心の健康と子育てを考える              ベイサイドカウンセリング  Part2

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2006.08.20
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 大学に入学してきたある女子学生は、とても明るい性格だった。その学生があるとき、「先生、私の母は週に何回か私に短い便りをくれるのです。母は、『もしあなたが家にいたら、食事や洗濯やいろいろなことで時間をとられるのだから、遠くで寮生活をしているあなたにはせめて便りを書いてあげなければね』と言って手紙をくれるのです。」と話してくれたことがある。

 子どもが遠くにいても自分自身のことのように感じ取ることができる。これが愛するということであって、「これを着なさい」「あれを食べなさい」「これをしてはいけない」などとうるさく言うことは、たとえ自分では子どもを愛しているからと思って言ったことであっても、必ずしも子どもを愛していることにはならないのである。この共感的理解というカウンセラーの姿勢がこの母親にはあった。

 家庭内暴力は、通常、登校拒否にも関係がある。また、学校におけるいじめにも無関係ではない。そして親としてもっと憂慮しなければならないのは、こうした状態が長く続いていくということである。成人した後も社会に適応できないままでいる子どもを抱えることになる。子どもをかばうのでもなく、自分の見栄を張るのでもなく、まずこの種の問題の根本は両親の子どもに対する態度がカウンセリングを通して変えられ、子どもに対する見方が変わってこなければならないということに早く気がつくことである。

              田渕昭三著 「もっと楽~に生きるための12章」(福音社)より




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Last updated  2007.06.05 16:47:44
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