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2005年12月15日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
インディラ・ガンジー・インターナショナル・エアポート。近代的な綺麗な空港だ

税関を通過した私が1番最初にすることは通貨の両替だ。すぐに空港内の銀行を見つ
けた。このような作業は他の国で慣れている。たとえ2軒銀行があってもレートが多
少なりにでも違うのでチェックする必要がある。しかし今回は1行しか見当たらな
かったので他に道は無い。そこでとりあえず1万円を両替した。あとで気が付いたの
だがその時にレシートを受け取っていなかった。これが後で問題になるとは思っても
みなかった。
インドの通貨はルピーで1ルピーが2.5円位。1万円と言う数字が2.5倍になった。同

て荷物を待っている。預けた荷物の無い私は1番先に空港を飛び出した。
夜も遅いのに到着客を待つ人込みが見えた。外へ出る前の空港内にタクシー会社の
カウンターが目に入った。ガイドブックに「右側にプリペイドタクシーのカウンター
があり、レートは高いが交渉が無いだけに便利」と書かれていたことを思い出し、5
歩ほど戻ってそのカウンターへと向かった。
行き先はニューデリーにある「ブライト・ゲスト・ハウス」。生まれて始めてのイ
ンドだが、そこに行けば日本人の友人が待っていることになっていた。彼と合流さえ
出来れば後は何も問題ない。まずは彼が待つゲスト・ハウスまでたどり着くことが先
決だ。
カウンターで行き先を告げ、日本円で2千円近い金額を払った。高いとは思ったが右
も左も分からないので仕方が無かった。カウンターから無線機を持った1人の男が一

5分ほど待って来たタクシーが、タクシーの形をしていない。以前フィリピンでも、
このようなことがあったので気にはしない。
太った運転手の運転でニューデリーへと向かった。まったく地理の分からない私は
黙って乗っているしかなかった。
運転手が英語で「インドは初めてか?」と聞くので舐められてはいけないと思い「2

その後、沈黙のまま20分ほど車は走った。抜け道なのか、裏道なのか、ときたま薄
暗い細い道を走られると多少でも不安になる。
しばらくして、ある細い道に入り車は停車した。
「ここがブライト・ゲスト・ハウスなのか?」と聞くと
「もう1度住所を見せてくれ。」と言い出した。
「お前、場所を知らないのか?」
「いや、ここが私の事務所で地図があるから、ちょっと降りてくれ。」
「なに~ぃ!」
おい、おい、さっそく始まったか!案の定インド人は信用できない、と言うか最初
から信用はしていなかったが、こんなに早く事が始まるとは予想もしていなかった。
こうならない為に、空港内で高い料金を払ってタクシーを頼んだ私は、事の成り行き
に気分が悪くなった。
頭に多少血が登り、タクシーを降りて事務所に乗り込んだ。土地勘が無い私は、今
どこに居るのかさえ分からない。
夜遅いというのに事務所には1人の男が居た。
「ホテルは予約してあるのか?」
「友達が待ってるからブライト・ゲスト・ハウスまで早く俺を送ってくれ。」
「もしかしたら友達が待っていないかもしれないからホテルを予約したらどうだ?」

「そんな心配は無い!」
そんな会話をした後、啖呵を切って事務所を出た私は、運転手に文句を言ったら、
「パハール・ガンジにあるブライト・ゲスト・ハウスまでは車が入れない。」とふざ
けた事を言い出した。もう堪忍袋の緒が切れる寸前である。
「だったら、ニューデリーの駅まで連れて行け!」
車に乗って2分もしないうちに駅前に付いた。
チップをせがむ運転手に脇目もくれず車を降りた私はバックからガイドブックを取り
出し、場所を確認した。
あたりは真っ暗で多少の人並みはあるものの閑散としていた。暑いと思っていたイン
ドが暑くない。暗くてよく分からなかったが空気が悪い気がした。
場所を確認するとパハ-ル・ガンジ通りは汚らしい薄暗い寂しい通りだった。車も
入って行かないような通りにさえ見えた。
本当にここなのか?ガイドブックの地図を見ていた私は渋谷のセンター街や池袋の
サンシャイン通り、最低でも所沢の1番街か狭山市の七夕通りを予想していた。
通りに足を踏み入れ、すれ違うインド人の男に聞いてみたが、間違いなくパハール
・ガンジ通りだった。その後3人にブライト・ゲスト・ハウスの場所を尋ねた。こう
見えても結構私は心配性である。
しばらく歩くとブライト・ゲスト・ハウスの看板が見えた。暗い通りにポツンと明
かりが点いている事務所みたいだ。デスクに座っていた男に泊まりたいと言う事を告
げたら部屋は空いていると言う。
「私の友人が先に泊まっているはずだ。」と言ったら親切に探してくれた。が、見つ
からない。3箇所に聞いてくれたがそのような客は居ないと言う返答だった。
困ってしまって腑抜け状態になってしまった私だが、他に場所も知らないし、行く
場所も無いので泊まることにした。1泊100ルピー(250円)だ。金額的には問題な
い。
事務所から3軒ほど歩くと建物の間に鉄の扉があった。扉をあけるとボーイのような
若い男が出てきた。階段を上がり、吹き抜けのある踊り場へ出て、その先の階段を上
がるとヨーロッパ系らしい男女6人が怪しい煙を吹きながら「ハロー」と挨拶してき
た。映画「ビーチ」に出てきそうな風景である。
部屋に案内されたが四畳半位の真っ白な部屋には2つのベットのみしかない。トイレ
もシャワーも2階にある共同だ。べつに寝るだけの私には何も問題なかった。荷物を
降ろした私は友人のことが心配になりメールをチェックする為にインターネットカ
フェを探すことにした。部屋を出る前にバックに南京錠を掛け、そのバックを自転車
用のチェーンでベットの足に括り付けた。部屋には鍵が無かったので大切なものは全
て身につけて持ち歩くことにした。
1階まで降りてボーイに飯を食う場所とカフェの場所を聞いたら右側に歩いていけば
見つかると言った。





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最終更新日  2005年12月15日 19時09分50秒
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