ARCO IRIS

ARCO IRIS

2005年05月15日
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5月13日(金)、首都ラ・パスからスクレ市に移動。

どうやら気圧と高度の関係で離陸までにかなりの助走が必要らしい、と誰かが言ってたなぁ。
飛行機の中から見る景色もすばらしかったー。山の頂上すれすれのところを飛ぶしね。

さて、ここスクレは、町並み全体が世界遺産になっているところ。
標高2800m。ラ・パスより「かなり酸素濃い!」。相変わらず坂は多いけど、ラ・パスの比じゃない位ゆるい坂だし数も少ないからとっても楽。
スペイン植民地時代に建てられたコロニアルな建物が沢山あって、それらは全て、真っ白な建物に赤レンガの屋根。
世界遺産ゆえ、新しく建物を作るときは必ず壁を白く塗らなきゃいけない、という決まりがあるそうです。
町全体が白いし、どの通りもよく似てるから、いったい今どこを歩いてるんだかよくわからんくなってくる。迷いまくり・・・。

世界各地からの観光客も多くて、「ここ、ほんとにボリビア?」と疑いたくなるようなおしゃれなカフェやレストランもたくさん。まじでびっくりした。

スクレに到着した日に、配属先であるNGOの人に連れられて、活動予定地の村を視察してきました。
スクレはすごく街なのに、ちょっと離れるとまだまだ本当に小さな村(と言うか「集落」)が多い。
水道と電気は通ってるけど、家の中にトイレがある家庭はまだまだ少なかったり。スクレの町との格差に驚く(ちなみにラ・パスやスクレの街中では、物乞いの親子がたくさんいます)。

続いて、村人の前で自己紹介。ちょっと緊張。うまく溶け込めるように頑張らなきゃねー。このあたりの集落では、スペイン語のほかにケチュア族の言語であるケチュア語も話されてます。
ケチュア語しか話せない人も結構いるから、その習得も必須。
あーーーーー、スペイン語もままならないのに、その上、ケチュア語かよっ!
でも、住民とコミュニケーション取るには覚えるしかないからなぁ・・・。

私が住む家も見たけど、本当に質素な部屋。窓が一つあるだけでほかには何もない。これからここに住むんだなぁ、とぼんやり考えてました。
ちなみに村人は先住民系のインディヘナの人達です。余談ですが(前にも書いたかな?)、南米の先住民インディヘナは、元々は私達日本人と同じ人種的ルーツを持ってるという説があります。モンゴル系ってことね。アジア大陸からアラスカを通り、北アメリカ大陸に渡った後、南下して南アメリカまで来たらしい。
だから、顔つきが良く似てるんです。「こういう顔のおじいちゃん、日本にもいるいるっ!」っていうことが多い(笑)。いや、まじで。


むむむ、ほんとにやっていけるんだろうか、と一抹の不安を抱きつつも、いやーやって行くしかないでしょ、だって来ちゃったの自分だし、なんて思いながらスクレへ帰っていったのでした。

いよいよ明日午後、活動地のその村へ移動します。
生活用品も買い込んだしねー。洗濯用のタライとかバケツとかトイレットペーパーとか食器とか、いろいろ、いろいろ。あっ、マットレスも買わなきゃ。
とにかくドキドキ、ワクワク、ハラハラ、ウキウキ(っつーか死語?)です。
これからが本番。がんばりまーす。











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最終更新日  2005年05月23日 09時11分42秒


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