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最近、よく聴いているのがこのCDです。
イギリスを代表するプログレバンド「ジェネシス」の歴史を
俯瞰できる3枚組みベストアルバム。
プログレ的楽曲が初めて登場した2作目「トレスパス」(1970)から
97年作の今のところ最新作「コーリング・オール・ステーションズ」まで
オリジナル・アルバムから選りすぐりの40曲を厳選したもの。
今回のベスト盤はピーター・ガブリエルが中心人物だった初期から、
ヴォーカルがドラマーのフィル・コリンズに交代した中期から後期までを、
時系列に沿って編集している点が特徴といえます。
ただしディスク1が97年から83年、ディスク2が81年から76年、
ディスク3が74年から70年と、デビュー作を除いた14作品ごとに
過去に遡って曲が並んでいるのがこのベスト盤の特徴。
アルバムでいえば「コーリング・オール・ステーションズ」~「ジェネシス」~
「アバカブ」~「ウインド&ワザリング」~「眩惑のブロードウェイ」~
「トレスパス」という流れで曲が並んでいます。
ただしフィル・コリンズが脱退してレイ・ウィルソンをヴォーカルにたてた
「コーリング・オールーステーションズ」はディスク1の最後に収録。
このベスト盤の企画は、いろいろなミュージシャンやグループの
「プラチナム・コレクション」というベスト盤シリーズをリリースしている
ヴァージン・レコードが企画したものに、オリジナルメンバーで
今も現役のマイク・ラザフォードやトニー・バンクスが便乗したもの。
しかも初期~中期のほとんどの音源をラザフォードの腹心、
ニック・デイヴィスがリミックスしていて、オリジナル・ヴァージョンより
音質がくっきりと向上しているのが、わかります。
収録曲の中に特別レアな音源はありませんが、
シェネシスの歴史をヒット曲や代表的なスタジオ音源でたどったという点で、
コアなジェネシス・ファンはもとより初心者にもアピールするのは確実。
ファーストアルバム「創世記」が選曲から漏れているのは残念かもしれませんが、
彼らが正式なプロ・デビュー作と認めたくないという思いの表れでしょう。
私はフィル期なら「ウィ・キャント・ダンス」「インヴィジブル・タッチ」
「トリック・オブ・ザ・テイル」、ピーガブ期なら「怪奇骨董音楽箱」
「フォックストロット」「月影の騎士」の3部作に大作「眩惑のブロードウェイ」
などの作品をよく聞きます。
曲でいうと「サパーズーレディ」「ファース・オブ・フィフス」などの
初期の名曲が収められているのがうれしいです。
早く一枚一枚リマスター盤で再発してもらいたいと思います。
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