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まだ気持ちの整理は全くついていないけど、振り返る意味でもここに残しておこうかと思います。 皆さんはstillbornという言葉を知っていますか? 日本語に訳すと「誕生死」という意味です。 詳しく書くことはしませんが、助産師になって初めて「誕生死」に、つい最近直面しました。 助産師になって、お産がすばらしいものであることは身をもって分かっていました。それと同時に2つの命を預かる怖さ、お産は母児にとって命がけであることを分かっていたつもりでした。 でもいざこのような場面に直面した時。 「どうしてこの子が?」という思いでいっぱいでした。 普通に元気に生まれるはずの命だったのに。 ついさっきまで元気にパクパクと脈打っていたあの子の心臓がもう再び動き出すことはありませんでした。 必死に産婦人科・小児科の医師が蘇生をしましたが、命の灯火は、はかなくも消えてしまいそうでした。 「なんで?どうして?」と自問自答しながら蘇生の介助につき、祈りながらバギングをしました。 最期はお母さんの胸の中で抱かれながら赤ちゃんは天国へと旅立ちました。 お産は本当に命がけです。 命がけであるからこそ「無事に生まれてよかったね、おめでとう」なのです。 すべてのお産が無事におわるのにこしたこそはありませんし、それは私達産婦人科で働くスタッフ一同の願いでもあります。 でもやはり今回のように悲しいお産となる場合もあります。 このことはけして忘れてはいけないことだし、もちろん忘れることはできないでしょう。 幸せに生まれてくることが当たり前のように思いますが、それを当たり前と思ってはならないし、常に2つの命を預かるという責任と使命感を持っていき続けなければならないのだと。 ひとつの詩を紹介します。 STILLBORN 私は希望に満ちて、あなたを宿していた その、長い九ヶ月の間 私は思い出す あなたを宿したあの親密な時を 時々蹴ったり、動いたりしているのを感じた あなたが私の中でゆっくりと成長するにつれ あなたはどんな子かしらと あなたの濡れた頭が、のぞいたとき 女の子?男の子? なんという喜びの瞬間よ 私はあなたの産声を聞くはずだった そして、あなたにこんにちはと言うはずだった あなたのために、みんな揃えて あとはあなたを迎えるばかり… 手足ににじむ汗 私の小さな呼び声が夏の空に混じり あなたは産まれた あなたは産声をあげなかった 私達はこんなことになるなんて、思ってもみなかった あなたの誕生は意味がなかったの? それともあなたが私を見捨ててしまったの? 人々はあなたを生きていなかったと言うでしょう あなたを死産と記録するでしょう けれどもあなたはあの時からずっと生きていました 私の暗いお腹の中で そして今、私があなたを思う時 あなたの死は本当だったのですね でも、私にとってあなたはやはり産まれて来たのです 私はあなたを永遠にわすれないでしょう 私の赤ちゃん あなたはいつでも、私と一緒 今も、ずっと私のもの 生も死も、同じように意味があるのです Leonard Clark
April 15, 2006
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2年目になって初のお産はとても怖いお産でした。無事に生まれたからよかったものの・・・出血を主訴に来院した経産婦さん。もともと妊娠中から胎盤の位置が低め→低位胎盤と診断されていました。(でもその割に自己血がとられていない・・どーゆーことだ)出血は止まらず、だんだん増えていっている状態。内診では児頭よりも胎盤・コアグラを触れる。今の時点のモニタリングでは赤ちゃんは元気。でも出血はとまらない。最終的には経膣で生まれたけれど。。。赤ちゃんもお母さんも無事だったけど。。。でもとても怖かった。常々思うのはお産はお母さん・赤ちゃんにとって命がけであるということ。だからこそ生まれてふんぎゃあって泣いてくれた時にほっとする。無事に生まれてくれてよかった。泣いてくれてよかった。ありがとう・・・って。
April 5, 2006
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昨日から新年度の始まりですね。私は深夜明けだったので寮に帰るなり寝ていましたが・・・(笑)この1年で沢山の人たちに出会いました。お産のママさん・ベビーちゃんはじめ、婦人科の患者さん・他科の患者さん。どの人との出会いも私を成長させてくれたと思います。今振り返ればこの1年はあっという間でした。もう1年?という感じ。1年前の私はどうしていただろうか。初めて社会人として働くことにただただドキドキしていたように思います。毎日緊張の連続だったけど、気さくなスタッフの皆のおかげで少しずつなじめていけたように思います。プリさんはとても厳しい人だけど、育ててもらったなぁという感じ。2年目を迎えるにあたり、今以上に判断力を養っていきたいと思います。幸か不幸か(笑)新人さんは入ってこないのでまだ一番下っ端ですが、それに甘んじないよう頑張らないと。この1年でとりあげさせていただいたベビーは62人。62人それぞれのお産がありました。怖い思いも数え切れないほどしました。それでも無事に生まれたときのあの安堵感。お母さんの笑顔・涙。あの瞬間の感動と喜びを忘れることはないでしょう。搬送になってしまったけれど、今日はミルクをどのぐらい飲んだの!と嬉しそうに話すお母さんの笑顔。おっぱいがやっと出るようになったと喜ぶお母さん。満足して寝ているベビー。1ヶ月健診でこんなに大きくなりましたと顔をだしてくれるお母さん。生の瞬間とは逆に、死という瞬間にも立ち会うこともありました。胎児異常でのやむなくの中期中絶。婦人科ターミナルの方の死。人が亡くなる瞬間に立ち会うこと。まだまだ私にとっては難しく、どうすればよかったのか分からないことも多いです。色々な出会いを通してこれからも大きくなっていきたいと思います。
April 2, 2006
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