心の健康と子育てを考える              ベイサイドカウンセリング  Part2

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2006.11.30
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テーマ: ニュース(96643)
カテゴリ: カテゴリ未分類
 昨日、教育再生会議より「いじめ問題への緊急提言」が発表され、賛否両論を呼んでいます。(下の方に毎日新聞の記事を載せていますので、ご存じない方は読んでみてください。)

 yahoo!のアンケートによると、この提言を評価できないという否定的な意見が多数を占めています。理由は、様々あるようです。
 昨今のいじめ自殺問題に対して、政府としては何もしないわけにはいかなかったのでしょう。黙って見過ごすのではなく、直接、いじめ問題を正面から取り上げようとしたことに対して、私はある程度評価できると思います。
 ただし、いくつか思うところはあります。
 まず、教育再生会議のメンバーの中にどうして現場の教員がいないかということです。これは、非常に不思議です。現場の生の声を聴かないで、どうやっていじめの本質を語ることができるのでしょうか。この提言を読むと、もっともらしい事は書かれているけど、何かが欠けているような気がするのは私だけでしょうか。有識者の皆さんばかりでは、いじめの実態やそれにかかわる教員の苦労などはわからないのではないかと思います。
 いじめの加害者に対する措置については、出席停止の是非や奉仕活動の効果、別教室での指導の効果などについて様々な意見があり、結局出席停止案は見送られたようです。Yahoo!のアンケートによると、傷害事件として警察が介入することを望む声もあるようですが、いずれにしても、なぜいじめが起きるのかという根本的な問題やいじめる側の心理に関して語られていないことに疑問を感じます。もちろん、いつの時代にもいじめはあり、いじめを根絶することは難しいでしょう。しかし、直接、子供にかかわる教員や大人がいじめの心理を理解したり、クラスのメンバーがより親しい友達関係を作るための心理的な技術について考えることは必要なのではないかと思います。
 いじめをなくすことも大切ですが、いじめを起こさないことはもっと大切なのではないでしょうか。
 いじめ加害者の保護者とのかかわりも重要でしょう。家庭での様子を聞いたり、厳しく監督してくださいとか、注意してくださいと言うだけでなく、もっと、根本的な面に迫るかかわりを保護者とする必要もあるのではないでしょうか。
 また、いじめられた側が転校するという案も悪くはないし、必要なときもあると思いますが、何度も何度も転校するわけにはいかないでしょう。いじめられている側の子供に非があるわけではないと思いますが、上手に人間関係を築く術を身につけさせることも必要なことだと思います。親子のかかわりや信頼できる先生とのかかわりを通して、いじめによって傷ついた心が癒され、自分の存在価値を確認し、強く生きていける日が来ることができるよう導いていくことが我々大人の役目ではないでしょうか。





   教育再生会議 「いじめ問題への緊急提言」を決定 (毎日新聞)- 11月29日より

 政府の教育再生会議(野依良治座長)は29日午前、首相官邸で第3回全体会合を開き「いじめ問題への緊急提言」を決定、発表した。相次ぐいじめによる自殺を受け、いじめをした子どもに対する指導、懲戒の基準を明確にし、社会奉仕や別教室での教育など「毅然(きぜん)とした対応」を取るよう、学校に求めた。「いじめを見て見ぬふりをする者も加害者」との指導を学校が子どもに徹底することも促し、いじめに加担するだけでなく放置・助長した教員も懲戒処分の対象とすることを明記した。
 安倍晋三首相は会合であいさつし、提言について「即実行できるものは実行する」と述べ、対策を急ぐ考えを示した。再生会議は、緊急提言を文部科学省や都道府県教委を通じて学校、保護者に呼びかける。
 提言では「いじめは反社会的な行為として絶対許されない」との認識を強調。いじめた子どもへの懲戒、指導については「社会奉仕、個別指導、別教室での教育」を校内規律を維持する例として示した。懲戒では出席停止の明記も検討されたが、見送られた。池田守男座長代理(資生堂相談役)は終了後の記者会見で委員の意見が分かれたことを認めたうえで、「(出席停止も懲戒基準の)一つの選択肢としてあっていい」との見解を示した。
 教員への処分については、児童・生徒をいじめた場合の処分を規定した東京都教委などを例に、全国の教委に同様の規定の導入を呼びかけた。
 また、「いじめを解決するのがいい学校」との認識を示し、学校による隠ぺいの排除を図った。学校や教委、保護者が連携していじめ撲滅に全力を挙げることや、教委が学校支援のためのサポートチームを結成するよう要請。いじめを理由とする転校が認められていることを児童・生徒や保護者にしっかり伝えるよう注意喚起したうえで「いじめの解決を図るには、家庭の責任も重大」と指摘した。
 再生会議は10月25日に「いじめ防止の緊急アピール」を発表している。その後も同様の事件が続き、重視姿勢を示す必要があると判断し、「社会全体に対する再生会議の(いじめ撲滅の)決意表明」(池田氏)として、提言を取りまとめた。【平元英治】
 ◆政府の教育再生会議が29日まとめた緊急提言は次の通り。
 「いじめ問題への緊急提言」

