在任中のまま那覇市内で
転落死した状態で発見され、自殺と断定された。
■大隣、小瀬の訃報に接してのコメント。
「受け入れがたいです。ショックを通り越しているというか...。自主トレ打ち上げの時に
『対戦できるようにお互い頑張ろうな』と交わした言葉が最後になってしまった」
(サンスポ)
近畿大・榎本監督のコメント。
「正月返上で自主トレをしていた。キャンプに行く前には『応接間のテレビ、今度新しい
のを買ってあげますよ』と元気に話していたのに......。天才と繊細が同居していた選手
だった」
(報知)
オリックス・ 岡田彰布
監督のコメント。
「訳が分からん。きのうまで、元気にグラウンドでやってたわけやから。そんなん、
考えられへんやん」
(サンスポ)
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