私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2015年12月17日
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カテゴリ: 千の朝
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 しかし、その違和感や抑圧感が、自分一人のものでなく多くの人間にとって普遍的に現われているという感受があるときに、ひとびとは、いわば社会の”矛盾”を直観することになる。

そしてそのことは正当な理由をもっているのである。

 なぜなら、一般的な(世界像)や価値観は、ある意味ではひとびとが生きる上での現実的な理由を構成しているものだが、それがまた多くのひとびとにとって抑圧的なものと感じられるとき、そのことは、人間の生に形式を与えているこの(世界像)(つまり共通の了解事項)が、矛盾を孕み普遍性を失っていることを意味しているからである。

 そしてこういう場面で、ひとびとはこの(世界像)を編み変えてゆくべき現実的な動機を与えられるのである。

 一般的に、「世界について」考える”思想”の動機は、こういう場面から発している。

 どんな思想も、そういった人間の現実の場面から立ち上り、時代の中で(世界像)の新しい普遍性をめざす。

 それはしたがって最終的に、ある社会的本質を持っている。

「現代思想の冒險」 竹田 青嗣 毎日新聞社





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最終更新日  2015年12月17日 06時03分32秒
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