暁太郎の日記随想

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暁1929

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コースケ@ お、俺のおtmtmがぁ――!! もう、もう……なんも出まへぇーん!(TT…
ゆう@ とうとう出ちゃったね うわさは本当だったよ。 http://himitsu.…
kissakem @ 6カ国協議延期と核保有宣言 暁さんのご意見に同感です。相手のあるこ…
中澤 照道@ Re:14日の日記(01/14) 相撲がお好きなようですね、私も相撲は大…

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2006/04/12
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カテゴリ: カテゴリ未分類



 loveの寝姿に右足の親指の爪が伸びているのに気づいた。早く切ってやらないと以前の左足親指の爪をはがして、血だらけになった2年前を思い出した。獣医に見せて数日後には、直ったのだが、同じことを繰り返す可能性があるなと感じていた矢先である。

 散歩から帰って、ボール遊びをせがむので庭で遊んでいたら、3回ほどの後 右足を庇うように歩いてきて、咥えたボールを力なく落とした。よく見ると右足の爪がぶら下がっているように見え、血がにじんでいる。

 今朝気がついたことが、現実となって、またも爪をはがしたようだ。家内に抱かせて爪を切ってやろうとしたが、やはり獣医に診せる方が良いだろうと、以前避妊の手術をしたことを覚えていて、犬猫病院は嫌うので、車で出かける。

 車から降りても、記憶が蘇ってきたのか、入り口から離れようとする。順番が来て、抱いて手術室に入ったが、心臓は時めいているし、震いも来ている。獣医は腕の毛を刈り、血管を探って注射を打つ。余りなかないのに一声鳴いた。

 麻酔なのだろうか、5分もするとぐったりと力が抜けた。爪は根本から折れていて骨が露出していた。可愛そうに、しきりに舐めていた姿が浮かぶ。血止めなのか、薬をつけて包帯、今度はまたも覚醒の注射である。これも少しずつ目覚めるようだった。

 家内に追い縄を預けて、車で帰ろうとして、途中で状況を見ようとしたら、私の姿が判ったのか、家内が連れて行こうとする方向とは反対の私の方に歩こうとする。抱かれて痛いことをさせた私なのに、それでも私を慕うのである。可愛い。
 車を置いて自転車でloveのいる場所に出かけると、「なかなか歩いてくれない」と言う。私に代わって、安心したのか、まだ麻酔が切れてないのか、それでもよちよちを歩き出した。

 そのけなげな姿と、私を信頼している気持ちが伝わって、目が潤む。途中で抱っこして家の中に連れて入った。傷を舐めるでなく、安心した姿で、食事はしたが、かれこれ4時間ほど眠っていたであろうか。



 愛情をかけてやればそれには必ず答えて従順なloveに、何か人間以上のものを感ずるのである。





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Last updated  2012/04/18 03:59:29 AM
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