「歩きつなぎの旅」の記録

「歩きつなぎの旅」の記録

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

タロウ@ Re[3]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 たいへんおそくなりまし…
きんじろう36@ Re[2]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウ様 8月25日、兄はタロウさんの…
タロウ@ Re[1]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 お返事ありがとうござい…
きんじろう36 @ Re:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウさん。兄から再度メールが来ました…

Calendar

2014.09.02
XML




09:30 東京メトロ 神谷町駅、【 東京歩きめぐり 第25回 】を歩き始める。桜田通りからひと筋西の裏通りに入り、「葺城(ふきしろ)稲荷神社」に立ち寄る。急勾配の石段を上がって崖の上の鳥居をくぐると・・・・・、傷みが目立つ境内では、おじさんが1人 ベンチで昼寝中。周囲の慌ただしいオフィス街とは異質の、静かで不思議な空間がある。

2014.09.02-1

葺城稲荷神社の隣地は、2009年(平成21年)に閉館したホテル「虎ノ門パストラル」の跡地で、現在は広々とした駐車場。その隣りも、1991年(平成3年)に廃校となった「鞆絵(ともえ)小学校」跡地。因みに鞆絵小学校は、1870年(明治3年)増上寺の敷地内に開校、1871年(明治4年)今の場所に移転。「日本最初の公立小学校」とも言われる。

2014.09.02-2

桜田通りを渡り、ひと筋東の裏通りを行く。「栄閑院」に寄って「史跡 杉田玄白墓」を見学。東に折れ、1930年(昭和5年)竣工の「愛宕隧道」を抜ける。「出世の石段」を上り、「愛宕神社」を参拝する。86段、高低差 約20mの 出世の石段の由来は、長くなるので 愛宕神社のHP 参照。

2014.09.02-3

愛宕神社は、見どころがいっぱい。まず、山の証しの三角点。愛宕山の標高は25.7mで、23区内の自然の山としては最高峰。新宿区にある標高44.6mの箱根山は、人造の山である。社殿の手前には、撫でると福が身につくという「招き石」。とりあえず、撫でておく。調べてみたが、由来は不明。

2014.09.02-4

池に近づくと、陸に這い上がらんばかりの勢いで、鯉が押し寄せてくる。大口を開けてひしめく様は、まるで餓鬼のよう。こいつら、日頃 エサをもらっていないのだろうか。境内には「櫻田烈士愛宕山遺蹟碑」なる石碑もある。1860年(安政7年)桜田門外の変で、襲撃者たちは当日ここに集合したとのこと。

2014.09.02-5

曲垣平九郎の「顔ハメ看板」まである。こういう看板は直立姿勢のものが多いけれど、動きのあるここの絵は、出世の石段の故事を上手く表現している。自分が子供だったころは、顔ハメ看板が観光地のお約束だったと記憶している。最近はあまり見かけないような・・・・・、あまりにチープな感じゆえ、減ってしまったのかも知れないが、そのチープさが好きなんですよね。

2014.09.02-6

遊歩道で愛宕山を下り、青松寺へ向かう。連絡口にあるオブジェ「誕生童子と花祭り童子」は、奈良県のゆるキャラ「せんとくん」の作者・籔内佐斗司氏の作品。そう言われると、確かに顔が似ている。境内の非常に分かりにくい場所に、「勘助地蔵」がある(調べてみると、こちらはレプリカのようで、本物は関係者以外立入禁止の墓地にあるらしい)。勘助地蔵の由来も、長くなるので こちらのブログ

2014.09.02-7

芝学園下に出て、東京慈恵会医大を半周。「鏡照院」脇の「末廣稲荷大明神」に寄ってから、真福寺へ向かう。ここにあるのが「勝軍地蔵菩薩」。甲冑を身に着け、馬に乗った姿の銅製地蔵である。解説板によると、1603年(慶長8年)徳川家康が愛宕神社に勧請、1923年(大正12年)関東大震災で焼失、1934年(昭和9年)造顕とある。

2014.09.02-8

新虎通りに出て東へ歩く。今年3月に開通したこの通り沿いに、昭和の残滓のような建物が見られる。ひっそり裏通りに隠れていたのに、開通により、思いがけず陽の当たる場所に引き出された感じ。南に折れて日比谷通りに入る。「浅野内匠頭終焉之地」石碑。解説板に「舊・田村右京大夫屋敷跡にして元禄十四年(辛巳三月十四日)に浅野内匠頭の自刃せし所なり」とある。「舊」は「旧」の旧字体。干支の「辛巳(かのとみ、しんし)」は、1701年に当たる。

鹽竈(しおがま)神社に立ち寄ったあと、1912年(大正元年)創業の菓子店「新正堂(しんしょうどう)」に入る。新正堂がもともと、浅野内匠頭が自刃した田村右京大夫の屋敷跡の一角にあったことから、1990年(平成2年)に「切腹最中」を発売。この店の看板商品になっている。

2014.09.02-9

サラリーマンが仕事上の失敗を詫びるため客先に行くとき、手土産として切腹最中を持参すると、ウケて丸く収まるとか。バラで買うと、1個200円。3個 購入する(自宅に帰って食べてみると、たっぷりの餡子のなかに餅の一種である求肥が入っていて、とてもおいしい)。

2014.09.02-10

1987年(昭和62年)のJR発足から四半世紀以上経つというのに、未だに「国鉄労働会館」の看板を掲げる「交通ビル」の前を通り、第一京浜を横断する。11:20 ビルの谷間の「日比谷神社」、【 東京歩きめぐり 第25回 】はここで終わり。


神谷町駅 → 日比谷神社 : 6.0 km

東京-25 文字





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.09.04 08:58:13
コメントを書く
[(完結)東京歩きめぐり] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: