私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2016年01月13日
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カテゴリ: 千の朝
f823


 ロシア人の意識に苦痛な記憶を遺した。
 それはわれわれの歴史に汚点を残したのである」
 と述べた。

 ここでスターリンはこの演説の中で
 もっとも有名な言葉を口にした。

 「われわれ古い世代はこの汚点を
 四十年のあいだ取り除こうとして待っていた。
 この日がついにやってきた。

 無条件降伏の文書に署名した」

 日露戦争を真珠湾と取り替えてみると、
 スターリンとトルーマンの演説が
 いかに似通っているかに気がつく。

 しかし、このマルクス主義とは無関係な、
 きわめて民族主義的な語句は、
 その次に来るこの演説のなかでも
 もっとも重要なくだりへの序文だったと言ってもよい。

 「これは南サハリンとクリール諸島がソ連に引き渡され、
 今後ソ連を太平洋から孤立させるのではなく、
 またわが極東への

 ソ連をこの大洋と結びつけ、
 わが国を日本の侵略から防衛する
 基地となることを意味する」

 演説のこの箇所は、
 スターリンの極東での軍事作戦の動機を説明している。


 イデオロギーや革命的利益を
 その動機として認めることはできない。

 そしてこれはスターリン個人のみが抱いた動機ではなく、
 ソ連の政治・軍事エリートに
 広く共有されていた価値であった。

「暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏」 長谷川 毅





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最終更新日  2016年02月10日 07時19分01秒
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