Atelier Casablanca -ダンスドレスの部屋－

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忙しくて更新が遅れており申し訳ありません。

先週末はIDSFスタンダード世界選手権を観戦するため、ウィーンまで行ってきました。
会場の美しさや規模、観客の数など、私が今まで知っている国際試合と比較して桁違いに大きかったです。

世界選手権と併催で各年齢別のIDSFオープンが開催されていましたが、私たちは自分たちの競技が終わった後にIDSFオープンラテンやユース、ジュニア、ジュブナイルの競技を観戦。
全ての級の選手がプロも真っ青のハイレベルで本当に驚きました。
ジュブナイルやジュニアの競技会では10歳前後の子たちが子供とは思えない素晴らしい技術＆表現力でラテンを踊っていて大変驚きました。ちなみに、決勝に進出しているカップルの大半がロシアまたは東欧系でした。
成長期にあるジュニア選手が石なしでもしっかりティアードスタイルのゴージャスなドレスを着ているのにはさすがに首をかしげてしまいましたが・・・。

なお、IDSFオープンラテンでは私の友人でオーストリアチャンピオンのアンナ・チェモドゥロワとリーダーのズファー・ザリポフが決勝5位に入賞しました！

さて、世界選手権の結果は次の通りです。

2位　ベネデット・フェルージャ＆クラウディア・コーラー（ドイツ）
3位　アンドレア・ジジアレリ＆サラ・アンドラッキオ（イタリア）
4位　マラト・ギマエフ＆アリーナ・バスューク（ロシア）
5位　シモーネ・セガトリ＆アンネッテ・スドル（ドイツ）
6位　エマヌエル・ヴァレリ＆ターニャ・ケーレット（デンマーク）

ついにファイナリストのリーダーは6人のうち5人までイタリア人になってしまいましたね。ファイナリストの中で私が素晴らしいと思ったのはジジアレリ組とセガトリ組です。動きが滑らかで大変美しく、音楽性豊か、ラインも美しく、またドレスのセンスもよかったです。

最もスピードがあって目立つのはボスコ組ですが、相変わらず音楽と種目の特性を無視して自分たちの世界に入り込んで踊っているため、私は好きになれませんでした。ちなみに、彼らは来年よりターンプロすると言う噂があります。

フェルージャ組は3位に落とされるかも。。。との下馬評もありましたが無事準優勝タイトルを維持。リーダー「は」の技術は素晴らしいと思います。残念ながら人間的にあまり感心できないような場面にも遭遇しましたが…

4位のギマエフ組は順当だと思います。6位のヴァレリ組は大変なバランスが素晴らしいカップルで、初ファイナル入り！でも、私は個人的には7位になってしまったコノヴァルツェフ組を決勝で見たかったです。
コノヴァルツェフ組の踊りは大変エネルギッシュで元気があり、2次予選から目立ちまくっていました。観客の人気もすごかったです。

世界選手権は各国2組ずつの代表に出場権があるため、ダンスがあまり盛んでない国の代表も出場します。チラッと見た一次予選とリダンスでは、C級レベルの選手もいたのでかなり驚きました。トップ24組以上は全て大変すばらしかったです！

↓表彰式の写真