私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2014年02月05日
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カテゴリ: 千の朝
f362



 ひとたび言語ができあがると、語句は、なるほど事件やイメージを意識のなかに喚びおこすかもしれない。

 しかし語句が積極的に機能するとき、それはまた、方向づけられた思考の多忙で、有効な担い手として、自己誘導の催眠状態にストッブをかける。

 この事実は、不眠症の経験のあるびとたちには、よく知られている。

 もし原始人が最初は自己自身の過剰なイメージ造出能力の神経症的犠牲者に近かったとすれば、言語の発明と洗練は、原始人をイメージの圧倒から防ぐ、有力な禁圧機関として作用したであろう。

 無意識界から噴出する白発的イメージを、意識的過程に属するコトバ記号で置き換える方法により、人間は、自分の全生活をいっそう大きい制御の下におけるようになったであろう。

 原始的思考の多くは、まだ夢うつつで、子供じみて、呪術風でありつづけているであろう。

 しかし、コトバの本性そのものにより、思考それ自身は、中心志向の方向をとってくる。

 時がたてば、無意識界からの離陸そのものによって、思考は合理的、知性的、実際的領域を拡げるのに役立つであろう。






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最終更新日  2014年02月05日 05時44分53秒
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