ARCO IRIS

ARCO IRIS

2006年02月13日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
前回の続き。

毎日新聞2006年1月23日の記事を抜粋すると。



http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/archive/news/2006/01/23/20060123ddm007030095000c.html

ボリビア:先住民、世界遺産に集結 米大陸から1万人、“同胞”大統領の誕生祝う
【ティワナク(ボリビア西部)藤原章生】
22日に就任する南米ボリビアのモラレス次期大統領(46)をたたえる先住民の儀式が21日、ボリビア西部の世界遺産「ティワナク遺跡」で執り行われた。メキシコやエクアドル、アルゼンチン、米国など米大陸12カ国の先住民代表ら約1万人が集まり、ボリビア初の先住民大統領の誕生を祝った。
 ティワナクには、インカ以前の紀元前1580年ごろから紀元1133年まで独自の文明があったとされる。「神のエネルギー」が降り立つという儀式で、モラレス氏は自身が属するアイマラ族の祈とう者の赤と黄を基調とした衣装などを授かった。

 南米最貧国のボリビアの先住民は人口の60%を占めながら、スペイン植民地時代から土地と天然資源を奪われ、90年代まで政治から疎外されてきた。貧富の格差や差別は今も根深い。
 モラレス氏は国内の富裕層らに対して「我々はあなた方、ボリビアの中間層や知識人を誇りに思う。だから、あなた方も我々先住民を誇りに思ってほしい」と和解を呼びかけた。
 さらに、ボリビアで処刑されたキューバ革命の英雄、チェ・ゲバラと18世紀の先住民の英雄トゥパク・カタリの名を挙げ、「彼らの夢を実現するため、先進国が貧困や惨めさを放置するような世界を変えていこう」と締めくくった。
(毎日新聞 2006年1月23日 東京朝刊)



というわけで、招待された各国代表が大統領に挨拶をするため次々に登壇したのですが、2度ほど観客から大ブーイング。
それは米国と国連の代表者が前に出たとき。やっぱりボリビアは反米・反帝国主義の色が強いんだなぁ、と実感した瞬間。

補足。キューバ革命の英雄「チェ・ゲバラ」とは・・・。
本名はエルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ。
1928年アルゼンチンの中産階級の出身。
医学部在籍中、南米諸国を旅する中で先住民問題・労働問題など南米の社会問題に出会い、革命の必要性に目覚める。その後メキシコで出会ったフィデル・カストロ(現・キューバ国家評議会議長)とともに1959年キューバ革命を成功させる。

現在イゲラ村近くのバジェ・グランデ市にゲバラ博物館、ゲリラ兵の墓などがある。
大学時代の南米旅行を描いた映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」が2004年~2005年にかけて日本でも上映され、大きな反響を呼んだ。この映画のサントラも好評(おススメです)。

              ティワナク遺跡での儀式。7色の旗は「先住民の旗」。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年02月15日 07時46分08秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

カテゴリ

コメント新着

エレア@ 静かな町です 私はこの祭りでティンクを踊りました! …

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: