「歩きつなぎの旅」の記録

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タロウ@ Re[3]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 たいへんおそくなりまし…
きんじろう36@ Re[2]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウ様 8月25日、兄はタロウさんの…
タロウ@ Re[1]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 お返事ありがとうござい…
きんじろう36 @ Re:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウさん。兄から再度メールが来ました…

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2008.02.01
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カテゴリ: (完結)四国遍路




05:30起床、06:15「民宿白地荘」を出発する。今日が今回の区切り打ちの最終日。箸蔵寺と雲辺寺を越えて萩原寺まで、かなりきつい行程である。池田の町に差し掛かる頃、元日の朝を迎える。時折車が通るだけ、歩くひともない静かな年明けである。

三好大橋を渡り、箸蔵寺への遍路道を探す。ここから登るのかなと見当をつけたところに、ちゃんと遍路マーク。山道と石段で標高差400mを登り、08:30別格第15番箸蔵寺に着く。この寺の鐘楼は天井の穴から下がる綱を引くことにより撞けるようになっている。鐘自体は鐘楼の2階にあり、外から見えない変わった構造。教会の鐘を鳴らしているような感じだ。日陰に雪の残る境内で、初詣の家族連れに混じってお参りする。

舟原集落から国道32号線に下る山道が遍路地図では不明確なので、寺の駐車場係のおじさんに聞いてみる。「あの道、上から覗くとだいぶ草が茂っとるみたい。通れるかなあ」との返事。とにかく行ってみることにする。

舟原は道が入り組んで、どこから下ればいいのか全然わからない。農家でおばあさんに尋ねると、「もう少し先の道端に古いお墓が4つくらい並んどるから、その脇から降りられる」教えてくれる。100mほど行くと言われた通りお墓があり、細くて急な山道が下に延びている。

下りはじめるが利用されている様子はほとんどなく、薄暗くひどく荒れている。半分くらい降りた辺りから、道路工事用と思われる目印テープが、木の幹や枝に多数巻き付けられている。テープはずっと続き、やがてひょっこり道路工事現場の先端部に出る。国道から舟原に向かって道路の新設工事中らしい。石仏や丁石があったところを見ると、この山道はかつての遍路道なのかも知れない。工事が進めば消えてしまう運命なのだろうか・・・。

元旦から交通量の多い国道32号線をしばらく歩く。左折して県道268号線にはいると、車はほとんど通らない。雲辺寺までまだ15km、昔からの道のようで時々丁石を見かける。11:00下野呂内の神社でパンと缶コーヒーの昼食、日向なら寒さを感じない穏やかな日和だ。


(後編につづく)





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Last updated  2008.02.01 11:58:52
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