(1)学校は、子どもに対し、いじめは反社会的な行為として絶対許されないことであり、かつ、いじめを見て見ぬふりをする者も加害者であることを徹底して指導する。<学校に、いじめを訴えやすい場所や仕組みを設けるなどの工夫を><徹底的に調査を行い、いじめを絶対に許さない姿勢を学校全体に示す>
(2)学校は、問題を起こす子どもに対して、指導、懲戒の基準を明確にし、毅然とした対応をとる。<例えば、社会奉仕、個別指導、別教室での教育など、規律を確保するため校内で全教員が一致した対応をとる>
(3)教員は、いじめられている子どもには、守ってくれる人、その子を必要としている人が必ずいるとの指導を徹底する。日ごろから、家庭・地域と連携して、子どもを見守り、子どもと触れ合い、子どもに声をかけ、どんな小さなサインも見逃さないようコミュニケーションを図る。いじめ発生時には、子ども、保護者に、学校がとる解決策を伝える。いじめの問題解決に全力で取り組む中、子どもや保護者が希望する場合には、いじめを理由とする転校も制度として認められていることも周知する。
(4)教育委員会は、いじめにかかわったり、いじめを放置・助長した教員に、懲戒処分を適用する。<東京都、神奈川県にならい、全国の教育委員会で検討し、教員の責任を明確に>
(5)学校は、いじめがあった場合、事態に応じ、個々の教員のみに委ねるのではなく、校長、教頭、生徒指導担当教員、養護教諭などでチームを作り、学校として解決に当たる。生徒間での話し合いも実施する。教員もクラス・マネジメントを見直し、一人一人の子どもとの人間関係を築き直す。教育委員会も、いじめ解決のサポートチームを結成し、学校を支援する。教育委員会は、学校をサポートするスキルを高める。

(7)いじめを生まない素地をつくり、いじめの解決を図るには、家庭の責任も重大である。保護者は、子どもにしっかりと向き合わなければならない。日々の生活の中で、ほめる、励ます、しかるなど親としての責任を果たす。おじいちゃんやおばあちゃん、地域の人たちも子どもたちに声をかけ、子どもの表情や変化を見逃さず、気付いた点を学校に知らせるなどサポートを積極的に行う。子供たちには「いじめはいけない」「いじめに負けない」というメッセージを伝えよう。
(8)いじめ問題については、一過性の対応で終わらせず、教育再生会議としてもさらに真剣に取り組むとともに政府が一丸となって取り組む。




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Last updated  2006.11.30 18:26:30
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こんにちは・・・  
イニシア  さん
真剣なご意見であることを十分に理解したうえでの私見ですが・・・

おっしゃるような果たしていじめる側の心理の分析は本当に意味があるでしょうか。

私は、その意味は殆どないと思います。

窃盗や万引きの犯罪心理を分析するより、まずそれが人権侵害という日本国憲法違反の重大な犯罪だと社会的に定義し、コンセンサスを確立すること、そして防犯には戸締りをすることがその対策ではないでしょうか。

これは人権の窃盗という重大な犯罪です。

どんなに窃盗する人の心理を分析しても、それを防止することにつながるとは思えません。

盗む側の原因に一理があったとして、また原因が何かが分かったとしてもそれほどの意味があるとは思えないのです。

イジメる側に正統な理由があったとして、イジメができなくて自殺した人がいるでしょうか?

また、イジメが申し訳なかったと深く反省して自殺した人がいるでしょうか?

イジメた方は、イジメを禁じられても別に死にはしないのです。

コトの重軽において大きな誤謬があるように思えてなりません。

イジメる側とイジメられる側にはとてもなく大きな非対称性が存在します。

ドロボーの心理分析をする暇があったら、どう戸締りをするかを考えた方が有益と思います。

とどのつまり、ボスによる恐怖政治か、ストレスの八つ当たりか、快楽麻痺かのいずれかでしょう。

それ以外の理由があって、我々が納得できる事情があるのなら、日本国憲法に照らして正しい理由があるならば、あるいはイジメないと死ぬところだったのならば、イジメた本人が堂々と主張すべきです。

それすらないのにドロボーに同情、あるいはその更正を優先するのは、人格や命まで窃盗され、命を絶った人に対する仕打ちとしては非情すぎると思います。

・・・すみません。
率直に感じたことを申し上げました。失礼をお許し下さい。

(2006.12.01 02:24:03)

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