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そらまめ48 @ Re:高橋幹さんの新作(07/28) 深夜にこんばんわ。角田奈穂です。 少し寝…

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2023/09/08
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カテゴリ: 美術 絵画 教室



ヨーロッパの町並みには日本にはない深い文化を感じると小倉さんは言ってました。そしてそこにある空気、香り、光を表現できれば良いなとつぶやいていました。
小倉さんは決して町並みの風景を写実的に正確に表現しようとしていません。
というより、この場所で感じた空気感、光明感に対する印象の正確さを求めているように感じます。

20世紀初頭にヨーロッパで生まれた印象派、そして野獣派(フォービズム)、或いは表現主義の絵画と似通った要素がこの絵から感じられます。それらの流れには写実と言っても全て作者自身の心のフィルターを通した表現がメインの柱として存在します。ゴッホ、モネ、マティスなどの絵画には自然に対して作者の感じた印象が光り、空気などを媒体として表現されています。

小倉さんの絵画にはオーストリアの町並みを表現していますが、そこには小倉さん自身がこの風景から感じ取った印象を、また小倉さんの心を全面的に表現したのだと感じます。
私はこの絵画を見て、風景の写実と言うより小倉さんの熱い思い、圧倒される空気そのものを全面から感じさせられます。

夕暮れ時だと思いますが、建物の中から放たれる光、そして旗の揺らめき、風船からはこの場所に存在する空気、風、道の石畳からは人々のざわめき、香りなどを感じさせてくれます。それらは全て小倉さん自身がこの場所から受けた印象なのでしょう。作者が感動した印象を鑑賞者も同じように絵画を通して感動できることは素晴らしいなと思います。

絵画の面白いところはこういった作者の受けた思いを絵画という媒体を通して、同じように感じられる楽しみがあるということなのかもしれません。

これから小倉さんがどんな表現をするのか、とても楽しみです。





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Last updated  2023/09/08 11:58:15 AM
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