■以下、デイリースポーツより。
最大級の怒号がスタジアムにこだました。「何やっとんじゃボケエ!」。楽天星野監督の視線の先で、ルーキーの島内が転んでいる。1点を追う八回無死満塁。中村が右飛を打ち上げる。犠飛で同点。誰もがそう思った次の瞬間に、ミスが起こった。
打球の行方を追おうとしたのか、ベースから足が離れてしまい、慌てて戻ろうとした時に島内は足を滑らせ、スタートを切れなかった。「あんなの見たことない」とキレる指揮官。結局この回無得点。島内は報道陣からのどんな質問にも「ハイ、ハイ」と答えるのが精いっぱいだった。
■今朝のテレビ『サンデーモーニング』(TBS系)には、ベンチに戻り青ざめた島内の表情が映った。島内の名を聞いても、それが誰なのかボクは分からなかった。調べてみて、初めて島内とは、 星野仙一
監督の後輩・明治大にいた島内宏明だったことを知った。
そうか、昨秋のドラフトで楽天に入団したんだ・・・!?
ま、やってしまったことは仕方がない。近いうちに汚名返上のプレーを期待したい。
■ 島内宏明
。
明治大時代は、打席でやけに落ち着き払った、いかにも「明治」っぽいいしぶといアベレージヒッターだった。ただwikipediaには50m走、5.8秒の走力と紹介されていたが、主に3番・4番を打っていたせいか、走力に優れた選手とは気づかなかった。4年間通算の盗塁数がたった「3」だったし。
出身高校は石川・星稜高。
2007年夏の甲子園に1番・ファーストで出場した。だが初戦で長崎日大高と対戦し、スコア1-3で敗退した。自身の成績は3打数1安打、1四球。チームメイトには國學院大を経て読売に入団した 高木京介
がいた。
(参考)2007年夏の甲子園は、佐賀北高の「がばい」旋風に沸いた、あの大会である。 決勝で広陵高のエース・野村祐輔が逆転満塁本塁打を浴びて敗れた
。
明治大時代。
島内は、その広陵高・ 野村祐輔
とチームメイトになる。3年秋は打率.400を残すも規定打席に達しなかったが、4年春は.385を残して打撃十傑の3位、そしてベストナインに。続く秋もベストナインに選出された。チームメイトには他に、ペーチェット病と戦いながら読売に育成枠で入団した 柴田章吾
もいた。
《島内、明治時代の成績》 東京六大学野球連盟HPのデータを編集した。
| シーズン | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四死球 | 三振 | 打率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
2010年秋
|
9 | 25 | 10 | 1 | 2 | 1 | 3 | 4 | 0.400 |
|
2011年春
|
12 | 39 | 15 | 0 | 4 | 2 | 6 | 8 | 0.385 |
|
2011年秋
|
13 | 43 | 15 | 1 | 6 | 0 | 16 | 2 | 0.349 |
|
計
|
34 | 107 | 40 | 2 | 12 | 3 | 25 | 14 | 0.374 |
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