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NHKの特集番組や新聞の連載記事などでも「うつ病」が頻繁に取り上げられるようになってきました。それだけ、「うつ病」で苦しんでいる方が急増しているということでしょう。近年、「うつ病」は「心の風邪」とも言われるようになり、誰でもかかる可能性がある、ありふれた病気と言われるようになってきました。
しかし、実際にかかってみると、風邪とは比べ物にならないくらい、つらい病気であるとともに、「うつ病」が精神疾患であることから偏見の目で見られるという苦しみを味わうこともあるのです。
さて、「うつ病」とは、どういう病気なのでしょうか。なんとなく気分がすぐれないとか、落ち込んで何もする気がしないという憂うつな気分になることは誰にでもあるでしょう。これを「抑うつ気分」と呼びます。正常な場合は、これが一時的であり、しばらくすると元気を取り戻して今までどおりの活動ができるようになりますが、「うつ病」では「抑うつ気分」の状態が数週間から数ヶ月間続き、日常生活に支障をきたすようになってしまいます。
よく、「うつ状態」という言葉を聞きますが、「うつ状態」イコール「うつ病」ではありません。「うつ状態」は、他の神経症や精神疾患、身体的な疾患、薬剤の副作用などによっても起こりますが、「うつ病」は、「抑うつ気分」だけではなく、「うつ病」特有の他の症状が見られるのです。・・・・・つづく