心の健康と子育てを考える              ベイサイドカウンセリング  Part2

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2006.08.29
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 先日、テレビ番組に「動物と話ができる人」が出演していました。どこにでもいる普通のアメリカ人女性でした。ごらんになった方もいらっしゃると思いますが、彼女は、動物と話してその気持ちが分かるというのです。

 視聴者のある家庭で犬が家族に噛み付いて困ると言うので、その方が行って犬の様子を見てみることにしました。その犬は、小さい子どもの頃から家族の一員として可愛がって育てられたのですが、数年前から凶暴になり、家族に吠え、噛み付くということでした。テレビに映し出されるその犬は、まるで狂犬のように歯を剥き出し、目を吊り上げて吠え続けていました。

 動物と話ができるという彼女が近づき、犬の気持ちを読み取ると、次のように言いました。

 「犬は、おばあさんを怖がっています。おばあさんが数年前、長い棒のようなもので犬を脅したので、それ以来、おばあさんやおばあさんと仲良くする家族を怖がるようになったのです。」

 おばあさんを犬のそばに連れてくると、確かに気が狂ったかのように吠えていました。おばあさんは、数年前、庭をほうきで掃いていたときの事を思い出しました。おばあさんがほうきで掃いていると、犬が足元でじゃれてきました。なかなか掃除が進まなくて困ったおばあさんは、ほうきで地面をとんとんと叩き、犬を足元から追い払ったのです。おばあさんとしては全く悪気はなかったのですが、これが、犬のトラウマとなり、恐怖心から虚勢を張るようになったというのです。

 この事情を知った家族、特におばあさんは、犬に謝り、優しく接するよう心掛けるようになりました。その結果、数ヵ月後には元通りの、優しい可愛らしい犬に戻り、家族になつくようになったのでした。

 人間の世界でも、ちょっとしたことで相手を傷つけてしまうこと、また、その結果、相手が誤解したり、逆恨みをしたりして関係がこじれてしまうということがあるのではないでしょうか。知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまっていることがないか、自分自身を振り返り、反省させられました。

 おばあさんは、犬との関係を回復するため、自分の非を認め、温かく、優しく接しました。これを見て、人間も関係回復のためにできることは、同じじゃないかなと感じました。相手のことを本当に思っているという気持ちを表して、接していくうちに、冷たく閉ざされていた心が溶かされていくのではないでしょうか。

 どうして、この女性に犬の気持ちがわかったのか、最後まで、大変不思議でしたが、犬の気持ちを人間に置き換えて、いろいろ考えてみることのできる大変興味深い番組でした。


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Last updated  2007.06.05 16:45:05
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