私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2014年07月21日
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カテゴリ: 千の朝
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 人口、コミュニケーション、大都會、生活様式、對外関係、生産、何よりも人間の要求と世界把握の仕方……そのほか。

 天皇機關説は憲法運營の公的見解であり、幣原外交は攘夷ではなく、普通選擧や新聞の論調は……そのほか。文明仝體は混乱と動搖をつづけ、國は變つた。

 これらさまざまの大要素には目をふさいで、ただフランス革命云々の理由から、一世紀に近い波瀾をぬかして前と後とを直結してしまうのは、あまりにもはなはだしい飛躍である。

 大正末昭和初めのころをぬきにして、その直後のファッショ化を論ずるのは、ちようどワイマール憲法時代をぬきにしてナチスの成立を論ずる(そのような説明もある)と同じような、あやまりだと思う。

 歴史は一日の空隙もなく連續しているのであり、今年の事情が来年の様相を生む。大切な時期をとびこして、その前後を圖式でつなげることはできない。

 ノーマンの論理はただ部分的眞理に着目して、それを全體として主張しているのである。

「昭和の精神史」 竹山道雄 新潮叢書





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最終更新日  2014年07月21日 06時12分59秒
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